亀山郁夫のレビュー一覧

  • 『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    未完に終わった大長編の新訳から浮かび上がった驚くべき「続編」の可能性。
    ドストエフスキー最晩年の思想がいま、蘇る。

    [ 目次 ]
    第1章 作者の死、残された小説(残された手がかり 空想のための九つの条件 友人、妻……同時代人の証言)
    第2章 皇帝を殺すのは誰か(序文にすべての秘密がある 「始まる物語」の主人公たち 思想の未来)
    第3章 託される自伝層(年代設定とタイトル アリョーシャはどんな人間か テロルと『カラマーゾフの兄弟』と検閲)
    第4章 「第二の小説」における性と信仰(リーザと異端派 「第二の小説」のプロットを空想する 影の主役、真の主役)

    [ POP ]


    [ お

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    2011年04月07日
  • ドストエフスキー 父殺しの文学 (上)

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    [ 内容 ]
    崩壊への道をひた走る帝政ロシア。
    貧困、凶悪犯罪、性の退廃、革命の夢と挫折。
    世界の変革を夢見る若いドストエフスキーに死刑判決が下る。
    八年のシベリア徒刑、賭博、恋愛の修羅場から『罪と罰』『白痴』が生まれた。
    青春時代の内面に刻まれた四つの事件=トラウマの深層に迫り、自己犠牲と欲望に引き裂かれた主人公たちの悲劇的な運命を通して、隠された「父殺し」の謎を焙り出す。

    [ 目次 ]
    第1部 若き魂の刻印(楽園追放;引き裂かれた夢想家;回心、神をはらめる民;地下室の誕生)
    第2部 聖なる徴のもとに(観念という狂気;聖なるものの運命)

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    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆

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    2010年06月04日
  • 『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する

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     作者の予告が有りながら、死去により未刊となった「カラマーゾフの兄弟」の「第二の小説」。そのストーリーを新訳文庫の訳者が組み立てる試み。
     新訳本出版社の企画ながら、奇を衒わずに公表されている資料に忠実に、解明・組み立てを行っている。

     最大の注目は、ドストエフスキーの死後一ヶ月余りで、予想されたストーリーである「皇帝暗殺」が実際に「行われて」しまった事だ。ここをどう片付けるかに注目だ。
     作者の予告は「一つの伝記に、二つの小説」。よって、アリョーシャが主人公、エピローグ前に出てくる「少年たち」が物語の中心になることは言うまでもない。

     「空想」は資料・史実に照らして、蓋然性有りと

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    2010年05月04日
  • 『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する

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    これまでよく唱えられていたアリョーシャが皇帝殺しのテロリストになるという説を修正し、コーリャが実行犯になりアリョーシャはそれに影響を与える側にまわるとする。当時の検閲の徹底ぶりの指摘など説得力がある部分と、そうか?と思わせるところ両方あり。

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    2009年10月04日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    裁判の話が長かったけれど、それぞれの証言や発言は面白かった。
    3人の子どもたちにはそれぞれ高潔なところがある。
    それなのに、彼らの父親にはそれを感じることができない。
    イワンが最も父親を憎んでいたのだろうと感じる。
    そして、スメルジャコフはその憎しみに共鳴して、イワンに近づいたのだろう。
    スメルジャコフの濁り方は半端ではない。
    その理由もわかる気がする。
    それぞれの登場人物の心理が、行間からあふれてくるようで、とても面白かった。

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    2026年01月06日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    ものすごい宗教色の強い話。
    日本人には考えられないほど、彼らにとってキリスト教の思考というのは重大なのだ。
    私には、わからないことをこねくり回しているだけのようにも見える。
    いろんな矛盾の解決を図っているようだけれど、矛盾がある時点で何か嘘やごまかしや都合のいいものが混じっているように見える。
    そのまま受け止めるしかないものに、変に意味をつけようとし、勝手に難解にしているだけのように見える。
    意味なんてない。
    そんなふうに思えないところが、傲慢でもあるように感じてしまう。

    ゾシマ長老の、決闘の話がよかった。

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    2025年12月31日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    登場人物がやたらと多い。

    フョードルは、なんと軽率で信頼のおけない放蕩な父親なのだ。
    口が嘘をつくままにする。
    面倒くさいだけの関わりたくない人間だと感じた。

    ミウーソフも、単純で押さえの効かない性格で、損をしている。

    第2編の会合、いる?
    意味ある?
    根本的にそこがおかしい。
    しかし、この場面で、それぞれの人物のキャラクターが浮き彫りになったと感じる。

    父親と長男で女を取り合う、その壮絶なさまが滑稽ですらある。
    お盛んなことで。
    なんというか、日本ではなかなか生まれない筋の話だという気がする。

    様々な視点から読み解き考えることのできる作品なのだな、と感じる。
    名作たる所以だ。

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    2025年12月26日
  • 悪霊 1

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    ネタバレ

    『罪と罰』を読んだときのような引き込まれるような感覚はないかな。まだ長い物語の序章のような展開で登場人物の紹介と事件に向けた伏線をはりまくってる状態なので仕方ないかな。後半になって濃い目のキャラクターたちが登場してきて2部に進むのに期待が持てる。解説が分かりやすくて良いな。光文社の古典新訳文庫は良い。

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    2025年12月04日
  • 罪と罰 3

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    殺人を許される人がいるというか、大義のためには誰かが死んでも仕方ないだけなのでは。勧善懲悪は好きだから主人公には少し同意した、デスノートも同じ系譜なんだね。でもその大義っていうのも一方向的な価値観だから傲慢な勘違いの可能性もある、結局結果を出した人の行いが正当化されるって事なのかな、世知辛い。

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    2025年11月06日
  • 賭博者

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    ネタバレ

    破滅する話なんだろうかと恐る恐る読んだ。
    お金をめぐって、ごちゃごちゃとした人間関係がややこしいと思っているときに登場した、アントニーダおばあさんの印象は強烈だった。竹を割ったような性格で、これは好きになってしまう!
    でもそのおばあさんですらルーレットに魅入られてしまったのはショック。ギャンブルにのめり込んでしまう人の心理とはこういったものなのかと恐ろしい思いがした。人はこうやって依存症になっていく。嵐のように登場して去っていった、一番記憶に残る人物だった。
    アレクセイは自らをポリーナの奴隷と言ったり、口だけはさも愛しているかのように言うのだが、実際は大して愛していないことは見るも明らかだった

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    2025年09月18日
  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 ドストエフスキー 五大長編を解読する

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    難解な悪霊をどう解説されているのか興味があり手に取りました。ドストエフスキーの導入としてとてもわかりやすく解説されています。でも亀山氏の訳では読んだことがなく批判の多いところも気になり彼をこき下ろしている木下豊房氏の本も買いました。なんか深みにハマりつつありますが一般の読者に過ぎない私にその辺の問題が理解できるかどうか…

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    2025年09月15日
  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 ドストエフスキー 五大長編を解読する

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    「罪と罰」しか読んでいないから、後はちんぷんかんぷん┐⁠(⁠‘⁠~⁠`⁠;⁠)⁠┌しかし、どの主人公も何か嫌な奴だ(; ・`д・´)と思った(-_-;)

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    2025年08月29日
  • 罪と罰 3

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    先に『カラマーゾフの兄弟』を読んでいたので、比較的読みやすかった。

    内容としては、様々な「罪」と「罰」が登場し、罪とは何か?罰とは何か?を常に考えさせられる作品。
    俗世界における「罪」は、ラスコーリニコフが犯したような強盗、殺人といったものが先行するが、作中においては、キリスト教や聖書の中での「罪」も登場する。
    ラスコーリニコフは殺人を犯すが、強奪した金品には一切手をつけることがなかった。殺人を犯した瞬間から精神に異常をきたしたためであるが、良心の呵責に苦しんだというよりも、罪の露呈を恐れたというふうに見える。ラスコーリニコフの罪は、アリョーナを殺したことよりも、リザヴェータを殺したことにあ

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    2025年08月09日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    巻末の解説でも、いろんな人の感想でも、かなり物語の佳境に入っていて面白いとある。
    でも私はイマイチこの3巻目はピンとこなかった。
    ミステリーとロマンスの側面が強いけれど、とにかく尋問がくどく、ミーチャの言い分も意味不明で支離滅裂。高尚な心の持ち主だけど情緒不安定すぎ笑
    でもすごい小説なので先はしっかり読むけどね

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    2025年05月08日
  • 悪霊 別巻~「スタヴローギンの告白」異稿~

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    ドストエフスキー研究をしたいわけではないのでね

    はい、『悪霊』別巻を読みました
    頑張りました

    『悪霊』に登場するエピソード「チーホンのもとで」には3つの異稿が残されていて、それは主に当時ロシアにあった検閲が理由なんだが、とにかくその3つを読み比べることが、真に『悪霊』を読んだってことになるってことなんでしょう

    しかし本編も含めると基本的には同じ話を4回読んだことになり、まぁまぁな苦痛
    いや、ゴーンって来るものはあるけどな
    あるにはあるけど、やっぱ4回目とかは普通に飽きるのよ
    東京都あきるの市(いらんいらん)

    で、読み比べて何を感じたか?

    うーん、特には…(ダメじゃん)

    まぁ、解説読

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    2025年03月08日
  • 罪と罰 3

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    難しい。正直あまり理解できなかった。
    とても悔しいのでまた読み返したい。

    ラスコーリニコフが自首した理由がよくわからない…。皆何を考えているかイマイチ良く分からなかった。

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    2025年03月08日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    面白くなってきました。
    ゾシマ長老の死後、周りの人々の信仰に大きな変化が出てくるのが興味深いです。
    ミーチャの無茶苦茶さに呆れますが、それほど大切にしていることが危うくなったということなのでしょうか?ミーチャにとって何が一番大切なことなのだろう?と考えさせられました。

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    2025年02月04日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    キリスト教の教えを知らないのでよくわからないところが多かったです。「自由」の意味が気になります。
    登場人物のこれからがどうなるのかを読むのが楽しみです。

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    2025年02月02日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    名作を読もうシリーズ。とっつきやすさから光文社の新訳文庫で。あっという間に3巻。長老ゾシマの死、ミーチャの父殺しの容疑……

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    2025年01月22日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    名作を読もうシリーズ。とっつきやすさから光文社の新訳文庫で。5巻はエピローグと訳者解説などおまけのような感じ。これで一応は、『カラマーゾフの兄弟』を読んだことがある人間になった。ほかの訳でじっくりいつか少しずつ読み直したい。

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    2025年01月22日