垣谷美雨のレビュー一覧

  • 七十歳死亡法案、可決

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    【あらすじ】
    専業主婦の宝田東洋子はお義母さん菊乃の介護におわれているが、夫の静夫は早期退職して友人と海外旅行へ、ヘルパーをしている娘桃佳は協力せず家を出て一人暮らし、大手の銀行に就職して挫折した息子正樹は介護を手伝うこともなく家に引きこもり。七十歳死亡法案が可決され施行されるまであと二年。家族や親戚が非協力で介護に疲れた東洋子は友人と共にアパートを探しにいき、家を出て一人暮らしを始める。母親が失踪し菊乃の介護を担うことになった正樹は父を呼び戻し姉や親戚に連絡し助けを求める。東洋子の大変さを実感する家族。正樹はコンビニで中学の同級生峰千鶴と再会後、同級生の沢田をブラック企業から救うため交流を持

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    2025年06月08日
  • 定年オヤジ改造計画

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    この小説は平成30年に発行されたもので、今令和7年、60歳定年、自宅では何もしない、孫に世話を嫌がる。考えられない。ずっと昔のように思います。が後半は考えを改め、安心しました。

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    2025年06月06日
  • 四十歳、未婚出産

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    ネタバレ

    妊娠、出産は大変だけど本来とても喜ばしいことなのに序盤は味方がほぼおらず切なくなった
    物語が進むにつれ味方がでてきて安心した

    物語終盤で勤め先の会社が女性が働きやすいよう会社の規定に追加されている描写がある
    その中に
    『いつの時代も人手不足や欧米諸国からの圧力で日本政府や企業は大きく舵を切る。
    女性に対する人権意識から政治家や企業が自発的に動くことは決してない。』
    と書かれており女性の潜在的な地位の低さや妊娠、出産、子育てや介護が未だに軽んじられてると改めて感じたし共感した

    無事に出産し家族のサポートも受けられ仕事も続けられそうなので安心した

    ただ個人的には主人公が不倫し不倫相手の妻を見

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    2025年06月03日
  • リセット <新装版>

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    面白かった〜
    過去に戻れたらなーとか誰でも一度は思うことだと思う。
    この本で気づいたことは、どんな人生を選んでもぶつかる問題は必ずあることと、人生はいつでも誰でもそこから違う道を選んでやり直せるってこと。

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    2025年05月27日
  • 希望病棟

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    後悔病棟の続編。今回も末期がんの患者が出てきたけど治験で回復でき病気になる前とは気持ちの持ちようがガラリと変わり思い描く自分の人生を歩んでいく物語。大切なものを失いかけた危機を味わった人でないと変われない人が多いだろうな。

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    2025年05月27日
  • 定年オヤジ改造計画

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    垣谷さんの作品は好きでいくつか読んでいるが、今回はオヤジ自らが気づいていくという視点。
    女は子どもを泣かさないようについ甘やかしてしまう。子どもの泣き声に耐えられないのだ。理由は自分の子育てしていたつらい思いでが蘇るから。あの時イライラしてひどい言葉を投げつけたり、邪険に扱ったりしなければよかったという後悔が蘇るから。
    「子育ての責任を一人で背負わされてるとそうなるんでしょうね」
    この言葉に自分の経験が重なって涙しかなかった。

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    2025年05月20日
  • 後悔病棟

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    末期がん患者の心の声が聴こえる聴診器を使う医者。
    設定は面白かったけど、セリフや地の文が説明だらけで物語に没入出来なかった。

    結局、どの人生を選んでも後悔はするんだろうなあ。

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    2025年05月16日
  • うちの子が結婚しないので(新潮文庫)

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    2025.05.13

    人間ドック中の待ち時間で読みきれそうなものを、ということで軽く読めそうな垣谷さんの婚活小説を読んでみた。
    辻村深月の「傲慢と善良」を読み終え、今回は親目線の婚活小説。婚活していた当時の自分をまたまた思い出しつつ読み終えた。
    婚活は、根拠なくピノキオの鼻くらい高くなってた自分の市場価値観を容赦なくへし折られる作業だと思う。本当に人生勉強だと思うし、自分の市場価値がよくわかるようになって次第に謙虚になる。
    なんの不安もなく流れるように恋愛結婚で大好きな人と結婚した人たちが羨ましいとも思うけど、理想のお家を建てられて可愛い息子にも恵まれたし今が幸せだからいっか。

    ありそうで

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    2025年05月13日
  • 農ガール、農ライフ

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    ネタバレ

    今の生活は収入は少なくても、小さな喜びを感じることが多かった。

    どんな小さな約束でも守らなきゃダメよ。約束が小さければ小さいほど、破った時に信頼を失うわよ。

    何でもわかっているつもりになっていたが、実は周りのことが全く見えていなかったのかもしれない。修のことも、瑞希のことも、自身の基準で勝手に決めつけていたのではないか。

    解説 作家 原田ひ香さんより
    垣谷さんの作品の登場人物には、どんな悪人もその一面だけでない 美点をちゃんと用意してくださるというバランス感覚が必ず利いています。

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    2025年05月11日
  • 結婚相手は抽選で

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    中々身に覚えがあるというか…懐かしい…
    ここまで極端ではないけど、こういうのから逃げたくて今1人でいるし、婚活とかも一切してないんだよなぁ…笑

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    2025年05月11日
  • 懲役病棟

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    舞台はなんと女子刑務所!

    「後悔病棟」「希望病棟」に続くシリーズ第三弾!

    神田川病院の“金髪女医”太田香織と看護師・松坂マリ江は、ひょんなことから女子刑務所に派遣される。当初は、受刑者との距離を感じていたが、同僚から授かった不思議な聴診器を胸に当てると――

    惣菜四三〇円の万引きで懲役二年を科せられていたり、夫からの執拗なDVに耐えきれず殺害に及んでいたり、はたまた悪い男にそそのかされ、クスリに手を出していたり、と彼女たちの切実な事情が見えてきた。

    二人は受刑者たちとは個人的に接してはならないという禁を破り、あっと驚く方法で解決に乗り出してゆくが……。





    ☆3つけてるけど3.5

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    2025年05月10日
  • うちの子が結婚しないので(新潮文庫)

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    一人娘の将来が心配になる千賀子。
    28歳独身、彼氏なし。
    不安を抱えた千賀子は、親同士が子どもの代わりに見合いをする「親婚活」を知り参加することに。良縁はみつかるのか…。

    就活みたいで、断られ続けたら心が折れて疲弊しそう。読んでるだけで疲れてしまった。
    最後はご縁があって本当に良かった。ここまで大変な想いをしたんだから幸せになって欲しいな。

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    2025年05月10日
  • 老後の資金がありません

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    題名を見て読みたくなった。舅や姑問題、子供の問題、親戚の問題等あり。預金がみるみる無くなっていく老後がとても不安になる。
    予想を超える問題等があり、最後は人との繋がり家族の繋がりが大切。物語も楽しく終わっていた。
    考え方次第で老後のちょっとした幸せがあるのかな。

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    2025年05月06日
  • 農ガール、農ライフ

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    私の親戚は兼業農家だった。しかもある程度都市部の。
    そのため地方の専業農家の実態や新参者が農業を始めるという状況を知っているようで全く分かってなかったと思った。
    でもやっぱり人と人との繋がりは農業の世界だではなく全ての業界において通ずるものがあると思った。
    楽しく読めた1冊だった。

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    2025年05月06日
  • 結婚相手は抽選で

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    対象は25歳から35歳までの男女で、抽選お見合い結婚法が施行
    そんなお話。もちろん個人でもあるけどご家族とか環境を取り巻いて結婚できない、の問題ってあるよね(問題というか運とかタイミングとか世間とかももちろんなんだけど)といいつつ私も独身だが対象年齢外れてるのでねw
    個人的には母がついて回ってくる看護師さんとイケメンの恋愛、その着地が気になったところ。美人でお金持ちと結婚したい奈々さんもとても印象的だが笑
    彼女いない歴=年齢の3人組男性たちもなかなかにあるあるってなりそうでよかったなー
    ドラマ化もされてたらしいので見てみたい

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    2025年05月06日
  • 行きつ戻りつ死ぬまで思案中

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    色々考えていたら、鬱になります。今、楽しく行きましょっ!P207でデジタル庁長官の人選がおかしい件は大変共感します。長官はどの段階でコンピューターに詳しくなられたのでしょうか。肩書だけで人選しないようお願いします。

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    2025年05月05日
  • うちの子が結婚しないので(新潮文庫)

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    我が子のお見合い、折角の縁談だと思っていたのに、断られてしまったら…親も傷付かずにはいられませんよね。
    子の結婚は多くの親にとっても一大事。婚活の過程で傷付いても、その先に得られるパートナーがいる安心感を得て欲しいと願うのだなぁと親心が沁みました。

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    2025年04月28日
  • 希望病棟

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    感想
    いくら現実的だからって話がだんだん風俗に行くのもなぁ。中盤から重い話で少し疲れた。

    最後は上手くまとまったけど。


    あらすじ
    神田川病院の黒田摩周湖。父親が大学教授で母親は救命医。子供の頃から放置されてきたため、コミュニケーション能力が低く、妄想の世界で生きてきた。

    受け持つのは身寄りのない末期癌患者の女子高生の桜子。桜子はDNAの治験を受けて快方に向かう。

    元キャバ嬢で、今は政治家の嫁の谷村貴子も末期癌でDNA治療を受けていた。政治家2世のクズ夫のために這いずり回って1票入れてもらう活動をしてきたが、今は過去を悔やみ、何もかもぶち壊したいと思っていた。そして快方に向かう。

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    2025年04月26日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    主人公の望登子が、姑の遺品整理を自力でするお話。遺品整理と聞いただけで、ため息が…(・・;)

    一緒に片づけをしている気持ちになってしまい、読み終わった頃には疲れてしまいました。

    時間もお金も労力もかかるので、私自身は後に遺される人のために物の後始末をして身軽にしなきゃいけないなと改めて思いました。

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    2025年04月25日
  • もう別れてもいいですか

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    読み終わって、奥付をみて、「婦人公論」かぁ…ってなる内容。100%女性目線の物語は、ストレス解消にこそなれ、ジェンダーの本質に迫るという面ではいかがなものか。
    と思ったけど、別に社会派小説でも学術論文でもないからいいのか。
    熟年離婚のブームは2005年頃だというから、私はブームにのった人たちの娘世代にあたるけれど、その頃確かに感じていたガラスの天井の形は20年で随分変わったように思う。
    それが女性達の怒りの賜物なのかはわからないけれど、結果として未婚率が上昇し、少子高齢化に向かって突き進んでいくのを見ると、個人の幸福追求が緩やかな滅亡にむかうみたいな結論になりそうで怖い。
    今の1950年代生ま

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    2025年04月17日