垣谷美雨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
男の受刑者は己の欲望に抗いきれず罪を犯すことが多いが、女性はやむにやまれぬ事情で
受刑者となってしまうことが多いそうだ。
(昨今のニュースをみる限り、女性の凶悪犯も増えてるのではと思うが・・・)
もし自分が、家庭に恵まれず食べ物も自由も与えられない環境で育ってきたとしたら
もし結婚生活が暴力とモラハラの夫に支配されたものだったら・・・
生まれる場所は誰も選べないし
結婚してみないと相手の本性だってわからない。
塀の向こう側とこちら側、簡単に入れ替わっていたとしても不思議ではないのかも。
罪を犯すこと、それを裁くこと懲役を科すこととはなんなのか
ゆっくりと考えてみたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ育った環境から努力して掴んだ社会的地位を失って、自尊心と自分の現状とのギャップに苦しんでいるであろう主人公が農業に希望を見出し、悪戦苦闘するお話。
主人公とアヤノさんには終盤まで共感出来ませんでしたが、富士江のばーさんのおかげで楽しく読めました。
地の文から、作者の思想とこれまで受けた理不尽やら屈辱が滲み出ています。著者の作品は「七十歳死亡法案、可決」しか読んだことはありませんが、男社会に振り回され、今も闘い続けている人なんだろうなと思いました。
最後まで良い男キャラは出てこないのは、女性に向けた物語だからなのか、別の理由なのか。
終わり方がハッピーな感じだから良し。 -
Posted by ブクログ
都会に住む主人公が、田舎に住む高齢の父親の自動車運転を心配して、最終的には田舎に引越して、田舎をまわる移動スーパーを始める話。
私も最近になって、自分の父親と母親の運転を心配し始めている。
私自身は退職をして田舎に戻る選択まではなかなか真似できないと思った。だけど、この本を読んで、父親や母親の気持ちも少しわかるようになったと思う。少しでも似た境遇にある方は、サラッと読めるし、読む価値はあると思う。
自動車免許は、現在の高齢者世代にとって(特に男性にとって)家族の中で唯一自分だけが運転できる(た)という「誇りである」というような表現が出てきて、ハッとした。ある意味父親の尊厳だったのだ。そうだ -
Posted by ブクログ
私ね、農家に嫁げば良かったなーって時々思うの。
両親の実家はどちらも農家でね。
蔵の中に大きな樽で味噌仕込んだり、漬物仕込んだりしてて。
大人になってから毎年自分で味噌を仕込んでいるんだけど、やっぱり一般家庭じゃあんな大量のお味噌を仕込んでも置いておく場所もないし。。
家庭菜園じゃ収穫できる量もたかがしれてるし。
前に母が父の実家の畑を貸してもらえないかなぁって冗談混じりで言ったことがあったんだって。
ダメだった。
親族でも大事な畑や田んぼは貸してくれないんだよ。
この本読んで農業始めることがいかに大変か分かった。
たぶん父の実家は伯父の代で米農家終わる。
従姉妹夫婦が同居してるけど、農業ほと