【感想・ネタバレ】定年オヤジ改造計画のレビュー

あらすじ

大手石油会社を定年退職した庄司常雄。夢にまで見た定年生活のはずが、良妻賢母だった妻は「夫源病」を患い、娘からは「アンタ」呼ばわり。気が付けば、暇と孤独だけが友達に。そんなある日、息子夫婦から孫二人の保育園のお迎えを頼まれて……。定年化石男、離婚回避&家族再生を目指して人生最後のリベンジマッチに挑む!

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Posted by ブクログ

同じ男性としても登場する男たちの言動が本当に腹立たしいですが、最後は気持ちよく読み終えました!ぜひ男性に読んでほしいなあ。

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2025年05月30日

Posted by ブクログ

おもしろすぎて一気読み!
世の男性全員に薦めたい一冊。
女には母性がある、子育てに喜びを感じる、家事は全て女がして当たり前等主人公お爺の考え方にずっとイライラしながら読みつつも、夫源病にかかってる妻からの態度、娘から化石として扱われつつ孫との関わりをきっかけに考え、更生していく様がとても良かった。定年してから後悔しないよう息子変革プロジェクトをたてたところもすごく良かった。親を見て子は育つんだなとも感じた。そして女性も強く自己主張をしていかないとという文面にも共感した。主張する力をつけたい。

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2025年05月22日

Posted by ブクログ

面白かったです。
主人公みたいな考え方の人は、いますね。今では少なくなったかもですが。
しかし、この主人公は立派だ。奥さんの体調を気遣い、娘の言う事に耳を傾け、自ら変わろうとして、変わって行ったのだから。
世の男性の中には、絶対に自分の考えが正しい!と頑固な人も一定数は居ると思う。うちの旦那とかねwww
そして、作中にもありましたが、こんな奴に何を言っても無駄と諦めてしまう女性達。
なんとか、ならないでしょうか?
もっと、女性も自己主張が必要かも、私も主人公の奥さんや娘さんの様に強く主張していかないと。

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2025年01月21日

Posted by ブクログ

ジイジが素直に、意見を聞いて、自分を変えていく姿に、ほっこりしました。凝り固まった考えを変えていく姿に尊敬もしました。

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2024年05月08日

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ウチの旦那に読ませたかったなぁ

年齢に関係無く、こういう古い頭の中の男性は
多いんですよねー
外面は良くても、、、

「定年オヤジ」じゃなくても改造しないといけない人がたくさんいらっしゃる?

この本を、本当に読まないといけないのは、
〇〇先生と呼ばれている方々?読まないだろうなー

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2023年09月08日

Posted by ブクログ

すっごくおもしろい!家庭における男女のすれ違いをリアルに表現してます。
定年退職して悠々自適の人生を期待していた庄司常雄。しかし妻は自分を避けるし娘には非難される。男は仕事、女は家事育児、という世代の人だったのでしょう。おまけに常雄は、女性には母性本能があり、生まれつき家事育児の才能が備わっていると信じ切っている。ひぇ~。
女性たちの憤りがかつての自分と重なって、わかってくれる人がいた、と救われた気がしました。同時に夫への怨みつらみも思い出しましたが…。
一方で、夫側にも悪気はなく、彼らなりのやり方で家族のために働いていたんだな、とも感じて、上述した夫への怨みも少し和らぎました。
夫を主人公にしたところが巧い。

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2023年07月13日

Posted by ブクログ

実にリアルな物語だった。
女性と男性の感性の違いがひしひしと伝わる作品です。

「親の心子知らず」と言う言葉がありますが
この本は「妻の心、夫知らず」と言った所でしょうか。

主人公は大手石油会社を定年退職した庄司常雄
常雄の妻、十志子(としこ)は夫に対するストレスから夫源病を患い心療内科に通院中。

十志子の気持ちに終始共感しながら読み進め、又常雄・十志子夫婦の息子である和弘の妻、麻衣の思いも痛い程伝わる物がありました。
常雄の息子だけあり和弘も家事育児を全くしない夫。
やたら出て来る「母性」と言う言葉もこの2人が使うと嫌悪感しかありませんでした。

私自身も家族や知人が一人もいない県外での1人きりでの子育て経験者でその時の閉塞感や孤独、不安感、家事育児を全くしない夫と、麻衣と共通する部分がとても多かった事もあり、「あるある」が一杯で、この物語に登場する夫達(常雄・和弘)がいかに改造されて行くのか期待しながら読みました。

この作品は子供を持つ全ての男性諸君に読んで欲しい作品です。
読後感も良かったです。

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2023年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

苦笑い•••が止まらない。

あと5年足らずで僕も定年なんだな。

それはさておき、

この作品は構成が素晴らしい。

僕の父親世代の「男尊女卑」的な価値観を持った男性が、

凝り固まって、ほかの価値観や家族の考えを受け入れられるはずがないように見えたところから、ゆっくり、ゆっくり、解きほぐされていく。

題名通り、その過程を満喫できる、とても楽しい作品でした。

毎日、自分もしんどいけど、ほんの少しでいいから、身近な人を思いやれたらいいですね。

あと、定年後に備えて、1にも2にも、まず、準備。

いやぁ、思い知らされました〜!

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2023年01月29日

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以前から読んでみたかった、垣谷さんの作品…ちょうどテレビドラマにもなって、それを観てから読めました。ドラマと同じところもあれば違うところもあって、ほんと深いなぁ…ちなみに個人的には本の方が好きです。序盤は主人公の庄司常雄さんにイライラしちゃって…何言ってるの?!と娘の百合絵さんとツッコミながら楽しく読めました。この親にしてこの子あり…息子の和弘さんもまた救いようのない、女は家事と育児に専念するのがあたりまえ…のような考えの持ち主…。常雄さんが実際に孫をみることになって初めて今までの考え方をあらため、息子を改心させるストーリー。この本、すべての男性に読んでほしいと思いました!

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2022年07月31日

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常々、老後にお金と時間をボンとよこしてくる現代のシステムが嫌だなぁと思っていたのですが、この主人公の様子を見ていると、その考えは確かに当たっているのかな…と思いました。
色んな年齢の人の輪にいたことを懐かしく思い出したり、退職後に何年も経つとサラリーマン臭が消える感じがしてしまったり。

主人公が帰省した時の、兄姉との話もなかなか興味深い。
母性のかたまりだと思っていた母が意外と自分勝手だったとか、末っ子の自分に優しくなったのは、経済的に余裕が出てきたからだと聞かされるあたり(笑)。
日本と同じく敗戦を経験したドイツについても話題になるという、ハイレベルな兄弟トーク。
復興のためにドイツ人も日本人もがむしゃらに働きますが、ドイツは戦後10年くらいで、仕事ばかりの生活は人間として間違えていると生活を変えていったと。

孫が通う保育園の園長の方針にイライラするあたりも、あるあるネタ満載で面白かった!

主人公は基本的に向上心があり、経済的に余裕もあるから、状況も改善されてハッピーエンドに終わります。もし、そうではない夫なら、ずっとある意味、労働搾取されつづける妻も現実にいるんだろうな。

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2022年01月10日

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ネタバレ

女性ですが、結婚もしていない子どもも産んでいない私ですら、知らない事が多々ありました…お恥ずかしながら。
妻と母親の二面性を背負わされている『女性』を、周囲が理解しようとする事がまずは大事ですね。

お仕事では出世やお給与など、成果があるかもしれませんが、家事にいたっては人から感謝されない限り、何も残らないんですよね。
共働きや少子化が進んでいる今、想像以上に日本の現状は息苦しいと思います。

何はともあれ、家事をこなし、孫と遊んでいるジイジの姿に泣きそうになりました。

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2022年01月09日

Posted by ブクログ

こんな定年オヤジは無理すぎます。老害といいたくなる。そんな前時代的な凝り固まった考えを持つオヤジの描写がとにかく上手で、読んでいてイライラがとまらなかったです。

でも、自分を変えようという意識があったからこそ、救いのある終わり方になるのだと思います。世の中の変化に合わせて、自分をアップデートすることは男女問わず重要ですね。

この本にまったく見向きもしないであろう、自分の父も含めたオジサマ方にどうやったらこの本が届くのだろう。。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

面白くて一気に読めた
タイトルからして読む前から絶対にイラつくことは
確定していた
垣谷美雨さんの作品は昭和初期で時代が
止まってしまったような男性がよく登場し
それがどんな風に変化するのかが興味深い

時代は大きく変わってきたなと思いながら
読み終えた

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

途中までは正直主人公のオヤジがイライラする、というか気持ち悪くて仕方ありませんでした。
気持ち悪い、という表現が適切なのかどうかはちょっと難しいところではあるのですが、気持ち悪いとしか言いようがありません。
語彙力が貧弱で申し訳ありません。
どう気持ち悪いのかは実際に本作を読んでいただければ分かると思いますが、とにかく考え方が古くてかつそれに凝り固まっているので、何言ってるの、気持ち悪い、という感じでした。
ただ、終わりの方になってやっと考え方が少し変わっては来るのですが、そう簡単に行くもんか、という感は否めません。
ただ、あくまでお話ですのでその辺はまあ割り引いて見てそれなりに面白かったので星4つです。

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2025年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

定年オヤジ。女は母性があるから赤ちゃんが何故泣いてるのかわかる、男には無理、などなどまだこんな考えの人がいるのか?と思うのですけどいるでしょうねきっと、いや絶対います。本書は半分読んでもまだこのオヤジは母性が云々と言ってます。期待を裏切らないオヤジです。世の中の頭が昭和のままのオヤジ達に是非読んでほしいです。星を5つつけたかったのですが小説とは言えオヤジがムカつくので1つ減らしました〜!

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2024年01月26日

Posted by ブクログ

垣谷美雨さんの作品はスカッとする!

封建的な男尊女卑を押し付けて家庭内で疎んじられる定年後の「ジジイ」が、孫のお守りを通じて周囲とも打ち解けていく理解のある「ジイジ」へ変わっていくストーリー。
序盤は常雄の時代錯誤な発言にイラッとしたけれど、保育園や公園でそれまでの生活で交わらなかった母親たちと交流して、違う考えに触れられたのが大きかったんだろうな。
退職後も家に閉じこもっていては良くないよ、と自分の父に伝えたい。

それにしても、イクメン気取りの和弘も見事なダメンズだったな。親の背中を見て子も育つということか…専業主婦家庭は子育てに手をかけられる分、子が甘やかされてしまうのかも。

女は家事育児して当たり前、と若い男性でも思っているのだとしたら…結婚したくないと思う娘・百合絵に共感する。育児によって総合職の仕事を手放すリスクの方が自分にとっては怖いから。

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2023年08月01日

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面白かった。しかしいるんだな、こんな男と思ってしまうがザラにいると言う悲しい現実。世の中の亭主関白男共、この本を読んで改心せよ。

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2023年07月25日

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皆、自分の行動が正しいと思って生活している
相手に変わって欲しければ、その内容を伝えて気づいてもらう必要がある
定年退職という第二の人生の為、変われるチャンス!
それには夫婦で話し合う事が第一歩だと思う

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2023年06月07日

Posted by ブクログ

いやはや、おもしろかった! 今どき常雄ほど間違っている人はいないとは思うが、部分的にでもこっそり賛同する人はいるのではないかとも思う。多くの方のレビューに「◯◯に読ませたい」とあるのはその表れでは? 
私も、子育てや家事は「手伝う」ものと思っておられる全ての方々に読んでほしいと思う。

それにしても、登場人物一人一人の描写のなんとうまいこと。全ての登場人物の個性が光り、その状況のみならず空気感までありありと伝わってきた。常雄が改心するまでの経緯も丁寧で自然な感じがした。

初めは常雄の考えにイライラし通しだったが、最後は丸くおさまり、ほんわかした気分が残るよい読後感。

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2023年05月18日

Posted by ブクログ

夫源病がわからないお父さん
会社だけ勤めていればあとは母親に任せたらいいとある意味能天気なお父さん
孫をみるうちにお嫁さん側にたち双方の気持ちが理解でき、お嫁さんに共感して息子を再教育するところが見事です
なんだかんだ世話やフォローをするお母さんと娘さん
読後感はほっこりします
本来は定年前、結婚してからの夫改造計画が大切かも

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2022年07月14日

Posted by ブクログ

母性本能は、母としての女性が本能として持っているものだと思っている幻想、女の浅知恵、女だてらの言葉にも表れている女性蔑視の考え。それが国の思惑かどうかは別にして、この本の主人公が定年を迎え、女性である妻や娘そして息子の嫁に対する思いや言動に対し、まるで自分の思いを見透かされている様だと思う男性は、正直多いのではないかと思う。本書の定年おやじが改心?して行く様は、少し出来すぎであるも、この本の様に世の男性が逆の立場で女性の家事や育児をやってみないと身に染みて分からないはず。遅まきながら、自も改造が必要だと思わざるを得ませんでした。。

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2022年03月29日

Posted by ブクログ

面白かった!
夫にも読ませたい…

『話の途中で女が急に黙ったとしたら、それは納得したからじゃなくて諦めたんだってさ』

ほんと、その通り。

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2022年01月06日

Posted by ブクログ

この小説は平成30年に発行されたもので、今令和7年、60歳定年、自宅では何もしない、孫に世話を嫌がる。考えられない。ずっと昔のように思います。が後半は考えを改め、安心しました。

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2025年06月06日

Posted by ブクログ

垣谷さんの作品は好きでいくつか読んでいるが、今回はオヤジ自らが気づいていくという視点。
女は子どもを泣かさないようについ甘やかしてしまう。子どもの泣き声に耐えられないのだ。理由は自分の子育てしていたつらい思いでが蘇るから。あの時イライラしてひどい言葉を投げつけたり、邪険に扱ったりしなければよかったという後悔が蘇るから。
「子育ての責任を一人で背負わされてるとそうなるんでしょうね」
この言葉に自分の経験が重なって涙しかなかった。

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2025年05月20日

Posted by ブクログ

2020年7月にNHK BSプレミアムで放送された郷ひろみ主演の単発ドラマの原作。ドラマもそうだったが、前半のジイジには本当にため息を付く。身につまされるわ~ しかし、こうやって原作とドラマの両方を見ると、役者さんうまく演じてるなあと感心するわ

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2023年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでいて、途中までは、こんな発言はあり得ないと思って読むのを辞めようかとおもった。しかし、自分はこうならないと絶対に言えるだろうか。自分ではそう思ってなくても、相手に不快な思いをさせてるかもしれない。それに、定年後の時間をどう過ごそうか、本当に考えないといけないと考えた。

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2022年12月01日

Posted by ブクログ

読み始めたらクソ親父すぎて、あっという間に読んでしまった。
その世代がこんな風に改心するとは
到底思えないけど面白く読めた

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2022年07月27日

Posted by ブクログ

垣谷さんの本は読みやすく おもしろい。でもタイトル通りの内容で 先が読めてしまう。
いくら 爺さん(まだ60代?)でも こんな人未だにいる?って言うくらい ちょっと極端な考えの持ち主。
娘がスパスパ言い返すのが 小気味いい。

息子に読ませたいかな

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2022年06月26日

Posted by ブクログ

自分と同世代と言う設定ながら、こんな考え方の男がいるのだろうか!少なくとも多くはない。
作者は女性だし作家としておもしろ可笑しく表現しなくてはならなくて、我々よりも相当古い考え方を引っ張り出してきたのでは。
我々の世代は亭主だけの稼ぎで何とか生活出来たが、今の現役世代は夫婦で稼がないと生活出来ない事は、余程のバカでない限り理解している。ましてや嫁さんを養ってやっているなんて言うバカはいないのでは…。

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2022年03月25日

Posted by ブクログ

定年した男性はぬれ落ち葉のように
奥様にくっついて 奥様がちょっと困るという
話しを耳にしますので どう改造されるのか
読んでみようと思いました。

ので てっきり 奥様目線の話しかと思ったら
改造される側の 男性目線の話でした。

だから プランはたてたものの 上手くいかないとか?
と 思いながら読みましたが
順調に 改造していきました。

タイトルにプランと入れてあるのが ちょっと違和感を感じましたが
お話の内容は 面白かったですね。
実際にこういう風にいけば 世の奥様方は幸せですよね。

結婚したら男性に読んでもらいたい本ですね。

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2022年02月07日

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