鈴木光司のレビュー一覧
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綾辻行人の再生が読みたくて買いました。
再生/綾辻行人
ジワジワくる怖さ、ずっと続く薄気味悪さが良い。
そして綾辻ホラー全開な感じが良い。
夢の島クルーズ/鈴木光司
グロさ強めでした。
ついでに人間の怖さもあって良かった。
よけいなものが/井上雅彦
めちゃくちゃ短いがシンプルだからこその怖さがある。
五月の陥穽/福澤徹三
日常の一つ壁の向こうにある恐怖。
手の届く範囲にある恐怖を気にしていない生きてる人間が1番怖いですね。
鳥の巣/今邑彩
最後にひっくり返るし怖いし、このタイプのホラー好きです。
依って件の如し/岩井志麻子
古い言葉や言い回しで不気味さがさらに増していると思うが、そ -
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ネタバレあの有名なリングシリーズを3部作まで読みました。
幸せだった家庭が、ガンにより苦しめられ、治療法を模索します。
もちろんそれはあの貞子も関わってくる話です。
全体的な感想としては、2作目までと3作目読んだ後の世界観が変わってくるので、1,2作目を読み返したくなりました。
ただ引っかかったのは主人公の子供も抗体を持つのではないかと思い、ただ仮想世界維持のためにまんまと載せられてしまったのではないかと若干後味が悪いです。
あと、あの人物と同一人物という話が出てきましたが、なんとなく幼少期〜青年期からの人物描写や話し方で全く同一人物というイメージ修正は難しいよなと思いました。利発な青年というイメージ -
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ネタバレ『リング』『らせん』『ループ』の補完話、または後日談な短編集。
高野舞視点の『空に浮かぶ棺』は『らせん』で語られなかった部分が明らかになってしまい、彼女がどんな中で死んでいったのかが分かったのが読んでいてしんどいという。
ただそれもループの世界の中なのだなと思うと、妙な肩透かし感もあったり。
貞子の劇団員時代の話は、貞子の怖さを再確認できたと思う。
『ループ』の頃の貞子はほぼ空気な扱いだったし。
そんな貞子の怖さを再認識したところからの『ループ』後日談の『ハッピー・バースデイ』
まさかの貞子の呪いの終焉が描かれていて、あの貞子が敗北かと感慨深く思った。
それもある人の自己犠牲の上なのだが -
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ネタバレモンゴル砂漠の遊牧民夫婦、海賊時代の南国に難破した捕鯨船の生き残り、作曲家が訪れたアリゾナの地底湖と、3つの時代を生きた男女の転生、というより子孫?の物語。年代も国も超えた壮大な話なのだけど、それぞれの話にもっと繋がりが感じられた方が面白かったかも。ボグド→南国からの筏でアメリカに渡ってフローラの祖先へ。ファヤウ→回廊を通ってレスリーの祖先のインディアンへ、ということで合ってるかな?
どの物語でも、極限の状態で生死を彷徨う様が緊迫感を産んでいる。地底湖はよく生き残れたな、という感じ。最後は生き残ってハッピーエンドだけど、ギルの遺体はどうなったかが気になる…。 -
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この作品は『リング』シリーズの現状最後となる作品だ。約三十年という長い時間をかけて構築されたユニヴァースの変容と集約を感じさせる一作。総決算とも呼ぶべきシリーズの再定義がなされている。それを是と受け取るかは読者次第だが、巨大なものが終わる時の重厚な響きを感じる。
この物語の主題は「家族」。呪いの連鎖が、血縁や自分自身の記憶というミクロな関係性へと収束していく構造が鮮烈だ。
中心にいるのは高山竜司。彼はこのシリーズに欠かせないどの小説にもいない特殊な立ち位置の存在であり、今作でも彼の記憶や存在が複数のレイヤーをまたいで展開される。現実、虚構、内省……その多重性と多様性が、物語の駆動力となってい -
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貞子で有名な『リング』シリーズ二作目『らせん』の主人公である安藤満男の長男、安藤孝則を新たな主人公とした続編。ファンならめちゃくちゃ面白い。
本質的な魅力は時代の変化に伴う「呪いの変容」にある。かつてはビデオテープだった呪いの媒体が、今回は自殺動画へとアップデートされている。メディアの変化とともに、呪いも抽象化され複層化する。その変容のさせ方が鈴木光司らしく巧い。もはや「見たら死ぬ」ではなく、「逃れられない宿命」そのものが呪いの本質になりつつある。それでも、どのような形に変わっても根底には「意志」や「運命」という主題が通底している。この作家は常にそれを描いてきたし、それこそがシリーズの根幹だ