鈴木光司のレビュー一覧

  • なぜ勉強するのか?

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    生命や言語の仕組み、脳死の問題、特攻隊、民族特性、日本社会の母性化。様々なテーマについて著者の持論が展開されている。作家の彼の考えは科学的で専門的である。これが「なぜ勉強するのか」の答えだ。
    「作品として見える部分は氷山の一角であって、その下には膨大な量の思考が埋もれている」現代の日本人は思考が浅い。それでいて英語力をつけろとは本末転倒。まずは話す内容がなければ英語でも日本語でも話ができない。「主張すべき中身を充実させれば内部からの圧力で表現は溢れてくるもの」

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    2020年04月27日
  • なぜ勉強するのか?

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    母性よりの社会である日本において、男の子が男らしさをもった大人になるためのは、特に父親がはっきりした意思と行動を示さなければならないという意見には納得できた。そのことを認識し、責任を持って育児にかかわる父親が少しでも多くなってほしい。

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    2020年01月03日
  • 楽園

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    壮大な物語。
    文章の歯切れがよく、読みやすい。
    運命の赤い糸ならぬ、赤い鹿で繋がる3組の男女のお話。

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    2019年09月26日
  • 貞子

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    先に映画を観てから読みました。
    映画を見ながら、なんでこーなるの?とかちょっと物足りないなと思っていた部分をすべて埋めてくれています。
    いやー、面白かった。

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    2019年06月24日
  • タイド

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    意外と評価が低いレビューが多くて戸惑うけど、すごく面白かった。 神道や仏教を絡める要素は好きだし、現生がホログラムって世界観は面白い。
    ただシリーズとの関連性に一部無理があるように感じたが、その点を加味しても良作だと思った。とくにらせんのストーリーと矛盾が多いのでは・・

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    2019年02月10日
  • 鋼鉄の叫び

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    特攻というものは、日本人だから理解(賛成ではない)できる日本独特の集団的心理
    で、それに追いつめられて逃げられる若者なんて殆どいない。それをやってのけ特攻
    から帰還した兵士。
    強い意志を持つことも大切だが、これを表に出さず和を尊ぶのもこれまた日本人。た
    だただ共感するだけではなく、色々と考えさせてくれる物語でした。
    ただ、過去と対比する現代ストーリーの主軸が不倫ってのはちょっといらないなぁ。

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    2018年11月11日
  • エス

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    これまでのシリーズを読んでいればホラー的な怖さは半減以下に感じると思う

    時代が変われば呪いの形も変わるのね

    この竜二さんはいったい・・?
    何度も生まれ変わってるの?
    自殺者の増加の原因は?
    清美が持ち込んだUSBも竜二が仕込んだもの?
    関係あるのか無いのか分からない・・

    でも孝則がリングに辿り着く流れはゾクゾクした

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    2021年12月30日
  • 樹海

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    ネタバレ

    6話構成になっているけれど登場する人物は、どこか細い糸でそれぞれが繋がっていて そしてどこか不幸としか思えない人生をそれぞれが送っていて…所謂 幽霊話でゾクゾクするようなホラーでは無い。でも、この人物はどうなって行くのだろう?と先を読みたくなる…が、なんだか登場人物が多いせいもあるけれど長いお話だったな。と、言うのが私の感想。

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    2018年05月07日
  • 鋼鉄の叫び

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    場面の描写が長いので長編になったが面白いので休むことなく読める。
    作者の表現力は素晴らしく読みやすい文章だ。話は出来すぎなところがあるが小説だから仕方ない。特にインディアンに結びつけるところが、「えっ、これってあり?」と思うが。

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    2018年02月25日
  • 鋼鉄の叫び

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    (オーディオブックにて)
    特攻隊にまつわる物語。その物語自体は素晴らしい。おそらくかなりの取材をしたのでしょう。
    話したくない人たちもたくさんいたことはこの小説を読んでいてもわかる。
    そして驚く邂逅と事実に行き当たる。
    そこに不倫となる恋愛が意味もなく絡まっているところがどうかな、と思ったけど。

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    2017年12月31日
  • なぜ勉強するのか?

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    「リング」などの著者で有名な鈴木光司さんの書かれた本です。
    なぜ勉強するのかの問いに対し、
    「理解力」「想像力」「表現力」を身につけ社会にでた時に人類の進歩に貢献することが勉強することの意味、意義との考えを示されている。
    まさに勉強そのものに対しての意義は、その通りだと思います。

    ただ、これに加え、本書には書かれておりませんが、勉強することに対しては、PDCAや自発、自治、自覚、そして何と言っても「grit」(やり抜く力)を身につけることも大事だと思いました。

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    2017年01月09日
  • 人間パワースポット 成功と幸せを“引き寄せる”生き方

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    ネタバレ

    「タイド」って本があって、
    帯を見たら「貞子転生」ってあったんで買ったんですが、
    新リングシリーズの2弾目だったらしい。。。
    で、
    1弾目の「エス」を購入し、
    読み終わったが微妙に記憶がない。。。
    そう、
    最初の「リング」を忘れてる部分が多く、
    読み切れてないのです。
    で、
    「リング」を購入!
    「リング」を読んだら書くかな「エス」の感想。
    で、
    「エス」の後書きに気になることが書いてあって買った本がこちらの「人間パワースポット」です。


    第一章
    読んでいくと思うのは「内省」ですかね。
    「内観」でもいい。
    自分の行為をちゃんと振り返って修正していくチカラが備わっているように思える。
    生まれつい

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    2016年07月09日
  • タイド

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    「エス」や「リング」全ての謎が解明できた完結編?なのですかね?貞子の真の狙いが、ついに解明されたのでした。
    実は高山竜司が「リング」シリーズの鍵だったようです。
    壮大な展開がついに終わり、読みごたえがあったシリーズでしたね!
    でも、茜を軸とした新展開もあるのかな?と考えたりもしてしまいます。

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    2016年04月15日
  • 楽園

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    ホラー作家のイメージしか無かったけど、認識を改めねば。ストーリとしてはひねりのない王道ではあったが、とても好きな展開なので不満なし。ロマン溢れる素敵な作品でした。
    あらすじ(背表紙より)
    太古のゴビ砂漠。部族の若者ボグドは、美しき少女ファヤウを自らの力で迎え入れ、夫婦となるが、他部族の襲撃により引き裂かれてしまう。ボグドは、遙か彼方に連れ去られた妻の姿を求め、一人旅立つが…!?そして、舞台は18世紀南太平洋、現代アメリカの地底湖へ。時空を超えた愛の邂逅と、戦うがゆえに手にできる“楽園”の意味を壮大に描く、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作にしてデビュー作。

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    2016年01月13日
  • 野人力 オヤジが娘に伝える「生きる原理」(小学館新書)

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    鈴木光司さんの本はじめて読んだけど、こんなふうに暑苦しいひとなのね。いい意味で。自分と似てるところもあって、ちょっとおもしろかった。私も、できるだけ野性的に生きたいなって思ってる。みんなやさしいけど、やさしさを発揮する勇気がないんだっていう話は、めちゃくちゃ共感した。そう、勇気がないねんなぁ、自分も含めて。

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    2015年10月24日
  • バースデイ

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    リング、らせん、ループが好きな方なら読んでおくべき一冊と思うが、これ単体で読むには少し物足りなさを感じるかも

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    2015年10月22日
  • なぜ勉強するのか?

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    勉強するんです。
    親が勉強の楽しさ大切さを教えるんです。
    仕事の楽しさもそう。
    未来は希望で溢れてるんだ。
    伝えるんだ。
    親の背中見て育つとかないから。
    しっかりと伝えるんだ。

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    2015年06月27日
  • アイズ

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    ホラー短編集。あまりにも『リング』『らせん』『ループ』の三部作が傑出していたせいか、しばらく鈴木光司作品は低迷していたかに見えた。しかし、巻頭作品『鍵穴』を読んだ時、昔の鈴木光司が帰ってきた事を実感した。

    『鍵穴』『クライ・アイズ』『夜光虫』『しるし』『檜』『杭打ち』『タクシー』『櫓』の8編が収録されており、全て恐怖の質が異なり、オトナのホラー短編といった趣きである。個人的な好みは『鍵穴』『夜光虫』『しるし』かな。

    3月にBSフジで3週連続で6編がドラマ化されるようだ。ドラマ化されるのは、『鍵穴』『タクシー』『クライ・アイズ』『檜』『夜光虫』『杭打ち』。

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    2015年02月06日
  • エッジ 下

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    太陽の黒点だとかってより宇宙の相転移だったと、そしてグングン進んで人や物質が消える状態に。地球ってか銀河系が消滅する前に、失踪の原因だったワームホールに逃げ込んで別の宇宙へって。んでなんと精二がパパだったと、悪魔へと堕ちた。んで冴子はワームホールくぐったら帝王切開で生まれてくるとこに。精二が落ちて自殺するのに直撃され母は死んじゃうって。
    ちょいまとめ方雑な気もするけど面白かった。

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    2014年07月11日
  • 楽園

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    ネタバレ

    三つの時代に渡る男女の別離と邂逅の物語。
    いい話だったけど、再読したいほどではない。

    「神話」では先史時代の中央アジア砂漠の民の夫婦が、侵略によって離ればなれに。男は数百年に一度繋がる海を越えるために船出する。

    「楽園」は十八世紀の大航海時代か。ポリネシアのある未開の島の原住民の娘と、漂流したアメリカ人青年が結ばれる。

    「砂漠」は、二十世紀末のニューヨークからはじまる。遊び好きな天才作曲家と、愛の破綻で傷ついた女性編集者が巡り逢い、約束の地へ。

    転生ものと聞いて読んだのだが、あまりはっきりと運命に導かれてという描写はない。赤い鹿のイメージが鍵になっていることを覗いては。

    個人的には「

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    2014年06月02日