垣谷美雨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
星3.5
読みやすい。
私が感じただけなのだが、前のエッセイ集『行きつ戻りつ死ぬまで思案中』よりも、著者が決めつけるような書き方は少なくなった気がした。
前著を読んだ後は、なんだかムカムカしたが、今回はそれほどでもなかった(単に書き方に私が慣れただけかも)。共感できるところもいろいろあった。
しかし、この著者は、男性について、最初から敵対心を持っているように感じる。日本は世界的に見ても男女の格差が大きいらしいので、著者の感じ方の方が正しいのかもしれないが。また、それだからこそ、今まで出していたような小説を書けるのだろう。
私は著者のエッセイよりも小説の方が好み。
追記:この本を読んだ直後 -
Posted by ブクログ
ネタバレ超身近なところだけをもとにした、まったく個人的な見解だけれども、片付けが苦手な人は「なにかを諦める」判断が苦手な人だと思っている。
人生では消極的な選択もたくさんあるんだけど、それを自ら選択したと思っていないケースも多いんじゃないかと、勝手に思っている。
たとえば、「転職しようと思ったけどしなかった」のは、「今の会社に残る」という選択をしているはずなんだけど、「転職という選択をしなかった」とだけ思っている、みたいな。
不本意だろうがなんだろうが、全部自分で選んだんだと、飲み込んで生きていくしかないじゃん、腹くくってさ、と思うんだけど、ついそれを口に出すと、「強いねぇ」と言われて終わったりす