鈴木光司のレビュー一覧
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『特攻に出撃するまでの葛藤と苦悩がよほど大きかったせいか、無人島で生きることが過酷と思わないのだ。むしろ快適でさえある。なにしろここには不合理がなかった。もっと厭うべきは、不合理と集団が結び付いてもたらされる、無形の圧迫である。重く澱んだ集団の空気は、世界を狭く、住みにくいものとする。何が嫌といって、小さな檻の中に閉じ込められるのだけは、まっぴらだった。鉄製の檻ならばまだしも腕力でどうにかなる。だが、目に見えぬ情緒によって形成された檻は、破りたくても簡単に破ることができない。』
『永遠の0』より好きだな。空気に支配されて個を喪失する日本の集団主義の中から、いかにして自由になるか。過去と現在の -
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太古のゴビ砂漠。部族の若者ボグドは、美しき少女ファヤウを自らの力で迎え入れ、夫婦となるが、他部族の襲撃により引き裂かれてしまう。ボグドは、遙か彼方に連れ去られた妻の姿を求め、一人旅立つが…!?そして、舞台は18世紀南太平洋、現代アメリカの地底湖へ。時空を超えた愛の邂逅と、戦うがゆえに手にできる“楽園”の意味を壮大に描く、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作にしてデビュー作。
・レビュー
古代→中世→現代という時代を舞台にした三部構成だが、物語は一貫する意志で繋がる。
特に面白いのは18世紀南太平洋を舞台にした第二部。鈴木光司の作品には個性的で特異なキャラクターが登場するが、第二部のタイラ -
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ネタバレ読んだ後に何か心に残る本というのは久しぶりだ。
日頃小さいことで悩んだり躓いたりすることがあるが、人生はそんなもんじゃない。
それこそ「一歩踏み出すごとに、あやふやな確立に支配された世界に乗り出すようなもの」だ。
読んだ後は「前向きになろう、何事にも正面からぶつかっていこう」という気になった。
こんな想いが覚めなければいいなと思った。
また、読みやすさにおいても評価したい。とにかく無駄なシーンとかが一切なく、どのページを読んでいても飽きることなく楽しめた。ジャンルはヒューマンミステリーなのだが、さゆりの謎の行動、徐々に明かされていく真実、真相を知った時のショック、決してスピーディーな展開という -
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理解力・想像力・表現力という3つの能力を、勉強することによって磨くことが必要…自分自身に最も欠けている能力だと思う。
日本人は情緒的な国民なので、論理が必要…僕自身もよく考えず、その場の感情だけで、判断してしまうことが多いので、しっかり勉強して、論理力を養いたい。
昔は良かった、という言葉を僕も使うことがあり、おじさんだなと思う。あと、過去のあの時に戻りたい、というフレーズも思ったり、言ったりしないようにしたい。未来が良くなっていくために、勉強したいし、本も読みたい。
この本はそんなに厚くなく、読みやすく、すごく気持ちを高めてくれる本です。これを読んで、さらに読みたい本が増えました。 -
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ネタバレ鈴木光司さんの本は初めて読んだ。
中学生の時、あんだけリングに夢中だったのに。これのジャンルは何だろう
SFかミステリーかホラーか…………
とにかく自然が1番怖いなと思う。
全く未知の想像や予測がつかない自然。
いつも読み終わったら参考文献もみるんだけど、著者は全て読んでるのかな、参考文献めちゃくちゃある。でも読んでないとこれだけの壮大なストーリーは出来ないよな。ほんで新人類が誕生したけどどうなるんだろう。終わりは希望しかない!って感じだったけど。細菌こわい、ますます引きこもりが加速する。
追記:これを読んだあとに映画「ノウイング」をみたんだけど、意識的に聖書が頭の中にあったのか………たまにこ