鈴木光司のレビュー一覧
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ネタバレカバーイラストは濱口真央。
■綾辻行人 「再生」 (『亀裂』、『眼球綺譚』)
中高生の頃に既読。再読。
思った以上に・・・・の「・・」で笑ってしまった。
■鈴木光司 「夢の島クルーズ」 (『仄暗い水の底から』)
中高生の頃に既読。再読。
当時はすごい大人の話だと思っていたが、マルチ勧誘というしょぼさとヨットという対比が、実に大人っぽい。
またヨット好きの作者らしい描写(専門用語)もきりっとしている。
■井上雅彦 「よけいなものが」 (『怪奇幻想短編集 異形博覧会』)★
面白いアイデア。
よく会話文が連続するときに陥りがちな混乱を逆手にとって。巧み。
■福澤徹三 「五月の陥穽」 (『怪談 -
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都井邦彦著「遊びの時間は終らない」とそれにちなんだ作品のアンソロジーだそうで表題作は確かに楽しかったのですが他の作品はそれほどの爽快感がありませんでした。
■心覚えのための簡単なメモ
[▽]鈴木光司「生きる時間は終わらない」/脚本家、スランプ、樹海取材、自殺者、遺留品、ラブドール。
[△]天祢涼「遊びの時間は終わっても」/炎上、特定厨、連続殺人者、モザイクアプローチ、記号化。
[△]嶋中潤「遊びの時間が凍りつく」/ロシア、宇宙開発、モスクワ、蚤の市、ブランのタイル、詐欺に引っ掛かりやすいオーラ、地下鉄駅。
[○]都井邦彦「遊びの時間は終わらない」/銀行強盗対策訓練、犯人役刑事の予定外の行動 -
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ネタバレ前二作をこんなふうに使うとは、すごい思い切りですね!
ただ仕掛けは面白かったけど、ストーリーの展開が遅くて……。
参考文献がとっても多い!なので、たしかに読み応えのある考察がいっぱいなんだけど、ストーリーの推進力になってないような……
エリオットのはぐらかしも、キツかったですね……サムライ8じゃないんですよ!?馨といっしょにイライラを共有しようていう訳じゃないですよね…
あとがきに、リング→らせん→ループ、最初から全体の構想があったわけじゃない、ということがあとがきに書いてありました。そこから、ここまで膨らませて書き上げられるのは、すごいなと思いました。
(細かい齟齬はある気もしますが…山村 -
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1890年に起きた「エルトゥールル号遭難事故」をベースに現代と1890年二つの時代の物語が並行して語られる海洋小説。
現代の主人公は串本のダイビングショップでインストラクターとして働く若い女性・高畑水輝。彼女のもとへトルコ人青年・ギュスカンが訪れるが、彼の祖先はエルトゥールル号遭難の際、生き残ったムスタファだった。高畑家もルーツを遡ると遭難したトルコ人たちの世話をしており、二人は数奇な運命で結びつけられていたという設定。
海底に沈んだ祖先の恩人の遺品を見つけたいギュスカンは水輝とともにダイビングするがアクシデントが起きる。
二人がアクシデントに立ち向かう様子とエルトゥールル号の遭難シーンが交互 -
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ネタバレ見ると死ぬと言われる「呪いの動画」。茜の勤める女子高でもその噂が流れており、どう噂の流布を食い止めるか苦心していた。同時期に黒い手形の痣を持つ不審死が複数出現し、警察は調査に乗り出すが、次第に事態はあり得ない方向に向かっていく。
「リング」で誕生した貞子はもはや伝説的。はじめに貞子が生まれ、社会現象を巻き起こした「リング」から12年の時を経て再び別の作品として映画化されるというのは本当にすごい。そして、こちらの小説はその映画のノベライズ版。さて、ビデオの時代から飛躍的に映像技術が進歩している現代が舞台のため、貞子もよりハイテクになっていた。ビデオを媒介として呪いの動画を拡散していた時が懐 -
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「鋼鉄の叫び」鈴木光司
ヒューマンドラマ。彩度の高い光景。
すこしSFが入る日本軍兵士物語かと思っていたら、あにはからんや骨太のヒューマンドラマでした。
登場人物ひとりひとりが、濃いなあ。
なぜ、この物語が描かれなければならなかったのか、についてはかなり気になりながら読んでいました。
鈴木光司がこうしたえげつないほどに男女のエゴを書き出していることも他作に比べて特筆だし、最終的な結末が選択して選んだ愛、という点も、読む人によっては嫌悪感を覚える向きもあろうかと思う。
何が鈴木光司をそれに駆り立てたのか、これを読まれることで何を読者に感じられると思ったのか?
ただし、少なくとも、鮮烈な生へ -
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鈴木光司『神々のプロムナード』講談社文庫。
鈴木光司の作品は『リング』シリーズ以外は全く面白くない。本作も評価が低いのを承知で読んでみることに。だいぶ前に古本屋で購入していた100円文庫。何しろ未読の手持ち本が無いのだ。
新興宗教をテーマにしたミステリー小説である。途中までは、まあまあ面白いのだが、ストーリー展開にリズムが無い。全体のバランスが悪いのだ。登場人物の行動の理由を一つずつ説明するかのようにどうでも良いことを長々と理由を説明し、肝心なことをあっさりと疑問が残る形で説明しているためだろうか。そして、結末、真相は呆気ない。途中で著者が力尽きたような……
冒頭で深雪が松岡が急に結論か