鈴木光司のレビュー一覧

  • 最恐見聞録 海の怪

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    短編集でありエッセイだと感じました。まったく怖くないですが最恐見聞録なので、怖いわけはない。
    なので正しくは、恐ろしくはないです最も恐ろしくもないです。基本的に海の話よりも船の話が多く興味がないと読み続けるは困難でしょう。各話が短いので気持ちとしては読み易いのかなとは思います。
    しかし見知らぬ土地や見知らぬ部品見知らぬ船の名称、各部パーツの名前が出てくるのとそこの説明はあまり含まれていないので私のように土地や船について無知な人間は短編集ともいえども読破が困難でしょう。ただし、写真も多いので実際のページ数よりは文章量が少ないのと文字数もだいぶ節約されてる感じしますので、上記の点を踏まえた上で根気

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    2025年10月09日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    ネタバレ

    とても豪華なアンソロジー集。
    ただ、傑作選ということもあり決まったテーマは特にないので、なんとなくとっ散らかったイメージがある。
    最もインパクトがある…というよりは厭な印象を受けたのは、鈴木光司さんの『浮遊する水』。再読のはずだけれど、やはり厭だ。

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    2025年09月30日
  • ユビキタス

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    ネタバレ

    地球の大半を占める植物が人間を操作しているという点は興味深く、本当にそういう部分もあるのではと思えたほど。
    やや偶然性が強く、すっと流れない部分を感じました。
    最後の展開は自然界の争いによるもので、自然の力には人間など小さな存在だと感じました。

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    2025年09月21日
  • ユビキタス

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    正直、作者の思想が強すぎて、物語というよりは論文を読んでるみたいな気分でした。面白いけど、作者の中に一筋の考えがあって、他の情報はその筋を支えるための補足なんだなぁという印象。
    これだけの設定を練って書き切るのは、さすが作家さんだなぁと思う一方で、こちらが情報量に圧倒されているうちに物語が終わるので、これだけ?という寂しい気持ちにもなりました。

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    2025年09月17日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    最恐感はないけれどなかなかに楽しめた一冊。展開は828の1、オチはニンゲン柱が結構好き。あとは冬彦ー!とツッコミたくなった

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    2025年09月15日
  • リング

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    映画のイメージが強く、怖い小説を読みたくなりリングを購入。
    原作はホラーというよりミステリー。イメージとは違ったけど夢中で楽しめました。

    リング、らせん、ループという三部作らしいので、続編を読むのが楽しみです。

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    2025年09月08日
  • ユビキタス

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    『リング』を読んで震え上がったのは中学生の頃。当時の強烈な読書体験が、今も私を読書好きにさせている。鈴木光司さんの新刊情報に触れ、久しぶりに拝読。
     萩原浩さんの『我らが緑の大地』や伊坂幸太郎さんの『楽園の楽園』‥自宅に菜園を持っているが、ちゃんと向き合わないと反撃されそうでこわい。

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    2025年08月26日
  • ユビキタス

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    ネタバレ

    ヴォイニッチ手稿、新興宗教、集団死など気になるワードが多く、帯にもホラーと書いてあったため購入。
    中盤まではかなり理詰めでおもしろかったが、オカルトホラーと思い読み進めていた中で後半から植物の意思や根っこで襲ってきたりなど突然SF?ぽさが出てきて萎えた。
    子供の正体や集団死の死因は伏線の時点でわかりやすいし、最後は丸く収まっておしまい。

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    2025年08月20日
  • ユビキタス

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    私の好きな心霊由来のホラーではなく、SFでした。

    結びにありましたが、人間のように言語を駆使することは無くても、植物同士がなんらかの方法でコミニュケーションを取れるのならば、地球環境に著しくダメージを与え続ける人間を駆逐する為、人間だけを一掃する環境にこの星を作り替えてしまうかも知れない。

    今週、またまた米の恥知らずが『温暖化はデマだ!』というデマを撒き散らしていた…CO2削減に与するつもりは無いと表明しているのだろうが、植物たちの目(?)に触れないことを切に祈ります。

    おうトランプよ、植物怒らせんなよ!

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    2025年08月18日
  • ユビキタス

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    途中まで先が気になってグイグイ読んでたけど、後半は力が抜けてしまった。実は意外なものに操られてるのかも、というのがありそうで怖い。

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    2025年08月16日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    思ったより怖くなかったです。
    題材はみなさんバラバラで全く似通っておらず、己のホラーを確立しているのが印象的でした。
    小野不由美先生の『残穢』、あまりにも怖すぎてかつて序盤で読むのをやめました。なので今回はどれほどのものか……と覚悟して挑んだのですが、怖いと言うより不気味でホッしました。
    短編集でこれだけの人数を扱ながらも、読みやすさがまったく損なわれないのはさすがです。

    個人的には澤村伊智先生の疾走感が大好きです。

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    2025年08月13日
  • ループ

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    ストーリーや設定は面白かったが、やはり女性キャラが出てきた途端主人公がおかしくなる。女キャラが全員同じ。

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    2025年08月13日
  • らせん

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    リングシリーズ2
    映画は見ていたのでこんなだったかなぁと思いながら読みました。
    映画見返したくなりました!

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    2025年08月13日
  • ユビキタス

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    これは、読むのにかなり時間がかかってしまった。リングの著者だけどホラーではなく、植物や化学やいろんな事象がミックスされた内容で、合う合わないがはっきり分かれるだろうなぁというのが正直な感想。結局、自然はその気になればいつでも人間なんてどうとでもしてしまえる。

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    2025年08月07日
  • ユビキタス

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    地球生命全重量の97.7%が植物。
    動物は、たったの0.3%。

    人間が言語の使い手となり、
    地球上のあらゆる場所へと
    移動するようになったことが、
    植物の狙いであったとしたら。
    そして、人間の存在が
    もはや用無しとなったとしたら…

    地球温暖化も植物にとっては想定内、
    いや、植物が起こしていることかもしれない?
    恐ろしい想像はつきない。
    でも、途中ちょっと先が読めちゃった。

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    2025年08月03日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー第1弾。
    なんの前情報もなく読んでいたらシリーズの一環で知っているキャラクターが登場して来たりでうれしい驚きもあり、どの作品も楽しめた。
    中でも原浩「828の1」がよかった。初めて読む作家さんだったけど、終盤の畳みかけ具合が良い。

    同時発売の「堕ちる」続編の「慄く」も読みたい。

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    2025年07月30日
  • ユビキタス

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    ユビキタスとは、いつでもどこでも存在するという偏在を表す言葉だという。
    太古の昔から繁栄してきた植物に意思の力があって、人をも操ろうとしたら…という物語である。
    夏の野山を歩いていると、猛々しいほどの緑に畏怖の念を覚えることもある。
    水と太陽によって繁茂する植物たち、太いツルを伸ばしてくるクズに通り過ぎる足元を絡め取られたら…
    科学的説明に難しくわかりにくいところがあったが、信仰宗教と絡めた部分は面白かった。

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    2025年07月28日
  • ユビキタス

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    連続突然死事件と中沢ゆかりを追いかけていく過程は、それぞれ情報を補足しあって途中から繋がっていくところが楽しめた。また、物理、宇宙、生命の起源など、理系関係者は更に楽しめたかもしれないが、それがあまりにも方々に蒔かれすぎてついていけなかった。もう少しそのところがあっさりとまとめられていたら、私的には⭐︎4個だ。

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    2025年07月15日
  • ユビキタス

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    ネタバレ

    鈴木先生の作品は、リングシリーズを始めとして、ホラーと見せかけて最終的にはSF的展開になる。

    本作も例外では無くSF展開からの「仲間内で世界を救おう」という古い言葉で言えば「セカイ系」の流れとなる。

    鈴木先生の他の作品ではラストでの爽快感というか、やり切ったような感情を得られたが、本作では割とあっさりとした展開であったため、パンチが足りないような印象を受けた。

    ただ、科学的な内容は綿密な取材をしているのが伺え、知的好奇心が刺激された。

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    2025年07月14日
  • ユビキタス

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    どうやら長編らしい。この続きもあるようだ。
    正直ヴォイニッチをよく知らないとあまり魅力的に感じられないのかもしれない。
    集団事件や薬物、毒、占い、宗教…闇鍋のような作品だが、ホラーというよりはSFである。
    科学的根拠に基づこうとするあまりそれがなんなのかわからない怖さは無い。お化けなどのオカルトな怖さを求めるならばおすすめはしないがバイオテロ的な怖さやパニックホラーを望むならば読んでみても良いのかもしれない。私は続編が出たら読むし、それまでは、らせん シリーズを読んで待っていようと思う。好き。読むのはかなり時間がかかった。なぜならば先が予測できてしまう題材だったからだ。

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    2025年07月11日