垣谷美雨のレビュー一覧

  • 絶縁病棟

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    病棟シリーズ第四段とても楽しく読みました。
    どのお話もグイグイ吸い込まれるように
    ハラハラドキドキ、悲しみ虚しさ悔しさが
    織り交ぜられており、最後は達成した幸福感と
    周りの人の温かさで締めくくられています。
    今回はマリ江さん出てこないのかなと
    思っていたら、最後のお話で登場があり
    待ってました!
    大好きなずっと続いてほしいシリーズです。

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    2025年10月26日
  • 墓じまいラプソディ

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    お墓のあり方、結婚後の苗字、どれも興味深くあっという間に読んだ
    それぞれの考えがわかるし、でもおじいちゃんが、奥さんの樹木葬を受け入れていくのはよかった
    お墓のこと、色々心配になるけど、あんまり先のことまで考えなくてもいいのかなと思った
    女の住職さんと話をしてみたいなー

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    2025年10月26日
  • 老後の資金がありません

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    軽快な文章でどんどん読み進めてしまう。
    純粋に面白い。

    冠婚葬祭で意図せずあれやこれやと出費が嵩んでしまう様子が説得力あって良い。
    特に葬式。
    結婚式は開催前に熟考の余地ありやけど、葬式は待ったなしやもんな。葬儀社の人との打ち合わせの描写がリアルで良かった。相場が全く分からず言われるがままにどんどん出費が膨らんでいくけど何が正解か分からず気づいたら高額な支払いになるっていうの、心当たりある人めっちゃおるんでは?

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    2025年10月24日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    とても面白かった。
    内容的には期待した通りの展開でありましたが、
    中盤の内容の深さがとても読み応えがありました。
    なんだか最後はポップに終わりましたが。
    垣谷さんの作品は2作目ですが、
    少し最後は流すような作風なんですかね。
    最後はドラマ仕立てな終わり方でしたね。
    でもとてもよかったです。おすすめです。

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    2025年10月22日
  • 絶縁病棟

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    『病棟シリーズ』第4弾!
    シリーズの中で1番好きかもしれないっ!!!!

    不調を抱えた3人の女性たちが病院へ駆け込む。
    その中で心の声が聞こえるという
    不思議な聴診器を使って読み解いていくお話。

    悩みと不調を抱える3人の女性たちは
    誰もが羨む生活を送ってきた。
    だが、その生活の中でも悩みがあって………

    3つのお話全てスカッとする場面が多々あって
    読んでいてとても気持ちが良かったです!

    体の不調は疲労から来るものもあるけれど
    人間関係が1番複雑でそれも体調不良になる。
    やっぱり、
    自分のことを自分で守らなければならないし、
    少しでも『嫌だな』って思う場面に対して
    距離を置くべきだなと勉強に

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    2025年10月20日
  • 老後の資金がありません

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    まだ20代学生の身なので自分の母親に重ねて物語を読み進めていて、金銭面ではそんな問題を抱えてたようではないが、少なから母も同じように悩んでいるのかもしれないと思い少し胸が痛くなった。作中にある母の娘に対しての心配が他人事には思えなくてまずい。

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    2025年10月20日
  • あきらめません!

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    主人公の郁子は、正義感が強く、行動力がある。そのうえ知的で、人を惹きつけるカリスマ性だってありそう。
    人生の後半は、田舎でノンビリ暮らすつもりが…そうは周りが許さなかった。
    古い価値観(男尊女卑)に縛られた田舎の慣習に怯むことなく、市議会を牛耳っている重鎮たちに、敢然と立ち向かう。
    タイトル通りの「あきらめません」は
    還暦からのスタート。
    読みながら、何度スカッとした事か!
    郁子を始め、周りの女性たちも、凛々しくてカッコいい。
    読み終えた後に、期せずして映画化を知りました。


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    2025年10月20日
  • マンダラチャート

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    「女性が胸を張って生きられる世の中にする 」
    マンダラチャートにそう書き終えた瞬間、63歳の北園雅美は中二時代にタイムスリップした…。

    著者の垣谷美雨さんはこれまで「女性の生きづらさ」をテーマに数多くの作品を書かれている。集大成にも思えるこの本からは「とことん言わせてもらいますよ」と、ご本人の声が聞こえてくるような気がした。

    「昭和ってこんなに男尊女卑な時代だったのか!」

    田舎娘にとってそれが当たり前の日々で疑いもしなかった時代。東京の短大を出て、結婚、出産、年を重ねるうちに少しずつ違和感と失望感が膨らんでいく。
    63歳の雅美は中学生に戻り、もう一度人生をやり直す。「結局女の人生は、自身

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    2025年10月18日
  • 老後の資金がありません

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    義理という間柄の微妙な家族関係の中で
    言いたいことを言えない気持ち
    よく分かった
    年金受給者の代役の場面は面白かった
    自分の葬儀についても考えることができた

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    2025年10月14日
  • あきらめません!

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    大好きな垣谷美雨さん。
    今回のは特に面白かった!田舎暮らし、男尊女卑、老後、高齢化、選挙、税金‥様々な角度から問題を捉えて、それらをわかりやすくストーリーに落とし込んでいる。その上テンポが良くて、あっという間に読み終えてしまうのだ。
    郁子の奮闘する様を読むことで、励まされ背中を押された感覚になる人もいるだろう。私もその1人だ。

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    2025年10月12日
  • 絶縁病棟

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    『後悔病棟』『希望病棟』『懲役病棟』に続く4作目。

    帯には「切るべきなのは、病巣でなく人間関係!」の一文が。体調不良を訴えてくるけど、検査しても診察しても原因がわからず、あの聴診器で患者の心のうちを覗くと。

     今回も面白かったし、考えさせられたけど、それ以上に怖かった。特に2章と3章が人怖なお話でした。

    第1章 女三界にに家なし
    第2章 寄生虫
    第3章 思いやり家族

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    2025年10月12日
  • あきらめません!

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    読み進めると 最後 枚数少ないので どう終わるんだろうと思いながら 読み終わる。面白い。
    まさか ここまでの 市町村議会はないだろうと思っていたが テレビやニュースで取り上げられた地方を含めての汚職を考えると、まだまだ 世の中で政治を含めて 世間はこんなもんなのかも。

    新しいことを初める勇気、行動力、洞察力、人を害することのない一言、時を待つタイミング。とても 勉強になりました。

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    2025年10月11日
  • 懲役病棟

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    女性刑務所に赴任した女医と看護師。
    懲役者を診察すると、懲役者の心の声、犯罪に至った経緯まで分かるという不思議な聴診器。
    それによると懲役者に同情する場合もある、犯罪者ではなく被害者かもしれない。
    刑を終えた出所後が大切な事もよく分かった。
    面白くて一気に読めた、他の作品も早く読みたい!

    ・女子刑務所少ない 交通犯も殺人犯も一緒

    ・女性刑務官離職率高い 20を〜30代
    4割が1年未満 7割が3年未満

    ・女性受刑者1/4が60歳以上 
    介護や看護の訓練を受けてないが対応

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    2025年10月10日
  • 絶縁病棟

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    絶縁、ばんざ〜いヽ(^o^)丿
    なんて言っても良いかどうか…。
    でも、バンザイ\(^o^)/です。

    主人公は桐ヶ谷キワミという女性医師。
    もちろん大事な小道具の聴診器も出てきます。
    そして今回の主要登場人物は3人の女性。本当にしんどくて辛い思いをしています。
    その彼女たちへの処方箋に書かれている病名は、
    重度の男性アレルギー
    寄生虫
    慈悲的差別被害者病
    これらへの対処法が面白かった。というか、そうだよね!と思えました。

    実際に物語のような悩みや辛い思いをしている人はいると思います。そういう人たちには勇気の一歩を貰える作品だと思います。また、こんなに症状が酷くなる前に対処をしたほうが良いと気

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    2025年10月10日
  • 後悔病棟

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    患者の気持ちが分からない医師と
    余命宣告を受けた患者たちの短くて濃い物語でした☺️

    周囲から「空気が読めない」「鈍感」と言われてきた医師の早坂ルミ子。
    ある日、患者の家族に無神経な言葉をかけてしまい上司からも睨まれた日、ルミ子は不思議な聴診器と出会います。
    なんとこれは人の心が聞こえる聴診器だったのです!

    この“ 不思議な聴診器 ”を通して、余命宣告を受けた患者の後悔や苦悩に耳を傾けはじめたルミ子。
    また、不思議な聴診器はルミ子と患者たちを過去に連れて行きます。
    そこで患者たちは人生をやり直していくのですが…



    もし、人生にやり直しが利くのならどこからやり直したいでしょうか??
    いや

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    2025年10月07日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    ほんの二時間くらいで没頭して読んでしまった
    これからくるであろう介護の問題や、同居、
    主婦である私自身の事も顧みながらあっという間に読み終えた
    いろんな人間模様、それと今のまさにある
    少子化、高齢化の問題がかかれていて、
    本当に考えさせられる本だった
    みんな読んで、これから何か、少しづつでも生きやすく、それぞれが楽しく老いていくことのできる
    日本であってほしい

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    2025年10月06日
  • 墓じまいラプソディ

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     基本的に長男嫁さつき目線で語られるんだけど、この長男嫁が面白い。61歳女性なんだけど、将来のちびまる子ちゃんみたいな感じ。

     義母の「夫と同じ墓にだけは入りたくない」って遺言から全てが始まるんですが、エンタメとして楽しんでる。

     さつきの再婚相手である夫の実家のお墓問題と、さっきの娘の婚約者の実家のお墓問題が同時進行なんだけど、どちらもなかなか厄介で面白い。両家の家系図も付いてるから親切だし。

    日本人のお年寄りの家とかお墓についての考えもよく分かるし、外国でも面白がられるかも?

    私は何も残らないくらい焼いてくれるのがベストだけどな。。母の実家の400年続いたお墓は墓じまいしたし、父も

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    2025年10月04日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    日常の生活の話からサスペンスの話になり、思わず本を放ってしまう程急展開な流れに驚き、引きつけられた。
    3人目の朋美は、薫の特徴を上手く利用してある意味賢いなぁと思った。
    捨てる神あれば拾う神あり?

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    2025年09月29日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    子供がいないし、もし兄弟も先に亡くなり、姪甥はいるけど、このままだと疎遠になりそうだし、私の遺品整理はどうなるのだろうと心配になって、迷惑かからないように今から物を買わないようにしなくちゃとか、遺書を残しておかなきゃとかあれこれ心配してたけど、この本を読み終わって、疎遠だろうと姪甥に任せるのも一案だなと思えるようになりました。叔母がどんな人だったのかどう感じるのかわからないけど、それもいいかもと思えた。断捨離もいいけど、私なりの愛あふれる部屋や家作りを今から心がけて生きて行くのもいいのではないかなと思いました。

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    2025年09月26日
  • 墓じまいラプソディ

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    ふつうに勉強になるし、墓じまいで揉めるの恐ろしすぎる。自分は自分の代ですべての墓を閉じるって決めてる。笑

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    2025年09月26日