【感想・ネタバレ】定年オヤジ改造計画のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年09月08日

ウチの旦那に読ませたかったなぁ

年齢に関係無く、こういう古い頭の中の男性は
多いんですよねー
外面は良くても、、、

「定年オヤジ」じゃなくても改造しないといけない人がたくさんいらっしゃる?

この本を、本当に読まないといけないのは、
〇〇先生と呼ばれている方々?読まないだろうなー

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Posted by ブクログ 2023年07月13日

すっごくおもしろい!家庭における男女のすれ違いをリアルに表現してます。
定年退職して悠々自適の人生を期待していた庄司常雄。しかし妻は自分を避けるし娘には非難される。男は仕事、女は家事育児、という世代の人だったのでしょう。おまけに常雄は、女性には母性本能があり、生まれつき家事育児の才能が備わっていると...続きを読む信じ切っている。ひぇ~。
女性たちの憤りがかつての自分と重なって、わかってくれる人がいた、と救われた気がしました。同時に夫への怨みつらみも思い出しましたが…。
一方で、夫側にも悪気はなく、彼らなりのやり方で家族のために働いていたんだな、とも感じて、上述した夫への怨みも少し和らぎました。
夫を主人公にしたところが巧い。

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Posted by ブクログ 2023年02月11日

実にリアルな物語だった。
女性と男性の感性の違いがひしひしと伝わる作品です。

「親の心子知らず」と言う言葉がありますが
この本は「妻の心、夫知らず」と言った所でしょうか。

主人公は大手石油会社を定年退職した庄司常雄
常雄の妻、十志子(としこ)は夫に対するストレスから夫源病を患い心療内科に通院中。...続きを読む

十志子の気持ちに終始共感しながら読み進め、又常雄・十志子夫婦の息子である和弘の妻、麻衣の思いも痛い程伝わる物がありました。
常雄の息子だけあり和弘も家事育児を全くしない夫。
やたら出て来る「母性」と言う言葉もこの2人が使うと嫌悪感しかありませんでした。

私自身も家族や知人が一人もいない県外での1人きりでの子育て経験者でその時の閉塞感や孤独、不安感、家事育児を全くしない夫と、麻衣と共通する部分がとても多かった事もあり、「あるある」が一杯で、この物語に登場する夫達(常雄・和弘)がいかに改造されて行くのか期待しながら読みました。

この作品は子供を持つ全ての男性諸君に読んで欲しい作品です。
読後感も良かったです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月29日

苦笑い•••が止まらない。

あと5年足らずで僕も定年なんだな。

それはさておき、

この作品は構成が素晴らしい。

僕の父親世代の「男尊女卑」的な価値観を持った男性が、

凝り固まって、ほかの価値観や家族の考えを受け入れられるはずがないように見えたところから、ゆっくり、ゆっくり、解きほぐされてい...続きを読むく。

題名通り、その過程を満喫できる、とても楽しい作品でした。

毎日、自分もしんどいけど、ほんの少しでいいから、身近な人を思いやれたらいいですね。

あと、定年後に備えて、1にも2にも、まず、準備。

いやぁ、思い知らされました〜!

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Posted by ブクログ 2022年07月31日

以前から読んでみたかった、垣谷さんの作品…ちょうどテレビドラマにもなって、それを観てから読めました。ドラマと同じところもあれば違うところもあって、ほんと深いなぁ…ちなみに個人的には本の方が好きです。序盤は主人公の庄司常雄さんにイライラしちゃって…何言ってるの?!と娘の百合絵さんとツッコミながら楽しく...続きを読む読めました。この親にしてこの子あり…息子の和弘さんもまた救いようのない、女は家事と育児に専念するのがあたりまえ…のような考えの持ち主…。常雄さんが実際に孫をみることになって初めて今までの考え方をあらため、息子を改心させるストーリー。この本、すべての男性に読んでほしいと思いました!

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Posted by ブクログ 2022年01月10日

常々、老後にお金と時間をボンとよこしてくる現代のシステムが嫌だなぁと思っていたのですが、この主人公の様子を見ていると、その考えは確かに当たっているのかな…と思いました。
色んな年齢の人の輪にいたことを懐かしく思い出したり、退職後に何年も経つとサラリーマン臭が消える感じがしてしまったり。

主人公が帰...続きを読む省した時の、兄姉との話もなかなか興味深い。
母性のかたまりだと思っていた母が意外と自分勝手だったとか、末っ子の自分に優しくなったのは、経済的に余裕が出てきたからだと聞かされるあたり(笑)。
日本と同じく敗戦を経験したドイツについても話題になるという、ハイレベルな兄弟トーク。
復興のためにドイツ人も日本人もがむしゃらに働きますが、ドイツは戦後10年くらいで、仕事ばかりの生活は人間として間違えていると生活を変えていったと。

孫が通う保育園の園長の方針にイライラするあたりも、あるあるネタ満載で面白かった!

主人公は基本的に向上心があり、経済的に余裕もあるから、状況も改善されてハッピーエンドに終わります。もし、そうではない夫なら、ずっとある意味、労働搾取されつづける妻も現実にいるんだろうな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年01月09日

女性ですが、結婚もしていない子どもも産んでいない私ですら、知らない事が多々ありました…お恥ずかしながら。
妻と母親の二面性を背負わされている『女性』を、周囲が理解しようとする事がまずは大事ですね。

お仕事では出世やお給与など、成果があるかもしれませんが、家事にいたっては人から感謝されない限り、何も...続きを読む残らないんですよね。
共働きや少子化が進んでいる今、想像以上に日本の現状は息苦しいと思います。

何はともあれ、家事をこなし、孫と遊んでいるジイジの姿に泣きそうになりました。

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Posted by ブクログ 2021年12月01日

私は1人親だったので父というものがどういうものか分かりませんが、こんな風だと嫌だなと感じました。1人1人を尊重できるよう意識が変化していくのを願います。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年10月11日

まるで我が家。夫に口では言えないし、たぶんわからないと思うので、面白いから読んでみたらと薦めましたが、タイトルを見て、思いっきり無視!自分は違うとでもいいたいのか?
家事子育てがしんどくても、いざという時には邪魔ばかり、そんなんだったら関わるな!と思ったよ。
娘からはわかってるみたいだけど、めんどく...続きを読むさいからしないんだよ、あの人との評価。言ってくれたらやるって、、、なんなのあの態度。妻はいわれなくてもしますけど、できないと思っても無理してしますけど。1、2回したくらいで、いつもしてるように錯覚に陥ってる、滑稽だと思ってしまう。

と本を読みながら、我が家の今までの歴史を振り返ってしまった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月26日

定年オヤジ。女は母性があるから赤ちゃんが何故泣いてるのかわかる、男には無理、などなどまだこんな考えの人がいるのか?と思うのですけどいるでしょうねきっと、いや絶対います。本書は半分読んでもまだこのオヤジは母性が云々と言ってます。期待を裏切らないオヤジです。世の中の頭が昭和のままのオヤジ達に是非読んでほ...続きを読むしいです。星を5つつけたかったのですが小説とは言えオヤジがムカつくので1つ減らしました〜!

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Posted by ブクログ 2023年08月01日

垣谷美雨さんの作品はスカッとする!

封建的な男尊女卑を押し付けて家庭内で疎んじられる定年後の「ジジイ」が、孫のお守りを通じて周囲とも打ち解けていく理解のある「ジイジ」へ変わっていくストーリー。
序盤は常雄の時代錯誤な発言にイラッとしたけれど、保育園や公園でそれまでの生活で交わらなかった母親たちと交...続きを読む流して、違う考えに触れられたのが大きかったんだろうな。
退職後も家に閉じこもっていては良くないよ、と自分の父に伝えたい。

それにしても、イクメン気取りの和弘も見事なダメンズだったな。親の背中を見て子も育つということか…専業主婦家庭は子育てに手をかけられる分、子が甘やかされてしまうのかも。

女は家事育児して当たり前、と若い男性でも思っているのだとしたら…結婚したくないと思う娘・百合絵に共感する。育児によって総合職の仕事を手放すリスクの方が自分にとっては怖いから。

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Posted by ブクログ 2023年07月25日

面白かった。しかしいるんだな、こんな男と思ってしまうがザラにいると言う悲しい現実。世の中の亭主関白男共、この本を読んで改心せよ。

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Posted by ブクログ 2023年06月07日

皆、自分の行動が正しいと思って生活している
相手に変わって欲しければ、その内容を伝えて気づいてもらう必要がある
定年退職という第二の人生の為、変われるチャンス!
それには夫婦で話し合う事が第一歩だと思う

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Posted by ブクログ 2023年05月18日

いやはや、おもしろかった! 今どき常雄ほど間違っている人はいないとは思うが、部分的にでもこっそり賛同する人はいるのではないかとも思う。多くの方のレビューに「◯◯に読ませたい」とあるのはその表れでは? 
私も、子育てや家事は「手伝う」ものと思っておられる全ての方々に読んでほしいと思う。

それにしても...続きを読む、登場人物一人一人の描写のなんとうまいこと。全ての登場人物の個性が光り、その状況のみならず空気感までありありと伝わってきた。常雄が改心するまでの経緯も丁寧で自然な感じがした。

初めは常雄の考えにイライラし通しだったが、最後は丸くおさまり、ほんわかした気分が残るよい読後感。

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Posted by ブクログ 2022年07月14日

夫源病がわからないお父さん
会社だけ勤めていればあとは母親に任せたらいいとある意味能天気なお父さん
孫をみるうちにお嫁さん側にたち双方の気持ちが理解でき、お嫁さんに共感して息子を再教育するところが見事です
なんだかんだ世話やフォローをするお母さんと娘さん
読後感はほっこりします
本来は定年前、結婚し...続きを読むてからの夫改造計画が大切かも

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Posted by ブクログ 2022年03月29日

母性本能は、母としての女性が本能として持っているものだと思っている幻想、女の浅知恵、女だてらの言葉にも表れている女性蔑視の考え。それが国の思惑かどうかは別にして、この本の主人公が定年を迎え、女性である妻や娘そして息子の嫁に対する思いや言動に対し、まるで自分の思いを見透かされている様だと思う男性は、正...続きを読む直多いのではないかと思う。本書の定年おやじが改心?して行く様は、少し出来すぎであるも、この本の様に世の男性が逆の立場で女性の家事や育児をやってみないと身に染みて分からないはず。遅まきながら、自も改造が必要だと思わざるを得ませんでした。。

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Posted by ブクログ 2022年01月06日

面白かった!
夫にも読ませたい…

『話の途中で女が急に黙ったとしたら、それは納得したからじゃなくて諦めたんだってさ』

ほんと、その通り。
時間と気力の無駄遣いだと思うようになりました。

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Posted by ブクログ 2021年11月01日

男尊女卑には長い歴史があって、今ようやく多様性とかジェンダーレスとかが叫ばれるようになってきた。それでも世の中は男性社会だと感じる機会が多い。
確かに体力的なこととか身体の作りからやむを得ないこともあるけど子育ては両親でするべき。具合が悪くなったときに連絡が入るのはやっぱりママの方。なんで?もっと平...続きを読む等な世界にしていかないと少子化が止まらない。
定年してから家事をするのは難しい。若いうちから教育しようと心に誓った(笑)

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Posted by ブクログ 2021年09月26日

うわぁ
なんだか我が家の未来を見ているようで…
もろに昭和の九州男児な旦那が定年退職したら、、、!
家事を全くやらないことはないけど、やってあげた、してやった感はばんばん出ちゃうだろうなぁー
夫原病、なりそう(^◇^;)
自分もついつい少々のことは耐えたほうが楽だと思って生きてるけど、意識改革しない...続きを読むとやばいかも。
この本では娘や嫁の存在で夫がだいぶ改心?してくれたからよかったなぁ。
こんなにうまくいけばよいなぁ。

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Posted by ブクログ 2021年08月11日

まあね、現実にはこんなうまい結末にはならないよね、と毎度感じじつつ、でもほっとする柿谷美雨さんのハッピーエンド。
定年を迎え、いろいろと充実したリタイア生活を期待していたのに、誰からも疎まれる現実にショックを受ける主人公。
戸惑いつつ怒りつつ、孫の送迎をすることになってから、学ぶ。自分の正しさが「古...続きを読むくて、間違ってて、ズレて」いることに。
とても身近で、よくある話で、面白く描く柿谷さんの才能に今回も楽しませてもらえた。
結局自分は何を望み、何を選び、何を選ばないのか。どんな風にも生きられるけど、その責任を負わないと。と厳しさの中に希望を見いだせた小説だった。読めて楽しかった。

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Posted by ブクログ 2021年07月28日

最初は頭の固い定年オヤジだったが孫を見るようになって考え方が変化してきた。頑固ジジイかと思いきや柔軟なジィジだった。頭の固い周りのオヤジらに読ませたいと思う。でも読まないだろうな。

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Posted by ブクログ 2021年06月26日

常雄は主婦や子育てに関しては偏った知識しか持っていなかったけれど、頑固ではなかったんじゃないかと思う。ちゃんと周りから学べる素直な人だし。
娘がいるのも、子育てや女性の仕事や人生について考えるいい手助けになっていた。自分の娘が男性から"格下"として扱われ、出産後に子育てに追われて...続きを読むノイローゼ気味になったらと考えると、それは思うところがある。
これからもよい変化があるといいな。

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Posted by ブクログ 2021年06月11日

とても面白い!!

主人公(オヤジ)の男尊女卑な考え方と「男にはできない」という言い訳に何度も苛立ったが、嫁の麻衣を見かねて家事を手伝ったり、大変さを共感したりして変わっていく過程は爽快だった!
麻衣の夫(オヤジの息子)はどうしようもなさ過ぎて呆れたが、オヤジのプロジェクトが功を奏し、いつか麻衣と楽...続きを読むしい老後を送ってほしいと思った。

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Posted by ブクログ 2023年01月08日

2020年7月にNHK BSプレミアムで放送された郷ひろみ主演の単発ドラマの原作。ドラマもそうだったが、前半のジイジには本当にため息を付く。身につまされるわ~ しかし、こうやって原作とドラマの両方を見ると、役者さんうまく演じてるなあと感心するわ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年12月01日

読んでいて、途中までは、こんな発言はあり得ないと思って読むのを辞めようかとおもった。しかし、自分はこうならないと絶対に言えるだろうか。自分ではそう思ってなくても、相手に不快な思いをさせてるかもしれない。それに、定年後の時間をどう過ごそうか、本当に考えないといけないと考えた。

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Posted by ブクログ 2022年07月27日

読み始めたらクソ親父すぎて、あっという間に読んでしまった。
その世代がこんな風に改心するとは
到底思えないけど面白く読めた

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Posted by ブクログ 2022年06月26日

垣谷さんの本は読みやすく おもしろい。でもタイトル通りの内容で 先が読めてしまう。
いくら 爺さん(まだ60代?)でも こんな人未だにいる?って言うくらい ちょっと極端な考えの持ち主。
娘がスパスパ言い返すのが 小気味いい。

息子に読ませたいかな

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Posted by ブクログ 2022年03月25日

自分と同世代と言う設定ながら、こんな考え方の男がいるのだろうか!少なくとも多くはない。
作者は女性だし作家としておもしろ可笑しく表現しなくてはならなくて、我々よりも相当古い考え方を引っ張り出してきたのでは。
我々の世代は亭主だけの稼ぎで何とか生活出来たが、今の現役世代は夫婦で稼がないと生活出来ない事...続きを読むは、余程のバカでない限り理解している。ましてや嫁さんを養ってやっているなんて言うバカはいないのでは…。

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Posted by ブクログ 2022年02月07日

定年した男性はぬれ落ち葉のように
奥様にくっついて 奥様がちょっと困るという
話しを耳にしますので どう改造されるのか
読んでみようと思いました。

ので てっきり 奥様目線の話しかと思ったら
改造される側の 男性目線の話でした。

だから プランはたてたものの 上手くいかないとか?
と 思いながら...続きを読む読みましたが
順調に 改造していきました。

タイトルにプランと入れてあるのが ちょっと違和感を感じましたが
お話の内容は 面白かったですね。
実際にこういう風にいけば 世の奥様方は幸せですよね。

結婚したら男性に読んでもらいたい本ですね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年07月19日

⭐︎3.5

 「常雄は喧嘩したことがない位妻と仲か良い」という文章を読んだ時に、喧嘩したことのない夫婦ってどちらかの我慢の上で成り立っているよねと思っていたが、案の定でしたね。

 母は、ずっと仕事人間で家庭を顧みない父に不満も言わず、すべて育児家事と一人でこなし、還暦を超えて夫源病に。
直接不満...続きを読むを言わない妻にかわり、娘は母の最大の味方で援護射撃してくれるシーンは、息子しかいない自分からしたら羨ましい。
三歳児神話は、現役子育て世代の自分も信じていたので、常雄同様古くさい考え方なのかと少しショックでしたが…

 常雄は、娘からの苦言や孫の世話で、家事育児の大変さが身に染みて、価値観がだんだん代わっていく。時代遅れのジジイにならないよう、古い間違った考え方を変えていき、自立しなければと自分を鼓舞できる柔軟な人で関心しました。
 
息子の和弘は、麻衣が二人の子育てがしんどい+経済的理由から働き出るため、父に保育園の送迎と子守を頼んだが、終盤で麻衣は、和弘が子育て・育児に一切関わろうとしないということを打ち明けた。
和弘が子育て育児に参加していれば、麻衣はそこまで追い詰めらず楽しく生活ができていただろうに。
和弘は、妻の仕事にも理解を示したイクメン風を始め装っていたので、判明した時は常雄よりタチが悪く腹立たしかった。

ラストで妻への感謝の気持ちをはっきりと伝えるシーンは本当によかった。
タイトル通り、よき夫、よきジイジに改造され、離婚が回避されてよかった!

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