鈴木光司のレビュー一覧

  • ループ

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    オカルトで展開していたリングシリーズ、スピンオフみたいなものかと軽い気持ちで読み始めたら、まさかの展開に引き込まれた。

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    2022年09月15日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    色々な作家さんの作品が読めるホラーアンソロジー。
    怖かった…!
    特に今邑彩さんの「鳥の巣」、小池真理子さんの「ゾフィーの手袋」は、後半にかけて恐怖がヒタヒタと迫り来てゾッとした。
    岩井志麻子さんの「依って件の如し」は、怖さよりも文章のリズム感と情景描写が美しすぎて感動させられた。
    もっとこの人の作品を読みたいと思った。
    もちろん田舎の陰鬱とした雰囲気漂うホラー要素もあるのでしっかり楽しませてくれた作品だ。

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    2022年07月16日
  • ループ

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    面白かった。
    途中旅のシーンで少し中弛み感があったが、ループというプロジェクト、なぜ世界がガン化しはじめたのか、最後の螺旋のシーンへと繋がる部分など怒涛の伏線回収はお見事。

    ループは現実世界の物理条件を完全に再現した仮想空間であるのに、生命の自然発生はしなかった。
    なので神が操作を加えた。
    →ということは、現実世界でも生命の自然発生はなかったはずなので、神が操作を加えた。
    →現実世界にも上位概念となる「世界」がある。

    この背理法的な考え方好きです。

    よく世界はパラレルワールドでいろんな世界が同時に存在しているっていうのがポピュラーなのかなと思ったけど、この小説を読むと並列というよりかは直

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    2022年01月09日
  • 再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    角川ホラー文庫ベストセレクション。というだけのことがあって、本当にもうどれをとっても大傑作のホラーアンソロジーです。お気に入りがどれかだなんて選べません。もう全部大好きすぎる作品でした。
    ほぼ既読だったので、雰囲気に浸りながらじっくりと再読。福澤徹三「五月の陥穽」だけ未読だったかな。これ、凄まじく怖かったです。リアルな恐ろしさというのでは一番だったかも。こんな状況には追い込まれたくないものです。

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    2021年04月15日
  • エッジ 下

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    ネタバレ

    上巻からの物語を引き継いで徐々に判明していく全貌がとても恐ろしく描写される。
    冴子の父、羽柴、北村の息子などなど冴子の周囲の人物の最後に涙する。

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    2020年11月24日
  • 貞子怪談

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    ネタバレ

    貞子の呪いは伝播するーー。 ある学校に静かに伝わる不気味なおまじない。それは「あることをすると、”サダコ”が井戸の底からやって来る」というものだ。やがて、あることを実行した者達の回りでおかしな事が起こり始め……。 *** 言わずと知れたジャパニーズホラーの金字塔『リング』より山村貞子が児童書ホラーに出張。しかも、この作品は他の社で出ている映画のノベライズ版ではなく、貞子を題材にしたオリジナル。ある小学校の裏側にひっそりとたたずむ古井戸。その井戸が存在するためか、その学校ではある『おまじない』その感情は様々だが憎しみ、嫉妬、恨みなど人間の負の感情ばかり。そんな人間が誘われるように貞子怪談の噂を知

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    2020年09月22日
  • リングシリーズ【4冊 合本版】 『リング』~『バースデイ』

    購入済み

    おもしろい!

    『リング』『らせん』は単発で読んだのですが、復習も兼ねて一気に読みたくなり合本版を購入。
    初めから読んで良かったです。
    長いけど一気にいきました。
    最後は話が繋がり満足しました。

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    2020年09月13日
  • 鋼鉄の叫び

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    作者はリングシリーズの鈴木光司さん。

    特攻をテーマにしておりこの本の厚さから『永遠の0』を思い出してしまう。

    主人公はテレビディレクターの雪島忠信、人妻である倉沢菜都子と不倫中!?
    そんな雪島がある時ほんの閃きから神風特攻隊をテーマとしたテレビ番組を作りたいという気持ちに駆られてしまう?
    雪島と菜都子の不倫と特攻調査の話と戦時下の日本を舞台としたパートが変わるがわる・・・

    次から次へと気になりだしてアッという間の579ページでした!

    是非、終戦の日の前にお読み下さい。

    本文中の言葉を借りれば、このレビューが目に入ったのもきっと必然なのです。

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    2020年07月30日
  • ループ

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    前作らせんを確かリアルタイムで読んで以来ずっとシリーズ放置してました。ネタバレを踏まなかったのが今思えば奇跡かな。
    ホラーと言うより未来SF系の話でしたが、父性溢れた主人公に感動。素晴らしい読後感で読んで本当に良かった。

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    2020年03月04日
  • リング

    購入済み

    何年ぶりかで

    再読しました。

    初めて読んだのは高校生の頃で、その後映画が大ヒットし、貞子そのものがコンテンツのようになり···映画も怖かったですが、この作品はやっぱり小説の方が怖いな、と改めて思いました。

    得体が知れないのが一番恐怖です。

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    2019年11月25日
  • ブルーアウト

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    ネタバレ

    1890年和歌山県串本町で起きたエルトゥールル号遭難事故。その際に生まれた日本とトルコの繋がり。それぞれの子孫が一世紀以上の時を経て出会い、過去の記憶を掘り起こし、未来に繋いでいく。

    歴史としての興味から手に取ったが、生命誕生の奇跡と人生における出会いの大切さ、そしてだからこそ生きて命を繋いでいく必要性があるんだ、ということが強く印象に残った。特にP263〜266では、死の寸前に立つ水輝が生の誕生を、精子が放出され、母親の胎内で徐々に形作られていくシーンを教科書的に、思い描く。そもそも自分が生まれてきたのはとてつもない奇跡であること、そしてその中での出会いはさらに奇跡的であることを考えさせら

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    2019年10月13日
  • タイド

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    ‪新リングシリーズ2作目‬
    ‪でも前作エスよりも前の話‬
    ‪貞子の呪いの根源に踏み込んでいる‬

    ‪思わずタイドを読み終わったあとエスをパラパラ読み返してしまった。‬

    ‪エスではまだ貞子関係者が生きているからこの先どうなるのか...‬

    ‪まだまだ続編が出そうでワクワク‬

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    2021年12月30日
  • ループ

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    リングとらせんの話は何だったのか・・という気持ちになった。
    誰もが一度は考えそうな空想が実は本当でしたとか・・

    馨からの最後のメッセージは両親と愛する人に届いたのかな

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    2021年12月30日
  • 楽園

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    一冊の中で、この壮大なストーリー展開を一気読みできてしまう贅沢、砂漠から始まり、三世代に渡る愛に満ちた話

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    2015年10月24日
  • 野人力 オヤジが娘に伝える「生きる原理」(小学館新書)

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    世間の多数派の娘さんと少し変わっているお父さんとのやり取り。私見はありますが、お父さんの一理あること、無茶なこと。単純に面白い。

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    2015年09月02日
  • 鋼鉄の叫び

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    忠信って名前から浅野忠信の顔しか出てこなかった。永遠の0の前にこういう系小説があったとはって感じ。
    忠信と菜都子と雄幸の関係とか、和宏と峰岸とかの関係を中心に話が進んでくんだけど、最後にそう繋げてくるかと。ちょっと峰岸のことはムリがあるような気もするけど、いい話だった。

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    2015年06月18日
  • エッジ 上

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    人が消える、星が消える、円周率が割り切れる、どうなってんだと。人が消えるにあたっては断層だとか太陽の黒点だとかが関わってくる。ただのホラーじゃなくいろんな物理だなんだの科学的な話がポロポロ出てくるので面白い。

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    2014年07月10日
  • 鋼鉄の叫び

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    『特攻に出撃するまでの葛藤と苦悩がよほど大きかったせいか、無人島で生きることが過酷と思わないのだ。むしろ快適でさえある。なにしろここには不合理がなかった。もっと厭うべきは、不合理と集団が結び付いてもたらされる、無形の圧迫である。重く澱んだ集団の空気は、世界を狭く、住みにくいものとする。何が嫌といって、小さな檻の中に閉じ込められるのだけは、まっぴらだった。鉄製の檻ならばまだしも腕力でどうにかなる。だが、目に見えぬ情緒によって形成された檻は、破りたくても簡単に破ることができない。』

    『永遠の0』より好きだな。空気に支配されて個を喪失する日本の集団主義の中から、いかにして自由になるか。過去と現在の

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    2014年06月09日
  • リング

    ホラーじゃない

    ホラーじゃないんですよね。
    貞子は出てこないし。
    私はこっちの方が好きです。
    もう何回読み返したか分からないくらい読みました。

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    2013年10月12日
  • エス

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    リングシリーズの新作!
    まさか読める日が来るとは思わなかった。
    ビデオテープから時代が変わった今だからこそできた作品なんだな。
    話も期待通りに怖くて面白かった。

    また続くといいな。

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    2013年07月15日