垣谷美雨のレビュー一覧

  • 老後の資金がありません

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    老後の資金がなくなり再奮起し取り戻したという話でも、資金を無事ためられましたという話でもない。
    老後の資金が色々なしがらみでどんどん消えていき、夫婦揃って職を失い、さらに年金詐欺の片棒担いじゃうのかとなんだか生々しくホラーなぞっとする展開だったが、最後はまあなんとかなるのかもねと思わされた。
    でも始終身につまされる100%ホッコリさせられなかった自分は浪費家なのかと考えさせられた。

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    2023年06月18日
  • 結婚相手は抽選で

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    設定が特殊で、冒頭を読み進めるのに時間がかかった。

    時代は未婚・晩婚ではなく非婚の傾向。
    婚姻率の低下は、女性が多様な生き方を選択できるようになった証左でもある。ある種喜ばしいことだ。

    近年普及が進むマッチングアプリだって、気軽に異性と会えるツールではあるが、これまで生きてきた背景が一つも重ならない相手と長続きするかどうかは話が別。
    それに加え、人と会うことさえ憚られた約3年という年月が、今後どう影響として表出してくるか。

    2010年頃には冗談でしょ、で済んだかもしれないこの内容が、そうとも言えなくなってきているような今日この頃。

    政府がここまで介入しなくとも、経験の場は必要かもしれな

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    2023年06月12日
  • 四十歳、未婚出産

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    ネタバレ

    40歳目前での妊娠に自分でも驚いただろうけれど最初から産むということは決めていたように思える。家族や同僚、田舎の親戚、同級生など巻き込んでいくけれどお腹の子の父親は優子にとっては部下であり家族になろうという考えは全くない。好青年に思えた部下の裏の顔を知り恐怖すら覚えている。シングルマザーになるという不安はあるものの地球規模で物事を考える同級生や、差別を嫌う兄の影響などもあり優子は強くなっていく。

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    2023年06月03日
  • 農ガール、農ライフ

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    現実は厳しい!けれど困難に果敢に立ち向かい解決策を見つけようとする主人公に尊敬。
    女性の農家さんに興味があったので、読んでみましたが、独身の女性が一人で農業することの大変さを学べて良かった。独身女性や若者の農業支援がもっと充実していけばいいな。

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    2023年06月02日
  • 禁煙小説

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    非喫煙で嫌煙家ですが、まるで自分がヘビースモーカーになったの如く体感できました。
    思うに人は何らかの悪習慣があり(甘い物)、そこに置き換えると尚の事理解深まります。
    今後は愛煙家に寄り添えるかも。

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    2023年05月30日
  • リセット <新装版>

    購入済み

    リセット

    同世代を生きていた為か、とても楽しく読めました。田舎に限らず、男尊女卑の考えはまだまだありますね。家事や育児や介護を女性の仕事だと思っているなんて。読んで、ちょっとスッキリしました。あらすじは分かっていますが、再読すると思います。

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    2023年05月25日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    ネタバレ

    東日本大震災での津波から九死に一生をえたのもつかの間、避難所で待ち受けた現実。田舎の風習もあるのだろうが、明らかな男尊女卑に嫌悪感しか抱かなかった。人格の優れた人ばかり集まるわけではないし、そんな極限状態の時こそ普段は抑圧されていた本性が出てしまうのかもしれない。報道では絆とか助け合いという言葉でよい面が多く流れていたが、助かったのに死にたいと思う環境は地獄だ。

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    2023年05月14日
  • 四十歳、未婚出産

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    垣谷さんらしく 社会課題がリアルに描かれている

    少し誇張されているところや『その後の展開に無理がある』感はあるが読みやすく、最後はそれでも人生は進んでいくのだと思わされる作品

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    2023年05月06日
  • 子育てはもう卒業します

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    03月-16。3.0点。
    大学同級生の女子大生三人、それぞれの結婚・出産後の奮闘を描く。
    なかなか思い通りにならない育児、子供は親の思惑通りにはならないなぁ。
    読みやすい。ラストは結構あっさりしている。

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    2023年03月29日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    住宅について。誰もが一度は悩む問題ではないか。賃貸か購入か、一戸建てかマンションか、価格か立地か、人生で1番大きな買い物ゆえに失敗はできない。恐ろしく思いながら読み進めたのに、まさか著者の実体験からきているとは…リアルすぎて怖いよー!

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    2023年03月27日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    盛りだくさんの内容だった。
    お母さんの話、その娘と同級生2人の話、ニュータウンに住む人、住んでいた人々の話。
    5200万円で買った家が今は1500ま万円で売りに出されている。そんなに下がってしまうんだと驚いた。他人事ながら、それは厳しい。これでは幸せになることに貪欲になるだろうな。

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    2023年03月02日
  • 定年オヤジ改造計画

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    2020年7月にNHK BSプレミアムで放送された郷ひろみ主演の単発ドラマの原作。ドラマもそうだったが、前半のジイジには本当にため息を付く。身につまされるわ~ しかし、こうやって原作とドラマの両方を見ると、役者さんうまく演じてるなあと感心するわ

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    2023年01月08日
  • 夫のカノジョ

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    勘違いなんだけど
    でも思い込んでしまったら人間そうとしか思えない不思議。
    お互いのことを気に掛けながら
    根底に優しさのある2人だから
    あったかい行動がたくさんあった。

    彼女の頑張ってるちゃんとした言葉遣いがツボ。
    おもしろかった。

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    2022年12月27日
  • 七十歳死亡法案、可決

    匿名

    購入済み

    良かったですけど・・

    面白かったです。
    最後の方は雑な感じがしました。

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    2022年12月16日
  • 夫のカノジョ

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    夫の浮気を疑い相手の女性に会いに行くと、身体が入れ替わってしまうSF的展開。
    入れ替わってみると、色々な気づきがあったり、自分の持ち味を活かして環境が改善したり。
    巻末の解説では、「自分が変われば相手も変わる」というのがこの本でずっと貫いていることとのこと。個人的には、自分を変えるのもなかなか難しいと思う。人それぞれ(自分も含め)いろんな背景があったり、悩みがあったり、得意な所があったりすることを理解して、お互いを尊重していきたいなと感じた。

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    2022年12月03日
  • 定年オヤジ改造計画

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    ネタバレ

    読んでいて、途中までは、こんな発言はあり得ないと思って読むのを辞めようかとおもった。しかし、自分はこうならないと絶対に言えるだろうか。自分ではそう思ってなくても、相手に不快な思いをさせてるかもしれない。それに、定年後の時間をどう過ごそうか、本当に考えないといけないと考えた。

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    2022年12月01日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    バブル崩壊前夜に買ってしまったニュータウン戸建の詳細がとてもリアルだなぁと思っていたら、著者の実体験に基づく設定だと知り納得。
    すっかり著者のファンな私だが、今回も面白かった。
    解説で、この手の小説は「社会派エンタメ」というジャンルだと知る。リアルで、ためにもなって面白い、社会派エンタメ。もっと読みたい!

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    2022年11月01日
  • 子育てはもう卒業します

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    1950年台後半生まれの3人の女の子達の半生と、その子ども達のこのまた半生が描かれている。
    どの時代も大変なことはあって、その中を親の言うことを鬱陶しがりながら逞しく生きていく。母親はそこから学んだことから、我が子には良い道をと奮闘するが、子どもからは疎まれ・・・。でもそんな子ども達も大きくなり、一丁前に親の子育てを良くも悪くも評価して。時代は繰り返すんだなぁ。
    そんなもんだと理解して、親にも子どもにも寛容でありたいな。

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    2022年10月22日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    バブル崩壊寸前に購入してしまったニュータウンの分譲団地。
    夫の収入が下がり住宅ローンに四苦八苦しているパート主婦の頼子は、家を売却しようにも購入価格の3分の1にまで下がってしまっているので売ることもできず。

    一方団地は老朽化が進み、理事会で建替えの話が出てくるも、建替え反対派の意見や各家庭の事情が複雑に絡まり、話し合いも進まない…。

    もうねー、読んでて胸が苦しくなるほどリアルでそして勉強になる本でした。

    大規模集合住宅の建替え問題は各住民の事情が絡むからめっちゃ揉めるんよ。と聞いたことがありますが、なるほどこりゃ揉めるよなーと。

    住む人たちの年代や家族構成や懐事情などまっったく違うのに

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    2022年10月08日
  • 農ガール、農ライフ

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    主人公の心理描写や登場人物との会話が多少くどくて気疲れしてしまいましたが、本人の真面目さが呼び込む周りの温かみも伝わってきて、少し元気をもらえました。

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    2022年10月02日