垣谷美雨のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
後悔病棟の続編。患者の気持ちがわからないルミ子の前に落とし物の聴診器。これが実は。患者の心が読み取れるものだった。ルミ子は患者の後悔を見ながら、扉を開けることで、もう一つの選択肢を擬似体験する。そして患者は、やはり今の選択が良かったと安心して旅立てるというのが後悔病棟。
そしてこの希望病棟は、摩周湖というやはり空気の読めない女医の話。ルミ子は彼女にこの聴診器を拾わせる。摩周湖は患者の悩みを聴診器を通して知る。そして2人の患者、元キャバ嬢で、今は議員の夫人の末期がん貴子と親に捨てられ児童養護施設から優秀な高校に通う、末期がんの桜子の心を知る。2人ともDNA療法の治験が成功し、完治。ギリギリの生活 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本に出てくる4人の登場人物は全員自分が太っていることにコンプレックスを持ち、そのせいで人生が上手くいかないと思っている。痩せるためにダイエット本ベストセラー著者である大庭小萬里に個別指導を申し込み、指導を受けていく中で4人それぞれ自分を見つめ直し成長していくお話。小萬里がダイエット法だけでなく、メンタル面・精神面でも指導してくれて心の贅肉を落とすことで自分を見つめ直すことが出来ている。ハッキリと強い言葉だけど相手のことを何より考えている大庭小萬里という存在がすごく好きです。4つ全てのお話が読み終わったあとに笑顔になれるほっこりできる本だと思います。
-
Posted by ブクログ
病棟シリーズ第三弾。
あの魔法の聴診器が、今度は元暴走族で金髪、でもお嬢様育ちという太田香織女医に渡る。
香織は一時的に女子刑務所に半年間、看護師の松坂マリ江と一緒に派遣されることになった。
それで、聴診器の力を知る後輩が香織に渡したのだ。
なんでこんな古びた聴診器を使わなければいけないのか…と訝る香織だったが…
最初に抱いていた受刑者の印象と実際に接した受刑者の違いに驚く。
受刑者というが、彼女たちは被害者でもあったからだった。
個々が抱える過去や様々な事情を知った香織とマリ江は、医師や看護師という立場を超えて、色々と奔走する。
刑務所という場所に行かざるを得なかった女性たちのことを、重くな -
Posted by ブクログ
単行本が出版された当時の2020年前後、高齢ドライバーによる交通事故はたしかに頻繁に報道されていたと記憶に残っています。そのなかに、高齢ドライバーは免許を自主返納すべきだという声が大きいです。
事故を未然に防ぐために、返納したほうがいいでしょう。アクセルとブレーキの踏み間違いは危険ですし。たとえ数字から見ると飲酒運転事故より少ないといっても、やはりやめたほうがいいと主張したがる、という気持ちがよくわかります。
だが一方、高齢者たちの立場からみると、それは差別ではないか。そしてなにより、車がなかったらどこへも行けないのです。バスもないし、タクシーに乗るお金ももちろんありません。隣もみんな同年 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読後感悪いわ~、登場人物が全員エゴであるが、限りなく一般人
話はバブル崩壊寸前に高額購入して老朽化を迎えたニュータウン分譲団地、夫は合併で一般職に降格したシステムエンジニア(実は最後に古い言語を使える希少価値で長く働けている)、主婦の頼子パートで節約三昧…なのに団地の理事に選出される、団地は老朽化が進み、修繕か建替えかで喧々囂々侃々諤々の話し合い、リアルに分譲団地買わなくて良かったと思う
主人公?頼子の娘の琴里も奨学金を抱えてバイト三昧、その最中友人の彼氏(ボンボン)に引き合わされオペラとか付き合ううちに友人が逃走(?)なぜかボンボンと付き合い始めるが粘着質でストーカー気質に恐怖を覚えて、次 -
Posted by ブクログ
感想
雪子はお茶汲みしかできないって言ってた割に一番しっかりしている。
資産家の黛もどこかズレていて危うい。
終盤に向かうに連れて暗雲が立ち込めるが、最後に幸せな結末になるのか?
あらすじ
織部頼子はバブル崩壊前に買った寂れた団地で暮らしている。旦那は、会社の吸収合併で部長から平社員に降格し、自分はパートに出ている。長男は家を出て、娘の琴里は、就職活動に失敗して寿司やでアルバイト中。
暮らし向きが上がらない中、20年に一度の団地の理事の番が回ってくる。
琴里は、親友の三起子とその彼氏の黛を紹介してもらう。三起子の代わりに黛とオペラに行くことになってしまう。その後、三起子に連絡が取れ