垣谷美雨のレビュー一覧

  • 七十歳死亡法案、可決

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    70歳かあー ちと早いなあー
    昔でいうところの
    姨捨山
    この小説が10年前に書かれているけれど
    今、まさにもっと大変なことになっている
    総理の大胆な改革が人々に
    何をもたらしたかそんなお話し

    実際
    介護に関わる仕事がどんどん増えるのに
    賃金は安いまま
    その仕事を理解している人はどれほどか
    一方預ける側もあまりにも高い施設の入居料に
    かなり躊躇
    家族の中でもどうしても女性に負担がいってしまったり
    夫、あるいは息子が見ていたりしても
    まわりに援助を求めずに
    たちいかなくなり、犯罪にまで発展
    そんなことが時折ニュースになる

    これくらい強烈な改革しないと人々は考えないかもと思うとせつなくもなる

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    2025年01月15日
  • 老後の資金がありません

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    主人公は子育てを終えた50代の主婦、篤子。
    夫と共働きでコツコツ貯蓄に励んで、堅実に生活してきた。だが立て続けの出費により予定外に貯金が300万円まで減り、さらに夫婦でリストラに合う。私たち年金もらうまでどう生活したらいいの?という不安を描いたストーリー。
    主人公のさっぱりした性格、次々変わる場面、生き生きとしたキャラクターに、わくわくしながら終始明るく楽しく読むことができて一気読み。

    お金の不安は、時に精神を鬱々とさせ、周りの人間を必要以上に羨んでしまう。
    サラリーマンより、店を営む人生だったら。好きなことを仕事にしてる人生だったら。親から株式や土地をもらう人生だったら。
    でもそれは単なる

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    2025年01月15日
  • 四十歳、未婚出産

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    40歳目前での思わぬ妊娠にまつわるお話。
    頭の堅い上司や世間体、キャリアなど妊婦でなくても誰しも1回くらいは頭を悩ませるであろう事柄に自分なりに考えて周りに助けられながら進んでいく。この本に出会えて心が軽くなりました。

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    2025年01月03日
  • 農ガール、農ライフ

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    主人公は、派遣社員で派遣切りにあってしまい……。

    そんな時期に、長く一緒に暮らしていた同居人(彼氏みたいな感じ?)から他の人と結婚するから、家を出て欲しいみたいな事を言われ。

    八方塞がりだった主人公が、たまたまテレビで見た農業やっている女性を見て、自分もそれを目指す!という話。

    簡単に決断してしまったものの、実行するには色々と難関があり。

    主人公は無事に農家になれるのか?という話です。

    色々な生き方の人が出てきて面白かったです。(キャラクターがすごい)

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    2024年12月30日
  • あなたのゼイ肉、落とします

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    オーディブルで聞きました。
    ダイエットをすすめる話なのかなぁ…とデブな私はライブラリーに入れっぱでなかなか聞けてなかったんですが、コレは早くに聞いとけば良かった!!
    聞いてて吹き出してしまう箇所があり、外じゃなくて良かったと思いました。
    そうだよな。年を取って思う。贅肉が付いてるのは身体じゃ無いんだよ。
    さすが垣谷先生。この本好きです。

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    2024年12月16日
  • あなたのゼイ肉、落とします

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    すき。心のダイエットとは?って思って読んでみたけど、確かにちょっとだけでも歩いてみるか!って思えてきて最近散歩が趣味になりました。
    垣谷美雨さんの本元気がもらえるから色々読んでみてます。

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    2024年12月15日
  • リセット <新装版>

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    面白い。一気に読みました。
    ひょんなことからタイムスリップして自分の念願通りに生き直す…。
    自分を取り巻く(新たな)現実に悩み苦悩する描写が細かく表現されていますので、SF感は全くありません。それどころかむしろ現実的です。
    そして主人公たちの三者三様。自分は男ですが、それぞれに共感できる部分があり、飽きずに読み進められました。

    最後には自分の悩みに対しても少し前向きになれる、そんなお話でした。

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    2024年12月15日
  • もう別れてもいいですか

    匿名

    購入済み

    心が救われました。数年前の自分の事が書いてある!
    本当に共感する事が多過ぎて驚きと安心感でいっぱいです。女が集まれば夫への愚痴だらけだけれど、ここまで深くは誰も話さないので、本当の所はどうなんだろう?と、思っていたました。子供に対してヒステリックに怒っていたのを何十年たっても後悔してる。涙が出そうになりました。
    離婚や結婚生活にここまで切り込んだ作品を読む事ができて嬉しかったです。

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    2024年12月06日
  • 子育てはもう卒業します

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    40代女性におすすめの本を探していて見つけました。読書初心者ですが、登場人物に自分と重ね合わせたり、自分自身の子育ての大変だったときのことを振り返ったりしながら最後まで楽しく読むことができました。
    これからの人生の生き方を考えるきっかけになったし、やる気をもらえました。

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    2024年12月04日
  • リセット <新装版>

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    めちゃめちゃおもしろかった!
    最高!!
    47歳の知子、薫、晴美の3人が高校時代にタイムスリップして人生をやり直すことになる物語。
    どんな人生を選んでも結局悩みも苦労もあるけれども、自分の工夫次第でいくらでもいい方にも変えていけること、はたまた自分の努力ではどうにもならないことがあるよなぁって妙に納得。
    3人が今の精神年齢で高校生に戻って気づくこともたくさんあって、その時代背景や親の苦労・男尊女卑が今よりも色濃く残っていたこと、私も高校生に戻ったら当時は気にもとめなかった気づきが多々あるんだろうな。おもしろそうだなーとも思った!

    "高校生って親が思う程は子供ではないかもしれないけれど

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    2024年12月01日
  • 農ガール、農ライフ

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    おもしろい。人の温かさ、言葉いろんなことが心に染みた。一人で生きて行く術の農業、苦労も現実的に描かれていて、じわじわ軌道に乗っていく様子、他の人の幸せの掴み方、いろいろ共感できるしいい話だった。これから人生どうしようかな〜と考える時期になった自分にとってすごくほっこり前向きになれる本だった。

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    2024年11月23日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    前半分はあまりに物の多い姑へのぼやきが続きます

    この作者の超後半のエンジンのかかり方が好きなのですが、もっと前半から盛り上がり部分があれば読みやすいのになーと私もぼやいてみます。

    遺品整理に嫌気がさす方は共感して面白いかと思います。

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    2024年11月08日
  • 代理母、はじめました

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    舞台は近未来日本。作者にしては、珍しい舞台設定である。しかし、そこにはそれなりの意味があるのは、あとになって分かる。富士山噴火により、東京は火山灰に埋もれ、山梨に遷都。富裕層は東京を離れ、東京は貧民層があつまる街へと変貌。上空には、ドローンタクシー。外国人が数多く日本国内に流入し、相変わらず少子化社会。そこで、本タイトルの「代理母」のストーリーが展開していくことになる。巻末には、格差社会や婚活で有名な家族社会学者の山田昌弘氏による解説。

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    2024年10月28日
  • 四十歳、未婚出産

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    この作者の本はどれも日本の生きづらさ
    日本での女性の生きづらさを書いてるから
    読んでて途中までは結構辛いけど
    最後は前向き?に頑張る逞しい女の人ばかりで
    パワーもらえる

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    2024年10月23日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    垣屋美雨作品らしい、学びのある一冊。
    “絆”を盾に、支援物資として届いている段ボールの仕切りも使わせない避難所。そこにある男尊女卑。垣屋さんの小説なら、もしや、と思ったら、やはり事実を基に書かれた小説であった。
    人間は難しい。

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    2024年10月02日
  • 懲役病棟

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    男子の長期受刑者の刑務所では、周りもみんな長期か無期かですから、気持ちが安定してくるんです。ですから共同作業では互いだ打ち解けて、刑務作業で作り上げる製品の質が高く、ダントツの売り上げを誇ってる刑務所もあります。それが生き甲斐となっているようです。

    女性刑務官の4割が一年未満で辞めてしまいます。3年未満だと7割です。
    まるで介護施設ですよ。私たち刑務官は、看護や介護の訓練を受けていませんから、病気や障がいのある受刑者の対応も難しいんです。

    「人生は努力次第だ。努力すればいくらでも人生は好転する。だから同情の余地なんかない。それどころか税金を使って無料で3度の飯を食えるんだから、随分といいご

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    2024年10月09日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    ネタバレ

    初めての垣谷美雨さんの作品を読んだ。彼女の本で読みたいものがいっぱいリストアップしてある。

    今回は「七十歳死亡法案、可決」
    強烈すぎるタイトルと最初はどんよりしてて、この先どうなるんだろうと思っていたけどそれぞれが気づき持って家族が再生されていく姿がスカッと気持ち良かった。また、この法案を作った総理のような政治家が日本に本当に現れて欲しいと切に願う。

    本当に面白かった!

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    2024年09月14日
  • 夫のカノジョ

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    ネタバレ

    面白かった〜。垣谷さんなので、妻が夫と不倫相手に対して徹底抗戦。そして最後は夫をバッサリ切り捨てる痛快なお話なのかと思ってました。でも妻とカノジョが対面する所までは予想通りだったけど、まさか2人の中身が入れ替わってしまうとは…。

    真っ赤なロングドレスを着たおばあさんがおかしな呪文を唱えたら2人の中身が入れ替わってしまい大慌て。年齢もバックボーンも全く異なる2人が仕方なく入れ替わったまま生活するのはとっても大変。息子のPTAの役員会議で意見を求められた時の星見のヤンキー言葉が痛快で笑えました。菱子だったら絶対に言えないけど、星見にしたら最もな意見。

    元々持ってる考え方を変えるのは簡単ではない

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    2024年08月30日
  • 農ガール、農ライフ

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    就農の難しさや農家の難しさを学べた。

    農業大学校に行っても田畑が借りにくいことやムラ社会のしばり、野菜の価格が安いことなど、農業の難しさを知ることができた。

    困難な中ももがき、必死に生きていく久美ちゃんにも応援したくなるような人物設定だった

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    2024年07月30日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    いつもは痛快軽妙な垣谷さんの本
    読んですぐに震災の題材と知り、クスッと笑えるいつもの垣谷節はいつ出てくるのかと期待がなくなると同時に強がらないと踏ん張れない弱き女性の哀しさとどうにもならない怒りが募ってきました。
    何度も読む本ではなく、何人もの老若男女に呼んで欲しい本だと思います。

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    2024年07月28日