垣谷美雨のレビュー一覧

  • リセット <新装版>

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    過去も未来も見つめ直す人生回復小説‼︎ってあらすじに書いてあったので読んでみました。
    女性側からの目線で切り込んでいて、とても共感が持てますし、前向きな気持ちになれました。

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    2025年09月21日
  • 後悔病棟

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    ネタバレ

    聴診器を当てるとその人の心の声が聞こえ、さらにその人が願えば人生をやり直せるというちょっとファンタジーみのある話。どの患者も末期癌で余命宣告を受けているから、人生に対する諦めや後悔をみんな持っていて、あの時ああすればよかったと悔やんでいる。聴診器を通して人生をやり直すけど、誰も上手く行かず、むしろこれなら現実の方がマシでは?と思うほど。まさに隣の芝は青い。
    主人公のルミ子は鈍感で人の感情に鈍いが、人に寄り添おうとする姿勢はホンモノ。ルミ子も患者と一緒に人生を追体験することで成長していくところは、死を目前にした患者とこれからも生きて成長していくことの対比でもあるのかなと思った。割とあっさり読後感

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    2025年09月08日
  • 墓じまいラプソディ

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    檀家を出て、
    父の遺骨を納骨堂に移した時の事を
    思い出しながら読んだ。以前から、
    檀家から出る時は大変だとは聞いていた。
    この小説のように、高額料金を請求される事は
    無かったが、かなり嫌な顔をされ
    しばらく口もきいてくれなかった。
    仏に仕える人も、所詮は人間なのだと、
    妙に納得したのを覚えている。
    (※全ての僧侶の方に対して言っているわけでは
     ありません)

    従来通りの墓で、後を継ぐ者がいるのであれば
    そのままでいいと思うし、継ぐ者がいなければ
    納骨堂や樹木葬、いろいろな形で故人を
    偲んでいけばいいのではないかと思う。
    一番は、本人がどうしたいか。

    普段は、お互い言いたい事を、
    円満にすご

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    2025年08月30日
  • リセット <新装版>

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    今の生活に不満や不安を感じる3人の女性がタイムリープによって、高校生に戻り、2度目の人生をやり直す物語

    自分だったら、いつに戻りたいだろうな?と思いながら、
    読んでましたꉂꉂ

    結婚だけが、子供を持つ事が、仕事だけが人生じゃない。
    って思えた…
    要はバランスだと思う!

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    2025年08月24日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    タイトルに惹かれて手に取りました!

    #嫁をやめる日 の改題作でしたꉂꉂ
    文庫化する時に、タイトルが変わるのは何故?

    文庫化の際、解説があるのが良きなんだけど!

    垣谷さんのタイトルのセンスが面白いな

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    2025年08月24日
  • 子育てはもう卒業します

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    大学時代に出会った3人。
    ありふれた日常の中、就職・結婚・出産という過程の
    十数年間の彼女達の物語。
    一人一人生き方も暮らし方も違うんだろうけど、
    私もこんな悩みに直面するんだろうなと思いながら読みました…

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    2025年08月23日
  • あなたの人生、片づけます

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    私は素直じゃないから片付けようという気持ちにはならないし、捨てることだけが正解なのかと思う部分もあった。
    だけど、ただ片付けるだけじゃなくて、その背景を自分で気づかせて進み始めることが楽しく読めた。

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    2025年08月20日
  • うちの子が結婚しないので(新潮文庫)

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    一気に読んだ。
    友美の家族はいい家族だなぁと思った。
    千賀子は働いているだけあって聡明だと感じたし、相手の立場に立って物事を見れる人。
    夫は少々ポンコツ具合が見て取れたが、、

    友美が「なんとなくそう感じる」と仕事も結婚も決めていた。
    結局そういうことなんだと思う。
    自分が腑に落ちるのか、落ちないのかが決め手。

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    2025年08月17日
  • あきらめません!

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    過疎化が進み、特に若い女性の流出が多い地方の街。
    移住してきたらお金や家を与えるなどはよく聞く対策だが、そうではなくて、自治体に女性や若い人を参加させ当事者の意見がきちんと通ることで、福祉や生活の質が最適化されるのではないか、それで明るい未来が見えることで人の流出が防げるのではないか、という視点が描かれている。
    お話自体はご都合主義ではあるが、こういう移住ものではあまり読んだことがない軸だったので、勉強になった。

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    2025年08月15日
  • あなたの人生、片づけます

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    オーディブルにて。
    同じ著者の「あきらめません!」がとても面白かったので2作目。こちらはまあ普通だった。
    こんまり先生大好きな私には、この方の片付けには不満。

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    2025年08月14日
  • うちの子が結婚しないので(新潮文庫)

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    2025.7 10冊目

    親婚活という自分がよく知らないものに触れられ、知見を広げられることができた。

    自分と子が品定めされるような場に通うのは相当ストレスが溜まるだろうし、それでも子のために…と親なら頑張るものなのか…と考えさせられた。

    恋愛結婚と違い、ある程度妥協しなければこういう場での交際は結婚まで繋がらないというところが、結婚とは…と色々思うところがあった。

    垣谷さんの本は2冊目だけど、どちらも自分とは考えの合わない人物にモヤモヤさせられながらも引き込まれる作品で、また違う作品を読みたいと思った。

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    2025年08月10日
  • 老後の資金がありません

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    結婚資金に葬式代、義姉との関係がリアルで
    一気読みしてしまった。
    姑さんが中々スッキリした性格で面白かったです

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    2025年08月09日
  • あきらめません!

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    仕事を引退した後、どう過ごそうか…と考えながら働く今、霧島郁子の色々に共感できた。
    読みやすく、物語の展開を想像しながら読み進める面白さと、スカッと感があった。
    後半は政治的な内容になっていくので、つまらなく感じたけど楽に読めたのでミステリー本の合間によむのに良かった。

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    2025年08月09日
  • うちの父が運転をやめません

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    そんなに上手く行ったら良いよな〜。そしてこの夫婦はこのままずっと田舎と都会で離れて暮らしていくのかなぁ。それは寂しいなぁ。

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    2025年08月07日
  • 四十歳、未婚出産

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    主人公がどうしてそこまで周りに反対されながらも子供を産みたいのか、そんなに嘘をついてまで今の立場を守りたいのか、私には分かりませんでした。そこに感情移入できなかったのが残念です。

    最後はハッピーエンドで良かったです。

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    2025年08月07日
  • 墓じまいラプソディ

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    読み始めた時、まーた選択的夫婦別姓かよーってゲンナリしたの。
    でも読み進めていくとスカッとするのよね。
    女性たちの胸の内が笑

    私には今のところ守るべき墓もなく。
    私も夫も分家だからね。
    正直私自身はお墓もいらないと思ってて。
    いつか墓じまいにあたって面倒をかけるくらいなら、合同墓でいいと思ってる。
    さらにいえば夫と義父母と同じ墓に入りたくない。
    それなら自由気ままに1人がいい。

    ちょっと前に両親がお墓を見に行ったんだって。
    姉と3人、樹木葬にしようと思ってたらしい。
    でも樹木葬はもういっぱいでダメだったんだって。
    それで普通のお墓エリアと合同墓を見学して、今は普通のお墓に気持ちが傾いている

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    2025年08月03日
  • うちの子が結婚しないので(新潮文庫)

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    親婚活なんてあるんだ…子供が直接婚活する方が効率が良いと思ってるんだけど、この家族はこれもありか、と思う。

    結婚とは何か、の答えが各家庭によって違いすぎて、同じ価値観を持った人を探すのは大変だね。

    私は結婚を諦めて、さ〜これから遊ぶぞ!と思った時に夫と出会ったから、結婚に躍起にならなくても良いんじゃないかとも感じてるんだけど、そうも言っていられない人達もいるんだな〜

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    2025年08月02日
  • あなたの人生、片づけます

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    片付け屋・大庭十萬里が顧客の人生も整理していく短編集。

    「片付けられないのは心に問題がある」と言い、顧客の片付けられない理由を探り解決策を見つけていくストーリーで、読後のスッキリ感がたまらない。

    清潔な部屋で充分な栄養と睡眠をとる暮らしをすることは基本的なことだけれど、健康な精神があって初めてできることだと思った。

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    2025年08月02日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    冷静に考えると、結婚って無茶苦茶な行為にも思える。生まれも育ちも同じとは限らない、20、30年、時にはそれ以上、交わる事なく、別々の文化圏を生きていた2人がひとつの括りに入れられる訳だ。

    そりゃ上手くいかない事も多いでしょう。幸い自分は今のところ上手くいっているが、この本の怖い所は、夫の死により、嫁姑問題が顕在化したということ。

    配偶者と自分の関係は、付き合ってから徐々に近づいて行ったと思う。連続的だし、互いに擦り合わせる余裕もあった。ただ、配偶者の家族との関係は結婚を機に、一気に飛躍して近づいたから、擦り合わせる余裕なんてない。

    夫の生存中はそれでも配偶者の存在がある意味関係性の上では

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    2025年07月30日
  • 後悔病棟

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    ファンタジーな聴診器に導かれて、不器用な医師であるルミ子が、終末期の患者に人生における後悔を語ってもらう、そんなお話でした。
    短編ごとにテーマが大きく異なっていたので、飽きることはなかったです。後悔していることをやり直したからといって、全てがうまくいくわけではない、世の中そんなものかなと思いました。
    医療の中で終末期は、肉体だけではなく精神的な面でも、患者と深く向き合わなければならないイメージです。ルミ子の空気の読めなさは致命的ですが、聴診器のパワーで本当に成長できたのかはもやもやします。

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    2025年07月29日