【感想・ネタバレ】なぜ勉強するのか?のレビュー

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Posted by ブクログ

本当にすばらしい骨太の本だった。
なかなかここまで考え方に芯がある人はいないと思われる。
「男」そして「父親」として生きていくのに迷いがあるときにもってこいの良書です。

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2011年05月14日

Posted by ブクログ

理解力・想像力・表現力という3つの能力を、勉強することによって磨くことが必要…自分自身に最も欠けている能力だと思う。
日本人は情緒的な国民なので、論理が必要…僕自身もよく考えず、その場の感情だけで、判断してしまうことが多いので、しっかり勉強して、論理力を養いたい。
昔は良かった、という言葉を僕も使うことがあり、おじさんだなと思う。あと、過去のあの時に戻りたい、というフレーズも思ったり、言ったりしないようにしたい。未来が良くなっていくために、勉強したいし、本も読みたい。
この本はそんなに厚くなく、読みやすく、すごく気持ちを高めてくれる本です。これを読んで、さらに読みたい本が増えました。

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2011年04月24日

Posted by ブクログ

「なぜ勉強をするのか」という問いに対する筆者の答えが一貫して述べられている。学校教育についてあまり考えたことのなかった私であったが、この本を読むことで学校の在り方、勉強の在り方について興味を持つようになった。

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2010年05月26日

Posted by ブクログ

子供に対する、なぜ勉強しなくてはならないのか、という素朴な疑問に答える一つの解として、説得力があり、納得性が高い。将来の人生に役に立つ、というシンプルな答えを子供に対してしていたが、それを理解力、想像力、表現力の3つの力で表現していたのは論理的で分かりやすかった。社会に出てからは答えのない問題に対峙することが増えるし、自分自身が考え、決断し、行動することが求められて行く。そのためには、義務教育の基本的な知識と理解は必須な上、その後に学ぶ幅広いジャンルの深い造詣があることが必要なのだ。考えることの楽しさと、懐古主義に陥らず、今よりも明るい未来を作るために必要なこと、として勉強の大切さを表現している。

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2024年02月11日

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生命や言語の仕組み、脳死の問題、特攻隊、民族特性、日本社会の母性化。様々なテーマについて著者の持論が展開されている。作家の彼の考えは科学的で専門的である。これが「なぜ勉強するのか」の答えだ。
「作品として見える部分は氷山の一角であって、その下には膨大な量の思考が埋もれている」現代の日本人は思考が浅い。それでいて英語力をつけろとは本末転倒。まずは話す内容がなければ英語でも日本語でも話ができない。「主張すべき中身を充実させれば内部からの圧力で表現は溢れてくるもの」

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2020年04月27日

Posted by ブクログ

母性よりの社会である日本において、男の子が男らしさをもった大人になるためのは、特に父親がはっきりした意思と行動を示さなければならないという意見には納得できた。そのことを認識し、責任を持って育児にかかわる父親が少しでも多くなってほしい。

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2020年01月03日

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「リング」などの著者で有名な鈴木光司さんの書かれた本です。
なぜ勉強するのかの問いに対し、
「理解力」「想像力」「表現力」を身につけ社会にでた時に人類の進歩に貢献することが勉強することの意味、意義との考えを示されている。
まさに勉強そのものに対しての意義は、その通りだと思います。

ただ、これに加え、本書には書かれておりませんが、勉強することに対しては、PDCAや自発、自治、自覚、そして何と言っても「grit」(やり抜く力)を身につけることも大事だと思いました。

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2017年01月09日

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勉強するんです。
親が勉強の楽しさ大切さを教えるんです。
仕事の楽しさもそう。
未来は希望で溢れてるんだ。
伝えるんだ。
親の背中見て育つとかないから。
しっかりと伝えるんだ。

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2015年06月27日

Posted by ブクログ

肝心の勉強についての記述は少ない気はするが、興味深い点は多々あった。

特に日本の男性性と女性性の倒置について。
男性性を「論理」、女性性を「情緒」と簡単に割り切ってしまうと、日本は明らかに女性性(情緒)の強い社会だ。
作者はこれまで日本で「男らしさ」と思われていたものは単に男が女に甘やかされたうえにできた空中楼閣であると指摘する。

たしかに「デカダン」や「無頼」といえば男が一度は憧れる「男らしさ」の典型だが、日本文学では太宰治にしろ織田作之助にしろ、なんとも頼りない姿で描きだされる。「女に甘やかされ」ているというのはまさにその通りであるし。でも自堕落な男ほどモテるよね。

「世界に生じるほとんどの悪は、言語運用の間違いから生じている可能性があります。」というのもその通りと思う。
特に友達同士の話し合いの場においても「その場のノリ」や「なんとなく」といった情緒面が優先されることが多く、論理性の強化の必要性はよく分かる。

しかしながら…
社会的な生き物である人間が、こういった情緒過多の日本にいながらひとりだけ「論理的」に振る舞えるものだろうか? 「頭のかたいやつ」と思われるのが関の山じゃないだろか。

とかとか、興味が四散してしまった。
むしろ「日本の女」と「甘えの構造」について好奇心を掘り下げてみたほうが何か近づける気がする。

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2013年01月17日

Posted by ブクログ

なかなか参考になりましたね。
この本を読んで一番の驚きは、リングの著者という事ですね。

ジャンルが全く異なりながら、こんな哲学的な本も書いているとは本当に驚きです。

中盤からは、著者の考えで社会の在り方も言っています。
社会に出てから、競争が無いと言う箇所は私の見方では同意出来ませんでしたが、問題の根本的な部分もしっかりと説明しており、参考になります。

もう一度読んで理解を深めたいと思います。

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2011年03月22日

Posted by ブクログ

なぜ勉強するのか?著者の考えは「理解力、想像力、表現力の能力を養って、世界を覆う膨大な量の情報を取捨選択し、世界に共通なものさしで判断し、価値あるディスカッションによってそれぞれの立場を戦わせ、よりよい解答を発見する可能性をほんのわずか高め~・・・人類の進歩に貢献するため」であるとしている。

この本で述べられている著者の考えと私の考えに多くの共通点がみられた。たとえば「現在の小学校の運動会で順位をつけるのはよくないと言った意見に反対である」こと。勉強が得意な子はテストでいい点をとって、運動が得意な子が運動会で一等賞になる。習字が得意な子はクラスの後ろに貼られる書き初めに金色のシールが光る。当たり前のことだと思うんだけどな~。ビリな子がかわいそうだからっていう同情からこうした動きになっていると思うけど、学校という共同体の中で協力したり、競争したりして、喜びだったり、悔しさだったりっていう人間が持ついろんな感情を味わって成長していくと思う。
それからSMAPの「世界で一つだけの花」があんまり好きではないこと。メロディーがよくて唄いやすいけど、私も歌詞には納得できないなー。でも金子みすずさんの「みんな違ってみんないい」は好き。それはすずと小鳥と私を比較してそれぞれが持ついい面をとらえて、でも私は私でよかったってすべてを肯定してる。この想像力、私にも欲しいなって思う。それに比べて「世界に一つだけの花」は、自分に自信がないから私っていう存在が特別なんだって思いたい人間の感情の表れだと思う。努力しなくてもいいんだよ、頑張らなくてもいいんだよ、って聞こえないわけでもない私はひねくれ者なのかな?

著者の書き方で私がよくないと思った点は、著者が反対するものは全否定すること。それから日本人は農耕民族で西洋人は狩猟民族だったからという理由で両者を比較していること。確かにそうなのかもしれないけど、私は納得できない点も多少あった。

この本を通じて思ったのは、さまざまな分野を勉強して、より多面的に物事を考え、そしてその考えをアウトプットすることが重要だということ。

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2011年01月19日

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[ 内容 ]
「なぜ勉強しなければいけないの?」と子どもから訊かれて、親はどう答えるだろうか。
合理的に答えることができれば、勉強は子どもにとって無意味ではなくなり、やる気が飛躍的にアップする。
作家になる前、塾講師や家庭教師をした経験があり、“主夫”として二人の娘を育て上げた著者自身の実体験と深い見識の両輪から、子ども、そして子をもつ親の「なぜ?」に答える。

[ 目次 ]
第1章 すべてに通じる理解力、想像力、表現力
第2章 明晰に、論理的に、分析的に
第3章 正しい学習法
第4章 世界に通用する論理
第5章 未来をよりよくするために勉強する

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2010年07月04日

Posted by ブクログ

内容は非常にあっさりしているが、言いたいことは端的で分かり易い。また、「役に立つ」し「自分もそう思う」のだ。つまり、一つにはこのような発言「子供には目的をしっかりと説明してあげることで、勉強に対するモチベーションを高める事ができる」等、その通りだと思う。著者は、リングや螺旋、楽園などを書いた一般的にはホラー作家として名が知られている。この作家にはまったのは高校生の時だ。信念があり、ロジックがある。勉強をする意味は、理解力、想像力、表現力に対する訓練である。そして、子供に絶対言ってはいけない。「未来は過去より決して悪くなどなっていない」のだ。

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2009年11月03日

Posted by ブクログ

わかりやすく教えてくれています。
毎日がキラキラ発見の連続、子供のころのような純粋な好奇心を蘇らせる足がかりになってくれます。
ホラー小説『リング』が生まれたのはこういう土壌があったのだなあ、と思いました。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

購入者:古野(2007.4.21)「読解力」「想像力」「表現力」を身につけて社会をより良く、しいては人類の進歩に貢献するために。と。返却
貸出:桑畑(2007.6.12)
もし子供に「なんで勉強しなあかんの?」って聞かれたら少し困りそうですがこの本を読んでそのあたりがクリアになりました。何事もなんとなくではなくしっかりとした裏づけを持つことが大事でそれが何か発言する時の説得力につながるのだなとあらためて感じました。
返却:(2007.6.19)
貸出:衛湖原(2007.11.7)返却:(2007.11.20)
勉強する意味を今更ですが、理解しました。子供に伝えていきたいと感じました。
貸出:鈴木(2007.12.18)子供のころ、良く親に勉強しろと言われました。勉強だけが、すべてじゃないと当時は思い、親に聞いても勉強する意味を教えてくれませんでした。自分の子供には勉強する意味を教えたいですし、勉強以外の事も学んで欲しいと思います。
貸出:山本 資(2009.4.25)
小さい頃から「勉強しなさい」と言われ続けてきて、大人になってからもっと勉強したいと思うようになってきている中でどんな事がかいてあるのかと思い、借りました。
感想は一言ずっと勉強だなぁとしみじみ感じました。。。
返却:(2009.5.3)

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2009年10月07日

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リング・らせんの作家である著者が素朴な疑問について書いた1冊。
「なぜ勉強するのか」いろいろあるが一番おもしろかったのは、
将来、子供に「何で勉強しなきゃいけないの?」と質問されたときにちゃんと答えられるようにするため。
ごもっともだ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

まさか、この人がリングとかのホラー小説家の人とは知らず、ジャケ買い。

アメリカの博士号をもっている人は、自分の専門分野が2-3ある。
この人自身が慶応の哲学系のゼミ出身など、偏った知ではなく、総合的に学ぶ力についてうまくまとめられていた。

また、勉強することで人は自分なりの正しい判断ができるようになることが、脳死の例を使って書かれている。
体が死んだらそれは死なのか、しかし、脳はまだ生きているのだから生なのか。
はたまた、生ととらえていても、もしその時自分の家族が危篤になり、移植が必要になった。
その時、今まで生きた対象として捉えていた、脳死状態のひとに移植提供をお願いするのか。。

本質的な学こと、そして学んだことを活かすことについてかかれた良書。

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2013年07月30日

Posted by ブクログ

 シンプルなタイトルで、1〜2時間程で読めてしまう程ページ数も少なく、読みやすかった。が、肝心の「なぜ勉強するのか」に対しての答えである、「理解力」「想像力」「表現力」を豊かにする為という主張の具体的な根拠には、納得しがたいものがあった。科学的な記述で説得しようとするのだが、信憑性に欠け、煙にまかれてる感じがして腑に落ちない。しかも、それらのテーマが前半部分で終わっている様な印象を受け、どストレートなテーマだけに、真っ向勝負でもっと掘り下げて欲しかった。
 しかし、後半部分は駄目だという事はなく、「日本は母性が強い社会」「理想としての武士道は常に失われ続けていた」という所は、ヤンキー達の持つ幼児性と、程度の低さ、個としてのアイデンティティのなさが生んだ、(理想とは反した)集団としての自由度のなさ、そして迷惑被りながらもそれを許容している日本社会、という構図と重なり(日本人の元ヤン好き具合は異常)、なるほどなぁと思った。

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2012年03月31日

Posted by ブクログ

•「理解力」「想像力」「表現力」を身につけるため
•個々人が自分の考えをもちよりよい解決、判断、選択をできるようになることで社会全体がよい方向に進むようにするため
•Q&A形式で読みやすく書かれています
•『UFO」は存在するのか? 猿は言葉をはなせるのか? といった設問に対して論理的に考える例をしめしています→わかりやすい
•大変よみやすいです。

—この本に書かれていることも、正しいことなのか考えることが大事ですね。

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2011年06月02日

Posted by ブクログ

なぜ勉強をしなくてはならないのか?
考えてみるとなかなか浮かんでこない。
子供に「なぜ勉強するの?」と聞かれて、
上手く説明できない方、
日々勉強する必要がないと思っている方、
是非読んでいだたきたい本です。

情報が溢れている現代社会に、必要なことも教えてくれます。

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2010年08月05日

Posted by ブクログ

日本人はこういうものだと決め付けているかんじや、男性的・女性的といった考えを多用しているかんじに馴染めなかった。

でも、鈴木さんは膨大な勉強量を経て、うやむやにではなくはっきりと自分の立場を提示している。そしてこれは多くの日本人にとってかなり勇気のいることだと思う。

鈴木さんの世界の捉え方が自分に馴染まないものであっても、教育に対する考え方には本当に共感した。

以下引用↓↓↓

 勉強は、小金稼ぎのテクニックを身につけるためにするものではありません。「理解力(読解力)」「想像力」「表現力」の能力を養って、世界を覆う膨大な量の情報を取捨選択し、世界に共通なものさし(論理)で判断し、勝ちあるディスカッションによってそれぞれの立場を戦わせ、よりよい解答を発見する可能性をほんのわずか高めることに、勉強の目的はあります。
 なぜ勉強するのか・・・・・・。答えはおのずから明らかになります。
 人類の進歩に貢献するためなのです。

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2010年09月12日

Posted by ブクログ

Page.12、かなり早い段階でのキーワード。
「理解力(読解力)」、「想像力」、「表現力」
ト、2008.4.24

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2009年10月07日

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