垣谷美雨のレビュー一覧

  • あなたのゼイ肉、落とします

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     オーディブルで聴いたが、まさにオーディブルがちょうど良い小説である。耳で聴くというインプットは、目で読むというインプットに比べれば、たぶん半分以下の情報力なのだと思う。なので、オーディブルだとうまくその本の良さが伝わらない場合が多いのだ。
     その点この本は、オーディブルに適した本であり、耳がすんなり内容に集中してくれるのだ。この著者の本は初めてなのだが、面白い著者だと思いました。

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    2024年08月27日
  • 農ガール、農ライフ

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    私ね、農家に嫁げば良かったなーって時々思うの。
    両親の実家はどちらも農家でね。
    蔵の中に大きな樽で味噌仕込んだり、漬物仕込んだりしてて。
    大人になってから毎年自分で味噌を仕込んでいるんだけど、やっぱり一般家庭じゃあんな大量のお味噌を仕込んでも置いておく場所もないし。。
    家庭菜園じゃ収穫できる量もたかがしれてるし。
    前に母が父の実家の畑を貸してもらえないかなぁって冗談混じりで言ったことがあったんだって。
    ダメだった。
    親族でも大事な畑や田んぼは貸してくれないんだよ。
    この本読んで農業始めることがいかに大変か分かった。
    たぶん父の実家は伯父の代で米農家終わる。
    従姉妹夫婦が同居してるけど、農業ほと

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    2024年08月26日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    板垣美雨さんは2冊目でしたが、読みやすかったです。
    うちの両親宅は借地で2世帯住宅だから、どうやってクロージングしていくかも考えたくないし。遺品整理も大変そうだ。

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    2024年08月26日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    いつもながらの身近な、かつ重い家同志の軋轢の問題、家族のつながりの大切さを読みやすい語り口で楽しませてもらった。最後はほのぼのハッピーエンド(だと思う)で良かった。姻族関係終了届、復氏届等も勉強になった。書名は“夫の墓には入りません”だが以前の“嫁をやめる日”の方が内容からして相応しいのではないかと思った。

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    2024年08月24日
  • 行きつ戻りつ死ぬまで思案中

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    垣谷さんの小説をいくつか読んだので、エッセイを手にしました。同年代なので、共感出来るところもありました。とっても普通の方で親近感を感じました

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    2024年08月19日
  • 行きつ戻りつ死ぬまで思案中

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    小説かと思ったら、エッセイでした。
    身の廻りの呟き、みたいな感じの短文、散文な感じでした。
    作家さんの日常とか考えとか興味深いものがあり、楽しく読めました!

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    2024年08月19日
  • 竜巻ガール

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    垣谷美雨さん初読みの『竜巻ガール』の概要と感想になります。

    4編の短編集となる本作では様々な女性の愛や性をテーマにしており、表題作『竜巻ガール』の概要のみ載せます。

    概要です。
    真面目な父との二人暮らしにも慣れて田舎を出ようと考えていた矢先、父は綺麗な再婚相手とガングロの女子高生を連れてきた。今や希少種のガングロJKの素っぴん姿は母親似の美人で、義理の妹になったその子に僕は心惹かれてしまっていた。

    感想です。
    4編を読んだ中で表題作『竜巻ガール』が最も印象的でしたが、どの短編も独特な感性が滲み出ていて千早茜さんの『神様の暇つぶし』を思い出しました。表題作『竜巻ガール』の世界だけを1冊に閉

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    2024年08月19日
  • 希望病棟

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    図らずも病院が舞台の本が続く。(足をぶつけて自分まで病院に行く羽目になってしまった…)
    なんだか本を読むペースが上がらず、夏季休暇前半の帰省&旅行に持って出たが一回も開くことなく持ち帰ってきてしまい、帰って来てからようやく読み終えた。

    「後悔病棟」の続編。前作の感想に『次の巻には行かない見込み』と書いたが、コメントをくださった方から『一作目はダメだったが、二作目から好きになった』と強くプッシュされたので、ひとまず「読みたい」に入れておいた。ほぼ1年ぶりに手にする。
    前作の終わりに登場し病院の中庭でルミ子が使っていた聴診器を拾った摩周湖と、ふたりの末期癌患者、親に捨てられて児童養護施設で生活す

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    2024年08月17日
  • 子育てはもう卒業します

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    それぞれの時代、年代、性別などいろんなことで生き方や考え方は変わる。
    私は主人公3人よりも20年くらい後の世代だが、人数が多いから何でも競争だった。私も就職は苦労したが、同じゼミの女性はもっと苦労していた。
    今の大学生世代はどんな悩みを抱えているんだろうか。

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    2024年08月10日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    頼子のキャラがあまり好きではなかったが、バブル期に家を買うのは大変だ。しかも当時は、今がバブルと呼ばれる時期でやがて弾ける、なんて思いもしないから難しい。
    琴里をとりまく話もおもしろかった。
    女友だちって怖い。この3人はもう会わない方がいいね。

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    2024年08月03日
  • 子育てはもう卒業します

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    高度成長期の女にとっては世知辛い世の中を渡ってきた3人の女性の物語。

    途中は切なくなってくるが、最後には笑顔で終えられてメデタシ。

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    2024年08月02日
  • 行きつ戻りつ死ぬまで思案中

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    今1番好きな作家さん。エッセイ。私よりちょっと先輩世代。女性である事の沢山のモヤモヤを言語化して代弁してもらって読後スッキリ。

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    2024年07月31日
  • 四十歳、未婚出産

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    シングルマザーは大変だ。

    展開として落とすところまで落として最後は大逆転かと思いきや、現実的な路線でおさまった。

    助けてもらえるだけありがたいということか。

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    2024年07月30日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    この家族と同じ境遇ではないけれど、東洋子の思いはまるで自分自身!?なんて思ってしまった。

    しかし…。夫の静夫の態度、考えにあきれる。

    もし実際にこの法律が施行されたら…。私なら80歳くらいならいいかもなぁ。

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    2024年07月25日
  • 夫のカノジョ

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    ちょっとSFチックな設定だけど、すごく面白かった。
    あっという間に読んでしまったよ。
    やっぱり柿谷美雨さんの小説は面白い。

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    2024年07月25日
  • エール!(2)

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    ネタバレ

    初野晴さんの短編が目当てで購入。

    働く女性の疲れを吹き飛ばすお仕事小説集、とありますが、あまり背中を押す内容ではないような?

    小説のジャンルがバラバラで、普段読まない作家さんに出会えたのは僥倖でした。

    当の初野さんの作品では初野節が炸裂していて、このラインナップでは浮いているように感じました。

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    2024年07月22日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    一気に読めます。
    住宅事情の勉強になりました。
    でも、着地点が中途半端な感じでした。
    うまくまとめてしまわないほうが非現実的な物語ではなく、より身近な現実的な話として受け止められるという作者の意図だったかもしれません。

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    2024年07月19日
  • 子育てはもう卒業します

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    よかった・・?なんだかなぁ?と思ってしまった。
    8年ほどの出版だけれども、現代でも十分に伝わる内容。自分もよく考える話題。

    畑野さんの「若葉荘の暮らし」の1文をまんま思い出した。【わたしたちが考えもせずに「将来はお嫁さん」と信じていたように、今の二十代の子たちは「仕事と家庭を両立して、うまく暮らしていける」と信じている。】

    三世代同居が普通にあった自分の子どものころ。ママさんたちは大変だったのだろう。子どもに期待する気持ちもわかるし、子どもに苦労させたくない気持ちもわかる。なのに伝わらない・・
    でも、子どもたちはそれなりに成長しているものなんだな。

    みんなが楽になればいいのに。

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    2024年07月13日
  • 希望病棟

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    シリーズものであります。
    鍵となる部分は共通しているのですが、前回とテイストが違い、少し驚きました。

    人任せではなく自分から行動したり、時には助けてほしいと声を上げたりすることは必要だと思いました。

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    2024年07月10日
  • リセット <新装版>

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    著者の垣谷さんは、IT企業の元SEとな。女性の生き方について著者の思いを確りと感じられた作品。
    2010年頃の作品であるが、著者が今の女性の生き方をどのように捉えているか知りたいと思った。

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    2024年07月04日