垣谷美雨のレビュー一覧

  • 四十歳、未婚出産

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    ネタバレ

    妊娠、出産は大変だけど本来とても喜ばしいことなのに序盤は味方がほぼおらず切なくなった
    物語が進むにつれ味方がでてきて安心した

    物語終盤で勤め先の会社が女性が働きやすいよう会社の規定に追加されている描写がある
    その中に
    『いつの時代も人手不足や欧米諸国からの圧力で日本政府や企業は大きく舵を切る。
    女性に対する人権意識から政治家や企業が自発的に動くことは決してない。』
    と書かれており女性の潜在的な地位の低さや妊娠、出産、子育てや介護が未だに軽んじられてると改めて感じたし共感した

    無事に出産し家族のサポートも受けられ仕事も続けられそうなので安心した

    ただ個人的には主人公が不倫し不倫相手の妻を見下していた過去に対してモヤモヤしたし主人公を応援したい気持ちは減った

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    2025年06月03日
  • リセット <新装版>

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    面白かった〜
    過去に戻れたらなーとか誰でも一度は思うことだと思う。
    この本で気づいたことは、どんな人生を選んでもぶつかる問題は必ずあることと、人生はいつでも誰でもそこから違う道を選んでやり直せるってこと。

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    2025年05月27日
  • 希望病棟

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    後悔病棟の続編。今回も末期がんの患者が出てきたけど治験で回復でき病気になる前とは気持ちの持ちようがガラリと変わり思い描く自分の人生を歩んでいく物語。大切なものを失いかけた危機を味わった人でないと変われない人が多いだろうな。

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    2025年05月27日
  • 定年オヤジ改造計画

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    垣谷さんの作品は好きでいくつか読んでいるが、今回はオヤジ自らが気づいていくという視点。
    女は子どもを泣かさないようについ甘やかしてしまう。子どもの泣き声に耐えられないのだ。理由は自分の子育てしていたつらい思いでが蘇るから。あの時イライラしてひどい言葉を投げつけたり、邪険に扱ったりしなければよかったという後悔が蘇るから。
    「子育ての責任を一人で背負わされてるとそうなるんでしょうね」
    この言葉に自分の経験が重なって涙しかなかった。

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    2025年05月20日
  • 農ガール、農ライフ

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    ネタバレ

    今の生活は収入は少なくても、小さな喜びを感じることが多かった。

    どんな小さな約束でも守らなきゃダメよ。約束が小さければ小さいほど、破った時に信頼を失うわよ。

    何でもわかっているつもりになっていたが、実は周りのことが全く見えていなかったのかもしれない。修のことも、瑞希のことも、自身の基準で勝手に決めつけていたのではないか。

    解説 作家 原田ひ香さんより
    垣谷さんの作品の登場人物には、どんな悪人もその一面だけでない 美点をちゃんと用意してくださるというバランス感覚が必ず利いています。

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    2025年05月11日
  • 結婚相手は抽選で

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    中々身に覚えがあるというか…懐かしい…
    ここまで極端ではないけど、こういうのから逃げたくて今1人でいるし、婚活とかも一切してないんだよなぁ…笑

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    2025年05月11日
  • 農ガール、農ライフ

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    私の親戚は兼業農家だった。しかもある程度都市部の。
    そのため地方の専業農家の実態や新参者が農業を始めるという状況を知っているようで全く分かってなかったと思った。
    でもやっぱり人と人との繋がりは農業の世界だではなく全ての業界において通ずるものがあると思った。
    楽しく読めた1冊だった。

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    2025年05月06日
  • 結婚相手は抽選で

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    対象は25歳から35歳までの男女で、抽選お見合い結婚法が施行
    そんなお話。もちろん個人でもあるけどご家族とか環境を取り巻いて結婚できない、の問題ってあるよね(問題というか運とかタイミングとか世間とかももちろんなんだけど)といいつつ私も独身だが対象年齢外れてるのでねw
    個人的には母がついて回ってくる看護師さんとイケメンの恋愛、その着地が気になったところ。美人でお金持ちと結婚したい奈々さんもとても印象的だが笑
    彼女いない歴=年齢の3人組男性たちもなかなかにあるあるってなりそうでよかったなー
    ドラマ化もされてたらしいので見てみたい

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    2025年05月06日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    主人公の望登子が、姑の遺品整理を自力でするお話。遺品整理と聞いただけで、ため息が…(・・;)

    一緒に片づけをしている気持ちになってしまい、読み終わった頃には疲れてしまいました。

    時間もお金も労力もかかるので、私自身は後に遺される人のために物の後始末をして身軽にしなきゃいけないなと改めて思いました。

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    2025年04月25日
  • うちの父が運転をやめません

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    著者の本はほぼ読んでいると思う。
    どれも時代に合ったいい問題提起でスピーディーに読み終えるが、あまり残ることがない。
    うまくいったパターン、そうでないパターンの著書があり、なるほどと思うがそれ以上でも以下でもない。どうしてかな。
    でもきっと次作も読むと思う。

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    2025年04月02日
  • リセット <新装版>

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    色々な境遇の47歳の三人の元同級生が高校生から人生をやり直す話。
    付き合う相手によって旦那さんの意識が変わったり、やりたいことをやるために頑張ったり...。
    最後にまたリセットするかどうか、、、。
    自分だったらどうするかな...って考えながら読んだ。
    ....私はもう勉強したくないなぁ^ ^

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    2025年03月23日
  • うちの父が運転をやめません

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    まさに!というタイトルで手に取る。これはうちとは状況異なり、地方の買い物難民の話になっていくけど。そして、高齢の親にめっちゃ優しい結末だけども、実際にはそれはなかなかないので…悩ましさは残る。
    もうほんと、国で年齢制限して取り上げてほしい。代替手段の確保は必要だけども。

    老後のお金がたりません、の作者さんだった。年取っていく親とか、老後のお金とか、中年に染みる話題。

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    2025年03月06日
  • 禁煙小説

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    禁煙するまでの大変な日々と吸わなくなった時の喜びがリアルに伝わってきました。たばこがいかにやめられない物かがわかりました。

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    2025年02月08日
  • 子育てはもう卒業します

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    ネタバレ

    大学4年間を一緒に過ごした3人。80年後半に卒業した3人より少しあとの世代だが、ほとんど同じ経験をして、その時代にはほぼ結婚退職以外に選択肢が無かった、そしてそれ以外思い至らなかった自分を見ているようだった。娘にどうして続けなかったの?と言われたのも同じ。
    そういう時代ではなくなってきているのだと信じたい。三人三様の人生、どこか一つは思い当たる節があるのでは?と思う。

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    2025年02月07日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    ネタバレ

    介護や高齢化社会についてとともに、自分はどう生きたいか、死生観も考えさせられる一冊。
    タイトルを衝撃的に感じて手を引っ込めた方もいるんじゃないだろうかと思うけど、でもそれこそがなんというか現実逃避の思考だよなと思って読んだ。こんな法案通ったらさすがに暴動が起きそうなものだけど、どんな法案が通ってもデモも何もしない現代日本を風刺してるのかと感じた。

    途中で主人公の東洋子が全てを放棄してから状況が好転する。ちょっとこんな都合よくいくかな?という感じはある。読後感は悪くないけれど、現実こんなうまくいくかなって思ってしまう。

    実際70でみんな死ぬ法案が通ったら、たぶんみんな途中から働かなくなり資本主義が崩壊するだろうけど。あと、年齢ごまかそうとする特権階級層も出るだろうなぁ(作品中そうなのかな?と感じる場面もあった?)。でもそこまでしないと、今一部の人が担って負担が増えてしまっている日本の介護について、すべての人が自分ごととして考えないのかもしれない。そういう意味でいろんな人に読んでほしい。

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    2025年01月26日
  • 代理母、はじめました

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    代理母がビジネスに。近い将来こんな時代が来るのかな?
    子どもを持つ人も持たない人もみんな幸せな生き方ができる世の中であってほしい。

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    2025年01月12日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    東日本大震災での避難所生活を元にしたお話。非常事態の中では、女子供の立場はとても弱くて、地方はより男尊女卑なんだと思う。現実に近いだけにゾワゾワしながら読んだ。特に夫を亡くした嫁を兄弟にって、戦後か!と腹ただしかったが、実際にあったのかもしれない。

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    2025年02月02日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    義母の介護をしている宝田母は私が中学の頃、祖父を介護している母親と重なった。
    当時、母親も逃げ出したかったのかなぁって…
    この法案があったら嬉しかったんだろうかと考えた。
    けど、今の自分はどうだろう…
    父…64歳
    母…63歳
    まだまだ長く生きてほしいと思う。
    ただ、両親共に健康だから言えることであって、夜中に何度も起こされ、我儘を言われたらちょっと分からないかも…

    極端なルールがドカンと打ち上がると本質が見えてくるんだなって話でした!

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    2024年12月31日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    問題提議として興味深い内容だった。
    介護に関わったことがないと他人事であまりピンとこないかもしれないが、
    学生時代に似たような状態を経験しているため、クソ親父とダメ息子に対する怒りを通り越して無の感情に達した。

    前半が現実にありそうな内容だったのに対し、最後うまくいきすぎてはいたが、自分も害しかない老人にはならないようにしなければと考えさせられた。

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    2024年12月31日
  • もう別れてもいいですか

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    扱っている題材に興味があり手に取った作品。

    58歳の主婦、澄子は夫との生活に苦しんでいた。田舎の狭いコミュニティ、意地悪な同級生たち、モラハラ夫に従うしかない澄子を変えたのは元親友との再会だった。

    読み手の年代、置かれている環境によってこの作品の感じ方は大きく違うのかもしれない。
    主人公と同年代かそれ以上の方、年代は違えど置かれている環境が澄子や澄子の同級生たちと似ている方はもしかしたら共感の嵐かもしれない。
    私はきっと恵まれているんだろう。

    前半、読み進めるのがとてもしんどかった。
    田舎の生きづらさ(男尊女卑、女の序列、離婚は絶対悪という思想、プライバシーのなさ)に加え、意地悪な同級生たち、澄子の夫のあまりの横暴さ、澄子の母の嫁に対する役割の決めつけ、押しつけ…読みながら息が詰まりそうだった。

    けれど前半の描写があったからこそ、後半、澄子が様々な不安を抱えながらも自分の人生を取り戻そうと奮闘する場面は、素直に応援したくなった。
    また、その過程で澄子が周りにもいい影響を与えていくのが印象的だった。

    解説がとても興味深く、この作品が扱っている社会問題の多さに驚くと同時に自分自身に重ねて考えさせられた。
    私は正社員で勤務していたが、育休明け、時短勤務を拒否され退職せざるを得なかった。
    これが日本の正規雇用の実態だったのか。
    「次の首相になる人には、ぜひこの小説を読んでほしい。(p.338)」とあるように、広く読まれてほしい作品。
    男性が読んだらどのような感想を抱くのだろう。

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    2026年04月25日