垣谷美雨のレビュー一覧
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感想
いくら現実的だからって話がだんだん風俗に行くのもなぁ。中盤から重い話で少し疲れた。
最後は上手くまとまったけど。
あらすじ
神田川病院の黒田摩周湖。父親が大学教授で母親は救命医。子供の頃から放置されてきたため、コミュニケーション能力が低く、妄想の世界で生きてきた。
受け持つのは身寄りのない末期癌患者の女子高生の桜子。桜子はDNAの治験を受けて快方に向かう。
元キャバ嬢で、今は政治家の嫁の谷村貴子も末期癌でDNA治療を受けていた。政治家2世のクズ夫のために這いずり回って1票入れてもらう活動をしてきたが、今は過去を悔やみ、何もかもぶち壊したいと思っていた。そして快方に向かう。
桜 -
Posted by ブクログ
読み終わって、奥付をみて、「婦人公論」かぁ…ってなる内容。100%女性目線の物語は、ストレス解消にこそなれ、ジェンダーの本質に迫るという面ではいかがなものか。
と思ったけど、別に社会派小説でも学術論文でもないからいいのか。
熟年離婚のブームは2005年頃だというから、私はブームにのった人たちの娘世代にあたるけれど、その頃確かに感じていたガラスの天井の形は20年で随分変わったように思う。
それが女性達の怒りの賜物なのかはわからないけれど、結果として未婚率が上昇し、少子高齢化に向かって突き進んでいくのを見ると、個人の幸福追求が緩やかな滅亡にむかうみたいな結論になりそうで怖い。
今の1950年代生ま -
Posted by ブクログ
ネタバレ介護や高齢化社会についてとともに、自分はどう生きたいか、死生観も考えさせられる一冊。
タイトルを衝撃的に感じて手を引っ込めた方もいるんじゃないだろうかと思うけど、でもそれこそがなんというか現実逃避の思考だよなと思って読んだ。こんな法案通ったらさすがに暴動が起きそうなものだけど、どんな法案が通ってもデモも何もしない現代日本を風刺してるのかと感じた。
途中で主人公の東洋子が全てを放棄してから状況が好転する。ちょっとこんな都合よくいくかな?という感じはある。読後感は悪くないけれど、現実こんなうまくいくかなって思ってしまう。
実際70でみんな死ぬ法案が通ったら、たぶんみんな途中から働かなくなり資本 -
Posted by ブクログ
扱っている題材に興味があり手に取った作品。
58歳の主婦、澄子は夫との生活に苦しんでいた。田舎の狭いコミュニティ、意地悪な同級生たち、モラハラ夫に従うしかない澄子を変えたのは元親友との再会だった。
読み手の年代、置かれている環境によってこの作品の感じ方は大きく違うのかもしれない。
主人公と同年代かそれ以上の方、年代は違えど置かれている環境が澄子や澄子の同級生たちと似ている方はもしかしたら共感の嵐かもしれない。
私はきっと恵まれているんだろう。
前半、読み進めるのがとてもしんどかった。
田舎の生きづらさ(男尊女卑、女の序列、離婚は絶対悪という思想、プライバシーのなさ)に加え、意地悪な同級生