鈴木光司のレビュー一覧

  • 楽園

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    リング・らせんでお馴染みの鈴木光司氏のデビュー作。
    1話目は、グイグイ惹き付けられて、映画の世界。でも、結果どーなったの!?って所で2話目。ここにくるー!?って、ヤラレた感。
    そして、完結の第3話。
    スケールが大きく、読みごたえあるお話でした。
    個人的には2話のタイラーが好きですね(〃艸〃)

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    2016年01月27日
  • 野人力 オヤジが娘に伝える「生きる原理」(小学館新書)

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    おせっかいな機能を捨てろ。子どもに失敗させたくないなら、今失敗させろ。モテない女だけには間違ってもなるな。自分をコントロールできぬ男はダメだ。100%を待たず、

    フツーじゃないエピソードを語る娘と、背後にある考え抜かれたポリシーを語る父。相互に書かれているのが良いです。

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    2016年10月09日
  • 野人力 オヤジが娘に伝える「生きる原理」(小学館新書)

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    「りんぐ・らせん」の鈴木光司親子のやりとり。彼がどんな男であるか、どんな親父であるかが分かる。
    男って自制心のないダメな生き物だから、若い時期から意識的に自制してないといけないんだ、というのは「なるほど」と。でも別に男としてマストではないよな、ダメ男にしっかりした女、という組み合わせもありですから。 なんというか、このタイプの人は周りにいないので、こんな人もいるんだー、ということで興味深かったです。やたら断定する、強がりな男の人の心の内側はこうなのかな、って思った。

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    2015年08月29日
  • アイズ

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    ホラーは苦手だけど、映画が公開されるということで『しるし』だけ読んでみた!思ってたよりは全然怖くなくて、オカルト要素のほうが強かった。ただ映画の予告映像観たら超怖かった…!!これからはドアの魚眼レンズを覗くたびにこの話を思い出してしまう!

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    2015年05月24日
  • 貞子

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    『貞子3D』のコミカライズ版。オチが若干、違う。

    ホラー映画は怖い。だけど、内容が気になる。
    ストーリーだけ知りたい。

    そんな時にうってつけ。大体のあらすじはこれに描かれています。

    映画では説明不足だった箇所が補われていたり、逆に省かれている箇所もあるため、映画の捕捉として抜けているシーンを補完するのにもいい材料。

     映画とは雰囲気が全く違うので映画をご覧になる予定があるのであれば、こちらは補完用として読むべき作品だと思います。

    基本的な流れ、内容は映画と全く同様の為、映画のネタバレになってしまう。
    そういった理由です。
    漫画としてはよくホラー漫画を描いている

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    2014年10月29日
  • 光射す海

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    遺伝子に怯えるという小説は少なくはないが、さゆりの恋人の洋一がマグロ漁船で経験したことを絡ませて人間味溢れた物語になっている。

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    2014年10月19日
  • 仄暗い水の底から

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    私のは表紙の女の子、こっち向いてない。水が関係する、ゾクっとする話。風呂入りながら読んでしまったが、海じゃないから大丈夫、水のためのタンク、うちは上にないから大丈夫、といちいち思った。恨みだよね、きっと。

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    2014年09月23日
  • 仄暗い水の底から

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    あの「リング」の鈴木光司の本なので、「きっとホラーなのだろう恐ろしいのだろう読むのヤーメタ」というのは非常に勿体ない、水にまつわる短編及び連作短編集。「仄暗い水の底から」というホラー映画があるものだから、余計敬遠する人がいそうなのが残念(ちなみに、同名映画はこの本に収録されている「浮遊する水」という短編を映画化したもの)。しかし自分は、あえて"ホラー"とは言わないでおきます(カテゴリはホラーにしてるけど笑)

    「浮遊する水」は母子にまとわりつく失踪した少女のぬめぬめとした気配が感じられる、湿度の高いホラー小説ですが、それ以外の短編は、時には怪談であったり、怪異であったり、不

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    2014年09月15日
  • 神々のプロムナード

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    登場人物がみな老け込んでいるなというか、三十代前半というより四十代と言われた方がしっくりくる雰囲気。

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    2014年03月07日
  • 鋼鉄の叫び

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    章ごとに描く人物が変わるのは全然いいんだけど、
    章の途中で入れ替わったり、唐突に主役が変わったりとか
    ちょっと注意力が散漫になりがちで、少々苦手。

    何も考えずに手にとったこの本が、特攻隊を扱っていたのに
    言い知れぬなにかを感じてしまう。

    途中まで不倫話いるの? と思っていたが、
    最後に必要だったんだなあと納得。

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    2014年02月21日
  • エッジ 下

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    何かの前触れのように人々が行方不明になる。磁場の乱れ数列の変化。この世界は簡単に崩れ去るほど脆いのではと本当に怖くなりました。何度も取り上げられる題材であるにも関わらず、よりリアルに描いた秀作だと思います

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    2014年01月21日
  • エス

    原作シリーズファン向けかな

    リングシリーズの映像作品しか知らない方が読んでも多分意味不明で終わってしまうかも。
    原作のシリーズファンは読むべきです。

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    2013年10月19日
  • バースデイ

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    しかし、売れ筋文庫は表紙絵をコロコロ変えるな。昔のLPレコードみたいな矜持がないな。と、どうでも良いイントロは無視して頂いて結構。

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    2013年09月12日
  • エッジ 上

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    壮大なテーマだが、設定にこだわりすぎていないか。下巻で一気に展開していくのだろうが、いまひとつ壮大感が伝わってこない。物語自体は面白く読めているので、このギャップは残念に思った。

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    2013年09月04日
  • バースデイ

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    昔読んだ「リング」「らせん」「ループ」
    読書を再開し、まだ読んでいなかった作品なので気になって購入。
    空に浮かぶ棺
    レモンハート
    ハッピー・バースデイ
    過去に読んだ作品を思い出しながら
    ああ、なるほど
    と感じる部分も多い作品でした。

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    2013年09月01日
  • エス

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    ネタバレ

    リング、らせん、ループを読み返してから読んだ方が楽しめたと思う。
    高山の壮大なネタバラシが本作の全てだと感じた。解説にある「男子よ、立ち上がれ」というメッセージは全く感じ取れなかった。

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    2013年08月12日
  • エス

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    ネタバレ

    なんでも有りな『ループ』の世界が前提だと思うと驚きも驚きでなくなってしまう。
    『リング』・『らせん』・『ループ』の広大な世界観の中に成り立つ物語であるが故、背景の説明文が多く所々消化不良感が残る。

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    2013年07月31日
  • なぜ勉強するのか?

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    まさか、この人がリングとかのホラー小説家の人とは知らず、ジャケ買い。

    アメリカの博士号をもっている人は、自分の専門分野が2-3ある。
    この人自身が慶応の哲学系のゼミ出身など、偏った知ではなく、総合的に学ぶ力についてうまくまとめられていた。

    また、勉強することで人は自分なりの正しい判断ができるようになることが、脳死の例を使って書かれている。
    体が死んだらそれは死なのか、しかし、脳はまだ生きているのだから生なのか。
    はたまた、生ととらえていても、もしその時自分の家族が危篤になり、移植が必要になった。
    その時、今まで生きた対象として捉えていた、脳死状態のひとに移植提供をお願いするのか。。

    本質

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    2013年07月30日
  • バースデイ

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     『リング』の外伝的な『レモンハート』、『らせん』のこぼれ話的な『空に浮かぶ棺』、『ループ』のその後を描いた『バースデイ』という3つの短編がまとめられたもの。
     正直言って、『レモンハート』と『空に~』の部分は、既に元の作品で結果や過程を知ってしまっているだけに、あまり楽しめなかった。元の作品からカットされた部分のような感じで面白くない。それで期待を下げられてしまったせいかどうかは分からないが、『バースデイ』はとても感動した。『ループ』も最後は将来への期待と希望のような形で終わっていたが、さらにそれを超える期待、希望が描かれていた。特に「手と手を~」のシーンは、小説を読んで久々に感動した、とい

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    2012年11月23日
  • 仄暗い水の底から

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     鈴木光司のホラー短編集。
     おれにとっては『エッジ』に続いて2冊目の鈴木光司、というか小説自体あまり読まないので、ホラー小説2冊目。今住んでいる所が多摩川の近くで、職場は三浦半島なので、なんとなく大田区とか観音崎とか、小説の舞台となるところに親しみが湧いた。ほとんどの作品が、その先どうなるんだろう、という疑惑を残した感じで終わるのでカタルシスを得られないが、ホラー小説とはこんなものなんだろうか。それにしても、「海に沈む森」は最後の「エピローグ」とつながって、全然ホラーではないけれども、清々しい作品で好きだ。面白かったのは「ウォーターカラー」で、読み始めはつまんないと思っただけに、あんな展開に

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    2012年11月04日