垣谷美雨のレビュー一覧
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ネタバレ医師の早坂ルミ子は、ある日病院の中庭で不思議な聴診器を拾う。その聴診器を患者の胸にあてると、患者の心の声が聞こえ、過去へ戻ることのできる扉が現れる。
①10代の時に母親に芸能界デビューを反対された30代女性、②妻と子供が2人いて仕事ばかりが忙しく家庭に時間を作れなかった30代男性、③娘の結婚を反対し40代半ばになった娘が未婚であることに対し後悔し続けている70代女性、④中学時代の友人を救いたかった40代男性、そしてエピローグではルミ子の父親も登場し、様々な境遇の末期がん患者のあの時をやり直せたら…という気持ちにルミ子が寄り添うストーリー。
どんな人生でもその時その時の選択の連続であるから、「あ -
Posted by ブクログ
垣谷美雨さんの作品初読みです!
2025年初作家、54人目です。
ブク友さんに読んでる方が多くって読んでみたいと思っていました。
あと、ドラマ化や映画化されているもの多いですしね。
こちらの作品もドラマ化されてるらしいけど、観た事はないです。
なんとなく作風みたいなのがわかりながら読みましたが、ものすごく読みやすかったです。
入れ替わりもの結構好きです!
今年では『君の顔では泣けない』も良かったです。
読みやすかったし、面白かったけど、⭐︎3つなのは2人の女性が自分には共感できないタイプだったからかな。
内面さらけ出せば、みんな嫌なところありますよね^^; -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
クレジット会社の事務職で働く後藤篤子には建設会社で働く57歳の夫・章あきらと結婚を控えた雑貨店で働く28歳の娘さやか、大学4年生の息子勇人はやとがいる。1200万円の預金はあるが、夫の両親への仕送りが月9万円、娘の結婚式や新婚旅行、新居の資金で500万円かかり、さらには篤子と章は仕事をクビになってしまう。舅の死により夫の妹である櫻堂志々子しじこに葬式代と墓代はだせと言われ、400万円ほどかかった。ママ友の神田サツキに節約術を聞きながらお金の相談をしていく。
篤子はコンビニでバイトを始めるが夫は無職で、義母芳子への仕送りしなくてすむように姑と同居することになる。姑からは夫の軍人恩給