垣谷美雨のレビュー一覧

  • ニュータウンは黄昏れて

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    ネタバレ

    読後感悪いわ~、登場人物が全員エゴであるが、限りなく一般人
    話はバブル崩壊寸前に高額購入して老朽化を迎えたニュータウン分譲団地、夫は合併で一般職に降格したシステムエンジニア(実は最後に古い言語を使える希少価値で長く働けている)、主婦の頼子パートで節約三昧…なのに団地の理事に選出される、団地は老朽化が進み、修繕か建替えかで喧々囂々侃々諤々の話し合い、リアルに分譲団地買わなくて良かったと思う

    主人公?頼子の娘の琴里も奨学金を抱えてバイト三昧、その最中友人の彼氏(ボンボン)に引き合わされオペラとか付き合ううちに友人が逃走(?)なぜかボンボンと付き合い始めるが粘着質でストーカー気質に恐怖を覚えて、次

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    2024年12月26日
  • うちの子が結婚しないので(新潮文庫)

    匿名

    購入済み

    親婚活。話は聞いた事がありましたが、こんなに大変だとは驚きました。すごくリアルで勉強になりました。

    #タメになる

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    2024年12月23日
  • リセット <新装版>

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    それぞれが、何らかの問題を抱える47歳の女3人、タイムマシーンに乗って高校時代に戻りリセット。ハッピーエンド。

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    2024年12月20日
  • 竜巻ガール

    匿名

    購入済み

    家族の物語。少し異常な家族ばかりだけど、身近にありそうな話しだったりで面白かった。どれも悲惨だけれど悲しくはない強い人達ばかりだった。

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    2024年12月16日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    感想
    雪子はお茶汲みしかできないって言ってた割に一番しっかりしている。

    資産家の黛もどこかズレていて危うい。

    終盤に向かうに連れて暗雲が立ち込めるが、最後に幸せな結末になるのか?


    あらすじ
    織部頼子はバブル崩壊前に買った寂れた団地で暮らしている。旦那は、会社の吸収合併で部長から平社員に降格し、自分はパートに出ている。長男は家を出て、娘の琴里は、就職活動に失敗して寿司やでアルバイト中。

    暮らし向きが上がらない中、20年に一度の団地の理事の番が回ってくる。

    琴里は、親友の三起子とその彼氏の黛を紹介してもらう。三起子の代わりに黛とオペラに行くことになってしまう。その後、三起子に連絡が取れ

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    2024年12月13日
  • リセット <新装版>

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    前にも一度読んだと思い出したけど、やっぱり歳を重ねてから読むと、すごく深みがあり3人それぞれの女性の生き方が参考にもなり女性としての立場もわかり、今の時代は少しは前に進んだと思いました。

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    2024年12月01日
  • 結婚相手は抽選で

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    少子化対策として、抽選で強制的に見合いをさせられるという法案が実施されるという、とんでもない話し。
    ありえない話しだけど、面白い切り口・思わぬ展開から、モテない男女の心境など、読んでいてすごく面白かった。読後感も爽やかでよかった。

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    2024年11月30日
  • あなたのゼイ肉、落とします

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    大庭小萬里。似たような名前をどこかで聞いた人もいるのではないでしょうか?身体のゼイ肉だけでなく心のゼイ肉も落としてくれる。小萬里先生に元気をもらいました。ダイエットも心と身体のバランスが大切ですね。

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    2024年11月24日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    ネタバレ

    夫が40代半ばで脳溢血で死亡。東京に出張していると思ったのに、地元のビジネスホテルに一人で滞在していた。夫への疑心暗鬼、今までの結婚生活、急に距離感が近くなったら義両親。嫁を都合のいい存在として置いておきたい義両親と夫側の親戚たち…。記念日に限って外出する夫、会話がない夫婦生活…その真実は…。

    そもそも、嫁のいう言葉がやっぱり嫌い。片田舎の年寄りが考えていることにもイライラ。
    人のことを批判せずに、自分の気持ちを話す、というのが相手を過度に不快な思いをさせず、話し合いや交渉時に必要なスキルと感じた。

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    2024年11月20日
  • 懲役病棟

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    医師の香織と看護師のマリ江が半年だけ、刑務所に派遣されていた間に診察した受刑者たちの過去と立ち直りを描いたストーリー。

    4人の女性受刑者を通じて、女性たちが罪を犯さざるを得なかった環境や、刑務所内の暮らし、出所後の自立の難しさなどを知ることができた。
    一方で、重くなりそうな内容も、香織とマリ江のバカバカしいともおもえる掛け合いで、苦笑しながら読めた。

    小説の中では、刑務所内で同室となった4人が、年代もバラバラながら、出所後も一緒に暮らしながら助け合える関係を築けるような人たちでよかったが、弱者に手を差しのべられない今の社会が、必要以上に犯罪者を生み出すことに繋がっているのかもしれないと思っ

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    2024年10月31日
  • 行きつ戻りつ死ぬまで思案中

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    小説の方はたくさん読ませてもらっているけどエッセイもまた、ふむふむと興味深く楽しませてもらった。言い方や考え方や捉え方が知っていた人に似ているのだけど、結構人に対して厳しめに感じる。決して嫌だとかではなく、こうやって言ったり行動してもいいんだと思えた。女性刑務所の事や母親役は荷が重いなど難しいたくさんの問題ときちんと向き合って書かれていてとてもいい。テレビを、世界から音が消えて取り残されたような気がして消せないときあがあるという気持ちにすごく共感した。世代は違えどどの話もなるほどと思うし一理あると感じる。

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    2024年10月29日
  • 希望病棟

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    ネタバレ

    病棟シリーズ2巻。今回の聴診器の持ち主は黒田摩周湖。小さい頃から家族との接点も少なく他人とのコミュニケーションに自信がない先生。患者は進学校に通う小出桜子と代議士妻の谷村貴子で、この二人には幼少期の貧困という共通点がある。摩周湖は媒介役で、この患者二人が物語のヒロインかなという印象。他人との関係性に悩む桜子の成長と、持ち前のバイタリティを発揮する貴子。人には誰にでも良い面と悪い面がある。登場人物たちは皆いい人ばかりで、現実にはそんなにうまくいかないとだろうとは思いつつ、それでも楽しい読書時間でした。

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    2024年10月28日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    東日本大震災の同じ避難所に集まった年代の違う三人の女性の話。
    信じられないことだが、せっかく届いた間仕切りを、年配の男性リーダーが、「同じ避難所にいる我々は家族同然だから、間仕切りを使うなんて水くさい」と、設置を許してくれず、授乳や着替えなど、毛布の中でこっそり行っていたと言う。これは実際に何ヶ所かであったそうだ。
    このことに限らず、田舎では、男尊女卑が根強く残り、女は意見を言うことすら許されない。
    読んでいる間中、ムカムカしてたまらなかった。能登半島地震の避難所では、少し改善されたのだろうか?
    東日本大震災の時は、やたらに、日本人は避難所でも譲りあっている、暴動を起こしたりもしないし、素晴ら

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    2024年10月27日
  • 行きつ戻りつ死ぬまで思案中

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    ネタバレ

    垣谷美雨はエッセイも面白いんだね
    しかしかなり不運な目にあってるな…クレームつけれないのは優しすぎるからなのか
    女だからナメられた話、男尊女卑、セクハラ話とか共感します
    「読者がリアリティがないと決めつけるのは読者が知っていることや想像できる範囲を超えているということ。」
    「死ぬまで大人になれない」
    「あなたは何度人生やり直したところで大差ない
    もう開き直るしか道はない、無理矢理にでも前向きに生きるしかない、年齢とともに楽しかったことより苦しかったことを思い出す」
    「人間にとって誰かを喜ばせることが最大の喜び
    老人に親切にするのは他人事でなく明日は我が身だから」
    「歴史に興味が持てない。女性が

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    2024年10月27日
  • 子育てはもう卒業します

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    面白かったです。
    友人である3人の女性の子育ての物語です。
    自分自身が自分の子供の年齢の時に何を考え、自分の親との関係はどうだったか、世の中はどうだったか、振り返りながら今を生き悩みを互いに語り合います。
    そんな親達の姿を見ていた子供達の気持ち、親達が出した答えは変化していきます。
    その時、その時で正解を求めて、正解って結局何なんだろうと悩んでいる母親達には共感出来ます。そしてそれが子供からすると、感謝もしているのだけどちょっと違うんだよな、、、と思うのも分かります。
    自分の子供時代も思い出しながら楽しく読める本だと思います。

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    2024年10月26日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    /_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ 

    いきなり、スタートが衝撃でした。
    震災が発生するところからスタートで、ドキドキ感が伝わってきて、吸い込まれていきました。

    3人の主人公が交互に展開していく形で、どの主人公たちもつらい境遇。
    そして、ほとんど、男がダメ。
    やっぱり、男はダメだ、、、女性が男といるメリットはあるんだろうか、と、この作品でも痛感させられました。

    とくに、田舎の男たちが、ほんとダメな感じで描かれていて、もう、男の私でも憎しみが湧いてくるような感じでした。まだ、いるのかな、、、こんな人たち(T . T)

    最後に向けて、思うような展開になっていくので、ホッ

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    2024年10月20日
  • うちの父が運転をやめません

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    都会に住む50代サラリーマンの雅志。
    田舎の父が80代を前に事故を起こしかける。
    運転せざるを得ない過疎地の高齢者、高校生の息子との不仲等重めのテーマなのにストーリー全体が前向きで面白い。垣谷さんらしい考えさせられるけど暗くならない内容。

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    2024年10月20日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    実家を売却した時を思いだしながら読みました。
    はじめは思い出のものを選別する余裕のあったけど、だんだん無になって捨てていたな。
    両親だけではなく、祖父母のことも思い出しました。
    この本は、大切な人との思い出を、思い出させてくれました。
    たぶん、この姑さんはうちの母と同じくらいの年代でしょう、なんでも「もったいなくて」捨てられない世代。また、引き出物などの良い品物は自分では使わなくて、「いつか子供にあげよう」なんて取っておいたのでしょうね。「あるある」と思いながら読みました。

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    2024年10月14日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    物を溜め込む親を持つ者としては、共感するしかない一冊。
    始まりは「なんでこんなに溜め込むの?」なんだけど、片付けをする中で姑の知られざる面を知っていく。こんな風に生き様を目の当たりにすると、数々の遺品(ゴミ?)もちょっと愛おしく思えてくるから不思議。
    でも、いざ自分のこととして考えてみると、自分の後始末はしっかりしてもらった方がありがたいなぁ。業者に頼むと100万かかるそうだし。
    私も断捨離をしている真っ最中だけど、自分の持ち物は徐々にコンパクトにしていこうと改めて決意!

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    2024年10月12日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    うちの一人暮らしの姑は、捨てられない性格で、家中が物で溢れ返っている。主人公の女性のご主人は一人っ子で、夫に手助けできる姉妹がいたらなぁ、というセリフがあったが、私の夫には、姉と妹がいるが、全く役に立たない。それどころか、2人とも子ども時代のものを実家に置いたまま。姑の物もたくさんあるが、片付けようにも姉妹の物を姑は勝手に捨てられないと言って放置している。至る所に、マンガ、CD、DVD、カバン、靴、洋服、アルバム、文房具などが散らばっている。とにかく物が多い。これから私が、介護や姑の世話をすると思うが、できるだけ整理整頓された家で、お世話をしたい。世の中には私と同じように姑の片付けに苦労してい

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    2024年10月12日