【感想・ネタバレ】『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月22日

夫を脳溢血でなくした妻が主役の物語。下町で育ち、品のない親に育てられた夏葉子。名家に嫁ぐも、夫ともそんなに仲がよいわけでもなく、そんな折、40代で旦那を亡くしてしまう。義理の父や母は、自分の親と比べると立派で尊敬していたが、夫の死後も嫁として、将来自分達やひきこもりの義理の姉の面倒を見るように期待さ...続きを読むれる。
夫の浮気相手が出現したり、新たな恋人ができるが、ろくでなしだったりと様々なことが続く。 
そんなこともあり、嫌になるが、自分の家は気に入っているから、ここは離れたくはない。そんな時に助けてくれたのは、実家の父だった。また、姻戚関係終了届なるものが、役所で提出すれば姻戚関係をリセットできることを知る。
この作者は、身近で起こりそうな事をリアルに書き、最後には一番いい選択肢を選ぶ主人公が多いと思います。とても面白く、小気味よいです。

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Posted by ブクログ 2023年10月11日

最近ハマっている垣谷さんの小説。今回も面白かった!
実際にどこかでありそうなお話。読みながら主人公と一緒にイライラしたり、モヤモヤしたり…続きが気になって一気に読んだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月07日

嫁という立場、その他同じだなあというのが色々あって頷きながら読みました。つぶしてもよい人間、と言うセリフには嫁の立場の人にははっとさせられるでしょう。嫁の役割、とかキレイな言葉でうまく言われますが、このセリフは一番的を得ていると思います。気付かされた、と言ってもいいかも。

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Posted by ブクログ 2023年10月01日

いつも通り前半は嫌なやつのオンパレードで見ててイライラするけど後半はスッキリとした展開になる。必ずしも勧善懲悪ではなくみんな分かり合えない中で苦労してる者同士だよねって思える展開がいい。

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Posted by ブクログ 2023年06月10日

ある晩、46歳の夫がホテルで急死。東京に出張に行くと言っていたが、亡くなったのは地元のビジネスホテル。
子どもは居ない、自宅は団信保険のおかげでローンは無くなった。これから一人で自由気ままに暮らせると思ったが…自宅の合鍵を持つ姑が勝手に家に入り込んだり、謎の女サオリが現れたりと思い通りにならない。
...続きを読む夏葉子は自由を取り戻せるのか?
早くに夫が亡くなるとこんなにも面倒があるのか…
「姻族関係終了届」覚えておかなくちゃ
解説も勉強になりました!

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Posted by ブクログ 2023年02月25日

40代なかばで夫に急死された夏葉子。仕事人間だった夫とはまともな夫婦関係を築けていなかったため、亡くなっても悲しいというより自由になった、という感想をいだく。しかし現実は真逆。姑や親戚からの「嫁として夫の親族の世話をしてね。」という圧力がリアルで怖いっ!
夏葉子の感じる閉塞感にこちらまで息が詰まりそ...続きを読むうで、一気読みしました。
お父さん、グッジョブ!
「姻族関係終了届」覚えました。

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Posted by ブクログ 2024年04月09日

単に夫が嫌いなのかと思ったら、残された嫁や周りの人達にはいろいろあるって気付かさせる。垣谷美雨さんは、読みやすくて知らない現実を教えてくれるので、お気に入りです。

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Posted by ブクログ 2024年04月07日

昭和?の常識を覆し続けてくれる垣谷美雨さん。さすがです。
旧家に嫁いでしまった方、ご近所の方という監視カメラに縛られている方、是非読んでください。

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Posted by ブクログ 2024年02月14日

読みやすい。どの本も家族のいやな部分を再現しててイライラします笑
お父さんが頼りになるのが主人公にとってとても良かった。
私も経験があるが、どんな良い関係で亡くなると本当に揉める。
主人公のお義母さんは本当に良い人だったからこそこれからもご縁が続けていける流れになれたのだと思う。
義姉も一歩進もうと...続きを読むしてるのが良かった。

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Posted by ブクログ 2024年01月11日

近くに居過ぎると嫌な所がたくさん見えるのに離れてみると良い所が見えてくるのが物凄く同意。ある一定の距離って必要なのだなと感じた。いざって時のお父さんが頼りになって格好良かった!

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Posted by ブクログ 2023年12月04日

お父さんの世間知が深いところに共感。頼れる父が素敵。見習いたい。それにしても姻族関係終了届は知っておきたい知識だね。

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Posted by ブクログ 2023年09月24日

垣谷美雨による小説。

文字通り、死んだ夫の墓に入らない未亡人の話。
死んでからも家族との付き合いに縛られるのがリアリティがあった。

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Posted by ブクログ 2023年04月20日

夫婦間の会話ってやっぱり必要なのかな、と考えました。主人公ほどじゃないですが、うちもあまりしゃべらないので、、重ねて見てしまいました。

ひとそれぞれいろいろあって、何歳だから悩みがないなんてことはないんだな、年取ったらとったで悩みができる。未来の自分はどの立場になってもおかしくないんだな、と考えな...続きを読むがら読みました。

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Posted by ブクログ 2022年11月03日

同じ嫁の立場で読んだ。とても共感した。義父母がいい人達だっただけに封建的な考え方をしていた事が、やっぱりそう思っていたのかと唖然とした。姻族関係終了届なるものを出し、夏葉子は嫁から解放され第三者としてかつての義父母と付き合っていくのだろう。

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Posted by ブクログ 2022年09月03日

タイトル変わりすぎだし、元のタイトルで良いのにと思った。話は嫌な感じに始まり、そんなうまくいくなぁと思ったけどまあそっちに転んで。
面白く読みやすかった

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Posted by ブクログ 2022年08月28日

タイトルからして、うんうんと頷いてしまい手にしてしまいました。
姻族関係終了かあ、場合にはあっても良いかと思う、私が思う夫の墓には入らないと、この本で言うのとはズレがあったけどこの先、自分らしく生きて行けたらと思いました。

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Posted by ブクログ 2022年08月13日

凄くありそうでホラーかと思った。つぶしてもいい存在、なるほど確かに会社でもそういう扱われ方をされる人種はいるなと思った。出世街道外れた人間。夫を亡くした妻。借金はないにしても少しの財産に群がるヒモ。
少しの不幸、光を外れるとぶわっと不幸が寄ってくる感じ、勉強になる。

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Posted by ブクログ 2022年07月22日

高瀬夏葉子は、夫を亡くした。四十六歳で脳溢血で急死した。葬儀ホール内に読経の声が響く。しかし、悲しくないし、涙一つこぼれないのだ。夫と自分はどんな夫婦だったのだろうか?子供もいないし、それほど深く話したこともなかったし…。いつも仕事で遅くなった、休日には接待で出かける、と家にいたことがない。これで自...続きを読む分は自由になったのかな?いやいや、それから夏葉子は、嫁の立場とはどういうものかを嫌と言うほど知ることになる。男の立場でも、なんだか読んでいて身につまされる。

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Posted by ブクログ 2024年04月11日

読んでて痛々しさを感じた。自分には舅姑はいないから、本当の意味では分かっていないのだろうけど。

「夫の急死=自分の自由」ではなかった。死後自分の知らなかった夫の姿があらわになり、本当の意味で自由になるために奔走する夏葉子。姻族関係終了届を出してもご縁があった人だから。
嫌いにならないうちに距離を置...続きを読むくという考え方は嫌いではない。何より、敬遠していた実家の父が活躍していたのはよかった。

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Posted by ブクログ 2023年12月16日

一気に読み終わる
主人公の父の言葉が響いた
いい人ねと言われながら、実は便利に使われている、軽く見られてんだ
相手を非難せず、自分がどう感じたか、どんなに嫌な思いをしてきたか、何が悲しかったか、そういうのを淡々と正直に言えばいいんだ

夫も他人だけど、義実家はもっと他人
だけど家族なんだなと思うと
...続きを読む自分が選んだ人の家族は自分で選んではいないのになぁと思う
そういう感覚にちょっとしっくりきた

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Posted by ブクログ 2023年12月15日

12月-07。3.0点。
長崎に住む44歳の主人公、夫が脳溢血で急逝。近くには夫の実家があり、引き続き「嫁」の役割を期待される。夫には愛人の影もあり。。。

一気読み。読みやすい。ラストは前向きな感じで良かった。

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Posted by ブクログ 2023年10月13日

垣谷美雨さんの話は他人事とは思えない身近な設定の女性が主人公で自分ごととして読んでしまう。
ハッとしたフレーズ→悪人でなければ許容範囲、捨てても良い人。

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Posted by ブクログ 2023年07月19日

未亡人になってからの身の振り方を考えさせられる本。しかし、夫が死んでから夫のことを知るのは寂しいと思う。

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Posted by ブクログ 2023年04月16日

会話のない、心を通わせ合えなかった夫が急死。更に女の陰。40過ぎてるからって再婚はないと勝手に思われて義実家にら縛れるなんて恐ろしい!前半私まで息が詰まりそうで中々ページが進まなかった。
後半になって心強い味方ができて、一気に色々解決してスカッとした読後を迎えられたけど…みんな心から悪人じゃない、色...続きを読むんな方向から見つつ、周りの人といい付き合いをしていきたいなー。

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Posted by ブクログ 2022年12月30日

夏葉子は40代という微妙な年齢で突然、夫を脳溢血で亡くす。ずっと夫婦間の会話が少なく不満を抱いていただけに、解放されてひとりの人生・自由を満喫できると思っていたところに、夫が生きていた頃よりも舅姑と引きこもりの義姉との関係にがんじがらめにされ、「つぶしてもいい人間」として扱われる。読み進めるごとにモ...続きを読むヤモヤ感、イライラ感がつのり、そこらのホラーよりももっとえも言われぬ怖さを感じた。最終的には丸く収まるんだけど、自分だったらと色々考えさせられた。

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Posted by ブクログ 2022年12月29日

嫁ぎ先で突然夫を亡くした主人公・夏葉子が舅姑の思惑から自由になるいきさつが描かれた作品。夏夏子の父親の活躍が面白く、カッコいい!と思った。

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Posted by ブクログ 2022年11月16日

冷めた夫婦の夫が急死。
亡くなってからわかる夫の人間性に愕然とし、夫の墓には入りません!となるフューマンドラマ。
まあ、最後にはその夫がどういう人だったのかわかってくるんだけど、それもほんとかどうか?
おもしろい小説ではあるんだけど、感動、感激が今一つだったので星三つ。

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Posted by ブクログ 2022年11月13日

つぶいてもいい存在、便利に使われてるとか怖いなと思いながら読んだ。最後はとても頼りになるお父さんの登場で安心した!
長崎弁や市内の風景を懐かしく感じた

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Posted by ブクログ 2022年10月26日

自由になるどころか、真綿で首を締められるような生活が苦しくて読んでるこちらもストレスが溜まる
お父さんが頼りになって良かった

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Posted by ブクログ 2022年10月02日

地方の周りの見る目がこんなにもあるとは、怖くなる

亡くなる順番が年齢順ではないと相続など厄介な問題も出てくる

夏葉子の身に共感し過ぎて辛くなった
姑が家の鍵を持っているなんて考えられない
悪い人じゃないから余計対応が難しい

夫婦で言いたいことを言い合えるような関係の方が絶対にいい

工藤のよう...続きを読むな人懐っこい男性に引っかかる、人恋しい女性はたくさんいるのだろうなぁ

夏葉子のお父さんがとても頼もしく救いがあった

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