垣谷美雨のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
読み終わって、奥付をみて、「婦人公論」かぁ…ってなる内容。100%女性目線の物語は、ストレス解消にこそなれ、ジェンダーの本質に迫るという面ではいかがなものか。
と思ったけど、別に社会派小説でも学術論文でもないからいいのか。
熟年離婚のブームは2005年頃だというから、私はブームにのった人たちの娘世代にあたるけれど、その頃確かに感じていたガラスの天井の形は20年で随分変わったように思う。
それが女性達の怒りの賜物なのかはわからないけれど、結果として未婚率が上昇し、少子高齢化に向かって突き進んでいくのを見ると、個人の幸福追求が緩やかな滅亡にむかうみたいな結論になりそうで怖い。
今の1950年代生ま -
Posted by ブクログ
50代主婦。娘2人は成人していて、そのうちの1人は結婚して子供がいて、もう1人は独身で東京で働いている。
夫は会社員で主人公はフルタイムのパート。
ごく普通のお宅に見えるのですが実際は夫は奥さんを「身の回りの世話をしてくれる飯炊き女」、位にしか思っておらず、パートを馬鹿にしたり、奥さんの気晴らしを認めず、行動制限を強いたり、近くのテレビのリモコンを取るのが面倒で二階にある奥さんを呼びつけて取らせるような横暴男。おまけに非常用のお金を勝手に持ち出してキャバクラで使ってしまうような浪費家。
主人公の奥さんは、夫といる空間に身を置くのもストレスになってしまい、夫源病に。
このままでは夫が退職後、自分 -
Posted by ブクログ
ネタバレ介護や高齢化社会についてとともに、自分はどう生きたいか、死生観も考えさせられる一冊。
タイトルを衝撃的に感じて手を引っ込めた方もいるんじゃないだろうかと思うけど、でもそれこそがなんというか現実逃避の思考だよなと思って読んだ。こんな法案通ったらさすがに暴動が起きそうなものだけど、どんな法案が通ってもデモも何もしない現代日本を風刺してるのかと感じた。
途中で主人公の東洋子が全てを放棄してから状況が好転する。ちょっとこんな都合よくいくかな?という感じはある。読後感は悪くないけれど、現実こんなうまくいくかなって思ってしまう。
実際70でみんな死ぬ法案が通ったら、たぶんみんな途中から働かなくなり資本