鈴木光司のレビュー一覧

  • リング

    Posted by ブクログ

    まだ携帯もなかったビデオ時代の話だから古く感じたり、ビデオの巻き戻しとかツメ折るとか分からない人もいるかもしれない。
    4人が同じ症状で亡くなってその共通点を探してからのその死から逃れるオマジナイがなんなのかホラーとしてだけじゃなくミステリー要素もあって面白かった。
    映画ではテレビから貞子が出てきて死ぬけど小説では…
    映画の呪いのビデオは今見ても怖い。

    0
    2025年12月20日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    6人の作家さん達のアンソロジー。
    どの作品も恐面白かった。特に鈴木光司先生の“魂の飛翔“は「リング」を知っている方は面白さ倍増だと思いました。

    0
    2025年12月17日
  • らせん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どの段階で「そのこと」に気づいていたのか、それとももう幾分か感染の影響であったのか。ただし、完全にはそうとも言いきれず。人間側の意思とウイルスの意思の境界線はどこにあったのか。遺伝子が人間を支配しているのか、人間があっての遺伝子なのか。
    塩基配列からここまでの問題提起を包含できるのはもの凄い。専門的な話題が多いにも関わらず、次へ次へと読む手が止まらないのは、主人公のPDCAサイクルの異様な速さにある。Cの段階で次のPが始まっているのだ。だから中断ができず平日の2日で読み終わってしまった。助かったような残念なような。
    見たもの読んだものが脳からのどんどん抜けていく世代になってきているが。今回は流

    0
    2025年12月13日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

    Posted by ブクログ

    様々な時代、年齢の登場人物、そして豪華なメンバー作家で贈られる短編集。じわっと怖いものから真に迫る恐怖まで。個人的には「浮遊する水」「影牢」「集まった四人」「山荘奇譚」が好きです。8編あるのでどれか一つは好きになる話があるんじゃないでしょうか。姉妹本もあるのでそちらも読んでいきたいと思います。

    0
    2025年11月13日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

    Posted by ブクログ

    綾辻行人の「再生」が読みたくて購入。もちろん面白くて(すごく怖い!)他の作品もどれも読み応えありました。ホラーは初心者ですが、だんだん好きになってきました。

    0
    2025年11月04日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    阿泉来堂/一穂ミチ/小野不由美/澤村伊智/鈴木光司/原浩

    角川ホラー文庫30周年を記念する豪華作家陣によるホラーアンソロジー。

    名前は知っていたけれど読んだことはなかった澤村伊智さんはさすがの正統派。
    「火喰鳥を、喰う」で注目の原浩さんは作風からも新しさを感じた。
    一穂ミチさんがど真ん中ストレートのホラーを書いていて新鮮。
    小野先生はかるかやの尾端さんが出張してくれていて大変に幸福でした。

    0
    2025年10月10日
  • 楽園

    Posted by ブクログ

    日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作品。
    モンゴル湖畔の部族の青年は妻を娶るが、他の部族に襲われる。妻は子を連れ、北の回廊を渡りアメリカ大陸にやってくる。夫は南から舟でアメリカを目指す。
    時代は移り南太平洋。座礁し漂流の末に島に流れ着き、若者は恋に落ちる。また巡り来る災難によって筏でアメリカを目指す。
    終章はアメリカでのインディアンの血をひくカップルの物語。2人は巡り合いたどり着く。

    0
    2025年10月07日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    豪華なメンバーでそれぞれバラバラなテーマの怖い話。
    申し訳ないが、ニンゲン柱はあまり刺さらなかった。個人的にはココノエ南新町店の真実、にえたかどうだか、828の1が面白かった。828の1は世にも奇妙なっぽくて良い。
    最後の風きたりては営繕かるかやシリーズで驚いた。好きなシリーズなので、短編でまた出会えて嬉しい。

    0
    2025年09月21日
  • リング

    Posted by ブクログ

    ※映画とはまったくの別物です。

    初めに犠牲者の視点、または犠牲者を客観的に見た人の視点で物語は始まります。冒頭、いきなり多人数視点構成という、今では流行りの書き方ですが、ホラー作品としてはかなり新進気鋭だったのではないかと思う。
    VHSを駆使した呪いの拡散。死にたくなければ7日以内にビデオを観ていない新たな人に見せること。
    というのが、リングの主な怪異なのであるが、当たり前になったこのシチュエーション。私は映画を観た時から疑問に思っていた。
    『ルール、誰が作ったん?』
    呪いのビデオの中で親切にそう説明した訳ではない。不気味な映像が流れるだけ。誰がルールを開拓した?
    そうです。このビデオ、実験

    0
    2025年09月16日
  • リング0~バースデイ~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    貞子の生前の話
    普通の女学生
    最期に井戸に落ちた時の絶望
    まぶたを閉じている時のつかの間の夢
    こちらが現実だったらよかったのにという
    目が覚めた時の絶望

    貞子が【化物】ではなく【女性】という話

    0
    2025年09月13日
  • ユビキタス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あるゆる動物は植物に支配されている。その植物の野望が恐ろしかった。ある不自然な死から植物まで辿り着く過程が論理的でおもしろかった。最後の展開は小説らしく飛躍がすごい!

    0
    2025年08月09日
  • ユビキタス

    Posted by ブクログ

     ホラー小説は、あまり好きではない。しかし、植物がテーマならば読んでみる価値があると思った。
     地球生命の全重量の99.7%を占める植物を、単なる「優しい、無害な存在」としてではなく、実は地球の生命の進化を操り、人類を含む動物たちを「利用」してきた主役であるという視点で書かれている。地球には、圧倒的に植物が多いのだ。

     『ユビキタス』とは、植物が地球生命の歴史において支配的な役割を担い、人類の進化にも深く関わってきたということを意味する。植物の「遍在性」や「地球全体を覆う存在」という側面が強調され、情報技術ユビキタスとは異なる文脈で「ユビキタス」という言葉が使われている。

     ほんのわずかな

    0
    2025年07月27日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    〜25/7/16

    鈴木光司さん凄いさすがレジェンド
    リングシリーズ、新リングシリーズ、いつか読んでみたいな。

    澤村伊智さんのスーパーのお話はいつもながら面白かったし(好きな作家さんの短編を読むことができると嬉しい)
    一穂ミチさんのママ友ホラーはレア感

    角川ホラー文庫のラインナップ見に行きたい

    0
    2025年07月17日
  • ユビキタス

    Posted by ブクログ

    甘めの星5。

    「天使の囀り」的な趣きの序盤から、
    新興宗教の集団死事件と人探しが絡み合う中盤までは
    ワクワク感が強かったけど、
    中盤以降はスケールが拡がって読み心地が変わっていく。

    ここが楽しめるかどうかで評価が分かれるところかなと思う。

    SFホラーとパニックホラーの色合いが濃い終盤は
    個人的にそこそこ楽しめたけど、
    置いてけぼり感・ついていけない感を
    持つ人もいるかなと思う。

    全体として、楽しめた作品でした。

    0
    2025年07月06日
  • ユビキタス

    Posted by ブクログ

    子どもの頃から植物ってふと見ると怖い形状してると思ったことがある。そんな思いを膨らませた、まさに植物サイエンス・フィクションであり、まさかこんなになるか?というほどの壮大なスケールで描かれる。単にリングの作者の新作だーという軽い気持ちで読み始めた自分としては度肝を抜かれる展開。理論的根拠もなんとなく納得できるような内容であり、生物選択でよかったてす。

    0
    2025年07月03日
  • リング

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ふと思い立って約30年ぶりくらいに再読。内容はすっかり忘れている。映画の影響で貞子のイメージしかないけれど、風の噂で聞いていた通り、テレビから貞子が出てこない。ホラーじゃなくて、謎を追っていく点でミステリって感じ。タイムリミットがあって、ページをめくる手が止まらない。サスペンスとも言えるのか? たまたま最近読んだ『クラインの壺』と印象にてるかも。「ジャパニーズホラー」って言葉で騒ぎすぎちゃってないだろうか。貞子は、たぶん世の中一般に思われているような「悪」ではなかったし、境遇も悲しいものだった。この先のリングシリーズも読んでいきたい。そうそう、昔はカセットテープとかビデオテープって、書き込みで

    0
    2025年06月21日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ


    1つも
    捨て
    がない
    アンソロジー本でした

    一穂さんは
    ホラーのイメージがなかったので
    凄く驚きながら読みました

    しっかりと
    怖くて
    でも暖かさもあって
    比べるのは悪いかもですが
    小野不由美さんのホラーに
    似たところがあって
    良かったです

    小野不由美さんの
    営繕屋が読めたのも嬉しかったです

    0
    2025年06月06日
  • リング

    Posted by ブクログ

    クライマックスにかけての怒涛の展開で読むのに熱中してしまった。
    ホラー映画特有のジャンプスケアは個人的に得意では無いのだが、小説のためそういったこともなく非常に楽しく読めた。

    0
    2025年06月02日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    日本ホラー界の執筆陣の全編書き下ろしのアンソロジー。
    ホラー作家集結なだけあってどの話も怖かった!
    私は小野不由美さん目当てで他の作家さんははじめて読む方ばかりだったけど、それぞれカラーが出てて面白かったです。ホラーと言っても一括りにできないなーて改めて思いました!

    0
    2025年05月17日
  • ループ

    Posted by ブクログ

    『リング』『らせん』と読んできて、1本のビデオテープからここまで話が大きくなるとは思わなかった。凄すぎる!!手がかりとして残されたタカヤマと繋がった時の衝撃

    0
    2025年04月07日