垣谷美雨のレビュー一覧

  • 農ガール、農ライフ

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    私ね、農家に嫁げば良かったなーって時々思うの。
    両親の実家はどちらも農家でね。
    蔵の中に大きな樽で味噌仕込んだり、漬物仕込んだりしてて。
    大人になってから毎年自分で味噌を仕込んでいるんだけど、やっぱり一般家庭じゃあんな大量のお味噌を仕込んでも置いておく場所もないし。。
    家庭菜園じゃ収穫できる量もたかがしれてるし。
    前に母が父の実家の畑を貸してもらえないかなぁって冗談混じりで言ったことがあったんだって。
    ダメだった。
    親族でも大事な畑や田んぼは貸してくれないんだよ。
    この本読んで農業始めることがいかに大変か分かった。
    たぶん父の実家は伯父の代で米農家終わる。
    従姉妹夫婦が同居してるけど、農業ほとんど手伝ってないもん。
    それなら私が!って思ったりもしたけど、上記の通りできっと難しいだろうし、田舎ならではの難しさもあるんだと思う。
    農業を志す人はきっと少なからずいるだろうに、難しい世界だなぁと思いながら読んだ。

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    2024年08月26日
  • 竜巻ガール

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    垣谷美雨さん初読みの『竜巻ガール』の概要と感想になります。

    4編の短編集となる本作では様々な女性の愛や性をテーマにしており、表題作『竜巻ガール』の概要のみ載せます。

    概要です。
    真面目な父との二人暮らしにも慣れて田舎を出ようと考えていた矢先、父は綺麗な再婚相手とガングロの女子高生を連れてきた。今や希少種のガングロJKの素っぴん姿は母親似の美人で、義理の妹になったその子に僕は心惹かれてしまっていた。

    感想です。
    4編を読んだ中で表題作『竜巻ガール』が最も印象的でしたが、どの短編も独特な感性が滲み出ていて千早茜さんの『神様の暇つぶし』を思い出しました。表題作『竜巻ガール』の世界だけを1冊に閉じ込めていたら、ハマったかも知れませんね。

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    2024年08月19日
  • 子育てはもう卒業します

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    それぞれの時代、年代、性別などいろんなことで生き方や考え方は変わる。
    私は主人公3人よりも20年くらい後の世代だが、人数が多いから何でも競争だった。私も就職は苦労したが、同じゼミの女性はもっと苦労していた。
    今の大学生世代はどんな悩みを抱えているんだろうか。

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    2024年08月10日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    頼子のキャラがあまり好きではなかったが、バブル期に家を買うのは大変だ。しかも当時は、今がバブルと呼ばれる時期でやがて弾ける、なんて思いもしないから難しい。
    琴里をとりまく話もおもしろかった。
    女友だちって怖い。この3人はもう会わない方がいいね。

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    2024年08月03日
  • 子育てはもう卒業します

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    高度成長期の女にとっては世知辛い世の中を渡ってきた3人の女性の物語。

    途中は切なくなってくるが、最後には笑顔で終えられてメデタシ。

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    2024年08月02日
  • 四十歳、未婚出産

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    シングルマザーは大変だ。

    展開として落とすところまで落として最後は大逆転かと思いきや、現実的な路線でおさまった。

    助けてもらえるだけありがたいということか。

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    2024年07月30日
  • エール!(2)

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    ネタバレ

    初野晴さんの短編が目当てで購入。

    働く女性の疲れを吹き飛ばすお仕事小説集、とありますが、あまり背中を押す内容ではないような?

    小説のジャンルがバラバラで、普段読まない作家さんに出会えたのは僥倖でした。

    当の初野さんの作品では初野節が炸裂していて、このラインナップでは浮いているように感じました。

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    2024年07月22日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    一気に読めます。
    住宅事情の勉強になりました。
    でも、着地点が中途半端な感じでした。
    うまくまとめてしまわないほうが非現実的な物語ではなく、より身近な現実的な話として受け止められるという作者の意図だったかもしれません。

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    2024年07月19日
  • 子育てはもう卒業します

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    よかった・・?なんだかなぁ?と思ってしまった。
    8年ほどの出版だけれども、現代でも十分に伝わる内容。自分もよく考える話題。

    畑野さんの「若葉荘の暮らし」の1文をまんま思い出した。【わたしたちが考えもせずに「将来はお嫁さん」と信じていたように、今の二十代の子たちは「仕事と家庭を両立して、うまく暮らしていける」と信じている。】

    三世代同居が普通にあった自分の子どものころ。ママさんたちは大変だったのだろう。子どもに期待する気持ちもわかるし、子どもに苦労させたくない気持ちもわかる。なのに伝わらない・・
    でも、子どもたちはそれなりに成長しているものなんだな。

    みんなが楽になればいいのに。

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    2024年07月13日
  • 四十歳、未婚出産

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    40歳目前で、部下との一夜の勢いで妊娠してしまった優子。
    しかも、妊娠を打ち明けようにもDV気質の彼が怖くて言い出せない、言わずに一人で産み育てようと決心するところまではよかったが、会社の化石みたいなマタハラ上司に、噂好きな同僚たちの対応にすっかり怯んでしまう。

    加えて、外国人や1人親への偏見が多い親戚や田舎の人たち。きっと東京にいても、未婚で1人で親になる決心をしたら、見えない壁と戦ったり、何かと大変なんだと思う。
    そういう凝り固まった化石人たちの対応にハラハラしたり、怒りを覚えたりするシーンも多いが、最後に子どもの父親になると言ってくれた同級生の凡庸の人間の大きさには頭が下がるばかり。

    一方で世間体を気にし、自己都合で、子どもたが生まれたら離婚するくらいのつもりで人の籍だけ借りようと勝手さには呆れるしかない。妊婦はなんでも子どものためと言えば言い訳できると思っている感じに不快感を覚えずにはいられない。
    そして、あまりに好都合な終わりかたに拍子抜け。

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    2024年07月03日
  • 代理母、はじめました

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    いつもの垣谷さんの作品は、現代の様々な社会問題をユーモアを交えて物語にしてくれますが、本書は課題を題材にすれどもあまりユーモアはなかった。
    けれど、自分が知らなかっただけで、このような事は現実に存在するだろうし、今後ますます増えて行くんだろうなと勉強させてもらった。
    最初は暗い話で読み進めるのが辛かったけど、だんだん好転していき、最後にはみんなが幸せになる。
    後半はページをめくる手が抑えられませんでした。

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    2024年06月09日
  • 子育てはもう卒業します

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    大学で出会った女友達3人組。
    3人の大学時代から55歳までの人生をそれぞれの視点を行き来しながら描いた作品。
    文章自体は読みやすいが、、、
    彼女らが大学生活を過ごした時代が自分たちのものと違いすぎて、、、結局みんなまともに就職できずに(そういう時代だったようだが)子どものことに首を突っ込んで、専業主婦だったり、パートだったり。それでも悩みはありますってか?なんだか共感できない物語だった。

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    2024年05月19日
  • 子育てはもう卒業します

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    女子3人の大学での出会いから就職、結婚、子育てを経て、「今が一番幸せ」と言い合えるようになるまでの物語。時代による価値観の描写もリアルで「そういえばこんな感じだったなあ」と 思う場面も多々あった。

    三者三様、隣の芝生は青く見える。心配、不満、苦労のない家なんてない。そんな中で、最終的に今あるよさに気づき子供から離れ、自らも自立し、落ち着くところに落ち着いた3人の最後の会話はとても清々しい。

    垣谷さんの他の多くの物語同様、爽やかな読後感。


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    2024年03月18日
  • 代理母、はじめました

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    タイトルと裏表紙のあらすじで衝動買い。垣谷美雨さんの本はたぶん3冊目だけど、時代?が未来のお話というのが初めての設定だった。
    時代以外の代理母のストーリーはあまり違和感なく読めたけど、どんな結末になるか予想ができなくて、最後に話が動いた時には驚いて一気に読んだ。
    また違う本も読みたいです。

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    2024年03月11日
  • ニュータウンは黄昏れて

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    読みやすく、あっという間の完読。
    途中までどういった展開になるのか
    とわくわくしていましたが、最後の推しがちょっと弱かったのが残念。。

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    2024年03月07日
  • 子育てはもう卒業します

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    子育てで何か問題が起きると、育て方が悪かった、甘やかしたからって言われたり子離れできてないからって言れたり。
    親として手を出すべきところなのか手を離すべきところなのかの判断てとても難しいです

    結局どうなろうとも、周りと比べず信念を持って対応していくこと。
    どんなことも、必要な経験と受け止めていければ、きっと人生は楽しい

    「それぞれが好きなように生きるのが一番」という言葉、心に刻みます

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    2024年02月25日
  • 竜巻ガール

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    2024/2/24
    女たちの生き様。
    うまいこと男も使わないと生きていけないし、逆にうまく使われることもあるよね。

    最近の垣谷さんの作風とは違う。

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    2024年02月23日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    リアルな部分が多かったのですが、実際のシチュエーションをモデルに書かれたとのことで、なるほどなと思いました。冒頭部分では、自分は今まで想像しようとしない、隠れた部分を知ることができた気がします。
    年明けから大きな地震や、最近も時々揺れを感じることがあるので予測というか、そんな意味でも読んでおいてよかったかなと思いました。

    今の生活ではピンとこない避難所の窮屈さとか不安だとか、それから考えられないような驚くようなできごと。ありえないと思いましたが、残念ながら実際にありえることなんだろうなあ。
    このお話ではラストはそれなりに希望をもてる、少し明るく終わらせてくれるところが良いと思いました。
    とはいえ、生き残ったから物語ができること。大切な人でも亡くなってしまったり、死んでほしいと思っていた人が(小説の中の記載でです!)生きていたり、日常が一変して気持ちも穏やかではいられないだろうし、できることといえば平穏な日々を祈るしかできない…怖がりなので再読はないかな。

    本の内容とは逸れますが、なにか問題があったときに、対応してくれる役場の方に怒鳴る方をたまに見かけます。内容によっては、仕方ないことももしかしたらあるもしれませんが、せめて命に関わるようなことでない場合は、街のために働いてくれている方々に感謝の気持ちをもって冷静でいたい。

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    2024年02月16日
  • 老後の資金がありません

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    ネタバレ

    よく話題になる「老後資金2000万問題」という社会問題をテーマにしているにも関わらず、語り口がライトで実感が湧く物語になっています。まだ自分にとっては大分先のことだと今まで思っていましたが、この物語を読んでいると、考えつかなかった老後資金を脅かしかねない多くの可能性に気付かされました。老後資金をやりくりしようと奮闘する篤子の姿が未来の自分自身と重なる様です。

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    2025年12月21日
  • 女たちの避難所(新潮文庫)

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    あとがきでも触れられていましたが実際のシチュエーションをモデルに書かれたということで、今まさに数多くの被災された方々をおもうと胸が締め付けられる思いです。
    三人の女性がメインですが実際にも同じような境遇の方々がたくさんいらっしゃるのでしょう。
    読んでよかった一冊です

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    2024年01月29日