垣谷美雨のレビュー一覧

  • 行きつ戻りつ死ぬまで思案中

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    垣谷さんの小説、たくさん読んでいるけれど、そういえばエッセイ読むのは初めてだ!
    小説のイメージで読み始めたので、最初は、イメージと違うことが多くてイマイチのれなかったのだけれど、読み進めるうちに、だんだん面白くなってきた。
    小説ほど完成されているわけでなく、いやに毒舌なところもあり、そうかとおもえば、ウジウジしているところもあり。
    人間って、こんなふうに多面的な生き物なんだよなぁ・・・と思うわ。

    好きな歴史上の人物で「北京原人」ってところが好き。

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    2024年01月23日
  • うちの父が運転をやめません

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    この人の本は、どれも読みやすい。
    この本も、高齢の父親の運転をやめさせようと奮闘する子供の話かと思っていたら、さにあらず。
    過疎地に住む人にとって運転が生活に欠かせない事。運転しなければ買い物にも支障をきたす事。バスも一日に何便も走らない。どころかバス自体が走らなくなる心配もあったりして。

    ただ限界集落かと思っていたら、50代主人公のクラスメートがまだまだ残っていたりして、あれ?と感じるところもあった。

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    2024年01月22日
  • 夫のカノジョ

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    ファンタジーぽさもあり、コミカルな内容に終始笑いが止まらないが、もし自分がその立場になったら気が気がじゃないとも感じた。

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    2024年01月20日
  • 行きつ戻りつ死ぬまで思案中

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    ベストセラー作家の初エッセイ。
    気になる作家ではあったが、なぜか今まで一冊も読んだことがなかった。
    文体は読みやすく、老後、親子関係、フェミニズム問題など内容は非常に共感できた。
    今度は小説を読んでみます。

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    2024年01月14日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    「憤りで読む手が止まらぬ衝撃の震災小説』
    まさに、ショックと悲しみと怒りまみれになった。
    フィクションだが、描かれている避難所の様子はほぼ起きたのではないかと思います。
    女性の立場の弱さに不安になりました。
    生き残った登場人物の男性達...クソすぎる...

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    2024年01月13日
  • 四十歳、未婚出産

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    40歳を目前に思わぬ妊娠をしてしまう優子。
    お腹の子の父親、田舎の身内の白い目、不妊治療に苦しんできた同僚にも打ち明けられず、未婚で出産する決意をする。
    最低な考えの人がいる一方、最終的に幸せな出産を勝ち取っていく頼もしいストーリー。

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    2024年01月08日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    東日本大震災を被災した女性3人の話
    おすすめ本
    北陸で元旦に地震があったので手に取った
    また同筆者のオヤジ改造計画がお気に入り

    この本を読むことで、被災した方の辛さに触れられる。震災大国の日本では明日は我が身として一気に読める
    行動(立候補・離婚・転職)へのきっかけが怒りであることも共感できた。

    定期的な災害グッズの確認は子供がいる身として必須

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    2024年01月08日
  • 夫のカノジョ

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    大好きな作家さん、垣谷美雨さんの作品。あらすじを読んで思っていたのと全然違った!ドロっとした感じかなと思いきや、結構感動してしまう話。シュールでクスッと笑えるけどいい話、という垣谷さんの持ち味が詰まってました。

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    2024年01月06日
  • 四十歳、未婚出産

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    内容
    旅行代理店勤めで独身謳歌中の優子。
    ところが40歳目前で予定外の妊娠をする。
    年齢的にラストチャンスで産まないという選択肢はないのだが、10歳以上も年の離れたお相手はイケメン部下で彼女持ち。
    果たしてどうなる・・・?

    感想
    思わぬ妊娠が未婚で40歳目前となると、こうも事態が深刻になるのか・・・と
    厳しい現実を突き付けられた。
    カンボジアの俗世を忘れさせる空気感とお酒の効能で一夜の過ち・・・
    キャーッ!!
    これは甘美で危険な匂いがする!!

    偏見の強い田舎の風潮、職場の好奇の目、不妊治療に悩む同期との亀裂、更にはお相手である部下の人間性が徐々に露見してきて、八方塞がりとは正にこういう状況

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    2023年12月28日
  • 夫のカノジョ

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    妻は夫の浮気を知ってしまい、相手の女性に会いに行きます口論になったところ体が入れ替わってしまう。
    お互いのことを理解するまで元に戻れない。
    入れ替わった妻と「夫の彼女」は互いの人生を変えていく。パワフルな女性が気持ちよく人生を変えていくストーリー。読んでいてワクワク、気持ちよかった。

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    2023年12月23日
  • 子育てはもう卒業します

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    自らの就職や結婚、子育てに三人三様に思い悩みながら、でも自分の決めた道を進んでいく。
    結果、落とし所はどうなるのかな?と思いながら読み進めたが、ラストは…。以下ネタバレ回避のため自粛。

    世代的に私自身と近いものを感じて大いに共感!
    うちの子供はまだ5歳だから、今後の悩みは「明日は我が身」と受け止めました。^^;

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    2023年12月23日
  • 代理母、はじめました

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    ネタバレ

    代理母には肯定的だと思ってたあたし。金銭は発生するけどWin-Winならいいと思ってたし、ユキたちの活動がないと日本の制度が変わらない。

    でもやっぱり細かいところが気になる。
    日本でまだ認められていない今、代理母になった人は産休は取れるのだろうかとか、代理母から産まれても依頼者の戸籍にちゃんと入れるのだろうかとか、整備しなければならないところはたくさんあるんだろうな。
    そのうち、出産が嫌だから代理母頼もうとか言う人出てきそうだよ。
    子どもが欲しいのに何かしらの正当な理由で産めない人にとって、良い制度になって欲しいと願ってやまない。

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    2023年12月23日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    垣谷美雨さんの本は、身近な主婦目線の本が多く読みやすい。
    バブル崩壊前に分譲団地を購入した母とお金持ちのおぼっちゃまに翻弄される娘のお話。
    母の立場も娘の立場も自分に置き換えて考えてしまう…一戸建てじゃなくてアパート暮らしでもよかったかも…大金持ちと出会ってたなら…
    まぁ考えてもしょうがないけど…
    みたいに考えてしまうお話でした。

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    2023年12月19日
  • 行きつ戻りつ死ぬまで思案中

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    いやー、面白かった。あっという間に読み終えました。筆者は少し上の世代ですが、自分の子供時代が思い出され、両親は忙しく大変だったんだろうな、なんてしみじみしてしまいました。

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    2023年12月15日
  • エール!(2)

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    お仕事小説アンソロジー第2巻。
    坂木司さんのスイミングインストラクターのお話が好きです。レッスン後にインストラクターである主人公たちがジャグジーに浸かってお話する場面が印象的でした。
    「明日も仕事がんばろ!」と思える作品です。

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    2023年12月02日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    東日本大震災にあった三人の女性が避難所や家族の男尊女卑に立ち向かい、自立していく姿を描いた話。
    震災津波は小説の描写でも自分が想像していたより酷い状況で、いざという時の備えの大切さ、備えても無駄なほどの脅威を感じた。
    そんな震災の中でもマスノさん、晶子さん、福子さんのようにいざという時人を助けられる余裕、負けない潔さを持ちたいと思った。

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    2023年11月19日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    ●あまりにも描写が細かく感嘆していたら、やはり筆者の体験談だった。女性作家ならではの容赦のない人物描写は時として心地よさすら感じられる。
    ●最後には荒れまくるマンション理事会のシーンは圧巻。綺麗事で終わらしていない展開がまたいい。まあ、議員立候補は唐突感はあったが。
    ●やばい彼氏を友達間で押し付け合うなんて、そんな展開思いつかない。
    ●どうしようもならない、がんじがらめな庶民の気持ちに、何回も心がキュッとなってしまった。

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    2023年11月04日
  • うちの父が運転をやめません

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    面白かった。
    垣谷美雨さんにハズレなし。
    大好きです。

    星5かなと思ったけれど、男性が主人公より、女性が主人公の時の方が面白く感じるので星4で。
    でも共感できること、ハッとすること、読んで良かったなと思うことはタップリありました。

    いつもスラスラと読んでしまいます。
    そして、あー楽しかったと思う。

    重〜いミステリーを読んだ後に、垣谷さんを読むとホッとするし、絶対面白いという安心感があるので、大事に読んでます。
    ゆっくり読まないと、読むのが無くなったら困る!

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    2023年10月29日
  • うちの子が結婚しないので(新潮文庫)

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    さすが垣谷美雨さん、書き出しから引き込まれてしまった。友人の年賀状に書かれた一行「里奈が結婚することになりました。」に動揺する57歳の千賀子。
    一人娘の友美は28歳独身で彼氏無し。

    時代と共に結婚観は大きく変わった。
    「クロワッサン症候群」「負け犬」がもてはやされた頃。その後の「晩婚化」はいつの間にか「生涯独身」という言葉に取って代わられている。
    手に職があっても、娘がこの先一人のままで大丈夫なのか?と親の不安は払拭できない。その気持ちが痛いほど伝わってきた。

    眩しい若さは「ある日突然」消えてしまう!夫フクちゃんと共に娘の友美を説得して、親婚活を始めてみたけれど…

    親婚活について聞いたこ

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    2025年10月07日
  • うちの父が運転をやめません

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    ネタバレ

    高齢の父親に運転を辞めさせたい息子(雅志)が、どう父親に運転を辞めさせようか試行錯誤する話。
    タイトルと装丁から本筋は捉えつつもなんとなくコミカルに進むような印象があったけど、雅志自身の都会での生活スタイル、子育てを振り返って高校生の息子に対して思う事など、高齢者ドライバー問題の他にも現代社会、子育て世代に問題提起しているような深い内容だと思った。
    特に自分はまさに子育て世代で持ち家も購入し
    ローンを組んでいる状況で、教育資金のことを夫と話すことも多く、かかる費用の膨大さに仕事は絶対に辞められないと思っているだけあって、胸に刺さるものがあった。お金と時間、単純に考えれば子供との時間が大切だと思

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    2023年10月06日