垣谷美雨のレビュー一覧
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ネタバレ働く女性アンソロジー、第二弾。
今回は、下記のラインナップ。
スイミングインストラクターが主役の「ジャグジー・トーク」…こうやって言い合える同期がいるのは良いよね。いるだけで大分気分が楽になる。
社会保険労務士が主役の「五度目の春のヒヨコ」…これ良かったな。ミステリーっぽい雰囲気もあり、飽きのこない展開の仕方だった。丹羽さんが良いね。かっこいい。あんな女性近くにいたら良いね。
宅配ピザ店店長が主役の「晴れのちバイトくん」…マネージャーとして働く女性って多いと思う。私の親友もショップの店長やってるし。管理する立場ならではの悩みは必ず存在する。そんな女性に、あるある!と共感してもらえるであろう作品。
遺品整理会社社員主役の「心の隙間を灯で埋めて」…このお話も好きです。こういう仕事をテーマにした小説、初めて読んだ。肩身を狭くし、周りの目を気にして、どういう風に思われてるんだろう?って不安に感じながら毎日働いている人も、たくさんいると思う。でも、終盤のように、実は思い過ごして、自分は必要って思ってもらえてたんだ、と気づくことも。この女性の行く末、続編があれば是非読みたいな。きっと明るい道が開けているはず。
コミュニティFMパーソナリティーの「黄昏飛行」…うって変わって少しコメディタッチな作品。上司との淡い恋愛模様がちょっぴり。そして自分の意思で突き進む主人公が潔かった。
OL主役の「ヘブンリーシンフォニー」…少しファンタジー要素のある作品。せっかく普通のOLが主役なんだから、設定もここはすっごい普通の日常を描くっていうのもアリだったのでは?と思ってしまった。 -
Posted by ブクログ
垣谷美雨さん、好きな作家さんです。「老後の資金がありません」とか「あなたの人生片付けます」とか「定年オヤジ改造計画」などをはじめ、10作近く読んだかも。今回も、垣谷さんの持ち味の、シニカルで鋭いツッコミが満載の人生ストーリー。63歳の主婦がタイムスリップするという建て付けから、ちょっとした回顧ものかなーと思っていましたが、少し違いました。昭和の時代から"女性"がどう社会の中で位置付けられてきたかについて、ルサンチマン強めに描写している感じ。実のところ、個人的にはそんなに刺さらなかった…昭和においての男尊女卑への問題提起を今、されても…という気になってしまったかなで。。でも東條人物の天ヶ瀬くんが素敵で、そこがモチベになって最後まで読み進めた!笑
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Posted by ブクログ
最近問題となっている空き家をテーマになるほどと思う視点で描かれ考えさせられる。又、空き家に絡めて田舎への移住に関しても昨今TV等で幸せな第二の人生を送る夫婦を少し羨ましい気持ちで観ていたがコミニティーに馴染む難しさも確かにあるなぁと感じた。都会と田舎生活は個々の考え方に寄り諸刃の剣である事を学べる一冊だ。
黒田史緒里と日比野大河は東京で籍を入れないパートナーで借家共稼ぎでマイホームを夢見るも都内での高騰で半ば諦め親切心から苦渋を味合う日々の中、田舎風穂町の安く手に入りそうな素敵な生活プログを目にする。そのプログは路代が立ち上げたプログを目にして夫婦で風穂町に出向き路代と知り合いになるも路代家では無い家を購入してテレワークを利用した東京と2拠点生活をおくる。しかし大河が近くの奥さんと浮気して東京に駆け落ちし史緒里は大河と別れ田舎の色々噂話の的になる。大河と寄りを戻すも同じ田舎で浮気相手夫婦と顔を合わせ居心地が悪い。
星野路代と広也は、風穂町の路代両親が亡くなり空き家の処理を進め家の売却を路代の同級生で地元で不動産屋を営む菊田齐子に相談する。しかし田舎の家で思う様な価格では売却も出来ず家具を新調して綺麗な見せかけで田舎生活をエンジョイするプログを立上げ買手を探しながら東京と2拠点生活をおくる。しかし田舎の色々と詮索する近所付き合いに馴染ない中、1人娘望美が東京生活に疲れ同じ風穂町に家を買い移住する。
風穂町の小言老人宮木鷹男、東京育ちで引き篭の鷹男孫小我郎、風穂町に別荘生活をする宝条晴彦、啓子夫妻と関わりながら、風穂町で生活する星野路代夫婦と史緒里と大河のパートナーが結局は、地元民とのコミニティーとは馴染ず割り切って生活すると言った現実的な終わりでリアリティが有った。
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Posted by ブクログ
ネタバレんーなんか結構時事ネタが多いので
描かれている現代(2023年)ですら
だいぶ前のことに感じた。
憤りは多々あれど、
令和からの流行や流れを汲めば
もうちょっとうまく2回目できたんじゃないかね。
(本題はそこじゃないので仕方ないが)
こういう時代があったんだよっていう
記録みたいなものなんだろうか。
あともう亡くなっている親に再度会えたら
もっと感傷的になったりもしそうなもんだ〜〜
昭和の時代の、
女性は自宅から通勤できる範囲でって話
親から聞いて驚愕としたことあったなあ。
最後の最後、
もちろんひとりのひととしての
「わくわく」は大切だけど
ふたりとも子どものことは
まったく出てこないな〜って白けちゃったね。
ましてや地方の実家に駆け落ちして戻るなんて
それこそなにいわれるやらって感じしたけどな。
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あんまり本には共感できなかったけど
柿谷美雨さんがエッセイで書かれていたという
『ある時期から〈「女性の地位向上に自分の人生を使おう」と考えるようになった〉』という気持ち自体は私も少しわかるなあと思う。
女性の地位とか、今後を生きていく子どもたちへの支援とか。後任へのクリアな橋渡しをしていきたいものだ。