鈴木光司のレビュー一覧

  • 光射す海
    登場人物が皆何かを抱えていて、生々しい。
    その生々しさの中に、底知れぬ闇があり、射してほしい光がある。
    それが人間の業であり、願いであり、弱さであり、強さだと感じた。
    引き込まれる展開と奥深い心理描写が、海のように広がる小説。
  • 光射す海
    タイトル、帯買いした本。
    まったくノーマークだったけど、『リング』の作者なんだね。映画は見たけど読んだことはなかった。
    精神科医とその患者たちを中心に巡る物語。ヒューマンドラマといった感じか。残念ながら涙腺をノックされることはなかった。
  • 神々のプロムナード
    もっと新興宗教にどっぷりとはまってしまった人の
    視点での描写が欲しかった。
    客観視は自分にも出来るのであって。
    中盤のサスペンスはなかなか。
  • なぜ勉強するのか?
    なぜ勉強をしなくてはならないのか?
    考えてみるとなかなか浮かんでこない。
    子供に「なぜ勉強するの?」と聞かれて、
    上手く説明できない方、
    日々勉強する必要がないと思っている方、
    是非読んでいだたきたい本です。

    情報が溢れている現代社会に、必要なことも教えてくれます。
  • バースデイ
    「リング」シリーズの番外編。
    時系列的にはシリーズの先頭、中盤、最後の3つの話。特に怖いわけでもなく、単にシリーズに書かれなかったエピソード的な感じ。
    とはいえ、最後の話はシリーズに一応の収束をさせているかも。
  • なぜ勉強するのか?
    日本人はこういうものだと決め付けているかんじや、男性的・女性的といった考えを多用しているかんじに馴染めなかった。

    でも、鈴木さんは膨大な勉強量を経て、うやむやにではなくはっきりと自分の立場を提示している。そしてこれは多くの日本人にとってかなり勇気のいることだと思う。

    鈴木さんの世界の捉え方が自分...続きを読む
  • 仄暗い水の底から
    映画があったのを知って、原作を読んで、後から映画を見たのですが、映画の方が怖かったです。これは映像を見たほうが楽しめる作品なのかも?
  • バースデイ
    鈴木光司『リング』シリーズの番外編。『リング』『らせん』『ループ』のサイド人物に焦点を当てたオムニバス形式。なんか、どんどんSF化するため、『リング』が怖くなくなります。
  • 仄暗い水の底から
    『リング』の貞子が、小さな女の子になった感じでしょうか。オムニバス形式の短編集ですが、気になったのはこの女の子の話。映画にもなりましたし、ハリウッドにも出ました。
  • 仄暗い水の底から
    ホラー小説の中で2番目に面白い小説。
    描写が丁寧で、じわじわと恐怖が湧きあがってきます。
    読んでいる間じゅう、ずっと頭の中に黒いもやがかかったような、
    そんな不思議な感覚になります。
    映画を見る前でも、見た後でも十分に楽しめるホラー小説です。
  • リング2
    映画版リングの続編・リング2のコミカライズ。
    人にとり憑いた貞子を除去しようとするけど、やっぱり簡単には消えてくれないんだよね。
  • なぜ勉強するのか?
    Page.12、かなり早い段階でのキーワード。
    「理解力(読解力)」、「想像力」、「表現力」
    ト、2008.4.24
  • バースデイ
    <きっかけ>リング・らせん・ループを読んだので買いました
    <コメント>なんだか拍子抜けした感がありました 笑
    リング・らせん・ループとはちょっと雰囲気が違って気合入れて読むことはなかったです。評価もボチボチといった感じですねぇ。
  • 現在を生きよう
    「リング」「らせん」のホラーから、「楽園」のようなファンタジーまで多才の鈴木光司氏のエッセイ本。作家になるまでの経緯や学生時代のこと、結婚観などがスパスパっと歯切れのよい文章で綴られている。子育てには父親の存在が不可欠だ、という考え方に共感。