垣谷美雨のレビュー一覧

  • もう別れてもいいですか

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    年代的には少し古いのかもと思いましたが、今の時代でもら当たり前の風景なのかもしれない。
    夫婦でいる意味のない状態、自由を奪われる妻。

    中年女性が1人で生きていくことの大変さ。
    いろいろと考えさせらた。

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    2025年07月01日
  • もう別れてもいいですか

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    序盤は夫に言いたいことが言えない主人公の澄子に少しイライラを感じた。
    でも、惹き込まれました。
    澄子とその友人たちの会話がリアルで「あぁ、女性って何歳になってもこういう話題で盛り上がるよな」と。
    ラストは慎ましくも自分らしい人生を取り戻し生きていく澄子を応援したい気持ちになった。面白かったです。

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    2025年06月30日
  • 希望病棟

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    後悔病棟シリーズの2作目
    前作は死んでいく人の後悔をなくすような話だったが、本作は回復して後悔なくいきるにはどうしたら良いかという話。

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    2025年06月28日
  • 農ガール、農ライフ

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     物語の主人公は、水沢久美子である。彼女は、派遣切りに遭ったその日に、長年同棲していた同級生の篠山修から突然、「結婚したい人がいるので出て行ってほしい」と告げられる。仕事も住む場所も彼氏も失い、三十二歳の春にまさに絶望の淵に立たされた状態であった。その部屋には、今もグレープフルーツの香水の香りが残っていた。

     久美子が修と共に暮らしていた部屋は、窓ガラスが多く気に入っていたものの、家賃は月額十万円を超えていたため、一人で支払うことは極めて難しかった。彼女は、新たな仕事探しと居住地の確保に奔走せざるを得なかった。しかし、父母のいない彼女には保証人もなく、職もなく、貯金もわずかであったため、新しい住まいを見つけることは容易ではなかった。

     追い詰められた彼女は、偶然テレビで見た「農業女子特集」のドキュメンタリー番組に強く惹かれる。そこには、ピンク色のかわいらしい女子が、自由に農業に取り組む姿が映し出されていた。「そうだ。農業だ」と彼女は運命を感じ、早速田舎に引っ越し、農業大学校への入学を決意する。彼女の新しい暮らしのために、大学の二年上にあたる先輩がおり、その先輩に連絡を取ると、オーストラリアで仕事をしていたことが判明した。すぐに連絡がつき、その先輩の母親アヤノが経営するアパートに空き部屋があったため、彼女はそこに居候させてもらうことになった。

     久美子はコンビニでのアルバイトをしながら、農業大学校に通う。定員は16名であり、彼女は4人のグループに所属した。メンバーは、20歳の亜美、26歳の勇太、そして家族を持つ42歳の黒田であった。世代は異なるが、皆農業への熱意を共有し、良好な関係を築いた。農業大学校での授業や実習は充実したものであり、彼女はニンジンが種から育つことを初めて知るなど、多くの新しい発見をした。

     農業デビューへの期待が高まる中、しかし久美子の夢は挫折の危機に瀕する。卒業後、参加した市の就農相談会で、担当者から次のような言葉を耳にするのである。
    「独身女性に田畑を貸す農家はほとんどない。」
    「農業をやりたいなら、農家に嫁に行くのが一番だ。」
    「有機農業のような趣味の農業は求められていない。経済的にやれる農業ができる人を望んでいる」

     農地を借りるのは非常に困難であり、研修先の農家に相談してもほとんど話を聞いてもらえなかった。

     それにもかかわらず、久美子は真面目で堅実、ノートをきちんと取り、勉強熱心な性格から、周囲の人々の支援を得ることができた。老農家の富士江の協力もあり、農地を借りることができたのである。ちなみに、大家のアヤノと富士江は、同級生でありライバル同士であった。こうして、彼女を支援してくれる人々に恵まれ、彼女の農業生活は少しずつ前進していった。

     さらに、彼女は婚活パーティに参加し、ヒトミや野口静代といった仲間と交流を深めるとともに、大学の先輩・瑞希のSNSのフォロワーを通じて、彼女の野菜セットを販売してもらうことに成功した。プレミアム野菜の注文も入り、イタリアンレストラン「フェリーチェ」(幸福を意味する店名)のシェフも彼女の野菜を購入した。ヒトミと静代は、それぞれ大胆な人生の選択をも行うのであった。

    このようにして、久美子は新たな人生の一歩を踏み出すことになったのである。

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    2025年06月27日
  • リセット <新装版>

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    3人の同級生が地物の物産展に偶然集まり、そこから不思議な居酒屋に行ったことから18歳の頃にワープしてしまう。

    やり直したかった人生をもう一度変える3人。
    それぞれが心のうちに抱く相手への憧れやモヤモヤが描かれながら物語は進んでいく。

    みんなどうなるの?自分だったらどうするだろう?と考えながら読みました。

    未来に後悔の残らない生き方をしよう!
    と思えた一冊でした。

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    2025年06月22日
  • うちの父が運転をやめません

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    高齢ドライバーの事故のニュースをみて、田舎の両親を思い出し帰省する主人公を取り巻く環境、悩みや葛藤を読みながら、子供に対する接し方、親に対する接し方、仕事のこと、もっと早くにこの作品に出会いたかったなぁと思いつつ、私は読み進めました。

    これまでの会社員人生、これからどう生きていくのか、残りの人生を考えた時に、やりたいことやチャレンジしたいことを見つけられるって、いいなぁ。

    これから何か楽しめるものを見つけたら、P294〜もう一度読み返そうと思う。
    いろんなことに挫けないために。

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    2025年06月16日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    40代で夫を亡くしたときに、嫁はこんなことを考えるのかと勉強になる本。行く末の介護のことまで見据えて、結婚する人はどれくらいいるのだろうか、自分はあまり考えなかったので、考える機会となった。また、亡くしたときに、線香を上げさせてくれ、だの予期せぬ訪問者がいるかもしれないのは参考になった。

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    2025年06月14日
  • 子育てはもう卒業します

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    同級生女性3人の大学時代から50代へ、約30年間にわたる子育てにおいての人生模様が書かれています。

    様々な困難がありつつ、同級生それぞれの子供達が成長していく様子も描かれています。奮起して人生を進めようとする、心地よい小説でした。

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    2026年01月03日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    絶賛実家空き家取壊し前なので、この本をすぐに手に取りました。
    ウチは、業者に頼むことにしました。
    この姑さんもそうですが、ほんと、なんでも取っておく。
    そして、見たこと無い着物が多数。
    これは専門業者に頼む?とネットでみたら、いい話を聞かなかったので、日頃、着物を着慣れてる方に見に来て頂き、お気に召したモノを持って行ってもらいました。
    後は、捨てます。
    母も喜んでるはず。

    母の生活を振り返る余裕が無いのは申し訳ないけど、私が母なら、ちゃっちゃと棄ててほしいと思う。

    そして私も子どもたちにこんな気持ちにさせないように断捨離しなきゃ、これ以上、モノを増やさぬようにしなきゃ、と改めて。

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    2025年06月07日
  • 結婚相手は抽選で

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    面白かった!
    垣谷美雨さんは色んな人の人生や考え方を、どこで知るの。そしてそれを表現できるから、本当にすごい。世の行く末までも。笑

    人生、結婚だけじゃないけど、結婚に重きを置いている人が多くいる日本で、結婚を選ばない選べない人たちの心境、環境が描かれてる。


    最後まで読んで
    その先を想像して幸せな気持ちになりました。

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    2025年06月07日
  • もう別れてもいいですか

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    離婚したがってる母にとても境遇が似ていて面白そうで読んでみた
    私自身は夫と結婚4年目
    毎日幸せで、結婚ってこんなに幸せなものだったんだ、と思っているけど、それは20代だから・この世代だからなんだと実感した
    親世代より上の女性は、色んな社会の重圧を受けて人生を過ごしてきたのだと思うと心苦しい。
    自分がこんなに幸せな結婚生活を送れているのは変化してきた世の中のおかげだと強く感じた。

    最後の手紙の内容がとても良くて、暖かな気持ちになった

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    2025年06月07日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    「七十歳死亡法案」が成立した日本を舞台にした近未来小説。70歳を迎えた国民は、政府が用意した安楽死の方法の中から死を選ばねばならないという、過激な制度のもとで展開される物語。この大胆な設定は、高齢化社会や介護の問題と直結しており、とても深い話だった。

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    2025年06月06日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    長崎弁がたくさん出てきましたが、「ばってん」で「しかし」の意味の逆接になるのが可愛くってお気に入り♡夏葉子たちはもう少し歩み寄れたらよかったのにと思う。本音で会話しないなんて、本当に夫婦なのか?そう思ってしまうのは私の両親が夏葉子たち夫婦と正反対だからかな。自分の人生だから、ちゃんと自分のことを話すべきだけれど、親しき仲にも礼儀あり。なんでもほどほどに、だな。節度を持ちながらも大切なことは話し合いたい。仮に同じお墓に入りたいと思える大切な人がいても、その人の両親との相性が合わないこともある。結婚は家族ぐるみだと改めて実感した。同じお墓に入りたいと思えるくらいに大切な人が私の人生に現れるのか?はたまた、すでに出会っているのか?たのしみ

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    2025年06月03日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    マイホームの問題、特に郊外のニュータウンの購入型集合住宅にスポットをあてたドラマ。人生で一番大きな買い物であろう住宅購入の闇を提示してくれる展開。バブル崩壊前に建築された郊外型マンションを購入した人なら似たような失敗(?)をしているのではないだろうか。少し前なら都市の中心には住む人がいないドーナツ化現象とか言われた事もあったが、住人がそのまま歳を重ねて建物の老朽化と自治会の高齢化が同時に押し寄せる恐怖。ヨーロッパの住宅事情なども盛り込みながら結末が大いにきになる展開です。
    あまり住処に高望みはせずミニマルに暮らしたいと考えながら読みました。あとがきで作者の経験が元になっていると知り、リアルさに納得。
    友達同士の彼氏の押し付け合いの結末も興味のひとつとして読めました。

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    2025年05月31日
  • 希望病棟

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    前作でハードルがぐっと上がったというか、楽しみになった。
    今回は、摩周湖先生と桜子と貴子が主人公を変わりながら、目線を変えながらのお話。桜子と貴子はともに摩周湖先生の患者であり、末期癌を宣告されている。治験の話をもらうも、将来に悲観的な感じ。(そりゃ余命宣告されたら投げやりにもなるよな。)二人とも「どうせ死ぬなら好きなことやっておけばよかった」と思っていたどん底から、治験の効果が出て退院できることに。

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    2025年05月30日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    ネタバレ

    姻族関係終了届け初めて聞きました。
    夏葉子さんが、良い人すぎるために、その周りで起こることに対して、彼女の気持ちになるたびに、モヤモヤしたり嫌な気持ちになって、スッキリは読めませんでした。
    でも、話の最後の持っていき方にはスッキリしました。
    夫を先に亡くすっていうのは、こういうことでもあるのかと、初めて考えに及ぶことでした。
    面白かったです。

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    2025年05月26日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    好きな作家さんです
    静かで深い感情とリアルさ
    変化をおそれる思い
    現状がつらくての決断
    決断した先も苦労が続きます
    女性に対しての応援歌だと思いました

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    2025年05月26日
  • 結婚相手は抽選で

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    強制婚活を通じて自分と向き合う。
    自ら気付くこともあれば人から指摘されて気づくこともある。
    本来の生活圏では出会うことがない人達と出会うって結構大事な事なのかもね。人と関わることで色んな視点の色んな気付きがあって人は成長するんだな。と。

    1人でも生きていけるけど、ずっと1人でいるのはなんか嫌。もう子供が産める歳でもないし、おひとり様満喫して自分は満足だけど、周りの「結婚しないの?」って視線はやはり気になるところで…したいかしたくないかと問われれば結婚はしたい。
    自分が結婚に求めてる事ってなんだろう?何のために結婚する、したいんだろう?と考えるきっかけをもらえました。

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    2025年05月07日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    今まで実父母以上に信頼していた義父母が、夫の死をきっかけに、典型的な『良い嫁』を求めてくる。
    そもそも、夫との夫婦関係は悪くはないが、どこか他人行儀で別に良くもなかった。
    実父に話したところ意外と頼りになり、娘のために戦う!かっこよかった。
    自分の人生を取り戻していく。

    ・夫婦とはいえ他人なので自分の思っていることはちゃんと伝える
    ・『つぶしてもよい人』と周りに思われないようにする

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    2025年05月02日
  • 結婚相手は抽選で

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    ネタバレ

    抽選見合い結婚法、独身の男女が抽選で決められた相手と3回断ったらテロ撲滅隊に加入しなければいけないというペナルティがあるお見合いをするというストーリー。

    登場人物の属性がリアルで、特に共依存してる母娘は身近にもたくさんいそうで共感できた。読んでいる間は自立できてない母娘どちらにもモヤモヤしたけれど。

    結婚を考えられるパートナーの有無、既婚未婚、男女など読者の属性によって受け取り方は変わりそう。
    結構、毒が詰まっているけれどサラッと読める痛快な本!

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    2025年04月28日