垣谷美雨のレビュー一覧

  • 懲役病棟

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    病棟シリーズ3作目。半年間の期間限定で女子刑務所病院に派遣された医師の香織と看護師のマリ江が不思議な聴診器から聞こえる声をヒントに更生できるようアドバイスする。収容されているのは加害者になる前に被害者だったというには驚き。よくよく聞いてみるとなるほど、納得。半年の勤務を終えた二人の元には出所した人からの御礼の手紙がどんどん届く。病気を治すのも医者の仕事だが患者をよく知ることが先決だと感じた。

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    2026年07月15日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    ネタバレ

    東関東大震災のお話。身近な人の死、家を失い自由を失いお金を失う。衣食住に不自由なく暮らし、大切な人がいると言うのはなんで幸せなことだろう。足るを知るというのは本当に大切。
    男たちの横暴さが怖いし怒りで手が震えそうになることも。この人は理不尽な男を描くのが上手いな。遠乃が酷い目に遭うのではないかとずっと怖かったけど、決定的な出来事が起こる前に逃げられて本当によかった。遠乃の舅と福子の夫が頭に来すぎた。

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    2026年07月15日
  • 夫のカノジョ

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    夫の不倫相手と妻の中身が入れ替わるという奇想天外な設定を、生活のディテールで丹念に支え、破綻させずに描き切る筆力が光る。

    菱子の視点からは良妻であることの窮屈さが、星見の視点からは自由な生き方の裏の孤独が浮かび上がり、互いに「当たり前」だと思っていたものが実はそうではなかったと気づかされる。読後、自分の日常を少し違う角度から見返したくなる一冊。

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    2026年07月14日
  • あなたの人生、片づけます

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    読み出しはちょっと無理があるのでは?と思うのに、読み進めるとなんだか納得させられてしまう、不思議な読後感のある小説だった。
    著者の本ははじめてだったので、他の本も色々読んでみたい。

    大庭十萬子(おおばとわこ)によって人生を整頓していく登場人物たちの視点で物語が進んでいき、その結末になんとも納得感を覚えてしまう。「物はいいものだから捨てるのはもったいない」という気持ちがすごいよくわかるというか、自分もそういうところがあって捨てられないものがある!と思うとちょっと胸が苦しくなったし捨てなくては…と思うようになった。

    十萬子さんが、スーパーウーマンというよりは等身大の感情も人並みにある普通のおばちゃんなのも不思議な説得力がある。妙に優しいわけでもないし、妙に厳しいわけでもない。最後の物語だけ十萬子視点で進むんだけど、片付けられない依頼人にイライラしたり、ほんとに普通のおばちゃんなんだよね、十萬子さん。
    そこがこの物語のミソって感じがする。

    片付けられない人たちが、みんな自分はまともでなんともないって思ってて、それが徐々にやばさを自覚していく様がとても良かった。
    片付けがしたくなる1冊だった。

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    2026年07月11日
  • 後悔病棟

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    聴診器が空気を読めないと言われている女性の手元に渡ったというのが、面白い設定だなと思った。
    数ある言語の中から、最悪の言葉選びをしてしまう人って意外なといると思った。

    個人的には、過去に戻った時に今より非常にいいことが起きていたと思ったらさらに後悔して亡くならなければいけないのかと思ったが、いい面もあればもちろん悪い面もあり、悪くない人生だったなんて思える話が詰まっていた。

    個人的には、娘の結婚を反対していた人が印象的だった。
    良くも悪くも女の舵取りで、男性が変わってしまうんだなと思えた話だった。

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    2026年07月11日
  • 懲役病棟

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    女医、太田香織と看護師のマリエは刑務所に派遣され、同時に聴診器を渡され、受刑者たちの心の声を聞き、女医と看護師のやりとりが最高に面白い。本を見る限り、受験者はそれほど悪い人はいないような気がする。今までいろいろな事情があり、今刑に服している。本当はささやかなことだけど仕方がない。内容が女子刑務所だから仕方ないけど、女性の方が不利のような気がする。この世の中の仕組みしきたりなのでこうする事しかない。刑を終えて出所すれば良いことがあるかもしれない。希望を持って残りの人生を楽しんでいくしかないと思う。1度の人生なので。

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    2026年07月08日
  • 絶縁病棟

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    このシリーズは女性の心の奥にある、中々言い出せない悩みに切り込んだ内容に迫るお話。今回も不思議な聴診器による診察で治療をしていくのだけど、垣谷先生の文章の力はホント凄い♪あっという間に引き込まれてしまいます。

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    2026年07月05日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    実家にはまだ母も父もいる。だけど謎に自分が幼少期に着ていた服や数センチほどの靴がまだ残っている。
    この本を読んで、実家に誰もいなくなった時に残るのは、意識のない時に自分が本当に使っていたのかも分からない物を早く処分したいという衝動に駆られた。だからさっき、今度実家に帰ったら「全部片付けます」と連絡だけした。

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    2026年07月04日
  • 結婚相手は抽選で

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    おもしろかった。もしこの法律があって、自分が独身だったら…私、パソコン屋に集う彼らと同じく陰の民なので、わくわくするかもしれない…。
    昔より未婚の男女も増えたとはいえ、今でも「結婚はしなければ…」と考える人は少なくないと思う。本人がというより、その周りが。
    私には同じ歳の従姉妹がいます。彼女は美人でスタイルもよくて、頭のいい大学出ててスポーツも大会で毎回賞を取ってた人。卒業後は海外で働いて、4ヶ国語くらい喋れるバリキャリ。
    彼女と子どもの頃から比べられる平々凡々な私。私が彼女より出来たことといえばピアノくらいだけど、それは私が上手いとかではなく、彼女が下手すぎたから。
    そんな私が彼女より褒められたことが「結婚」でした。いつも私が彼女と比べられてたのに、私が良い人と結婚したと、今度は彼女が私と比べられることに。
    結婚しとる人間はそんなに偉いんかー!!!
    私も美人で海外で働くようなバリキャリなら結婚なんて考えなかったかもな!!
    この法律、私の田舎ではみんな大賛成しそう。

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    2026年07月03日
  • うちの父が運転をやめません

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    面白かった。
    このテーマも難しい問題で前半は読んでいて
    しんどかった。現実の世界も気になり、
    イメージしながら読み進めました。
    中盤以降は事態が好転して一気読みでした。
    ドラマ仕立てですが、よかったです。

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    2026年07月01日
  • あなたの人生、片づけます

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    お片付けものかと思いきや、確かに、物もお片付けはするけれど、題名どおり人生のお片付けでした。
    断捨離って物を捨てたりもそうだけど、人や、自分自身の考え方を整理して取捨選択するのも大事。

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    2026年06月28日
  • 懲役病棟

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    2026/06/21
    懲役病棟
    垣谷美雨さん

    久しぶりの垣谷美雨さん
    やはり面白い
    聴診器をあてると、気持ちが聴こえてくる

    女子刑務所のリアルなお話
    みな、罪を犯した犯罪者だけど、
    あるいち、被害者?
    罪を償う。
    償って、立ち直る、環境も
    必要なのだと、思った。

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    2026年06月21日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    垣谷美雨さんの『姑の遺品整理は、迷惑です』は、遺品整理という出来事を通して、人との関わり方や生き方について考えさせられる作品だった。

    物語では、主人公モトコの実母と義母が対照的に描かれている。実母は、常にきちんとし、他人に迷惑をかけないことを信条として生きてきた人。一方で義母は、おせっかいなくらい世話好きで、多くの人と関わりながら助け合って生きている。

    どちらの生き方にも長所があると思う。実母のように、自立し責任を持って生きる姿勢は素晴らしい。しかし、それを完璧に追求しようとすると、人とのつながりはどうしても希薄になってしまうのかもしれない。

    反対に義母は、人に頼り、人を頼られながら生きている。時には周囲を振り回すこともあるけれど、その分、人との温かな交流がある。困ったときには助け合える関係性が自然と築かれているのだ。

    もちろん、こうした違いには生まれ持った性格も大きく影響しているだろう。それでも私は、人との関わりを避けて完璧を目指すよりも、少しの優しさや思いやり、そして許しを持ちながら生きていきたいと思った。

    身近な人との関係を大切にし、お互いに支え合いながら暮らしていくこと。それが私の理想の生き方だ。

    読み終えて、私自身も義母のように、人との縁を大切にしながら生きられる人になりたいと思った。

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    2026年06月20日
  • もう別れてもいいですか

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    すごくわかる!!!
    産後で余計に旦那に対するイライラあるので笑
    余計に納得!
    けど 歳をとって離婚となると
    いろんな不安がでてくるし若い時みたいに
    決断って難しいだろうなーと思う。
    し 主人公みたいにすべてがうまくいくのは
    稀やろなーと思ってしまいました。

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    2026年06月18日
  • 禁煙小説

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    ニコチン依存症って、大変なのね。
    作者もそうだったのかしら。
    あまりに切実な話だった。
    これは若い世代にも読んでもらって
    たばこの依存性の怖さを知った方がいいのかもしれない。

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    2026年06月17日
  • 墓じまいラプソディ

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    リアルでシビアで面白かった。
    それぞれの視点が出てくるところが良かった。
    悪人だと思われている人に必ずしも悪意があるわけではない。それどころか、良かれと思ってすらいる。
    だけど「悪気はない」と「良かれと思って」と言ったところで何も解決しないし、言われた人が納得することもないよなぁとつくづく思った。

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    2026年06月16日
  • 後悔病棟

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    人生には、いくつもの岐路がある。進学、就職、結婚、人間関係――そのときは自分なりに考えて選んだはずなのに、うまくいかないことがあると、「あのとき別の道を選んでいたらどうなっていただろう」と考えてしまう。

    本作の主人公たちも、それぞれの人生に後悔を抱えている。そして不思議な体験を通して、自分が選ばなかったもう一つの人生を生きることになる。

    しかし、実際にその人生を経験してみると、そこにはそこなりの苦労や悩みがあり、決して理想通りではない。むしろ、自分が選んできた人生にも大切なものがあったことに気づいていく。

    読んでいて感じたのは、人は「選ばなかった未来」を美化しやすいということだ。今の現実に不満があると、別の選択肢のほうが幸せだったように思えてしまう。しかし、本当にそうだったかは誰にもわからない。

    人生は日々選択の連続だ。迷うこともあるし、選んだあとに後悔することもある。それでも、自分で決めた道を信じ、「この選択でよかった」と意識することが、幸福につながるのではないだろうか。

    結局のところ、どの道を選ぶか以上に大切なのは、その選択をどう受け止めるか。どんな人生も、自分の意識次第で「結果オーライ」に変えていけるのだと思った。

    『後悔病棟』は、過去をやり直したいと思ったことのある人にこそ読んでほしい一冊だった。

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    2026年06月15日
  • 農ガール、農ライフ

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    ほんとにそう、有名大学卒で有名企業に入社したとて、辞めてしまえば、評価はしてくれないし、年収は下がるばかり…
    就農の道を見つけた主人公、だけどそんな甘くなかった。両親の墓前で死ぬことを考えるほど追い詰められたものの、伝手と真面目さが彼女を救ったのではないかと思う。

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    2026年06月15日
  • あなたの人生、片づけます

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    何でも解決してくれるトマリさんでも、手こずる問題もあるんだな。
    難しい問題だったけど、トマリさんは解決に導く。
    トマリさん、素敵♡トマリファンになってしまった。

    心の乱れは、生活乱れ、部屋の乱れ…全て繋がってる。

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    2026年06月13日
  • あなたの人生、片づけます

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    確かに食生活と部屋の整頓され具合ってものすごくメンタル影響するなあと、、。
    自分を見つめ直してきちんとした生活送りたいなと思えた本でした。いらないものは捨てよう!

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    2026年06月11日