垣谷美雨のレビュー一覧

  • 代理母、はじめました

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    代理母がビジネスに。近い将来こんな時代が来るのかな?
    子どもを持つ人も持たない人もみんな幸せな生き方ができる世の中であってほしい。

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    2025年01月12日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    東日本大震災での避難所生活を元にしたお話。非常事態の中では、女子供の立場はとても弱くて、地方はより男尊女卑なんだと思う。現実に近いだけにゾワゾワしながら読んだ。特に夫を亡くした嫁を兄弟にって、戦後か!と腹ただしかったが、実際にあったのかもしれない。

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    2025年02月02日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    義母の介護をしている宝田母は私が中学の頃、祖父を介護している母親と重なった。
    当時、母親も逃げ出したかったのかなぁって…
    この法案があったら嬉しかったんだろうかと考えた。
    けど、今の自分はどうだろう…
    父…64歳
    母…63歳
    まだまだ長く生きてほしいと思う。
    ただ、両親共に健康だから言えることであって、夜中に何度も起こされ、我儘を言われたらちょっと分からないかも…

    極端なルールがドカンと打ち上がると本質が見えてくるんだなって話でした!

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    2024年12月31日
  • 七十歳死亡法案、可決

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    問題提議として興味深い内容だった。
    介護に関わったことがないと他人事であまりピンとこないかもしれないが、
    学生時代に似たような状態を経験しているため、クソ親父とダメ息子に対する怒りを通り越して無の感情に達した。

    前半が現実にありそうな内容だったのに対し、最後うまくいきすぎてはいたが、自分も害しかない老人にはならないようにしなければと考えさせられた。

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    2024年12月31日
  • もう別れてもいいですか

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    扱っている題材に興味があり手に取った作品。

    58歳の主婦、澄子は夫との生活に苦しんでいた。田舎の狭いコミュニティ、意地悪な同級生たち、モラハラ夫に従うしかない澄子を変えたのは元親友との再会だった。

    読み手の年代、置かれている環境によってこの作品の感じ方は大きく違うのかもしれない。
    主人公と同年代かそれ以上の方、年代は違えど置かれている環境が澄子や澄子の同級生たちと似ている方はもしかしたら共感の嵐かもしれない。
    私はきっと恵まれているんだろう。

    前半、読み進めるのがとてもしんどかった。
    田舎の生きづらさ(男尊女卑、女の序列、離婚は絶対悪という思想、プライバシーのなさ)に加え、意地悪な同級生

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    2026年04月25日
  • 代理母、はじめました

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    義父に代理母をさせられたユキは幼馴染のミチオ、女医の芽衣子らと共に代理母ビジネスを始める。最初は「お金持ちになりたい」一心だったユキだが…そのうち女性を貧困から救う事に目覚めてゆく。最後は義父も死に母や兄弟達も一緒に代理母ビジネスを進めていく大団円に。近未来の設定だが制度や風潮の始まりは現在以前に起因するという、警鐘的な物語。

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    2024年12月21日
  • 農ガール、農ライフ

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    ネタバレ

    育った環境から努力して掴んだ社会的地位を失って、自尊心と自分の現状とのギャップに苦しんでいるであろう主人公が農業に希望を見出し、悪戦苦闘するお話。
    主人公とアヤノさんには終盤まで共感出来ませんでしたが、富士江のばーさんのおかげで楽しく読めました。

    地の文から、作者の思想とこれまで受けた理不尽やら屈辱が滲み出ています。著者の作品は「七十歳死亡法案、可決」しか読んだことはありませんが、男社会に振り回され、今も闘い続けている人なんだろうなと思いました。
    最後まで良い男キャラは出てこないのは、女性に向けた物語だからなのか、別の理由なのか。
    終わり方がハッピーな感じだから良し。

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    2024年12月02日
  • 農ガール、農ライフ

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    いつか農業に関わりたいと思ってたので手に取りました。

    私の考えは甘かったと感じましたし、就農の難しさについて知れて本当に勉強になりました。

    物語についてはそれまでどんでん返し!ハラハラ!があったわけじゃないけど、何気ない日常の中にある心温まる瞬間だったり、どうしようもなくムカムカすることだったり、
    そういった瞬間が散りばめられていて、最後もすごく上手くまとめられていたなと感じました。

    面白かったです!

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    2024年11月30日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    バブル崩壊の直前に購入した、郊外の団地に住む織部頼子がローン返済に頭を悩ませる様子や、それを身近で見ている、娘の琴里が友人から紹介された資産家の彼氏と付き合い始めるが、癖の強すぎる彼との関係について、話が展開していく。

    団地の理事会や建替えを巡る状況は勉強になった。
    一方で、別れたい彼氏を友人に紹介し、押し付けておいて、その友人が結婚に愛を求めず、資産だけを目当てに結婚したら、今度はどこかで負けたと感じる心理には、勝手すぎてついていけないが、女性の友人関係だとそういう複雑な心情も生まれるのかもしれない。

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    2024年11月21日
  • うちの父が運転をやめません

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    都会に住む主人公が、田舎に住む高齢の父親の自動車運転を心配して、最終的には田舎に引越して、田舎をまわる移動スーパーを始める話。

    私も最近になって、自分の父親と母親の運転を心配し始めている。
    私自身は退職をして田舎に戻る選択まではなかなか真似できないと思った。だけど、この本を読んで、父親や母親の気持ちも少しわかるようになったと思う。少しでも似た境遇にある方は、サラッと読めるし、読む価値はあると思う。

    自動車免許は、現在の高齢者世代にとって(特に男性にとって)家族の中で唯一自分だけが運転できる(た)という「誇りである」というような表現が出てきて、ハッとした。ある意味父親の尊厳だったのだ。そうだ

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    2024年11月06日
  • 禁煙小説

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    一度もタバコを吸ったことがないので共感しきれないところはあるが、ベビースモーカーが『自分の』禁煙法を見つけていく過程から、喫煙者は学べるものがあると思った。

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    2024年10月25日
  • 四十歳、未婚出産

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    ネタバレ

    四十歳、未婚。産むか産まざるか悩む話かと思ったら、早い段階で産む覚悟はできてて、「未婚出産」っていう立場がいかに人権を得ていないかがテーマの話だった。
    ラストは結局入籍するんかい!という気持ちもあるけど、凡庸の台詞はぐっときた。

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    2024年08月28日
  • 農ガール、農ライフ

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    私ね、農家に嫁げば良かったなーって時々思うの。
    両親の実家はどちらも農家でね。
    蔵の中に大きな樽で味噌仕込んだり、漬物仕込んだりしてて。
    大人になってから毎年自分で味噌を仕込んでいるんだけど、やっぱり一般家庭じゃあんな大量のお味噌を仕込んでも置いておく場所もないし。。
    家庭菜園じゃ収穫できる量もたかがしれてるし。
    前に母が父の実家の畑を貸してもらえないかなぁって冗談混じりで言ったことがあったんだって。
    ダメだった。
    親族でも大事な畑や田んぼは貸してくれないんだよ。
    この本読んで農業始めることがいかに大変か分かった。
    たぶん父の実家は伯父の代で米農家終わる。
    従姉妹夫婦が同居してるけど、農業ほと

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    2024年08月26日
  • 竜巻ガール

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    垣谷美雨さん初読みの『竜巻ガール』の概要と感想になります。

    4編の短編集となる本作では様々な女性の愛や性をテーマにしており、表題作『竜巻ガール』の概要のみ載せます。

    概要です。
    真面目な父との二人暮らしにも慣れて田舎を出ようと考えていた矢先、父は綺麗な再婚相手とガングロの女子高生を連れてきた。今や希少種のガングロJKの素っぴん姿は母親似の美人で、義理の妹になったその子に僕は心惹かれてしまっていた。

    感想です。
    4編を読んだ中で表題作『竜巻ガール』が最も印象的でしたが、どの短編も独特な感性が滲み出ていて千早茜さんの『神様の暇つぶし』を思い出しました。表題作『竜巻ガール』の世界だけを1冊に閉

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    2024年08月19日
  • 子育てはもう卒業します

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    それぞれの時代、年代、性別などいろんなことで生き方や考え方は変わる。
    私は主人公3人よりも20年くらい後の世代だが、人数が多いから何でも競争だった。私も就職は苦労したが、同じゼミの女性はもっと苦労していた。
    今の大学生世代はどんな悩みを抱えているんだろうか。

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    2024年08月10日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    頼子のキャラがあまり好きではなかったが、バブル期に家を買うのは大変だ。しかも当時は、今がバブルと呼ばれる時期でやがて弾ける、なんて思いもしないから難しい。
    琴里をとりまく話もおもしろかった。
    女友だちって怖い。この3人はもう会わない方がいいね。

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    2024年08月03日
  • 子育てはもう卒業します

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    高度成長期の女にとっては世知辛い世の中を渡ってきた3人の女性の物語。

    途中は切なくなってくるが、最後には笑顔で終えられてメデタシ。

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    2024年08月02日
  • 四十歳、未婚出産

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    シングルマザーは大変だ。

    展開として落とすところまで落として最後は大逆転かと思いきや、現実的な路線でおさまった。

    助けてもらえるだけありがたいということか。

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    2024年07月30日
  • エール!(2)

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    ネタバレ

    初野晴さんの短編が目当てで購入。

    働く女性の疲れを吹き飛ばすお仕事小説集、とありますが、あまり背中を押す内容ではないような?

    小説のジャンルがバラバラで、普段読まない作家さんに出会えたのは僥倖でした。

    当の初野さんの作品では初野節が炸裂していて、このラインナップでは浮いているように感じました。

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    2024年07月22日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    一気に読めます。
    住宅事情の勉強になりました。
    でも、着地点が中途半端な感じでした。
    うまくまとめてしまわないほうが非現実的な物語ではなく、より身近な現実的な話として受け止められるという作者の意図だったかもしれません。

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    2024年07月19日