鈴木光司のレビュー一覧

  • なぜ勉強するのか?

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    なぜ勉強するのか?著者の考えは「理解力、想像力、表現力の能力を養って、世界を覆う膨大な量の情報を取捨選択し、世界に共通なものさしで判断し、価値あるディスカッションによってそれぞれの立場を戦わせ、よりよい解答を発見する可能性をほんのわずか高め~・・・人類の進歩に貢献するため」であるとしている。

    この本で述べられている著者の考えと私の考えに多くの共通点がみられた。たとえば「現在の小学校の運動会で順位をつけるのはよくないと言った意見に反対である」こと。勉強が得意な子はテストでいい点をとって、運動が得意な子が運動会で一等賞になる。習字が得意な子はクラスの後ろに貼られる書き初めに金色のシールが光る。当

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    2011年01月19日
  • 楽園

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    これにものすごく似たお話を読んだことがあるような気がする・・・と思いつつ、最後まで楽しく読めました。読み終わって本棚にしまおうと思ったら、そこには新潮文庫版の同じ本が・・・。
    いえね、買うときから「あれ?」と思ってはいたんですよ。でも奥付を確認したら初版だし、気のせいかと思って。ショックなのは最後まで読んでも再読だということに気がつかなかったことですよね。何よりも信じられないのは悲しいことに自分自身の記憶です。
    けど、出版社さんも何か一言あってもいいと思うんですよね。出版社をまたいでいるので難しいのでしょうか。まあ、自分でしっかり覚えていられれば何の問題もないんですけどね(泣)

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    2010年08月08日
  • なぜ勉強するのか?

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    [ 内容 ]
    「なぜ勉強しなければいけないの?」と子どもから訊かれて、親はどう答えるだろうか。
    合理的に答えることができれば、勉強は子どもにとって無意味ではなくなり、やる気が飛躍的にアップする。
    作家になる前、塾講師や家庭教師をした経験があり、“主夫”として二人の娘を育て上げた著者自身の実体験と深い見識の両輪から、子ども、そして子をもつ親の「なぜ?」に答える。

    [ 目次 ]
    第1章 すべてに通じる理解力、想像力、表現力
    第2章 明晰に、論理的に、分析的に
    第3章 正しい学習法
    第4章 世界に通用する論理
    第5章 未来をよりよくするために勉強する

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    2010年07月04日
  • なぜ勉強するのか?

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    内容は非常にあっさりしているが、言いたいことは端的で分かり易い。また、「役に立つ」し「自分もそう思う」のだ。つまり、一つにはこのような発言「子供には目的をしっかりと説明してあげることで、勉強に対するモチベーションを高める事ができる」等、その通りだと思う。著者は、リングや螺旋、楽園などを書いた一般的にはホラー作家として名が知られている。この作家にはまったのは高校生の時だ。信念があり、ロジックがある。勉強をする意味は、理解力、想像力、表現力に対する訓練である。そして、子供に絶対言ってはいけない。「未来は過去より決して悪くなどなっていない」のだ。

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    2009年11月03日
  • なぜ勉強するのか?

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    わかりやすく教えてくれています。
    毎日がキラキラ発見の連続、子供のころのような純粋な好奇心を蘇らせる足がかりになってくれます。
    ホラー小説『リング』が生まれたのはこういう土壌があったのだなあ、と思いました。

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    2009年10月04日
  • リング0~バースデイ~

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    映画のコミカライズだったかな。
    生前の貞子が主人公。
    表貞子は俗に言うふたなりだけど可愛いし良い子なんだよね。
    裏貞子がやっかいなんだよなあ。

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    2009年10月04日
  • リング上巻

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    あの貞子で有名なリングの漫画版。
    こちらは小説と映画が合わさったような内容。
    読んですぐに友人に貸したなあ。

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    2009年10月04日
  • バースデイ

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    リング、らせん、ループを補完し、リングの貞子、ループの玲子、らせんの高野舞を救うために書かれた本。
    こういう補完の仕方は好きだな。

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    2009年10月04日
  • なぜ勉強するのか?

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    購入者:古野(2007.4.21)「読解力」「想像力」「表現力」を身につけて社会をより良く、しいては人類の進歩に貢献するために。と。返却
    貸出:桑畑(2007.6.12)
    もし子供に「なんで勉強しなあかんの?」って聞かれたら少し困りそうですがこの本を読んでそのあたりがクリアになりました。何事もなんとなくではなくしっかりとした裏づけを持つことが大事でそれが何か発言する時の説得力につながるのだなとあらためて感じました。
    返却:(2007.6.19)
    貸出:衛湖原(2007.11.7)返却:(2007.11.20)
    勉強する意味を今更ですが、理解しました。子供に伝えていきたいと感じました。
    貸出:鈴

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    2009年10月07日
  • なぜ勉強するのか?

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    リング・らせんの作家である著者が素朴な疑問について書いた1冊。
    「なぜ勉強するのか」いろいろあるが一番おもしろかったのは、
    将来、子供に「何で勉強しなきゃいけないの?」と質問されたときにちゃんと答えられるようにするため。
    ごもっともだ。

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    2009年10月04日
  • バースデイ

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    前3部作のサブストーリーです。
    前の3つが楽しめたならゼヒ読むことをオススメします。
    「リング」⇒「らせん」⇒「ループ」⇒「バースデイ」の順で長く楽しめます。

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    2013年08月26日
  • バースデイ

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    誰かの誕生日。お祝い事はしないのかしら?あははははははははははははははははははははははははは・・・・

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    2009年10月04日
  • リング

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    ネタバレ

    知り合いに勧められてみてみた!
    短くさくっと読めておもしろかったけど、映画を知ってるから怖さが物足りなく感じちゃった。
    映像の不気味さとタイムリミットによる精神的に追い込まれてくる恐怖はあるんだけど、その間は何かが出てくるわけじゃないからかな?

    でも解決策がわからないってほんと絶望すぎる…そして最終的に読者も恐怖に陥れてくるのが上手い。
    エスみてみようかなぁ

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    2025年12月05日
  • タイド

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    この作品は『リング』シリーズの現状最後となる作品だ。約三十年という長い時間をかけて構築されたユニヴァースの変容と集約を感じさせる一作。総決算とも呼ぶべきシリーズの再定義がなされている。それを是と受け取るかは読者次第だが、巨大なものが終わる時の重厚な響きを感じる。

    この物語の主題は「家族」。呪いの連鎖が、血縁や自分自身の記憶というミクロな関係性へと収束していく構造が鮮烈だ。
    中心にいるのは高山竜司。彼はこのシリーズに欠かせないどの小説にもいない特殊な立ち位置の存在であり、今作でも彼の記憶や存在が複数のレイヤーをまたいで展開される。現実、虚構、内省……その多重性と多様性が、物語の駆動力となってい

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    2025年11月02日
  • エス

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    貞子で有名な『リング』シリーズ二作目『らせん』の主人公である安藤満男の長男、安藤孝則を新たな主人公とした続編。ファンならめちゃくちゃ面白い。

    本質的な魅力は時代の変化に伴う「呪いの変容」にある。かつてはビデオテープだった呪いの媒体が、今回は自殺動画へとアップデートされている。メディアの変化とともに、呪いも抽象化され複層化する。その変容のさせ方が鈴木光司らしく巧い。もはや「見たら死ぬ」ではなく、「逃れられない宿命」そのものが呪いの本質になりつつある。それでも、どのような形に変わっても根底には「意志」や「運命」という主題が通底している。この作家は常にそれを描いてきたし、それこそがシリーズの根幹だ

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    2025年11月02日
  • ユビキタス

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    富豪の夫婦から存在するかわからない孫を探す依頼をうけた探偵は、調査すると南極の氷と新興宗教での原因不明の連続突然死の共通点を発見。

    植物中心の地球の進化。
    生物学的な難しい話は、なんとなーーーくしか分からなかったけど、植物が植物×人間のキメラを作りたがってるってことは理解した!
    本当は人間が植物を育ててるわけではなく、植物に育てられているのかも( ;´Д`;)

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    2025年10月30日
  • ユビキタス

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    初めて読む著者のかたでした。
    内容全てを理解できたとは到底言えないが、世界の大半を占めている植物が動物よりも立場が上で、植物が実は遺伝子等にて動物を操るという発想は面白かった。

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    2025年10月28日
  • リング

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    男女4人がある時同時に別々の場所で突然死した。捜査に乗り出た主人公は、4人が死の一週間前に一本のビデオテープを観ていたことを突き止める。そのビデオには不可解な描写と観た者の死亡を予言する内容が含まれていた…!主人公は1週間以内にビデオの真相を暴き、除霊する事が出来るのか。
    一番の特徴は、圧倒的なホラーでありながら科学的かつ論理的な立場から作品が成立しているということであろう。というのも、呪いのビデオという超自然を、ウイルスの概念と結び付けられることにより、ある程度のリアリティを持たせることに成功しているだけでなく、ウイルスとVHSとに(輪・情報媒体・自己増殖不可という)共通点を見出し、関連付け

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    2025年10月28日
  • ユビキタス

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    ネタバレ

    都内近郊で、男性が突然死するという事件が
    連続で発生。南極観測船の乗組員が帰国の際に
    持って帰った南極の氷を土産としてもらっていた
    ことが彼らの共通点だった。
    富豪の老夫妻から孫を探してほしいとの依頼を
    受け、探偵の前沢恵子は、夫妻の亡くなった息子、敏弘が生前に付き合っていた女性の調査を開始する。その女性は以前、新興宗教団体
    「夢見るハーブの会」で起きた集団変死事件の
    生き残りだった。
    一見、関係ないような事柄に共通点を見つけた
    恵子は、物理学者の露木、ジャーナリストの
    上原、雑誌記者の有里と共に真相を追う。
    ‥‥というのが、おおよそのストーリー。
    何百年も前の大気を取り込んだ南極の氷に
    絶滅

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    2025年10月17日
  • ユビキタス

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    『あの本読みました?』という番組に鈴木光司さんが出ていて本作を知り、借りた1冊。植物が持つ力は未知で、もし植物が人間いらんと思ったら即人間は全滅するんだなと、ぞっとした。科学的、数学的観点の部分は文系の私には難しかったが、面白かった。
    葉緑体を持った蘭が今後どう生きていくのか、気になる、、、!

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    2025年10月11日