垣谷美雨のレビュー一覧
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高齢者の車の運転事故は痛ましい。認知症はじめ重い病気の方は、もちろん運転はするべきではないが、年齢とともに判断力や反射神経もにぶくなる。しかし車の運転をしないと生活できない過疎の街もある。
主人公は一般企業に勤める50代サラリーマン。田舎に住んでる両親のところに行き、78歳の父親の危険な運転を目の当たりにして、免許返納を勧める。しかし路線バスもあまりない地域では生活のために車は必需品であり、そう簡単に車は手放せない。
悩んだ挙句に主人公は脱サラし、田舎に戻り両親の日々の買い物もまかなう移動スーパーをはじめる。高齢ドライバーの問題に加え、過疎の町の問題なども小説には盛り込まれ、非常にためにな -
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日本政府にて『七十歳死亡法案』が可決された。これにより皇族を除き、日本国籍の者は70歳の誕生日から30日以内に死ななければならない。
政府は安楽死の方法を数種類用意する。なお施行は二年後の4月1日である。
こんなセンセーショナルな書き出しから始まる小説だ。主人公は55歳の主婦で、義母(84)の介護で疲れ切っている。つまり2年後にはこの介護地獄から解放されるのだ。思わず微笑んでしまう自分…
この法律の対象から外れるためには、『年金は要りません』『医療費は全額自分で払う』『ボランティアをする』と書面を役所に提出するらしい。寝たきりでない、資産がたくさんある人は助かるなんて…しかしよく考えるもの -
Posted by ブクログ
70歳かあー ちと早いなあー
昔でいうところの
姨捨山
この小説が10年前に書かれているけれど
今、まさにもっと大変なことになっている
総理の大胆な改革が人々に
何をもたらしたかそんなお話し
実際
介護に関わる仕事がどんどん増えるのに
賃金は安いまま
その仕事を理解している人はどれほどか
一方預ける側もあまりにも高い施設の入居料に
かなり躊躇
家族の中でもどうしても女性に負担がいってしまったり
夫、あるいは息子が見ていたりしても
まわりに援助を求めずに
たちいかなくなり、犯罪にまで発展
そんなことが時折ニュースになる
これくらい強烈な改革しないと人々は考えないかもと思うとせつなくもなる
切 -
Posted by ブクログ
作品の感想というよりは、それを受けての「私のブログ」かも
不妊治療の渦中にいる私には気持ちが揺さぶられすぎるお話だった。
ずっと「男はいいよなぁ、(肉体的にも社会的にも)大きな負担なく子供が持てるもん」と思っていた。で、その気持ちに対して「でも、男は生まれた子供が確実に自分の子供という確証は普通はなく(DNA検査等しないかぎり)、そのなかで子育てしなくちゃならないから…」というところで、なんだか性格悪い感じだけど、自分のなかで折り合いをつけていた。
で、いざ不妊治療となったときに夫の名前が記された容器に入った精子を見て、上記の気持ちが打ち砕かれたというか。もちろん夫のことが嫌いになったと