垣谷美雨のレビュー一覧
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高校の同級生だった知子、薫、晴美の3人。47歳になりそれぞれ今の生活に不満があって、高校時代に戻れたらなぁと思いを巡らせる。
専業主婦の子は結婚しないで1人で気楽に生きたかったと望み、独身で仕事に打ち込んでる子は結婚して子供を産んで女性としての平凡な幸せを手に入れたかったと望み、高校時代の恋のせいで人生を踏み外してしまった子は賢く将来を考えて選択する事を望み、、、
47歳の3人が17歳(高校3年)の春にタイムスリップして高校から人生をやり直す。高校生の時には分からなかった親の事情や気持ちを知り、親との関係性も変わっていき、将来の選択も変わっていくけど、、、。
やっぱり垣谷美雨さん面白かったです。
専業主婦の子も、女性管理職になった子も報われてなくてどうしたもんかと思ったけど、垣谷さんの本だから安心して読み進められました。 -
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ネタバレ垣屋さんの小説は面白い! その多くが現代を生きる女性達のリアルな姿、言動、価値観、生活、自分の周りの人との接し方が如実に表されているから。こちらの作品も読者によって感じ方は異なるでしょうが、個人的には読み進めるごとに身につまされる思いがしました。
田舎ならではの価値観や習慣、ものの考え方に辟易し、そこから抜け出したくて都会を目指し、そこで結婚して子育てに奮闘する女性達。理想と現実のギャップ、夫や夫の親族とのやり取りに心労を重ねる女性達、自分達と子供達の世代間や、個々の考え方や生き方のギャップ、隣の芝生は青く見える状態に陥りどうして自分だけがこんなしんどいのかと感じる女性達。全てが現実にあり得ることばかりで共感しどおしでした。
垣屋さんの作品は現代を生きる女性達のリアルな姿が描かれている分、反面教師的な学びも多いです。是非色々な世代の方々に読んで頂きたい作品です。 -
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「墓じまい」という現代的なテーマを軸に、夫婦別姓やジェンダー、家制度といった問題まで巧みに絡めながら、それらを堅苦しくなくエンターテインメントとして読ませる、垣谷美雨さんらしい一冊。
特定の主人公を持たない多視点の群像劇スタイルですが、リアリティのある個性豊かな登場人物が魅力的です。中でも、空気を読まない五月さんの存在は圧巻で、誰も口にできない本音を次々と言語化して場をかき回しながらも、不思議と痛快で憎めず、本作を象徴するキャラクターでした。特に、本人を目の前にして「伯母さんが死んでから墓じまいすれば丸く収まりますよ」と言い放つ場面は、笑わせながら日本社会の同調圧力や責任回避体質を鮮やかに描き出していて、とても印象に残りました。
また、夫婦別姓や「妻は刺身のつま」という価値観への鋭い問題提起は決して一方的ではなく、男性側の葛藤や変化も丁寧に描かれているため、多くの登場人物に感情移入できます。終盤では五月さんの過去や両親への思いが明かされ、単なる痛快コメディでは終わらず、ほろりとさせられる場面があるのも本作の魅力。笑いと社会への問題提起、そして温かな読後感が見事に両立した作品でした。 -
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読んで思わず食品庫を片付けてしまいました。
第1話 岡山から上京した父母が勝手に汚部屋に入って、大庭十萬里さんを予約したという。土曜日になって大庭がやってきた。片付けられない度三段階の重症との診断を受ける。
春花は悟史と不倫している。でも結婚する予定だった。少なくとも春花は。
次に大庭が来た時は生ゴミだけは捨ててあった。宿題だったからだ。
第2話 妻を亡くして半年。娘の風味子が大庭を頼んだらしい。風味子は毎日展蔵のご飯を作りに来てくれている。展蔵は娘の好意に甘えて食器ひとつ洗わない。
第3話 三枝は娘が大庭を頼んだことが気に入らない。家は広いから片付いているが、引出しの中も戸棚の中もいざという時に備えた不用品ばかりで占められている。
第4話 麻実子の官舎住宅は玄関からして汚い。娘はグレている。麻実子はいつもぼおっとしている。でも交通事故で亡くなった息子の部屋だけはピカピカなのだった。 -
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夫が亡くなる。次々とホラーのように辛い出来事が襲いかかってくる。もう読むのやめようかと思ったけど、最後どんでん返しがあって救われた。
46歳の夫が脳溢血で亡くなった。東京出張って話だったのに、地元のビジネスホテルで死んだ。夏葉子は東京出身だが長崎の家に愛着があったし、離婚に至る決定打がなかった。タウン情報誌のパート記者をやっている。
夫の死後、夫は実は福岡の話を蹴って長崎に帰ってきたのを知る。義父母が仏壇を買ってくれると言う。かなり余計なお世話だ。どでかいものが来てびっくりしてしまう。
お姑さんが教室の友達をゾロゾロ連れてお線香をあげにやってくる。線香線香と詐欺師まで上がり込んでくるし、おそらく不倫相手の中学同級生までくる。
49日。墓に行ってみると、自分の名が刻まれて朱が入っていてゾッとする。浮気相手がやってきて、自分が浮気相手だと名乗る。姑にしきりに旅行に誘われる。
父が舅姑と対決してくれることになった。姻族終了届を出して復姓する。 -
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いまだ悪戦苦闘中
読んできたエッセイの中でも、日記のような感覚で読める本だった
日常の出来事から、最終的になにか伝えたいことで締める本もあり、それはエッセイ感もありつつどこか自己啓発感を感じてしまう
垣谷さんのこの本はそんな風に感じなく、ほんとに自分が経験したことや日常からの言葉を落としてくれている感覚
初めて読むタイプのエッセイだったけど、心地良く読めた
垣谷さんが行った海外の旅の話が特に良く、人の旅の話って
面白いし、どんどん見入ってしまう
久しぶりの読書時間で、この本を選んで正解だった
次はどんな本を読もうかな
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#本好きの人とつながりたい
#読書好きなひとと繋がりたい
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地方自治体の選挙もの。男尊女卑について考える感じ。昔は頑張ってたけど、もう歳を取ってあまり闘うということをしなくなった。
(若い頃に闘いすぎたというのもある。闘って結局自分自身にいろいろ跳ね返ってきはしたが失ったものと同じくらい得たものはそれなりにあるけど)
まぁ、でも若いモノ頑張れ。
郁子は定年退職後、夫の実家の隣の家を購入して移り住む。ある時市議会の傍聴に迷い込み、ミサトという女性市議に目をつけられて勧誘されるようになる。
一方、由香は義母が家出をした。実家のない人だが、義父は男尊女卑の人なので気持ちはわかる。どうやら郁子の義母の世話になっていると聞き様子を見に行く。
ミサトは結局、歳だからと辞職した。郁子は結局選挙に出る。落選した。選挙の時から夫はよそよそしい。だが郁子は頑張る。ミラーや街灯も寄付を募って設置してしまった。また市議たちのフランス旅行は全国区を跨いで放送されるほどの非難轟轟だった。
市議は年寄りが多いのですぐ選挙があり当選。しかし議会ではほとんどイジメのようにヤジが飛ぶ。夫が珍しく来ていて怒鳴ってくれた。郁子は挫けかける。 -
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「一本につき20円」
「安すぎて請け負えず」
くっ、足元見やがって!
「じゃぁ40円」
「その奮発、心躍る!5分後に置き配」
ふたりのやり取りが面白すぎてちょっとダメだわー関係性が愛らしすぎて足踏みしたわ(´・∀・`)女って異常なほど金に気遣う場合あるから、ここまでしっかり決めちゃうのは逆にアリ。
夫婦別姓、寺や住職の事情、墓じまいや時代の流れ。色んな人物の視点から様々なトピックが描かれています。小説を通して楽しみながら本当によく勉強になる一冊でした。
古いや新しいが、イイとかワルイとか、なんでも安易に語れるものじゃないですね。
やはり、諸行無常です!色即是空という言葉も素晴らしいですね。