垣谷美雨のレビュー一覧

  • 代理母、はじめました

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    政治家に読んで欲しい!

    本当にこんな世界が近い将来訪れる気がしてならない。とてもリアルなストーリーだった。 

    日本の少子化対策、もっと国民や若者、子供が欲しい人たちに寄り添ったものになることを願います。
    自分たちの利益ばかりに目が眩む政治家がいなくなることを願います。

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    2024年01月05日
  • 代理母、はじめました

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    近未来の設定で物語は始まるのですが、何とも想像し難い設定で、物語を読み進めている間も、あれ?現在のこと?やっぱり近未来?と何度も思考が行き来して、なかなか内容がしっくりと入って来なかったのですが、端的にまとめると、近い未来、日本も今のような日本ではなくなってしまっている可能性があり、混沌とした世の中にあって、子供が欲しいと思う様々な状況の人々の代わりに、ギブアンドテイクの精神で、自らのお腹を他人に貸し、それにより生計を立てる女性が多く出てくるという話で、代理母という仕事が、世間一般にも広く浸透し、女性が自ら生計を立てる上でも、重要な役割を担う仕事になるのではないかという、新たな社会の在り方を提

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    2023年12月31日
  • 行きつ戻りつ死ぬまで思案中

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    垣谷作品は愛読書の作家さんの1人
    初のエッセイという事で楽しみにしてました。
    同じような年代なので共感する部分が多々ありました…
    子育ては後悔ばかりで思い出したら落ち込むばかり…でも残りの人生楽しまないでどうする❗️って気持ちになりました。

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    2023年12月12日
  • 四十歳、未婚出産

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    ネタバレ

    旅行代理店に勤める優子は、アクシデントで28歳のイケメン部下と一夜を共にし、子供を授かる。
    産むのか産まないのか。
    それだけで色々と考えるところはあるのだけれど、そこにイケメン部下の彼女だったり、地元の同級生だったり、自分の兄弟だったり妊娠についてとやかく言って優子を翻弄させる。
    優子と関係があった専務の瀬島さんによって救われるのだけれど―――やっと肩の荷がおりたよ。と、言いたげな背中がいいのか悪いのか…。優子の力になったのであればいい事なのかな?優子の窮地を救ったという点ではやはり瀬島が助けてくれたのはいい事だったのだ。でも戸籍を貸してくれた凡庸には叶わないけど。
    最後のエピローグで優子が凡

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    2023年12月03日
  • 行きつ戻りつ死ぬまで思案中

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    ネタバレ

     垣谷美雨「行きつ戻りつ死ぬまで思案中」、2023.4発行、エッセイ集。 納得の箇所: ①時間泥棒; テレビ、パソコン、インターネット、スマートフォン・・・。著者(1959年生まれ)と同世代かそれ以上の人は、ガラケーでネットは自宅のパソコンで見る人が多い。葉書や手紙も。 ②ニュース・ダイエット; ニュースを生活から遮断する。1年の内1ヶ月分時間を無駄にしている。自分がコントロールできない領域のニュースは何の役にも立たない。

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    2023年11月29日
  • 農ガール、農ライフ

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    主人公が起死回生をかけてひとり農業に挑んでいくお話。いいことばかりじゃないし、悪いことばかりでもない。
    移住を迎え入れている地方は多いけれど、行政の思惑と土地に根付き生きてきた人々の本心には微妙な食い違いがあるのだろうなと思った。とはいえ、もし、自分が代々受け継いだ土地で農業をやっていて、都会からきた出自も過去も知らない人に、いきなり土地は貸せないよなぁ。自分ごととして置き換えると良くわかる。
    自分はダメな人間だと落ち込みながらも、ひたむきに農業を学び頑張る主人公。頑張り続ける、学び続けるってなかなか出来ないもの。
    婚活パーティーで知り合った女性が計算高いのには驚いたが、シングルマザーである彼

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    2023年11月16日
  • 結婚相手は抽選で

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    少子化対策のため抽選見合い法が施行、抽選でお見合い相手が決まり3回断ったらテロ撲滅隊に強制参加。
    ありえない法律の下、モテないオタク青年、母から離れたい看護師、彼氏に振られた美女がお見合いに参加する事に。
    主人公それぞれが前向きに人生に向かう
    エンディングが心地よい終わり方だった。
    一気読みできました!

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    2023年11月05日
  • 子育てはもう卒業します

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    3家庭について、それぞれの視点からオムニバス形式で語られる。20年間あると、いろいろあるよね。
    徐々に明かされる各家庭の事情と、変化。うまい。
    語りても時代もどんどん変わるが、不思議と読みやすい。子育て卒業というタイトルは無視していいかな。

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    2023年11月04日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    10月-12。3.0点。
    東日本大震災、被災して避難所に行く3人の女性。
    夫を亡くし、赤ん坊と舅と義兄と一緒の若妻。55歳の中年女性、スナックを営む出戻り娘(小学生の息子)。

    読みやすい。ありそうなストーリーだった。

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    2023年10月23日
  • うちの父が運転をやめません

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    私の父親もまさにタイトル通りなので読んでみました。車の運転に関する話なのに序盤で作者はあまり車に詳しくないのではと思ってしまう描写がいくつかありましたが最後まで楽しく読むことが出来ました。車の運転をやめない頑固な父親をいかに説得する話なのかなと思っていましたが後半は50代の新しい人生探しにシフトします。

    しかし主人公と同じく私も地元を離れて働いている身ですが久しぶりに地元で再会した子供時代の友人とそんなに仲良くなれるかはちょっと疑問でした。住む場所や会社も違えば取り巻く人の層も変わってきて価値観合わなくなるのではないかなと。そして新しい仕事もこれまでの年収からは大きく下がるでしょうから金銭的

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    2023年10月12日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    10月-02。3.0点。
    ニュータウンで産まれた、幼馴染み女子3人。一人が、彼氏を紹介すると言われ行くと。。
    読みやすい。廃れていくニュータウンの状況描写が上手い。

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    2023年10月10日
  • 子育てはもう卒業します

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    私より少し上の世代の3人の女性の話。
    隣の芝生は青い。
    子供達は子供達で、もう十分自分の考えを持って生きていってるし、子育てはもう卒業。遠くで見守る程度で。

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    2023年09月25日
  • 夫のカノジョ

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    ネタバレ

    「妻と夫の浮気相手の身体が、入れ替わってしまう」よくある設定ですが、自分が変われば相手もこんなに変わるのか!はては子どもの志望校や、義父母の老後の暮らしまでに影響力があるとは!

    自分はこれでいいと思って生きているが、他人からみたらどんな印象なんだろう?心配になってきます。

    年金で充分暮らしていけるのに郵便配達を続ける、新潟で1人で暮らしている星見のおばあちゃんの言葉。
    「自分は世の中で必要とされている人間だ。そう思うと明日が来る意味がある。(略)自分だってまだまだ捨てたもんじゃない。生きてる価値があるんだ、まだ生きてていいんだって、そう思えるんだ。」に、ハッとさせられた。
    将来、自分が1人

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    2023年09月24日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    読みやすくて1日で読んでしまった。いつもどおり面白かったけど目新しさはないかな。ローンの話も婚約者の話もリアルでぞっとした。

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    2023年09月20日
  • 子育てはもう卒業します

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    自分がいろいろと経験してきたからこそ子どものためを思っていろいろ奔走するけれど、結局子どもは自分の思うように生きていく。
    一緒に暮らしていても別の人間なのだから思い通りになることなんてない。
    家庭環境も人によって全然違うし、人から見れば羨ましくても、内情は辛かったりもする。
    そんな中でも仲良しの友だちがいて、つかず離れずお互いの暮らしを気にかけてる。
    子育ての終わり方はびっくりしたけど、面白かった。

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    2023年09月09日
  • 結婚相手は抽選で

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    08月-02。3.0点。
    少子化、晩婚化の世の中、結婚相手を抽選で決める法案が、まさかの可決に。3階断ると自衛隊のような組織に入れられることに。。。

    コメディタッチの上手い小説。軽く読める。

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    2023年08月04日
  • エール!(2)

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    働く女性を応援するお仕事アンソロジー。
    好きな作家の坂木司さん、垣谷美雨さんが参加していたので手に取りました。
    読んだら明日から前向きにがんばろう、
    という気持ちになれる短編が詰まった小説。
    どのエピソードも好みでした。
    仕事が嫌になったら手に取りたい本。
    連作の第2弾のようなので、
    第1弾、3弾も読んでいきたい。

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    2023年07月29日
  • 夫のカノジョ

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    07月-06。3.0点。
    子ども二人の平均的サラリーマン家庭。夫のPCを見ると、浮気相手のブログに夫が登場していて。。。

    一気読みした。ちょっとのヒネリだけど、筆力があるので読ませる。

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    2023年07月11日
  • 農ガール、農ライフ

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    前半は
    男と仕事、住むところも失くした女性が
    田舎で農家をして楽しく暮らしていくお話かと思って、うんざりしてしまいました。
    私の実家もそれなりに田舎でムラ社会なので、現実の厳しさをよくしっています。
    だから田舎礼賛の本は納得いかなかったのです。
    でも後半は現実の厳しいこと厳しいこと。
    そうだよね、そうだろうね、と共感しました。
    さらに付け加えると、田舎はよくわかない交際費がめちゃくちゃかかるんですよ。

    ただ、まわりが結局結婚に逃げちゃって残念だったので⭐3つです

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    2023年07月08日
  • 四十歳、未婚出産

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    ネタバレ

    すんごいリアル…
    タイトルからして私もこうなりそう…と思って読んだ。

    40歳で妊娠し産むなら最後のチャンス
    でもお腹の子の父親は28歳の彼女持ち部下
    古い考えの田舎の人に、せくパワハラ気質な上司

    状況的に「詰み」な感じやけど、
    最終的にお母さんも家族も、同級生も味方ができて良かった…

    上司のセリフは胸糞悪かったけど、絶対的な味方ができて、優子よかったねぇ~~~!と思う

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    2023年06月29日