垣谷美雨のレビュー一覧
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高齢者の運転による自動車事故が増加している。本書は、田舎住まいで運転を止めようとしない父を心配した息子が、都会で働く人生に虚しさを感じ始めたことから、新たな人生に挑戦する話である。
小説だが、どこの家庭にもアルアルな状況で、リアルな設定となっている。我が家も父に運転を止めるよう説得し、母がどこへでも送ることを条件に75歳で運転免許を返納した経緯がある。
車の運転に代わる交通手段があればいいという問題でもない。運転が行動の自由そのものであり、田舎では男のプライドの源なのだそうだ。分かる気がする。運転をしなければ他人を殺める危険は無くなるが、外出をしなくなり、認知機能や身体能力が衰える傾向にあるら -
Posted by ブクログ
内容
旅行代理店勤めで独身謳歌中の優子。
ところが40歳目前で予定外の妊娠をする。
年齢的にラストチャンスで産まないという選択肢はないのだが、10歳以上も年の離れたお相手はイケメン部下で彼女持ち。
果たしてどうなる・・・?
感想
思わぬ妊娠が未婚で40歳目前となると、こうも事態が深刻になるのか・・・と
厳しい現実を突き付けられた。
カンボジアの俗世を忘れさせる空気感とお酒の効能で一夜の過ち・・・
キャーッ!!
これは甘美で危険な匂いがする!!
偏見の強い田舎の風潮、職場の好奇の目、不妊治療に悩む同期との亀裂、更にはお相手である部下の人間性が徐々に露見してきて、八方塞がりとは正にこういう状況 -
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ネタバレ代理母には肯定的だと思ってたあたし。金銭は発生するけどWin-Winならいいと思ってたし、ユキたちの活動がないと日本の制度が変わらない。
でもやっぱり細かいところが気になる。
日本でまだ認められていない今、代理母になった人は産休は取れるのだろうかとか、代理母から産まれても依頼者の戸籍にちゃんと入れるのだろうかとか、整備しなければならないところはたくさんあるんだろうな。
そのうち、出産が嫌だから代理母頼もうとか言う人出てきそうだよ。
子どもが欲しいのに何かしらの正当な理由で産めない人にとって、良い制度になって欲しいと願ってやまない。 -
Posted by ブクログ
さすが垣谷美雨さん、書き出しから引き込まれてしまった。友人の年賀状に書かれた一行「里奈が結婚することになりました。」に動揺する57歳の千賀子。
一人娘の友美は28歳独身で彼氏無し。
時代と共に結婚観は大きく変わった。
「クロワッサン症候群」「負け犬」がもてはやされた頃。その後の「晩婚化」はいつの間にか「生涯独身」という言葉に取って代わられている。
手に職があっても、娘がこの先一人のままで大丈夫なのか?と親の不安は払拭できない。その気持ちが痛いほど伝わってきた。
眩しい若さは「ある日突然」消えてしまう!夫フクちゃんと共に娘の友美を説得して、親婚活を始めてみたけれど…
親婚活について聞いたこ -
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エッセイを読んで、フィクション作品の方が面白いな...と思う作家さんに出会ったので、このエッセイも読むかどうか迷った。垣谷美雨さんの作品が大好物だから、読まなきゃよかったになるのが怖くて。
しかししかし、読後は悪くない!!偉そうですみません。
他の方も書いておられたが、毒舌というよりチャキチャキというのがしっくり。
はっきりものを言ったかと思いきや、思ったことを口にできなかった話があったり、一人参加ツアーで友達を作るような積極的な面を語ったかと思えば、暗い性格だと言ったり。
普通の庶民の一面が覗けて楽しい。
笑ったのは、昔から歴史に興味が持てないところ。
歴史好きな人に好きな歴史上の人物を -
Posted by ブクログ
「絆を盾に段ボールの仕切りすら使わせない避難所が現実にあった。男達の横暴に、3人の女が立ち上がる。憤りで読む手が止まらぬ衝撃の震災小説!」
裏表紙の内容紹介にあったとおり、本当に憤りで読む手が止まらなかった。あとがきにて作者の垣谷美雨さんが記されていたとおり、この震災大国日本で、誰がいつ被災してもおかしくない。明日は我が身と思いながら、多くの方に手にして欲しい作品だと思った。
東日本大震災の震災報道は、年月が経つにつれ随分と減った。また震災報道といえば、絆や人間愛、ボランティアをクローズアップした美談が多く、違和感を感じていた方も少なからずいると思う。かくいう私もその一人だ。
本作は、被