鈴木光司のレビュー一覧

  • ループ

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    発想はすごく好き!
    ただ文系人間としては理解できない単語が多く登場してくるので読み飛ばしてしまう箇所があった。
    普段SFを読まないので、読み終わってからみなさんの感想を読んでから、こういうのがSFなんだと妙な感動を覚えてしまいました。

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    2024年02月05日
  • ループ

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    ネタバレ

    「リング」からこの「ループ」という結末に至ると誰が予想しただろう。あとがきにも「次作の構成はなかった」と書いてあったので、作家の脳内と小説の自由度の凄みを感じた。どこまでも羽ばたける。恐怖!呪いのビデオから、世界の謎に迫る物語に変身。

    正直なんのこっちゃと思いながら読み進めましたが、面白かった。個人的に、リング>ループ>らせん。今作はホラーじゃなくてSF。
    今作は貞子が1回も登場せずなのウケる。彼女にロックしてループ世界を見るシーン欲しかったな。

    結局、過去2作は上位存在が創った仮想世界(?)でした、という壮大な世界観のネタバラシがあるせいで個人の問題は最早どうでもよくなっちゃ

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    2024年08月18日
  • エス

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    ループのその後(20数年後)を描く作品。どうしても、リングとの比較になってしまうので、謎解き感が少なく、著者の補足を読むような感じとなってしまった。

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    2024年01月29日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    角川ホラー文庫ベストセレクションのアンソロジー。第二弾の「恐怖」の方を先に読んでたけどこれが第一弾。
    綾辻行人「再生」鈴木光司「夢の島クルーズ」は既読でした。「再生」すごく久々に読んだけどやっぱり最高だな…。初読のなかでお気に入りは今邑彩「鳥の巣」山荘で出会った女性と主人公の会話が進むほどに不穏さが増していき、じわじわとした恐怖に締め付けられた。岩井志麻子「依って件の如し」は陰湿な村社会の厭な話という感じでラストのおぞましさたるや…きょうてぇきょうてぇ。

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    2024年01月20日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    【2024年10冊目】
    ホラー小説のアンソロジー!1作目から怖くて、「どうしよう寝れない怖い」となりましたが、いろんな作家さんのホラー小説が味わえて、結果オーライでした!

    1番怖かったのは、やはり「浮遊する水」でしょうか。「仄暗い水の底から」も拝読したことがあるので、多分読んでるはずなんですが、当然のように覚えてなくて、恐怖再来でした。今でもCM覚えてます、蛇口から髪の毛出てくるやつ。あれようお茶の間に向けて流してたな。

    「猿祈願」もぎょっとする話で、あんまり想像しないようにして読みました。因果応報なのだろうか、でも子どもに罪はないのに…。

    「影牢」はさすがの宮部みゆきさん!といった文体

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    2024年01月18日
  • らせん

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    ネタバレ

    前作リングの方が好みだが、想像の斜め上をいく展開で楽しく読めた。

    前作主人公・浅川とその家族があっさり死んだのと、竜司は舞のことが大事じゃなかったのか…これらが心情的に引っかかったかな。竜司的にはそれはそれ、これはこれなのかもしれない。知的好奇心最優先な人間なんだろう。

    リングでは姿を見せずとも怨霊的怖さでジワリと存在感を示した貞子だが、今作はまさかのご本人登場(肉体的意味で)、意思疎通さえ出来てしまい、なんじゃこりゃと面白さが勝ってしまう。現代においてネタキャラにまで昇華した貞子のイメージが強過ぎるのだろう。映画観てはいないのだけど…

    壮大な引きで終わったので、次作がどうなっているのか

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    2023年12月20日
  • エッジ 下

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    ネタバレ

     序盤は規模の大きさにわくわくさせられたが、ラストの展開は無理矢理感が否めない。
     終盤で、鳥居も第3の乳首を持っていると明かされたが、交通事故以降現れた能力ということではなかったのか??あと、推測でしかないことが断定的に判断されていることが多く、違和感を覚えた。無理やり納得させられていると感じる部分が多かった。
     テーマが好きなだけに、少し残念。

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    2023年12月12日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ネタバレ

    カバーイラストは濱口真央。

    ■綾辻行人 「再生」 (『亀裂』、『眼球綺譚』)
    中高生の頃に既読。再読。
    思った以上に・・・・の「・・」で笑ってしまった。

    ■鈴木光司 「夢の島クルーズ」 (『仄暗い水の底から』)
    中高生の頃に既読。再読。
    当時はすごい大人の話だと思っていたが、マルチ勧誘というしょぼさとヨットという対比が、実に大人っぽい。
    またヨット好きの作者らしい描写(専門用語)もきりっとしている。

    ■井上雅彦 「よけいなものが」 (『怪奇幻想短編集 異形博覧会』)★
    面白いアイデア。
    よく会話文が連続するときに陥りがちな混乱を逆手にとって。巧み。

    ■福澤徹三 「五月の陥穽」 (『怪談

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    2023年10月24日
  • 貞子さんとさだこちゃん

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    映画は駄目だったらしいが、漫画はまあそれなりには読める。
    しかし映画がヒットしていれば売り上げも少しは違ったかもしれないが、相変わらず持ってない人だわ津々巳あや。

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    2023年10月03日
  • エス

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    「リング」「らせん」「ループ」「バースデイ」の続編。久しぶりの鈴木光司、多分、20年振りくらい(⁉︎)。続編の「タイド」も読もうと思います。

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    2023年09月15日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    読んだことのある話が最初2話続いたので
    同じ本を買ったかと焦った。
    オーストリア人の幽霊にイラつく。

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    2023年07月30日
  • 遊びの時間は終らない

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    都井邦彦著「遊びの時間は終らない」とそれにちなんだ作品のアンソロジーだそうで表題作は確かに楽しかったのですが他の作品はそれほどの爽快感がありませんでした。

    ■心覚えのための簡単なメモ

    [▽]鈴木光司「生きる時間は終わらない」/脚本家、スランプ、樹海取材、自殺者、遺留品、ラブドール。
    [△]天祢涼「遊びの時間は終わっても」/炎上、特定厨、連続殺人者、モザイクアプローチ、記号化。
    [△]嶋中潤「遊びの時間が凍りつく」/ロシア、宇宙開発、モスクワ、蚤の市、ブランのタイル、詐欺に引っ掛かりやすいオーラ、地下鉄駅。
    [○]都井邦彦「遊びの時間は終わらない」/銀行強盗対策訓練、犯人役刑事の予定外の行動

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    2023年06月11日
  • バースデイ

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    ネタバレ

    短編集。特に三本目は、ループの後日談となってます。
    ループがあまり受け入れられなかった自分でも、これはこれでひとつの帰結じゃないかと納得するに至りました。
    それ単体では蛇足感がある高野舞の出産を描いた一本目も、最後のハッピーバースデーに繋がると考えれば、綺麗な形の短編集でした。

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    2023年03月01日
  • 鋼鉄の叫び

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    峰岸中尉にモデルはいるのか?という、忠信そのもの的な余韻が強い。忠信と菜都子と雄幸はどれもダメだったけど、中尉には惹かれた。フィクションじゃなく、ちゃんと知らないといけないなと思う。

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    2023年02月23日
  • ループ

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    ネタバレ

    前二作をこんなふうに使うとは、すごい思い切りですね!
    ただ仕掛けは面白かったけど、ストーリーの展開が遅くて……。
    参考文献がとっても多い!なので、たしかに読み応えのある考察がいっぱいなんだけど、ストーリーの推進力になってないような……
    エリオットのはぐらかしも、キツかったですね……サムライ8じゃないんですよ!?馨といっしょにイライラを共有しようていう訳じゃないですよね…

    あとがきに、リング→らせん→ループ、最初から全体の構想があったわけじゃない、ということがあとがきに書いてありました。そこから、ここまで膨らませて書き上げられるのは、すごいなと思いました。
    (細かい齟齬はある気もしますが…山村

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    2023年02月15日
  • エス

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    ネタバレ

    竜司は急速に老いて亡くなったのではなかったか…??

    途中まですごく怖かったが、途中から話が出来すぎて冷めてしまった。

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    2023年02月13日
  • ループ

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    完全にSF作品と豹変笑
    凄いなあ、、ウイルスが、医学的なものからコンピューターに変わってしまうとは…
    中だるみがあるのと、専門用語が多すぎて挫折しかけたけど、最後の衝撃はなかなか凄かった笑
    らせんと上手く繋げてきたなあ…
    楽しめました。

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    2022年11月26日
  • らせん

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    まあおもしろかった。最高傑作リングの続編だから読んだ訳ですが貞子ウイルス誕生までのロジックの積み重ねは見事だと思った。行きすぎたフィクションであるが故に貞子が増えるのは恐怖よりおもしろさが勝ってしまうのよw

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    2022年10月24日
  • らせん

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    鈴木光司による「リング」シリーズ、第2作。完全な続きものなので、前作『リング』は必読。

    不可解な死を遂げた高山竜司。司法解剖を担当することとなった友人で監察医の安藤は、彼の遺体から正体不明の肉腫を見つける。そして何かを伝えようとするかのように遺体からはみ出てきた、新聞紙に記された暗号のような数字。真相を解明するために調査を進める安藤は、高山と新聞記者の浅川が追っていたビデオテープを巡る怪死事件と、遺体から共通して発見される謎のウイルスに行き当たる。そこで安藤は、人知を超えた"進化"を目撃するのであった―――。

    "当事者"の視点で描かれた前作と違い、本

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    2022年10月22日
  • らせん

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    どんどん突拍子もない展開になっていくのでホラー度は低め
    竜司はあの娘のことを大切に思ってたんじゃないの??てのが謎

    ストーリーとは直接関係ないかもだけど、おじさんて若くて見目のよい女性をほんとに性的対象としてしか見てないんだなーと思わされる
    関心を持ったとしてもその人の人間性にまでは興味ないんだねって

    前作でも浅川が自分たち夫婦の仲は良いと思ってるようだったけど全然そうは思えなくてびっくりしたんだったそういえば

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    2022年08月17日