亀山郁夫のレビュー一覧

  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    30ページまで読んで、私はルーズリーフとペンを手にとった。
    登場人物の名前、経歴、性格と関係性。こうして私の手元には今、相関図とも呼べない歪なメモが出来上がったわけだが、控えめに言ってなかなか気分がいい。少なくとも私にとって、それだけの労力に見合う価値を得ることができたのである。即ち面白いのだ。とても。

    純粋に彼らがどう関わるのか気になり、その面白さでページをめくるのを止められない…こんなありきたりな言葉で書いて上手く伝わるだろうか?
    次刊も楽しみだ。

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    2025年11月14日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    この種の小説は全てを理解しながら読もうとすると、途中で挫折していつまでも読み終えることができない。本線、幹の部分を外さずに読めばよい。

    原卓也訳の新潮社版のほうが意外と読みやすいかもしれない。

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    2025年11月11日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    少しずつでようやく読み切った。理解ができたとは言い難いが…。
    「…いまでは猫も杓子も自分をできるだけ目だたせることに夢中ですし、人生の充実を自分一人でも味わいたいと願っているからです。ところが、そうしたもろもろの努力の結果生まれてくるのは、まぎれもない自己喪失なのです。…なにしろこの十九世紀においては、何もかもが細かい単位に分かれてしまい、すべての人が自分の穴に閉じこもり、他人から遠ざかり、自分自身を、自分が持っているものを隠し、ついには自分から人々に背を向け、自分から人々を遠ざける結果になっているからです。」(P.409)

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    2025年10月26日
  • 罪と罰 1

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    はじめてのロシア文学ということで、少々難しく感じる部分もあった。そもそも海外文学に慣れていないのもある。
    殺人を犯すまでが長々しく、これから何が起こるのか、何が起こっているのかわからない状態が長い。それでも、殺人を犯してからはスルスルと読めた。
    続きが楽しみ

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    2025年10月20日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    ネタバレ

    長い物語の中で、いくつもの父と子の関係が描かれている。
    ヒョードルと実子たちと私生児
    二等大尉とイリューシャ

    血のつながりだけではなく、「父=教え導く者」としての関係性も散見される

    長老とアリョーシャ
    アリョーシャとコーリャ(コーリャに父がおらず、偏った考えで突き進むところも印象的)、こどもたち

    そして、ロシア正教に基づく神と登場人物たちの関係

    勤めを果たさない父を持った4人のカラマーゾフの兄弟のうち、外の世界に父を求めたアリョーシャだけが、精神の安寧を、救いを得たようにみえる。

    最後のシーンでアリョーシャは、両親の元で幸せに過ごす幼少期の尊さを少年たちに説くが、今後の自分たちの繋がりを強調する。

    両親に恵まれなくても、求めれば導きを得られ、精神を貶めず引き上げていくことはできる、という思いが込められているように読めた。

    …しかし、面白かったけど長かった!
    普通の会話でも登場人物が軒並み「!」と叫んでいて、エネルギー過剰、、とやや当てられて(嵐が丘でも同じ印象を受けた)さらにイワンの1人語り問答のわけのわからなさもあって、途中ちょっと停滞しました。
    でもモームが紹介している中で「冗漫で読み飛ばすこともある(大意)」と書いていたので、そっか〜理解しきれなくても一度読み通してみよう、と少し気楽に付き合えました。

    ロシア正教について予備知識があった方がより面白いかな、と初心者向けのキリスト教の本を併読したことで、ドミートリーの罪の意識などが多少理解しやすくなって良かったです。

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    2025年09月24日
  • 罪と罰 1

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    カラマーゾフの兄弟からの流れでよんだ
    カラマーゾフの兄弟のおかげでロシアのテンションには慣れていたのでカラマーゾフよりはすんなり読めた が、 特段面白いとは感じなかった覚えがある でも面白いとゆう投稿がたくさんあるからまた読んでみようかな

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    2025年09月12日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    はじめてのロシア文学
    慣れるまで時間がかかったがなんとか読めた
    ストーリー云々より やっと読めた!とゆう感慨のが大きかったのですぐに再読してみたがやはり大きな感動はなかった
    色んなテーマが複雑に絡み合って書いてあるがちょっと自分には縁が遠いテーマが多かった
    ロシアのテンションがあまり受け付けなかった
    名前がややこしい…

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    2025年09月12日
  • 罪と罰 3

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    第三巻 (収められているのは第五部 第六部 エピローグ)
    巻末に読書ガイド ドストエフスキー年譜 訳者あとがき

    第三巻 色んなことが起こりすぎてエンタメ感満載

    ルージンがソーニャに窃盗の濡れ衣をきせるとか
    カテリーナ(マルメラードフの妻)が狂い死にとか
    ラスコとポルフィーリーの口合戦(自首をうながされる)とか
    スヴィドリガイロフ(ソーニャに老女&妹リザヴェータの殺害を打ち明けてる時に隣の部屋で盗み聞きしてたので)と話し合うけど決裂とか
    ドゥーニャもスヴィドリガイロフと会うけど彼の愛を拒否ってピストルで撃つとか
    失意にスヴィドリガイロフはピストル自殺とか

    後半はエンタメ感に驚いた
    エンタメが面白くて
    で、ラスコは老女たちをなぜ殺して、どう自首に至ったのかがよくわからないままになってしまった
    で、結局また読んだ

    殺害の動機
    生きるべき人間とそうでない人間、自分は殺す資格のある側の人間だと思い、それを試してみたかった、自分がその資格のある特別な人間だと
    ↓
    殺害後は
    良心の呵責には悩んでない
    罪の意識には悩んでない
    捕まるのを恐れ、社会に自分がしたことが明るみにでることを恐れてる
    ↓
    予審判事(刑事的な人)ポルフィーリーに自首したほうが得だと言われ、自首しようかそれとも自殺しようかと考えだす
    ↓
    老女たちを殺害した自分を社会は許さないが、ソーニャはラスコを受け入れる
    ↓
    自分はソーニャ、母親、妹を愛し、そして愛されていたことを感じ始め、自首を決意する

    《それにしても、あいつら、なんだってこうもおれを愛するんだ、おれにそんな値うちなんてないのに!そう、もしおれがひとりきりで、だれもおれを愛してくれなかったら、そして、このおれもだれひとり愛することがなかったら!こういうことは何ひとつ起こらなかったろうに!》

    ↓
    8年間シベリアで徒刑を受けるも自分の運命に投げやりな気持ちをもち、ソーニャに対しても無関心で無愛想、そして自分の罪を悔いてはいない
    ↓
    やがていつも寄り添うソーニャを愛していることに気づく
    お互いの心の中に、相手の心に命を与える、尽きることのない泉が湧き出て⋯心が通い合うことを知る
    ↓
    ソーニャを愛す感情、ソーニャから愛される感動を知ることで、ラスコは改心しようという気持ちが芽生え始める
    ↓
    あと7年の刑期が残る
    「新しい生活は、ただで得られるものではなく、それははるかに高価であり、それを手に入れるには、将来にわたる大きな献身によって償っていかなければならない⋯」

    ん?「罪と罰」
    愛によって人は変わるって物語でもあるんですか?

    愛し、愛され、罪を認識し、再生しようとする、生き直そうとする
    やっと人間ぽくなる

    そして、殺していい人間なんていないということに考察しだす⋯予定?

    三巻めが一番面白かったけど一番難しかった

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    2025年08月22日
  • 罪と罰 2

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    第二巻(収められているのは第三部、第四部)

    老女殺しは
    てっきり貧乏と、心気症と、老女の因業な金貸しが憎くて殺害かと思ってたけど、それだけではない様子

    ラスコの考え方、思想も殺害に影響している

    ラスコを追い詰める予審判事ポルフィーリーがおもしろい

    「選ばれた人間は思想や自分の信じる道を実現するにあたり、誰かを殺してもかまわない」というラスコの思想を指摘し、

    曖昧模糊にラスコをあおって、じらして、頭に来させて、相手の内面を揺さぶり心理的に追い詰める

    泳がせて、相手がボロをだす、カマをかけるみたいなやり方で

    読みにくさはあるけど、おもしろさもあるので第三巻も読む

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    2025年08月12日
  • 罪と罰 1

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    エピローグ付きの六部からなる長編小説 第一巻(収められているのは第一部、第二部)

    1865年夏当時のロシア首都サンクトペテルブルクが舞台
    元大学生の青年が金貸しの老女を殺害する話

    貧困と精神的な行きづまり
    心気症に似た鬱的な状態で
    金貸しの老女を憎むようになる

    「ある考え」(殺害)を実行に移すかどうか逡巡し、重なり合う様々な偶然により犯行へと導かれる様子が主人公(ラスコーリニコフ)の心の声、セリフなどで語られる

    殺害は老女だけでなく、その妹も計2人

    孤独かと思いきや心配してくれる友人ラズミーヒンや、世話をしてくれるナスターシヤがそばにいて意外。

    巻末に訳者亀山郁夫の読書ガイドがあり、作品誕生の経緯や当時のサンクトペテルブルクの環境、また地図で主人公ラスコの家や盗品の隠し場所まで記されていて興味深かった。

    なんだかひと昔前より、だいぶ読みやすいよう解説されているのは新訳ならではないかと思う。

    登場人物を記した栞が付いている(カタカナ登場人物多し)

    脱落せずに読みきることができてよかった。第二巻も読む。

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    2025年08月05日
  • 白痴1

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    まずこれが恋愛文学 しかもかなり 世界最高峰の恋愛文学とされていることにびっくりします
    これは 恋愛なのか?恋愛を題材にはしてるけれども もっと複雑な人の感情とかを 深層心理の部分で掴みに行くような気がします
    まあ 言ってみれば さっぱりわからないということなんですけれども。ただそれでも主人公含め 周りのキャラクターが非常に魅力的でなぜか読まずにはいられないというドストエフスキー ならではの超難問を突きつけられる
    でもなぜか読んでしまう 物語です
    理解には至らずとも、感情をわしづかみにする威力で4評価です

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    2025年08月03日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    モームの「世界の十大小説」に選ばれているカラマーゾフ家の物語。冒頭に著者の前書きがあり、それがべらぼうに面白い。
    主人公はカラマーゾフ家の三男アリョーシャ……なんだけど、どのキャラも濃くて……濃い笑

    一巻ではカラマーゾフ三兄弟の出自から始まり、アリョーシャが身を寄せている修道院での宗教の話から、おそらく話の核になりそうなスメルジャコフの出自とグルーシェニカの登場シーンまで。

    ドストエフスキーといえばのキャラの濃さがすごい笑。一緒に暮らすのは嫌だけど、話に聞く分には興味深い人が

    たくさん出てくる。
    カラマーゾフ家もだし、女性陣もすごい。なんかもう、すごい。
    フョードルも、酒飲みのおっさんかと思いきや意外と教養があったりして、そのチグハグさが面白い。

    亀山郁夫氏の翻訳は読みやすい。私は物語が楽しめたらいい派なので、今風に翻訳してくれるのほんとにありがたい。

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    2025年07月22日
  • 罪と罰 3

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    初めてのドストエフスキー。
    登場人物の名前が最初は覚えられずにネットにあった相関図と睨めっこしながら読み進めたが、最後には随分と理解できるようになった。

    全てを環境のせいにし、自分を正当化して身勝手な罪を犯したラスコーリニコフ。
    彼は自分自身や自分と近い人には優しくできないのに、そうではない人に対しては優しさを持てるところに共感した。

    自分も、家族や友達には「俺はこんなに不幸なのに」と当たる時もある。
    でも、顔も知らない人のために募金をしたり、道を教えてあげたりする。
    誰にでも「いい人」と見られたいという欲求が確かにある。

    そんな中で出会ったソフィアを通して、本当の愛というもの知ることになったラスコーリニコフ。
    罪というものは、こういった突っ走った考えから生まれてしまうものなんだろうなと考えさせられた。

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    2025年06月17日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    ずっと読んでみたかった名作。めちゃくちゃ長くてめちゃくちゃ時間かかったけど読んで良かった!
    あとがきにあった、四巻+エピローグという形式は交響曲の形式と似ているっていうのにすごく納得。
    第一部がアレグロ・コンブリオ(速くいきいきと)。登場人物が多い割に、時系列や人物関係、キャラクターが分かりやすくまとめられていて、さほど苦労せずに読めた印象。カラマーゾフとは何たるかを知る場面。
    第二部がアダージョ(ゆっくりと)。ここが長くて辛かった!あとがきにここで挫折する人が多いとあったけど、それも頷ける。神がかり的な力を持つゾシマ長老に傾倒する無垢な三男アリョーシャと、「神がいないことで全てが許される」と説く次男イワンの対立が軸となって、ロシアの社会情勢や作者の無神論者的な考えが反映される。話の大筋には関係ないようなことが長々と語られて、交響曲であれば確実に寝てしまうところ。長ったらしい和音の中に時折魅力的なメロディや衝撃的な異音が混ざったりして、物語全体に深みをもたらす部分。特にゾシマ長老の「腐臭」の場面はかなりの衝撃だった。
    第三部はスケルツォ(諧謔的に)。ここから話が一気に進み、本作のテーマである「父親殺し」に向かって話が展開していく。無類の女好きであり道化的な性格をもつ浪費家の父フョードルの性質がそのまま「カラマーゾフ」となって三兄弟にも受け継がれる。対極的な2人の美人、カテリーナとグルーシェニカ、そしてカラマーゾフ家の使用人グリゴーリーとスメルジャコフを巻き込んで、フョードル殺害をめぐる事件が起こるまでを描く。ドミートリー・イワン・アリョーシャの三兄弟がそれぞれ絡み合いながら行動し、それぞれが別の目的を持って一つの事件へと向かっていく。
    第四部はモデラート・マエストーソ(ほどよい速さで厳かに)。カラマーゾフを語る上でポリフォニー(多声)的な視点というのはよく言われるが、第四部はまさにこの視点が多用される。登場人物たちの視点によって見えなかったものが見え、意味のなかった行動が意味付けされ、事件が一つの結論へと集約していく。対話によってその人物自身気付いていなかった心情に気付かされる場面や、「父殺し」の真相が明かされる場面は圧巻。そして最後の裁判シーンは最初から最後まで目が離せない急展開。陪審員の判決もまた、ドミートリーの「カラマーゾフ的」な性質を裏付けるものとなっている。

    別巻のエピローグをもって完結となる本作だが、序説にもあった通り、これは「第一の小説」であり、本来は第二の小説に続くのだという。第二の小説が書かれることなく終わってしまったのは残念だが、むしろ第二の小説がないからこそ、最後の「カラマーゾフ万歳」がある種不穏で狂気的な印象を与えるのかもしれない。父親殺しの事件が一つの解決を見せ、これからアリョーシャと町の少年たちを中心とした話が始まるのだという兆しを見せるが、その未来は果たして明るいものなのか?ミーチャの脱獄が仄めかされ、カテリーナとグルーシェニカの関係も曖昧なままである。「カラマーゾフ」は女好きで道化で浪費家の象徴であった。父は殺され、長男は服役囚となり、次男は精神を病み、私生児とされるスメルジャコフは自殺した。三男のアリョーシャだけが万歳と祝福されるわけにはいかないだろう。
    個人的には、カラマーゾフの血を受け継ぎながら、世間の人々やゾシマ長老、2人の兄、そして自分本位な父からも天使のようだと一目置かれていたアリョーシャの、カラマーゾフ的な一面を見てみたいと想像を膨らませてしまう。

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    2025年06月13日
  • 罪と罰 3

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    長大な物語を饒舌な会話の力で一気に押し切るという本作の技法は、現代のエンターテインメントにとっても参考になるだろう。読者にとっては、程よい長距離走のような読書体験であり、読後には大きな達成感が得られる。
    ただし、「殺人」というテーマの是非については掘り下げがやや不十分かもしれない。ソーニャへの悔悟に関しても、まだその入口に立ったに過ぎない。

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    2025年04月18日
  • 罪と罰 2

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    ネタバレ

    長大な物語を饒舌な会話の力で一気に押し切るという本作の技法は、現代のエンターテインメントにとっても参考になるだろう。読者にとっては、程よい長距離走のような読書体験であり、読後には大きな達成感が得られる。
    ただし、「殺人」というテーマの是非については掘り下げがやや不十分かもしれない。ソーニャへの悔悟に関しても、まだその入口に立ったに過ぎない。

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    2025年04月18日
  • 罪と罰 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    長大な物語を饒舌な会話の力で一気に押し切るという本作の技法は、現代のエンターテインメントにとっても参考になるだろう。読者にとっては、程よい長距離走のような読書体験であり、読後には大きな達成感が得られる。
    ただし、「殺人」というテーマの是非については掘り下げがやや不十分かもしれない。ソーニャへの悔悟に関しても、まだその入口に立ったに過ぎない。

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    2025年04月18日
  • 増補 『罪と罰』ノート

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    難しかった…。
    キリスト教や思想に関する単語を知らないと理解が難しいかもしれない。これは罪と罰そのものに言えるだろうけれども。

    分かるようで分からない。体系的に解説されているわけではなく、ただ章ごとにズラズラと述べられていくので自分の読解力では難しかった。またリトライしたい。

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    2025年03月20日
  • 罪と罰 2

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    一巻に比べかなり物語の解像度 (犯行動機、哲学的な背景)が高くなってきたが、まだイマイチ犯行動機がしっくり来ない。新しい考えを実現させるためには犠牲者を出してかまわないという持論をラスコーリニコフは持つが、ラスコーリニコフの持つ新しい考えが何か分からず、またそのせいで老婆が殺されたという因果関係もまだ理解できない。これからどうなるのか展開が楽しみ。
    それはそうとやはり解説が詳しくて素晴らしい

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    2025年02月28日
  • 未成年3

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    ネタバレ

    終わってみれば何のことはないのだが、語り手アルカージーだけが事態に気づいていないパターンが繰り返され、読者としても振り回されるかたちになった。
    父と子が揃って幼稚で、醜態を演じていて呆れ返ってしまった。特に感動屋で相手の嘘を見抜けないアルカージーにはヤキモキさせられる。どこに行っても子ども扱いされていて、まさにその通りの若者なのだ。今後働き口を探したら探したで何かよからぬことに巻き込まれそうだし、大学に行ったら行ったで詐欺に遭いそうで正直不安だ。
    マカールの話を聞いているときだけは少なからず幸せを感じた。しかし彼の話はそれを聞いている瞬間は感動を呼び起こすが、忙しない日常のなかに埋もれていくものなのかもしれない。そのためには語り続けなければならず、アルカージーやその家族に必要なのはマカールだったのではないかと思う。
    それにしても大変な物語だった。読みにくいことはなかったが、読み切るにはそれなりに根気がいる。アルカージーに付き合う根気が。

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    2025年02月28日