鈴木光司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
かつて、夢中になって読んだ「リング」の作者が16年ぶりに書いた新作。
とても、楽しみにして手に取った。
序盤はのめり込むように読み進めたけど、ヴォイニッチ手稿がでてきたあたりから次第に怪しく。
人探しから始まった物語は、どんどん壮大な展開に変わっていった。しっかりとした物理学や数学の知識を背景にストーリーは続く。
物理学とか、数学の知識がもっとあったら、もっとのめり込んだのだろうか。
最後のシーンは映像化されたら、面白そうだって思ったけど、そこまでの持っていき方がちょっと強引な印象を受けたなぁ。
このままSFな感じが鈴木光司の真骨頂なんだろう。世界観としての視点も新しく、総じて面白 -
Posted by ブクログ
最初パラパラと斜め読みしたときは、浅川がビデオを見たあと電話がかかってくるところがメチャメチャ怖かったんだけど、こうしてじっくり読んでみると、ホラーとは言ってるけど、すごく論理的に組み立てられた話だという気がする。ビデオが念写(念像)によるものっていうのも、俺にはギリギリ論理的な回答に思えるし。その分怖くなくなっちゃったけど。「星を継ぐもの」みたいなジャンル外の推理小説ってとこかな。オマジナイを見つけたと思ったら実は・・・、っていう展開もうまい。
しかし、こうなってくるとホラー小説というものについてちょっと考えちゃうなあ。結局正体がわかって理に落ちちゃうと、オカルトでも怖くなくなっちゃうと -
Posted by ブクログ
「人間が生きることを許されているのは、植物の意に沿うように動いているときだけなのだ。」本文より
以下ネタばれ?!アリマス
本書は植物の視点から地球史を見直すという切り口ですが、まさに目から鱗でした。
地球の長い歴史の中で、人間の歴史はほんのわずかといわれています。
その人間は今、地球にやさしく、緑を守ろうと言っていますが…
「…緑を守る?思い上がりも甚だしい。」
と本書は手厳しいです。まあそうかもしれませんが。
かつて瀬名秀明さんは『パラサイトイヴ』でミトコンドリアが意志を持ったら…というシミュレーションをしてくれました。
鈴木さんは今回シアノバクテリアで物語を創造してくれました。