垣谷美雨のレビュー一覧
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タイトル通りのお話、だが実家暮らしで学生の私からするとまだまだ先の話だと思っていたが色々と考えさせられることがあった。
この本を読んだ後に家を見回してみたが当たり前に物、物、物。いきなり親が亡くなったあと、要るものと要らないものに分けろと言われたら、莫大な精神的負担と体力がかかるのは想像に容易かった。
だからといって主人公の望登子の母のような最期であってほしいとも言えないし、難しい。
でもこれは実の母で考えているからであって、血の繋がっていない姑の遺品整理など気の遠くなるような作業だろう。遺品整理を通してその人の知らなかった一面や人生の一部分を見ることができるという点は面白いと思ったが、純粋に -
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【一言感想】
自分の人生を信じる大切さ
患者とのコミュニケーションにコンプレックスを考えている女医が、ある日患者の本音とその人のやり直したい過去に戻って選択を換える体験ができる聴診器にて終末期の患者と対話をしていく話
今が上手くいっていないと、過去に執着してしまうのは仕方が無いけれども、執着したままでは、今起きていることを悪く見てしまいがちで、物事を悪い方悪い方へと考えてしまいがちになると思います
そんな時に「あの時にあぁすれば良かった」という後悔は誰しも考えてしまいがちですが、もしその"あの時"に戻ってやり直したとしても、それが今よりも良くなる保証が無くて、むしろ最 -
Posted by ブクログ
本作もやはりいい話でした(イヤな話だとそれはそれでイヤなんですが)。
実際、刑務所に服役するような人というのは、もちろん正味の悪党もいるでしょうが、本作の登場人物のように生きていくためにやむにやまれず犯罪行為に走ってしまった、という人も結構いるんじゃないかと思いました。
けど、そういう人に限って出所後ロクに住むところもなく職にもつけず結局再犯して刑務所に逆戻り、というケースがかなりあるんじゃないでしょうか。
そうならないようにするためのセイフティーネットをもっと充実させるべきだと本作でも語られていましたが、全くその通りだと思いました。
それが犯罪を減らす一番の近道になるんじゃないでしょうか。 -
Posted by ブクログ
テレビの『農業女子特集』を見て農業を始めようとするなんて、初めはなんて楽観的なんだろうと思いましたが、
自分の意思を持ち、しっかりと人生を生き抜いて行く久美子はとても格好よかったです。
自分も人生で嫌なことがあった時、「田舎でのんびり暮らしたいなあ」なんて思うことがありますが、
それがいかに見当違いなのかがよく分かりました。
田舎の閉鎖的な人間関係に取り入っていかなければならないし、畑をずっと見守って長期休暇も取れないし、農業だけでは食べていけない。
生きるって楽じゃないなと思います。
安定した生活がほしくて婚活に勤しむ女性も描かれていましたが、久美子は安易に結婚に逃げず、周りに助けられ