鈴木光司のレビュー一覧

  • バースデイ

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    リング前、らせん前、ループ後のミッシングリングを埋める短編集。ループで感じたやるせなさをこれですっきりと解消してくれてる。買ってよかったと心から思った本。

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    2009年10月04日
  • リング

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    映画と全然印象が違う(笑)
    松嶋菜々子がいない!

    大昔に映画館でリングを観て、あまりの怖さに原作は未読でした。

    井戸は出てくるけど、貞子が井戸から出てくる最恐シーンはなく、安心しました。

    呪いが感染し拡大していく、というのは最近の流行りですが、その元祖ですね。

    面白く読めました。

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    2026年08月21日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    三冊同時発売のホラーアンソロジーのうちの一冊。ようやく最後の一冊を読んだのですが、これが三冊の中で一番好みにあっていて面白かったです。どの話も恐怖が迫ってくるのがリアルに感じられて、夏に読むのはピッタリだったかも。

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    2026年08月13日
  • ループ

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    ネタバレ

    ループはホラーじゃなくてもはやSFだという話は耳にしていたものの、たしかにこれは完全なるSF(しかもちょっとハード目な)だった!

    らせんのエピローグのシーンがそのままループのエピローグになっているところがまさに『ループ』してて、読み終わった後にすぐらせんの最後の数ページを読み直してたw
    人格が竜司から馨になってるから、貞子に加担すると読み取れた台詞は削られてたね。
    あとがきを見るとループの設定は後付けのようだけど、SF好きとしてはとても楽しめました。

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    2026年08月09日
  • ユビキタス

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    ネタバレ

    『リング』で平成ホラーの金字塔を打ち立てた鈴木光司。だが私は以前から、彼をむしろSF作家として読んできた。『らせん』『ループ』と進むにつれ、物語は怨霊の恐怖を離れ、遺伝子、進化、仮想現実へとスケールを広げていったからだ。

    遺作『ユビキタス』は、南極観測隊が持ち帰った「あるモノ」から始まる。原因不明の死、異常な植物の繁殖、宗教団体の集団死、ヴォイニッチ写本。一見ばらばらな謎が、植物という一本の幹に結ばれていく。

    中心にあるのは、人間は本当に地球の支配者なのか、という問いだ。『サピエンス全史』には、人間が小麦を栽培したのではなく、小麦が人間を家畜化し、自らの活動領域を広げたというくだりがある。

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    2026年08月07日
  • ユビキタス

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    ネタバレ

    壮大で読みやすく、哲学的な話を含み、南極殺人バクテリアは怖いんだけど……なんだか、フィクションだからこその大味なところがあるような。

    面白いかどうかというと面白い。しかし本から顔を上げて我に返ると、何か変じゃねって思ってしまう。都合が良すぎると言うか。一応の根拠は色々書いてあるけど、辻褄を合わせるために仕方なくこうしましたって感じ。学問を修めた登場人物の「神秘を感じざるを得ない」「明らかに何者かの意図が見られる」「何という偶然だろう」で話が進んでいく。そこに説得力を出してこその小説ではなかろうか。

    内容自体も既視感というか、人間は植物に支配されているとか、植物が人間を進化させたとか、植物の

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    2026年08月01日
  • らせん

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    ネタバレ

    映像から文字、そして映画へ...終盤の貞子拡散のスピード感は今までのホラーテイストなじわじわと迫る恐怖に比べると、急すぎて、理屈としてもあまり納得いかんなぁと思ったが、見方を変えればホラーからSFへの鮮やかなシフトチェンジともとれる。確かに論理的には可能なのだ。ただそれがホラーの分脈ではなくなっただけ。
    じっとりとした土着的とも言えるホラー(井戸なんかは番町皿屋敷を意識させる)と人類の黄昏を描くSFを遺伝子という普遍的なファクターでこうも見事に繋ぎ合わせることができるのか。オカルト的な怪異である貞子が自らの言葉で語りだした瞬間、人類を滅ぼそうとする宇宙的スケールの侵略者となる。この変身が面白い

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    2026年07月26日
  • らせん

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    ネタバレ

    ニュースを見て、シリーズを再読しようと久しぶりに手に取りました。

    どんどん事実が明らかになり謎が解明されていき、これからどうなっちゃうのか鳥肌が立つ。やっぱりらせんは面白い。

    ビデオテープが懐かしい。ダビングや上書き、した事がない若い人はきっとりんぐのホラー感やらせんの論理の腹落ち感が違うんだろうな。公衆電話から連絡したり、ファックスで写真を送ったり、本にならないと世の中の人に広く伝えられない原稿だったり。時代独特の情報の集めにくさが、より恐怖を増している気がするし、登場人物しか知り得ない状況が貞子の再生を後押ししてる気がする。

    ハリウッド版ザ・リングでテレビから這い出る解像度が高いよく

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    2026年07月19日
  • ユビキタス

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    学生時代の私にとって衝撃的だったリング。
    なのでしばらく読書から離れていたけれど、とても楽しみでやっと読めた。

    リングのようなゾクゾクする恐怖とは別の怖さ。あぁ確かに…と思いながら読み進めていた。恥ずかしながら考えたこともなかった視点に感心しきりで、最後まで面白かった。多少の非現実的なことはあれど、それすらも気にならない話の展開と適度なスピード感であっという間の体験だった。

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    2026年07月06日
  • リング

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    『リング』はホラーというより「呪いを科学や情報として捉えたSFミステリー」のように感じた。特に印象的だったのは、呪いが幽霊の怨念ではなく念写や遺伝情報のように伝播する現象として描かれていること。恐怖の正体は貞子ではなく、理解できないものを理解しようとする人間の知性がかえって破滅へ近づいてしまう皮肉にある。読み終えたあとに残るのは恐怖よりも「もし呪いがウイルスのように存在したら」という知的な不気味さだった。

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    2026年07月03日
  • ユビキタス

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    リングシリーズど真ん中世代なので、書店で鈴木光司さんの新作と見たら買わないという選択肢はありません。帯の言葉がとても印象的で、ホラーが苦手な私に読めるのだろうかとだいぶ不安でしたが、読み始めればもうそこには鈴木光司ワールドが広がっていて、これはちゃんとフィクションですよね?と不安を覚えるほどでした。
    とても面白かったのですが、迂闊に感想を書くとネタバレになりそうなので、この辺りで終わりにしますが、この先鈴木光司さんの新作が発表される事は無いのだなと思うと、とても惜しい方が亡くなられたなぁとしみじみ思いました。

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    2026年06月30日
  • ユビキタス

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    ネタバレ

    まるで映画を見ているような本だった。
    もしもの話としてはとても面白かった。危機を脱するだけでも良かったのだけど、新人類の誕生まで話が発展するところは植物の支配がまだまだ終わってなさそうでドキドキした。
    マルチバースの件はあんまりいらないんじゃないかなと、できるだけ不思議要素はない方が好み。
    最後の方の、お互いの体を調べるエッチなシーンに笑ってしまって……
    あと、人類大ピンチなのに、恵子の子供が全く出てこないのもどうなのかと思った。母子家庭なのに子供に相談もなく再婚決めるのかと。

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    2026年06月17日
  • ブルーアウト

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    海は海面と海中では別の動きをするものであり、見た目に騙されてはいけないものです。そんな海を舞台に歴史が紡いできた人と人との交流を描いた作品でした。トルコと日本の交流もよくわかります。

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    2026年06月14日
  • ユビキタス

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    ネタバレ

    鈴木光司さんの本は初めて読んだ。
    中学生の時、あんだけリングに夢中だったのに。これのジャンルは何だろう
    SFかミステリーかホラーか…………
    とにかく自然が1番怖いなと思う。
    全く未知の想像や予測がつかない自然。
    いつも読み終わったら参考文献もみるんだけど、著者は全て読んでるのかな、参考文献めちゃくちゃある。でも読んでないとこれだけの壮大なストーリーは出来ないよな。ほんで新人類が誕生したけどどうなるんだろう。終わりは希望しかない!って感じだったけど。細菌こわい、ますます引きこもりが加速する。
    追記:これを読んだあとに映画「ノウイング」をみたんだけど、意識的に聖書が頭の中にあったのか………たまにこ

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    2026年06月14日
  • エッジ 上

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    まだ話の輪郭がぼんやりと見える段階だけど、引き込まれてしまう。好き嫌いは分かれるかもしれないけど、私はこの知的好奇心を刺激する科学に傾倒した話は好みです。

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    2026年05月29日
  • リング

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    面白かった。有名作で映画化もされているしチェーンメール等で社会現象にまでなったため作中のオマジナイが予想できてしまった為にハラハラ感が半減して評価4。素晴らしいストーリーだった。

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    2026年05月25日
  • リング

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    追悼を込めて読んだ一冊。
    ストーリーは知っていたものの、原作は初めて読んだ。
    ミステリー要素が強く、ファックス、公衆電話、ラジオなど90年代の道具がたくさん出てくるのが逆に新鮮で、時代を感じつつもとても引き込まれた。
    新人時代に書いたとは思えないほど完成度が高く、ストーリーの締まりの良さと怖さが素晴らしい。読んでいて「これはすごい」と唸った。
    このまま『らせん』『ループ』とシリーズを読んでいこう!

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    2026年05月18日
  • らせん

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    再読。

    らせんはホラーだけど、科学の話しでもあり、バイオホラーに変わっていく…。
    貞子が増え続ける…。
    都合の良い人間は復活し、都合の悪い人間は消え…。
    人間と、貞子という新種の人類。

    全てが同じになったら差別のない平等な世界は訪れるのか。
    最近こそ、そのテーマは多くなった気がする。

    それは人間じゃないんだよなもう。

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    2026年05月16日
  • らせん

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    ネタバレ

    『リング』である程度呪いの正体も掴めたし、呪いをキャンセルする方法も見えてたと思っていました。そのため、今作の序盤で主人公たちが呪いの存在に気づいて調査が始まった段階では、『リング』で行われた調査がまた振り出しになってそれを読まさせられるのかと心配していました。
    しかし、そんな心配は杞憂でした。同じ事件でも『リング』とは異なるアプローチでの調査でしたし、なにより、『リング』ではただの怪異として表現されていた現象についても科学的に調査して真相が明かされていく。さらに、新たな謎が幾つも生まれて解決されていく…。もう読む手が止まりませんでした。

    ある意味、SFですよね、この作品は。
    『リング』より

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    2026年05月13日
  • ユビキタス

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    本屋で見かけ著者の新作という事で手に取り読んでいたところで、著者の訃報に接し大変驚き悲しんでおります。

    後書きで2022年末は元気そのものと書いてあったのも含めて残念でなりません。

    話としては、導入は良かったですが、中盤以降にもう一つ二つの展開が欲しかったかなと思います。

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    2026年05月12日