鈴木光司のレビュー一覧
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言わずと知れた日本ホラー映画の金字塔「リング」の原作。
最近、YouTubeで怪談を見るのにハマっている。
それを実家に帰った際に父親に話したら、「じゃあこれどう」と本作を渡された。父親はホラー小説が好きらしい。
リングについて、映画は観たことがあったが小説は読んことがなかった。というよりホラー小説自体読んだことがなかった。
やはり小説で読むと、呪いのビデオのことや貞子のことなどが詳細に書かれているので、物語として濃い。映画を観て知っているあの貞子というキャラクターについて、より深く知れる。「あ、そうだったんだ!」という楽しみ方もできる。
映画も映画でもちろん、映像ならではの恐怖感を体験で -
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鈴木光司による「リング」シリーズ完結編・・・というよりは補間エピソード集と言った方がしっくり来るか。メイン三部作では深く描かれなかったエピソード2編と、シリーズを締めるエピローグ的作品1編が収録されている。
収録されているのは、1.リングウイルスに感染した高野舞が貞子を出産するまでの姿を描いた、「らせん」の補間エピソード―――『空に浮かぶ棺』。2.舞台女優時代の貞子を元劇団員の回想で描いた、「リング」の補間エピソード―――『レモンハート』。3.「ループ」後の世界を、残された礼子の視点で描かれる「ループ」のエピローグ―――『ハッピー・バースデイ』。
先述のとおり、シリーズ三部作を補間する内容 -
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ネタバレ「リング」からこの「ループ」という結末に至ると誰が予想しただろう。あとがきにも「次作の構成はなかった」と書いてあったので、作家の脳内と小説の自由度の凄みを感じた。どこまでも羽ばたける。恐怖!呪いのビデオから、世界の謎に迫る物語に変身。
正直なんのこっちゃと思いながら読み進めましたが、面白かった。個人的に、リング>ループ>らせん。今作はホラーじゃなくてSF。
今作は貞子が1回も登場せずなのウケる。彼女にロックしてループ世界を見るシーン欲しかったな。
結局、過去2作は上位存在が創った仮想世界(?)でした、という壮大な世界観のネタバラシがあるせいで個人の問題は最早どうでもよくなっちゃ -
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【2024年10冊目】
ホラー小説のアンソロジー!1作目から怖くて、「どうしよう寝れない怖い」となりましたが、いろんな作家さんのホラー小説が味わえて、結果オーライでした!
1番怖かったのは、やはり「浮遊する水」でしょうか。「仄暗い水の底から」も拝読したことがあるので、多分読んでるはずなんですが、当然のように覚えてなくて、恐怖再来でした。今でもCM覚えてます、蛇口から髪の毛出てくるやつ。あれようお茶の間に向けて流してたな。
「猿祈願」もぎょっとする話で、あんまり想像しないようにして読みました。因果応報なのだろうか、でも子どもに罪はないのに…。
「影牢」はさすがの宮部みゆきさん!といった文体 -
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ネタバレ前作リングの方が好みだが、想像の斜め上をいく展開で楽しく読めた。
前作主人公・浅川とその家族があっさり死んだのと、竜司は舞のことが大事じゃなかったのか…これらが心情的に引っかかったかな。竜司的にはそれはそれ、これはこれなのかもしれない。知的好奇心最優先な人間なんだろう。
リングでは姿を見せずとも怨霊的怖さでジワリと存在感を示した貞子だが、今作はまさかのご本人登場(肉体的意味で)、意思疎通さえ出来てしまい、なんじゃこりゃと面白さが勝ってしまう。現代においてネタキャラにまで昇華した貞子のイメージが強過ぎるのだろう。映画観てはいないのだけど…
壮大な引きで終わったので、次作がどうなっているのか -
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ネタバレカバーイラストは濱口真央。
■綾辻行人 「再生」 (『亀裂』、『眼球綺譚』)
中高生の頃に既読。再読。
思った以上に・・・・の「・・」で笑ってしまった。
■鈴木光司 「夢の島クルーズ」 (『仄暗い水の底から』)
中高生の頃に既読。再読。
当時はすごい大人の話だと思っていたが、マルチ勧誘というしょぼさとヨットという対比が、実に大人っぽい。
またヨット好きの作者らしい描写(専門用語)もきりっとしている。
■井上雅彦 「よけいなものが」 (『怪奇幻想短編集 異形博覧会』)★
面白いアイデア。
よく会話文が連続するときに陥りがちな混乱を逆手にとって。巧み。
■福澤徹三 「五月の陥穽」 (『怪談 -
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都井邦彦著「遊びの時間は終らない」とそれにちなんだ作品のアンソロジーだそうで表題作は確かに楽しかったのですが他の作品はそれほどの爽快感がありませんでした。
■心覚えのための簡単なメモ
[▽]鈴木光司「生きる時間は終わらない」/脚本家、スランプ、樹海取材、自殺者、遺留品、ラブドール。
[△]天祢涼「遊びの時間は終わっても」/炎上、特定厨、連続殺人者、モザイクアプローチ、記号化。
[△]嶋中潤「遊びの時間が凍りつく」/ロシア、宇宙開発、モスクワ、蚤の市、ブランのタイル、詐欺に引っ掛かりやすいオーラ、地下鉄駅。
[○]都井邦彦「遊びの時間は終わらない」/銀行強盗対策訓練、犯人役刑事の予定外の行動