垣谷美雨のレビュー一覧

  • 結婚相手は抽選で

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    対象は25歳から35歳までの男女で、抽選お見合い結婚法が施行
    そんなお話。もちろん個人でもあるけどご家族とか環境を取り巻いて結婚できない、の問題ってあるよね(問題というか運とかタイミングとか世間とかももちろんなんだけど)といいつつ私も独身だが対象年齢外れてるのでねw
    個人的には母がついて回ってくる看護師さんとイケメンの恋愛、その着地が気になったところ。美人でお金持ちと結婚したい奈々さんもとても印象的だが笑
    彼女いない歴=年齢の3人組男性たちもなかなかにあるあるってなりそうでよかったなー
    ドラマ化もされてたらしいので見てみたい

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    2025年05月06日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    主人公の望登子が、姑の遺品整理を自力でするお話。遺品整理と聞いただけで、ため息が…(・・;)

    一緒に片づけをしている気持ちになってしまい、読み終わった頃には疲れてしまいました。

    時間もお金も労力もかかるので、私自身は後に遺される人のために物の後始末をして身軽にしなきゃいけないなと改めて思いました。

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    2025年04月25日
  • うちの父が運転をやめません

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    著者の本はほぼ読んでいると思う。
    どれも時代に合ったいい問題提起でスピーディーに読み終えるが、あまり残ることがない。
    うまくいったパターン、そうでないパターンの著書があり、なるほどと思うがそれ以上でも以下でもない。どうしてかな。
    でもきっと次作も読むと思う。

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    2025年04月02日
  • リセット <新装版>

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    色々な境遇の47歳の三人の元同級生が高校生から人生をやり直す話。
    付き合う相手によって旦那さんの意識が変わったり、やりたいことをやるために頑張ったり...。
    最後にまたリセットするかどうか、、、。
    自分だったらどうするかな...って考えながら読んだ。
    ....私はもう勉強したくないなぁ^ ^

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    2025年03月23日
  • うちの父が運転をやめません

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    ネタバレ

    まさに!というタイトルで手に取る。これはうちとは状況異なり、地方の買い物難民の話になっていくけど。そして、高齢の親にめっちゃ優しい結末だけども、実際にはそれはなかなかないので…悩ましさは残る。
    もうほんと、国で年齢制限して取り上げてほしい。代替手段の確保は必要だけども。

    老後のお金がたりません、の作者さんだった。年取っていく親とか、老後のお金とか、中年に染みる話題。

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    2025年03月06日
  • 禁煙小説

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    禁煙するまでの大変な日々と吸わなくなった時の喜びがリアルに伝わってきました。たばこがいかにやめられない物かがわかりました。

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    2025年02月08日
  • 子育てはもう卒業します

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    ネタバレ

    大学4年間を一緒に過ごした3人。80年後半に卒業した3人より少しあとの世代だが、ほとんど同じ経験をして、その時代にはほぼ結婚退職以外に選択肢が無かった、そしてそれ以外思い至らなかった自分を見ているようだった。娘にどうして続けなかったの?と言われたのも同じ。
    そういう時代ではなくなってきているのだと信じたい。三人三様の人生、どこか一つは思い当たる節があるのでは?と思う。

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    2025年02月07日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    ネタバレ

    介護や高齢化社会についてとともに、自分はどう生きたいか、死生観も考えさせられる一冊。
    タイトルを衝撃的に感じて手を引っ込めた方もいるんじゃないだろうかと思うけど、でもそれこそがなんというか現実逃避の思考だよなと思って読んだ。こんな法案通ったらさすがに暴動が起きそうなものだけど、どんな法案が通ってもデモも何もしない現代日本を風刺してるのかと感じた。

    途中で主人公の東洋子が全てを放棄してから状況が好転する。ちょっとこんな都合よくいくかな?という感じはある。読後感は悪くないけれど、現実こんなうまくいくかなって思ってしまう。

    実際70でみんな死ぬ法案が通ったら、たぶんみんな途中から働かなくなり資本主義が崩壊するだろうけど。あと、年齢ごまかそうとする特権階級層も出るだろうなぁ(作品中そうなのかな?と感じる場面もあった?)。でもそこまでしないと、今一部の人が担って負担が増えてしまっている日本の介護について、すべての人が自分ごととして考えないのかもしれない。そういう意味でいろんな人に読んでほしい。

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    2025年01月26日
  • 代理母、はじめました

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    代理母がビジネスに。近い将来こんな時代が来るのかな?
    子どもを持つ人も持たない人もみんな幸せな生き方ができる世の中であってほしい。

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    2025年01月12日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    東日本大震災での避難所生活を元にしたお話。非常事態の中では、女子供の立場はとても弱くて、地方はより男尊女卑なんだと思う。現実に近いだけにゾワゾワしながら読んだ。特に夫を亡くした嫁を兄弟にって、戦後か!と腹ただしかったが、実際にあったのかもしれない。

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    2025年02月02日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    義母の介護をしている宝田母は私が中学の頃、祖父を介護している母親と重なった。
    当時、母親も逃げ出したかったのかなぁって…
    この法案があったら嬉しかったんだろうかと考えた。
    けど、今の自分はどうだろう…
    父…64歳
    母…63歳
    まだまだ長く生きてほしいと思う。
    ただ、両親共に健康だから言えることであって、夜中に何度も起こされ、我儘を言われたらちょっと分からないかも…

    極端なルールがドカンと打ち上がると本質が見えてくるんだなって話でした!

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    2024年12月31日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    問題提議として興味深い内容だった。
    介護に関わったことがないと他人事であまりピンとこないかもしれないが、
    学生時代に似たような状態を経験しているため、クソ親父とダメ息子に対する怒りを通り越して無の感情に達した。

    前半が現実にありそうな内容だったのに対し、最後うまくいきすぎてはいたが、自分も害しかない老人にはならないようにしなければと考えさせられた。

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    2024年12月31日
  • もう別れてもいいですか

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    扱っている題材に興味があり手に取った作品。

    58歳の主婦、澄子は夫との生活に苦しんでいた。田舎の狭いコミュニティ、意地悪な同級生たち、モラハラ夫に従うしかない澄子を変えたのは元親友との再会だった。

    読み手の年代、置かれている環境によってこの作品の感じ方は大きく違うのかもしれない。
    主人公と同年代かそれ以上の方、年代は違えど置かれている環境が澄子や澄子の同級生たちと似ている方はもしかしたら共感の嵐かもしれない。
    私はきっと恵まれているんだろう。

    前半、読み進めるのがとてもしんどかった。
    田舎の生きづらさ(男尊女卑、女の序列、離婚は絶対悪という思想、プライバシーのなさ)に加え、意地悪な同級生たち、澄子の夫のあまりの横暴さ、澄子の母の嫁に対する役割の決めつけ、押しつけ…読みながら息が詰まりそうだった。

    けれど前半の描写があったからこそ、後半、澄子が様々な不安を抱えながらも自分の人生を取り戻そうと奮闘する場面は、素直に応援したくなった。
    また、その過程で澄子が周りにもいい影響を与えていくのが印象的だった。

    解説がとても興味深く、この作品が扱っている社会問題の多さに驚くと同時に自分自身に重ねて考えさせられた。
    私は正社員で勤務していたが、育休明け、時短勤務を拒否され退職せざるを得なかった。
    これが日本の正規雇用の実態だったのか。
    「次の首相になる人には、ぜひこの小説を読んでほしい。(p.338)」とあるように、広く読まれてほしい作品。
    男性が読んだらどのような感想を抱くのだろう。

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    2026年04月25日
  • 代理母、はじめました

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    義父に代理母をさせられたユキは幼馴染のミチオ、女医の芽衣子らと共に代理母ビジネスを始める。最初は「お金持ちになりたい」一心だったユキだが…そのうち女性を貧困から救う事に目覚めてゆく。最後は義父も死に母や兄弟達も一緒に代理母ビジネスを進めていく大団円に。近未来の設定だが制度や風潮の始まりは現在以前に起因するという、警鐘的な物語。

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    2024年12月21日
  • 農ガール、農ライフ

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    ネタバレ

    育った環境から努力して掴んだ社会的地位を失って、自尊心と自分の現状とのギャップに苦しんでいるであろう主人公が農業に希望を見出し、悪戦苦闘するお話。
    主人公とアヤノさんには終盤まで共感出来ませんでしたが、富士江のばーさんのおかげで楽しく読めました。

    地の文から、作者の思想とこれまで受けた理不尽やら屈辱が滲み出ています。著者の作品は「七十歳死亡法案、可決」しか読んだことはありませんが、男社会に振り回され、今も闘い続けている人なんだろうなと思いました。
    最後まで良い男キャラは出てこないのは、女性に向けた物語だからなのか、別の理由なのか。
    終わり方がハッピーな感じだから良し。

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    2024年12月02日
  • 農ガール、農ライフ

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    いつか農業に関わりたいと思ってたので手に取りました。

    私の考えは甘かったと感じましたし、就農の難しさについて知れて本当に勉強になりました。

    物語についてはそれまでどんでん返し!ハラハラ!があったわけじゃないけど、何気ない日常の中にある心温まる瞬間だったり、どうしようもなくムカムカすることだったり、
    そういった瞬間が散りばめられていて、最後もすごく上手くまとめられていたなと感じました。

    面白かったです!

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    2024年11月30日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    バブル崩壊の直前に購入した、郊外の団地に住む織部頼子がローン返済に頭を悩ませる様子や、それを身近で見ている、娘の琴里が友人から紹介された資産家の彼氏と付き合い始めるが、癖の強すぎる彼との関係について、話が展開していく。

    団地の理事会や建替えを巡る状況は勉強になった。
    一方で、別れたい彼氏を友人に紹介し、押し付けておいて、その友人が結婚に愛を求めず、資産だけを目当てに結婚したら、今度はどこかで負けたと感じる心理には、勝手すぎてついていけないが、女性の友人関係だとそういう複雑な心情も生まれるのかもしれない。

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    2024年11月21日
  • うちの父が運転をやめません

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    都会に住む主人公が、田舎に住む高齢の父親の自動車運転を心配して、最終的には田舎に引越して、田舎をまわる移動スーパーを始める話。

    私も最近になって、自分の父親と母親の運転を心配し始めている。
    私自身は退職をして田舎に戻る選択まではなかなか真似できないと思った。だけど、この本を読んで、父親や母親の気持ちも少しわかるようになったと思う。少しでも似た境遇にある方は、サラッと読めるし、読む価値はあると思う。

    自動車免許は、現在の高齢者世代にとって(特に男性にとって)家族の中で唯一自分だけが運転できる(た)という「誇りである」というような表現が出てきて、ハッとした。ある意味父親の尊厳だったのだ。そうだったんですね?全然考えたこともなくて、一方的にただただ返納を勧めていた自分を反省。何も寄り添っていなかったな。一方的な主張はただただ反感を強めるだけだ。

    あと、若い人は両親が都会に引っ越して来たらいいと簡単に考えがち。しかし、狭い都会のコンクリート生活が、田舎からきた人々にとってどれほど窮屈な思いをさせてしまうものなのか描かれていた。これも考えさせられるエピソードだった。

    自分もすぐに高齢者になることを心に留めて、両親の気持ちに寄り添いながら、運転について一緒に考えていく姿勢が大切なのだ。

    主人公が移動スーパーを始めて田舎の人たちと交流が深まっていくシーンはたまにほろほろと涙が出た。どんな人でも交流を求めているし、いろんなことを知りたい欲求があるのだ。
    高齢者を移動スーパーの助手席に乗せて、仕事をする主人公。いろいろなものを見聞きできて喜ぶ高齢者。助手席に乗る予約をできるノートがある。予約がたくさん入っている。素敵だ。

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    2024年11月06日
  • 禁煙小説

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    一度もタバコを吸ったことがないので共感しきれないところはあるが、ベビースモーカーが『自分の』禁煙法を見つけていく過程から、喫煙者は学べるものがあると思った。

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    2024年10月25日
  • 四十歳、未婚出産

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    ネタバレ

    四十歳、未婚。産むか産まざるか悩む話かと思ったら、早い段階で産む覚悟はできてて、「未婚出産」っていう立場がいかに人権を得ていないかがテーマの話だった。
    ラストは結局入籍するんかい!という気持ちもあるけど、凡庸の台詞はぐっときた。

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    2024年08月28日