垣谷美雨のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
設定が特殊で、冒頭を読み進めるのに時間がかかった。
時代は未婚・晩婚ではなく非婚の傾向。
婚姻率の低下は、女性が多様な生き方を選択できるようになった証左でもある。ある種喜ばしいことだ。
近年普及が進むマッチングアプリだって、気軽に異性と会えるツールではあるが、これまで生きてきた背景が一つも重ならない相手と長続きするかどうかは話が別。
それに加え、人と会うことさえ憚られた約3年という年月が、今後どう影響として表出してくるか。
2010年頃には冗談でしょ、で済んだかもしれないこの内容が、そうとも言えなくなってきているような今日この頃。
政府がここまで介入しなくとも、経験の場は必要かもしれな -
購入済み
リセット
同世代を生きていた為か、とても楽しく読めました。田舎に限らず、男尊女卑の考えはまだまだありますね。家事や育児や介護を女性の仕事だと思っているなんて。読んで、ちょっとスッキリしました。あらすじは分かっていますが、再読すると思います。
-
Posted by ブクログ
バブル崩壊寸前に購入してしまったニュータウンの分譲団地。
夫の収入が下がり住宅ローンに四苦八苦しているパート主婦の頼子は、家を売却しようにも購入価格の3分の1にまで下がってしまっているので売ることもできず。
一方団地は老朽化が進み、理事会で建替えの話が出てくるも、建替え反対派の意見や各家庭の事情が複雑に絡まり、話し合いも進まない…。
もうねー、読んでて胸が苦しくなるほどリアルでそして勉強になる本でした。
大規模集合住宅の建替え問題は各住民の事情が絡むからめっちゃ揉めるんよ。と聞いたことがありますが、なるほどこりゃ揉めるよなーと。
住む人たちの年代や家族構成や懐事情などまっったく違うのに -
Posted by ブクログ
「優しい悪魔」とのタイトルの単行本で読んだ。
ヘビースモーカーの佐和子だが、いつでも禁煙したいと考えている。だけどニコチン依存で止めることができない。そんな自分を意志の弱いだめな人間だと卑下している。いつでも喫煙できる場所を探して行動しなければならない、“タバコに支配されている” ような生活に嫌気がさした佐和子は最期の頼みの綱だと禁煙外来を訪ねるが…。
禁煙を頑張る「禁煙小説」。非喫煙者の私には、禁煙の指南書をタバコを吸いながら読んでしまう呆れるような佐和子の姿だが、佐和子のようにやめたくてもやめられない、苦しんでいる人もいるのだろうなと思った。
喫煙者の人たちはどう読むのか、ちょっと気になる