垣谷美雨のレビュー一覧

  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    なんだろ…
    言葉にしてはいけない気がする
    言葉で表現してはいけない気がする
    何を言っても軽々しくなってしまう気がする

    ただ…
    涙が出ました

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    2026年04月21日
  • 墓じまいラプソディ

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    ひとの数だけ、事情があるのだなぁ。私には思いがけない事情をもつ登場人物がいたりして、視野が広がった。
    お墓の問題だけじゃない。結婚すると夫婦のどちらかが苗字を変えないといけない問題も、ほんと厄介。

    さくさく読めて、面白くってタメになる、素晴らしい小説だった。垣谷美雨さんの本をもっと読みたい。

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    2026年04月21日
  • 後悔病棟

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    早坂ルミ子は、神田川病院で働く医師。空気を読めないと周りからも言われている。ある日病院の庭で、聴診器を拾う。誰のものかわからずも、使ってみると人の心の声が聞こえる特殊なものだとわかる。さらに聴診器には患者に、過去に後悔した選択を、やり直すことができる扉を開かせる能力もあった。
    患者は、皆末期癌患者でそれぞれ「芸能界デビューをあきらめきれない千木良小都子」「夫が死んだ後の金の話ばかりする妻を持つ日向慶一」「娘の結婚に反対したことを後悔している雪村千登勢」「中学時代の友人を裏切ったと思っている八重樫光司」最後は、自分や母を捨てた父の話へと続く。
    過去をやり直しても、皆その後、違った悩みを持つようになる。
    どんな道にも、大きさの違いはあるものの、喜びと苦しみがあるということを教えられた気がします。
    何とか病棟まだまだありますので、読み続けたいです。

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    2026年04月19日
  • 懲役病棟

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    すごく面白かった。
    自分には縁がない…(と信じたい)刑務所のお話。
    刑務所には縁がなくでも、
    被害者になり、加害者になり。
    は、よくわかるし、
    一度でも刑務所に入ったら,その後が大変だ…ってのもよくわかった。

    テンポよく面白く読めました。

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    2026年04月16日
  • あなたの人生、片づけます

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    面白かった!生活と今の心情と周りの状況が重なっているんだなぁと感じました。自分の家の整理だけでなく年老いた両親との片付けのやりとり。。「もしかしたら使うでしょ、みんなが集まったら。。。」とこの会話にイラッときていましたが、両親の思いを理解し人生の整理が必要なんだと、とても考えさせられたお話でした。

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    2026年04月12日
  • 墓じまいラプソディ

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    面白くて一気に読めた。
    令和の今でも、昭和の親に育てられた子供たちが、子供達の結婚や親の墓問題で頭を悩ませてる。
    同世代として、セリフに共感しっぱなし。
    たまに読んで、言語化してくれてる登場人物達と一緒に"そうだよなぁ"と笑いたい。
    主人が読めば、また違う感想なんだろうけど。笑。

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    2026年04月11日
  • 懲役病棟

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    すごい取材力、そしてすごい解決力。小説だし物語ではあるけれど、こうなったらいいなと強く思う解決策を提案してくれている。
    犯罪を犯した人を、違う次元にいる人たちと切り捨ててしまえば、いざ自分が犯さざるを得ない犯罪を犯してしまった時に、世間から切り捨てられる現実は変わらない。やり直すチャンスも与えられないのは厳しすぎる。微力ながら、何らかの方法で関わることができればいいなと思い始めた。刑務所製造品などを探してみようかな。

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    2026年03月18日
  • 墓じまいラプソディ

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    久しぶりにとても、面白い本に出会えました。
    日本のお墓事情、お話は面白いですが、我が身となると笑えない。考えさせられる内容です。
    選択的夫婦別姓、まだ、日本では認められていませんが、夫と妻のどちらの姓を名乗るのかで、松尾家の娘ふたりが翻弄されますが、そこから相手の本性が見えてきて、ふたりの選択が間違いでなかった事に気づく。たかが苗字と言えなくないが、女性が苗字を変えることは、なんだかんだで女性の方が男性側の家に入るみたいな感じ。逆に考えてみると男性としてのプライドが・・・みたいな。
    ○○家の墓?墓守?日本の古い家制度を見直すべきではと考える内容でした。
    話の内容は面白く、どう落着するの?って、一気に読んでしまいました。
    新潟のお寺の女性の住職さんのお考えがとても良い。私も相談したくなりました。

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    2026年03月14日
  • 懲役病棟

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    面白くて一気読みであった。キンパツ先生×マリ江先生の相性が良く帰宅後の夕飯時に話して消化している様子も良かった。社会の闇や現代の福祉問題も取り上げており考えられる作品。加害者であり、被害者である女性たち。私たちも他人事ではないだろう。

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    2026年03月09日
  • 希望病棟

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    希望があった。この世のリアルな課題にスポットを当ててくれていた。なんだか救われた気持ちになる。貴子のような女社長がいてくれたらな。

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    2026年03月09日
  • あなたのゼイ肉、落とします

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    太っている。
    昨年、転職して2kg痩せたのに、今、元の体重に戻ってしまった。
    何とかしようと思って読んでみた。

    元美人、元華族、元エリート。
    いつも上から目線。
    高い所から見てる世界は、下界の人はゴミたと思っているのだろうか?
    ばっさりぶった斬る小萬里さんはかっこいい!
    痛快です。
    前向きになれます。

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    2026年03月07日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    悲惨な状況が書いてあるのではと読むまでは気が重かったが、読み始めたら一気読み。避難所のリーダーや遠乃の舅、義兄、福子の夫やら男性群には大いに憤った。こんな男尊女卑って、田舎にはまだまだあるんだと驚いた!

    福子の人としての優しさ、アイさんの鋭いひと言ひと言が特に良かった!絆や和やら持ち出して段ボールの仕切りあってもつけないリーダーに対し、立候補する際のやりとりはうるっときた。みんなの要望をどんどん取り入れて状況が変わっていくさまに希望が持てた。山崎先生の飄々とした温かい言葉も良かった!

    遠乃の夫はいい人だったのにこの舅と義兄は最悪。いろいろあったが、福子、渚、遠乃、昌也が新しい一歩を踏み出せて良かった。昌也にとってもやり直せて、嬉しく思った。いつ震災が起きてもおかしくないのだから、もっと災害用品をそろえなくてはと思った!

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    2026年03月01日
  • 希望病棟

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    ネタバレ

    夢の世界から、現実の世界になった!しかも、とっても現実的な、現実のお話になっている。
    多くの人に、「なかったこと」「聞かなかったこと」にされる、親がいない、お金がない、という切実な問題。実際に私がそういう人に接したら、短期的な同情やお金ではとても解決できないし、やがて面倒になって離れてしまうんだろうなと思う。そして、苦しんでいる人たちは、そういう軽薄な人との別れを何度も経験してきたんだろうと思う。
    そして、解決策の一つが、風俗であること。これも、解決策として提示してしまう潔さ。きれいごとでは食べていけない。でも戻ってこれないところまでは行かない。
    貧困という、中身を知らない人が多い、でも知ってもどう解決できるかわからない、というテーマに対して、ここまで深く、具体的に解を提示できるのはすばらしいと思う。強く支持したい。

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    2026年02月18日
  • 結婚相手は抽選で

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    再読。こんなに面白いストーリーだったんだなと、くすくす笑いながら読みました。
    法律としては現実味なくても、登場人物たちの結婚に対しての理想や異性を見る目、母娘の関係など、会話の内容も妙にリアルに感じられました。登場人物のキャラクターがみんないい!

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    2026年02月14日
  • 後悔病棟

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    小説を読んでいると、世の中には本当にいろんな人がいるんだなぁと、自分が実際に傷を受けずして知ることができる。実際に、自分が想像をしなかった行動をする人と出会ったら、直接その人にその背景を聞くことはできないが(聞いても答えてくれないかもしれないが)、この知識のおかげで想像することはできる。想像できた方が、自分の中で納得することはできるかもしれない。納得できれば、受けた傷は変わらないが、忘れられる日が近くなるかもしれない。
    顔がいいだけで中身がスカスカな男や、純朴な男をいいように利用する女など、描き方がうますぎて、ムカついて仕方ない。ちっぽけな自分は、読んで賢くなって、そういう人の思い通りにならないような人になりたい。

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    2026年02月05日
  • あきらめません!

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    コレを読んで各自治体のニュースや、話題の市長や県知事への見方が変わった。面白かったー。もっとこんな感じの政治の小説読んでいきたい。

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    2026年02月02日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    東日本大地震での被災者の生活がとてもリアルに描かれており、こんな現状だったんだ、、これからどうなるの、?と先が気になり一気読み。
    女性達が不憫すぎて応援しながら読んでいた。
    絆だ、皆共同体だーと男女混合の環境にもかかわらず体育館の仕切りをつけない異様な空間が事実であることには信じられないとしか言いようがない。生き残った身内との問題が震災により浮き彫りになった。ラスト漆山遠野の亡き夫へのメッセージは涙が出そうになった。
    物語としては3人が大きな決断をして前に踏み出せたことがすごく嬉しかった。
    作者あとがきも良かった。本書は、重苦しい震災の話だが日本の女性は捨てたもんではないという希望のメッセージとのこと。
    貯金と被災セットを備えておかねば、と思う。

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    2026年02月04日
  • 墓じまいラプソディ

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    ネタバレ

     墓じまいという時代の変化の産物を通して人々の意識の変化や不満への気づきが流れていく。仏教の諸行無常にも準えてそれまで積み上げて来た価値観ゆえに受け入れ難い墓じまいや樹木葬といった新しい概念や近親者の死や謎のままとなってしまった内心などをを段階を経て咀嚼し受け入れ消化していく過程でもあった。作中に現れるような単純に無知や頑迷を責め立てるような場面も、古い価値観に共感を示した上で新しい価値観への理解や現実的な事例や落とし所を示していく場面も、変化には必要なのだろう。新しいものに拒否感があるのも古いものに愛着があるのも当然どが世界が変わりゆくのもまた当然、自らそれを受け入れる体勢を作り出していくと言う物語でもあるかも知れない。無論受け入れられない家庭や個人も存在していること、しかしそこでの物語や人生も続いていることなど、群像劇になっていることでいろんなケースが総覧できる形にもなっていると思う。
     また一つ面白いことに気づいたのだが作中においては死亡してしまった、あるいは既に死亡している人たちの謎や感情などについては一才視点として出てこないのだ。ある意味死ねば終わり、生きている人が大切と言う、ドライでサバサバしてそしてスッキリとした空気感が生まれており、古い墓や家族や性別といったものに対する解体の手となっているのかも知れない。

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    2026年01月31日
  • リセット <新装版>

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    人生をリセット

    たった一度の人生
    どう生きるかは自分次第で大きく変わる
    日々の不満を他人のせいにしていないだろうか?
    生まれた環境など自分の力ではどうにもならない事も、もちろんあるけれど…

    少し視点を変えて、勇気を出して
    自分で動かなきゃ、ね?




    この本は、同じく垣谷美雨さんの「マンダラチャート」のコメント欄で、〝タイム屋文庫さてさて店〟の店主様より教えて頂きました*ᴗ ᴗ)⁾⁾

    そして私はこっちの方が好き
    今の自分にめっちゃハマりました



    最初に〝たった一度の人生〟って書いたけど、このお話は47歳の女性三人が高校時代にタイムスリップし、そこから17年間にも及ぶ二度目の人生を歩みます。

    その中で私も経験したいと思ったのは、当時の若い母親に会うとこと。
    私自身もこの歳になったからこそ見えるだろう母のほんとうの姿を知りたい。
    子供時代の私にとって母はあくまで〝母親〟という生き物だったからね。

    とは言え、私はもう一度高校生からやり直すのは嫌です笑


    で、何よりもいいのは最終章の【新しい人生】
    二度目の人生で経験したことを生かし、47歳のあの日から再スタートするんです!

    〝もう逃げるのはやめたのよ。あの時点から逃げないで、もう一度自分の人生を切り拓いてみたいの。今度こそできそうな気がする〟


    さぁ、どんな未来が訪れるのでしょうか?


    私もまだ間に合うかな?
    小さな不満を溜めたまま、ダラダラと歳を重ねるのはやめよう。
    私の人生は誰のものでもない、私のものだからね٩( ‘ω’ )و

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    2026年01月27日
  • 四十歳、未婚出産

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    ネタバレ

    旅行会社で働く優子は、後輩である水野と出張先での一夜限りのアバンチュールで妊娠するところから物語は始まる。本来子供を授かる事は、めでたいことだが、未婚で出産することで様々な敵に遭遇する。
    最初は、父親である水野。土下座してでも堕ろしてもらうといい、優子の妊娠を疑い始める。10以上違う2人の年齢差もあり、人生終わる的な言い方の水野は最悪。
    次は、部長。優子も化石というほどの、ハラスメント上司で、迷惑かけるから辞めろといってくる。
    続いては、水野の恋人紗絵。紗絵も優子のお腹の子が、水野の子ではないかと執拗に追求してくる。
    さらには、会社の同僚も未婚であるから、全く妊娠に触れてこない。
    また、実家である田舎町では、未婚で出産する優子の噂が広がる。
    また、同期の女性で不妊治療を10年以上やったが、うまくいかず、一撃で妊娠した優子に嫉妬し、暴言をはかれる。
    逆に、味方も現れる。同じように、部長に嫌みを言われてきた、子持ちの先輩2人。
    また、兄とその再婚した嫁、姉、母親。
    昔不倫していた、専務も色々会社に制度を作ってくれたりして、味方になってくれました。
    そしてなんといっても、同級生で寺の住職凡庸が、戸籍をいれてくれて、かつ自由に生きなさいと言ってきたのは、すごいなと思いました。
    ほんとにそんなにいい人はいるのだろうかと思いつつ、妊娠中にコーヒーを飲むシーンが何度かあり違和感を感じました。
    内容は、いつもの垣谷さんらしくて楽しめました。

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    2026年01月23日