鈴木光司のレビュー一覧
-
購入済み
ホラーがお好きな方向け
私の好きなタイプの恐怖物ではなかった。
私には文章が読みづらく感じるものもあり、期待して購入しただけに少しがっかりした。
好みが別れるタイプの本だと思う。好きな人にとっては最高に面白く感じるであろうからこそとても残念。
-
-
-
-
Posted by ブクログ
【2024年116冊目】
科学者の父とネイティブ・アメリカンに造詣を持つ母を両親に持つ馨は、愛情をいっぱいに注がれながら日々を過ごしていた。だが、父親が癌ウイルスに侵されたことで、馨の日々は一変する。新種の癌ウイルスはどこからやってきたのか?馨は手がかりを求めてアメリカに飛ぶが――リングシリーズ完結作。
「リング」「らせん」に続くホラー小説やと思って読んだら「あれ、これ細胞に関する話でした???」とある意味でびっくりする一冊。ホラー要素は皆無と言っても良いのですが、これまでのシリーズの答え合わせをするために読むとすれば良いかもしれません。
OK、難しい話するやん…と思ってましたが、途中で意 -
Posted by ブクログ
【2024年115冊目】
監察医である安藤が手がけることになったご遺体は、大学時の友人である高山竜司だった。一見するとその死に不可解なところはないように思われたが、冠動脈に謎の肉腫を発見したことから安藤は疑問を持ち始める。呪いの連鎖は終わらない——それは人類の新たなる始まりと終焉への扉だった。
前作「リング」を読んでからそこそこ時間が経っていたので引き続きの主要な登場人物について失念した状態で読み始めましたが、数ページに渡って前作の流れを解説してくれる箇所があったので、今作から読んでもついていける親切設計になっていました。
映画にもなった「リング」はあまりにも有名ですが、続きの「らせん」は -
-
Posted by ブクログ
鈴木光司による「リング」シリーズ完結編・・・というよりは補間エピソード集と言った方がしっくり来るか。メイン三部作では深く描かれなかったエピソード2編と、シリーズを締めるエピローグ的作品1編が収録されている。
収録されているのは、1.リングウイルスに感染した高野舞が貞子を出産するまでの姿を描いた、「らせん」の補間エピソード―――『空に浮かぶ棺』。2.舞台女優時代の貞子を元劇団員の回想で描いた、「リング」の補間エピソード―――『レモンハート』。3.「ループ」後の世界を、残された礼子の視点で描かれる「ループ」のエピローグ―――『ハッピー・バースデイ』。
先述のとおり、シリーズ三部作を補間する内容 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「リング」からこの「ループ」という結末に至ると誰が予想しただろう。あとがきにも「次作の構成はなかった」と書いてあったので、作家の脳内と小説の自由度の凄みを感じた。どこまでも羽ばたける。恐怖!呪いのビデオから、世界の謎に迫る物語に変身。
正直なんのこっちゃと思いながら読み進めましたが、面白かった。個人的に、リング>ループ>らせん。今作はホラーじゃなくてSF。
今作は貞子が1回も登場せずなのウケる。彼女にロックしてループ世界を見るシーン欲しかったな。
結局、過去2作は上位存在が創った仮想世界(?)でした、という壮大な世界観のネタバラシがあるせいで個人の問題は最早どうでもよくなっちゃ