垣谷美雨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私ね、農家に嫁げば良かったなーって時々思うの。
両親の実家はどちらも農家でね。
蔵の中に大きな樽で味噌仕込んだり、漬物仕込んだりしてて。
大人になってから毎年自分で味噌を仕込んでいるんだけど、やっぱり一般家庭じゃあんな大量のお味噌を仕込んでも置いておく場所もないし。。
家庭菜園じゃ収穫できる量もたかがしれてるし。
前に母が父の実家の畑を貸してもらえないかなぁって冗談混じりで言ったことがあったんだって。
ダメだった。
親族でも大事な畑や田んぼは貸してくれないんだよ。
この本読んで農業始めることがいかに大変か分かった。
たぶん父の実家は伯父の代で米農家終わる。
従姉妹夫婦が同居してるけど、農業ほと -
Posted by ブクログ
垣谷美雨さん初読みの『竜巻ガール』の概要と感想になります。
4編の短編集となる本作では様々な女性の愛や性をテーマにしており、表題作『竜巻ガール』の概要のみ載せます。
概要です。
真面目な父との二人暮らしにも慣れて田舎を出ようと考えていた矢先、父は綺麗な再婚相手とガングロの女子高生を連れてきた。今や希少種のガングロJKの素っぴん姿は母親似の美人で、義理の妹になったその子に僕は心惹かれてしまっていた。
感想です。
4編を読んだ中で表題作『竜巻ガール』が最も印象的でしたが、どの短編も独特な感性が滲み出ていて千早茜さんの『神様の暇つぶし』を思い出しました。表題作『竜巻ガール』の世界だけを1冊に閉 -
Posted by ブクログ
図らずも病院が舞台の本が続く。(足をぶつけて自分まで病院に行く羽目になってしまった…)
なんだか本を読むペースが上がらず、夏季休暇前半の帰省&旅行に持って出たが一回も開くことなく持ち帰ってきてしまい、帰って来てからようやく読み終えた。
「後悔病棟」の続編。前作の感想に『次の巻には行かない見込み』と書いたが、コメントをくださった方から『一作目はダメだったが、二作目から好きになった』と強くプッシュされたので、ひとまず「読みたい」に入れておいた。ほぼ1年ぶりに手にする。
前作の終わりに登場し病院の中庭でルミ子が使っていた聴診器を拾った摩周湖と、ふたりの末期癌患者、親に捨てられて児童養護施設で生活す -
Posted by ブクログ
よかった・・?なんだかなぁ?と思ってしまった。
8年ほどの出版だけれども、現代でも十分に伝わる内容。自分もよく考える話題。
畑野さんの「若葉荘の暮らし」の1文をまんま思い出した。【わたしたちが考えもせずに「将来はお嫁さん」と信じていたように、今の二十代の子たちは「仕事と家庭を両立して、うまく暮らしていける」と信じている。】
三世代同居が普通にあった自分の子どものころ。ママさんたちは大変だったのだろう。子どもに期待する気持ちもわかるし、子どもに苦労させたくない気持ちもわかる。なのに伝わらない・・
でも、子どもたちはそれなりに成長しているものなんだな。
みんなが楽になればいいのに。