垣谷美雨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『病棟シリーズ』第4弾!
シリーズの中で1番好きかもしれないっ!!!!
不調を抱えた3人の女性たちが病院へ駆け込む。
その中で心の声が聞こえるという
不思議な聴診器を使って読み解いていくお話。
悩みと不調を抱える3人の女性たちは
誰もが羨む生活を送ってきた。
だが、その生活の中でも悩みがあって………
3つのお話全てスカッとする場面が多々あって
読んでいてとても気持ちが良かったです!
体の不調は疲労から来るものもあるけれど
人間関係が1番複雑でそれも体調不良になる。
やっぱり、
自分のことを自分で守らなければならないし、
少しでも『嫌だな』って思う場面に対して
距離を置くべきだなと勉強に -
Posted by ブクログ
「女性が胸を張って生きられる世の中にする 」
マンダラチャートにそう書き終えた瞬間、63歳の北園雅美は中二時代にタイムスリップした…。
著者の垣谷美雨さんはこれまで「女性の生きづらさ」をテーマに数多くの作品を書かれている。集大成にも思えるこの本からは「とことん言わせてもらいますよ」と、ご本人の声が聞こえてくるような気がした。
「昭和ってこんなに男尊女卑な時代だったのか!」
田舎娘にとってそれが当たり前の日々で疑いもしなかった時代。東京の短大を出て、結婚、出産、年を重ねるうちに少しずつ違和感と失望感が膨らんでいく。
63歳の雅美は中学生に戻り、もう一度人生をやり直す。「結局女の人生は、自身 -
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絶縁、ばんざ〜いヽ(^o^)丿
なんて言っても良いかどうか…。
でも、バンザイ\(^o^)/です。
主人公は桐ヶ谷キワミという女性医師。
もちろん大事な小道具の聴診器も出てきます。
そして今回の主要登場人物は3人の女性。本当にしんどくて辛い思いをしています。
その彼女たちへの処方箋に書かれている病名は、
重度の男性アレルギー
寄生虫
慈悲的差別被害者病
これらへの対処法が面白かった。というか、そうだよね!と思えました。
実際に物語のような悩みや辛い思いをしている人はいると思います。そういう人たちには勇気の一歩を貰える作品だと思います。また、こんなに症状が酷くなる前に対処をしたほうが良いと気 -
Posted by ブクログ
患者の気持ちが分からない医師と
余命宣告を受けた患者たちの短くて濃い物語でした☺️
周囲から「空気が読めない」「鈍感」と言われてきた医師の早坂ルミ子。
ある日、患者の家族に無神経な言葉をかけてしまい上司からも睨まれた日、ルミ子は不思議な聴診器と出会います。
なんとこれは人の心が聞こえる聴診器だったのです!
この“ 不思議な聴診器 ”を通して、余命宣告を受けた患者の後悔や苦悩に耳を傾けはじめたルミ子。
また、不思議な聴診器はルミ子と患者たちを過去に連れて行きます。
そこで患者たちは人生をやり直していくのですが…
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もし、人生にやり直しが利くのならどこからやり直したいでしょうか??
いや -
Posted by ブクログ
基本的に長男嫁さつき目線で語られるんだけど、この長男嫁が面白い。61歳女性なんだけど、将来のちびまる子ちゃんみたいな感じ。
義母の「夫と同じ墓にだけは入りたくない」って遺言から全てが始まるんですが、エンタメとして楽しんでる。
さつきの再婚相手である夫の実家のお墓問題と、さっきの娘の婚約者の実家のお墓問題が同時進行なんだけど、どちらもなかなか厄介で面白い。両家の家系図も付いてるから親切だし。
日本人のお年寄りの家とかお墓についての考えもよく分かるし、外国でも面白がられるかも?
私は何も残らないくらい焼いてくれるのがベストだけどな。。母の実家の400年続いたお墓は墓じまいしたし、父も