鈴木光司のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ久し振りに読みたくなって、文庫版を購入。
初読時は映画版を見た後だったので「映画と違う!」と戸惑ったことをよく覚えている。
あれから何十年か経って改めて読んだが、初読時と変わらない怖さ、そして大人になって読んだからこそ味わえた人物描写の緻密さ、世界観の構築の深さを味わうことができた。
『ループ』までの話は何となく覚えているので、『リング』の時点で既に様々な伏線が貼られていることに今更ながら本当に驚いた。
勿論単独で読んでも十分面白いし怖いのだが、色々分かった上で読み直してもまた深く味わえるのが凄い。
これを機に『タイド』まで読みたいなと思う。
分かっていても、時代が変わってもやはり『リング』の怖さは唯一無二だなとしみじみと感じた。
山村貞子という強烈なキャラクターもまた唯一無二だ。
最近はちょっと方向性が違ってきた気はするが…… -
Posted by ブクログ
面白かったー!
リングの続編。リングもめちゃくちゃ面白かったけど、リングはビデオを見てしまってから一週間という制限の中ジェットコースターのように話が進んでいくのに対し、こちらはじりじりと医学的側面を交えながらあくまでも着実に謎を解いていくスタイル。
後半はかなりとんでも展開だったのだけど、それが逆に絶望感を分かりやすく演出してて、続編どうなんの!?と思う終わり方だった。
途中読者からすると見えてる地雷というか、志村逃げてー!的な要素があるのだけど、そこも読者に歩調を合わせてくれてるというか、合わせた上で横から突き飛ばしてくる感じというか…
あと連続して買っておいて良かった!リングは良作だったけど、逆に完成されすぎてて続けて読まなかったら、読んでなかったかも。
らせんは始まりがまず前作の後半部分からで、前作の謎が明かされるところから、的な感じで始まるので、続けて読んだ方が登場人物の理解的な意味でも良いと思う。
まだの人はぜひまとめ読みして!! -
Posted by ブクログ
かつて、夢中になって読んだ「リング」の作者が16年ぶりに書いた新作。
とても、楽しみにして手に取った。
序盤はのめり込むように読み進めたけど、ヴォイニッチ手稿がでてきたあたりから次第に怪しく。
人探しから始まった物語は、どんどん壮大な展開に変わっていった。しっかりとした物理学や数学の知識を背景にストーリーは続く。
物理学とか、数学の知識がもっとあったら、もっとのめり込んだのだろうか。
最後のシーンは映像化されたら、面白そうだって思ったけど、そこまでの持っていき方がちょっと強引な印象を受けたなぁ。
このままSFな感じが鈴木光司の真骨頂なんだろう。世界観としての視点も新しく、総じて面白かったです。