垣谷美雨のレビュー一覧
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単行本が出版された当時の2020年前後、高齢ドライバーによる交通事故はたしかに頻繁に報道されていたと記憶に残っています。そのなかに、高齢ドライバーは免許を自主返納すべきだという声が大きいです。
事故を未然に防ぐために、返納したほうがいいでしょう。アクセルとブレーキの踏み間違いは危険ですし。たとえ数字から見ると飲酒運転事故より少ないといっても、やはりやめたほうがいいと主張したがる、という気持ちがよくわかります。
だが一方、高齢者たちの立場からみると、それは差別ではないか。そしてなにより、車がなかったらどこへも行けないのです。バスもないし、タクシーに乗るお金ももちろんありません。隣もみんな同年 -
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ネタバレ読後感悪いわ~、登場人物が全員エゴであるが、限りなく一般人
話はバブル崩壊寸前に高額購入して老朽化を迎えたニュータウン分譲団地、夫は合併で一般職に降格したシステムエンジニア(実は最後に古い言語を使える希少価値で長く働けている)、主婦の頼子パートで節約三昧…なのに団地の理事に選出される、団地は老朽化が進み、修繕か建替えかで喧々囂々侃々諤々の話し合い、リアルに分譲団地買わなくて良かったと思う
主人公?頼子の娘の琴里も奨学金を抱えてバイト三昧、その最中友人の彼氏(ボンボン)に引き合わされオペラとか付き合ううちに友人が逃走(?)なぜかボンボンと付き合い始めるが粘着質でストーカー気質に恐怖を覚えて、次 -
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感想
雪子はお茶汲みしかできないって言ってた割に一番しっかりしている。
資産家の黛もどこかズレていて危うい。
終盤に向かうに連れて暗雲が立ち込めるが、最後に幸せな結末になるのか?
あらすじ
織部頼子はバブル崩壊前に買った寂れた団地で暮らしている。旦那は、会社の吸収合併で部長から平社員に降格し、自分はパートに出ている。長男は家を出て、娘の琴里は、就職活動に失敗して寿司やでアルバイト中。
暮らし向きが上がらない中、20年に一度の団地の理事の番が回ってくる。
琴里は、親友の三起子とその彼氏の黛を紹介してもらう。三起子の代わりに黛とオペラに行くことになってしまう。その後、三起子に連絡が取れ -
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医師の香織と看護師のマリ江が半年だけ、刑務所に派遣されていた間に診察した受刑者たちの過去と立ち直りを描いたストーリー。
4人の女性受刑者を通じて、女性たちが罪を犯さざるを得なかった環境や、刑務所内の暮らし、出所後の自立の難しさなどを知ることができた。
一方で、重くなりそうな内容も、香織とマリ江のバカバカしいともおもえる掛け合いで、苦笑しながら読めた。
小説の中では、刑務所内で同室となった4人が、年代もバラバラながら、出所後も一緒に暮らしながら助け合える関係を築けるような人たちでよかったが、弱者に手を差しのべられない今の社会が、必要以上に犯罪者を生み出すことに繋がっているのかもしれないと思っ -
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東日本大震災の同じ避難所に集まった年代の違う三人の女性の話。
信じられないことだが、せっかく届いた間仕切りを、年配の男性リーダーが、「同じ避難所にいる我々は家族同然だから、間仕切りを使うなんて水くさい」と、設置を許してくれず、授乳や着替えなど、毛布の中でこっそり行っていたと言う。これは実際に何ヶ所かであったそうだ。
このことに限らず、田舎では、男尊女卑が根強く残り、女は意見を言うことすら許されない。
読んでいる間中、ムカムカしてたまらなかった。能登半島地震の避難所では、少し改善されたのだろうか?
東日本大震災の時は、やたらに、日本人は避難所でも譲りあっている、暴動を起こしたりもしないし、素晴ら