亀山郁夫のレビュー一覧

  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    ロシア文学は暗いイメージがあり手を出せずにいたのですが、読んでビックリ!!
    激しい言い合いが多くドラマを観てるような気分で読み進めました。
    カタカナの人名を覚えるのが苦手なので、名前入りの栞が手放せないです。。

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    2023年06月01日
  • 賭博者

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    ▼「賭博者」ドストエフスキー。初出1866年ロシア。亀山郁夫訳、光文社古典新訳文庫。

    ▼ドストエフスキーさんの未読の小説だったんで、いつか読もうと思っていました。電子書籍が割引セールしていたので購入。ドストさんはここ数年の間に「罪と罰」「カラマーゾフ」を再読して超絶にオモシロかった。10代の頃に多分ほかに「貧しき人々」「虐げられた人々」「白痴」「悪霊」は読んだんですね。どれも忘れているのでいつでも再読したいと思っています。それにしても題名だけ読むとどれもこれも陰鬱ですね…。

    ▼罪と罰の後に書かれたものだそうで、中編です。総論、「なんだか設定がわかりにくかったんだけど、後半オモシロかった」で

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    2023年05月27日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    どうか軽蔑しないでくださいね。
    なにかひどくバカなことをしてあなたを怒らせても、どうか許してくださいね。
    こうしてわたしの秘密はあなたに握られてしまったのです。わたしの評判は、もしかしたら永久に地に落ちてしまったのかもしれません。
    わたし、今日はきっと泣いてしまうでしょう。
    さようなら、次の恐ろしい出会いまで。

    ただ、ぜったいに、ぜったいに、ぜったいに来てくださいね。

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    2023年05月16日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    著者が最初に注釈していた意味がようやくわかった。最初は退屈だよと。とはいえ、ほんとに兄弟が生まれる前のところまでだろうと思っていたけど、なかなか2までも、読みづらく。
    物語として動き出した!と思える3だった。
    ミーチャが愛おしく感じる。勇み足で感情的で自分でも自分をもて余しているつらさがとても伝わった。

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    2023年05月03日
  • 悪霊 3

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    ネタバレ

    そもそもこの本を読み始めたきっかけは『ゴールデンカムイ』のキャラクター・尾形の死だ。彼が毒で朦朧として、過去の自分との対話する形で気づきがあり自殺する描写が本書・『悪霊』のようだというから読んだ。読んだけど、その要素は2巻の描写かなあ?3巻にはそれっぽいところは見受けられなかった。
    というかこの本、かなり読みにくいと思うのだけど、尾形とドストエフスキーを結びつけられる人(或いはそれに納得できる人)がSNSでかなり多くいるらしくて吃驚している。

    ストーリーは今までの3冊の中で1番面白い。
    お喋りで倫理観なさそうだな、と思っていたピョートルが殺人まで躊躇しないのには驚いた。酷い理屈でばんばん殺っ

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    2023年04月29日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    1巻目で、人物が分かってようやく物語に入り込めた感じ。アリョーシャと貧しい子供との出会い、イワンの大審問官の物語、そしてゾシマ長老の物語。
    一つ一つが、濃い。
    ただ、キリスト教への造詣が深いとまではいかなくとも、何かしら神について考えるところがないと、登場人物達が語る内容への感情移入がしにくい。

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    2023年04月03日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    ティーンズのコーナーにあり、気になり調べたら、村上春樹さん曰く、人類は2通りに分かれるらしい。カラマーゾフの兄弟を読んだ者と読まない者。
    それは、、読んだ側にいきたい!そして最近は、少し洋書ブームが自分の中できてるので、読んでみた。
    結果、他の方がレビューされてる通り、難しい!先に、巻末の読書のための前知識や、別でロシアの宗教の歴史について読んではみたのだけど。
    怒濤のセリフ量。登場人物たちが自分の考えをとにかく話す。本当に思いつくままに語るので、本心はどこか?何を言いたいのかが、ぼんやり読んでいるとわからなくなる。そして、これがロシア人なのか、みんな気性が激しい。いろいろな事が起きるため、ど

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    2023年03月12日
  • ドストエフスキー 父殺しの文学 (下)

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    上巻と同じスタイルの講義である。当時の爆弾あるいはテロ事件、テキストの概要、筆者の説明、筆者のドストエフスキーの足跡をたどる旅行である。
     ドストエフスキーの文学を卒論にするのであれば必読書であろう。

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    2023年01月10日
  • ドストエフスキー 父殺しの文学 (上)

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    筆者のドストエフスキーを再体験する旅行の文章も入れている。スタイルは小説の要約とそれに対する筆者の意見及びドストエフスキーの履歴との関係で、父殺しというテーマを一貫して解説している。
     上では1~6つの講義である。大学のテキストに使えるようになっているのかもしれない。

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    2023年01月10日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    登場人物がまた増える。それぞれが個性豊かで外見の描写も細かく面白い。この物語を傍らで見て語っている誰か…語り手が心情を織り込ませてくるたびにこちらもふと我に返って全体を見渡す。

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    2022年12月26日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    人が人の話を聞くこと、聞かせることの難しさを想う。常に自分の思考に都合がいいように話を聞き、理解したつもりでいる、一方でまったく話が伝わらないと嘆いている。物語の登場人物が気性の激しい人ばかりだから?いや、結構実生活でも普通にある。サラサラと流れていかない、脱線したりつんのめったりするところが嫌にリアルで引き込まれる。

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    2022年12月22日
  • 未成年2

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    ロスチャイルドになる理想が、いつしか無為に贅沢な暮らしと賭博にはまる。一方父親への不信、恋に没我。未成年の内面はずたずたになっていく。物語が複雑でわかりづらい。ドストエフスキーの他の作品の多くのように再読しないと主題を掴めそうにない。2022.12.19

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    2022年12月19日
  • 罪と罰 1

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    全く何の話をしているのか分からないときと、わかる!!!みたいなときがあって、自分はこれを読み終えれるのか!?みたいになっていた 読み終わってから数ヶ月経ち、続きが読みたいと思うようになった

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    2022年12月09日
  • 白痴4

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    『罪と罰』『カラマーゾフ』に続いて五大長編に取り掛かったが、一番読むのがつらかった。途中何度も挫折しそうになったが何とか読破。
    結びの前の結末まで読み進めた時、ここまで読んできて良かったと思えた。
    主人公のムイシキンには全く感情移入ができなかった。[完全に美しい人?]自分の価値観では、空気の読めない八方美人としか…

    結婚式の際のナスターシャ、さぞ美しかったんだろうなぁ。

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    2022年11月29日
  • 未成年1

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    青年アルカージーが主人公。成人前の意識の無秩序いわゆる理想が、父親との確執をもたらす。経験、周囲の人たちの考えがどのように成長させていくのか。2022.11.12

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    2022年11月12日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    1巻目よりかはスラスラ読めました 笑

    個々のストーリーが散りばめられており、
    アリョーシャとリーズの関係性が1番面白かった。

    ただ大審問官やロシア修道僧あたりの宗教色が強い場面は難しく感じました。

    いざ、3巻目へ

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    2022年11月05日
  • カラマーゾフの兄弟〈1〉

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    第2編の修道院での会合が理解しにくく、なかなかページが進まず挫折しそうになりました。
    ちょっと私には難しかったです。
    しかし第3編からはカラマーゾフ4人のそれぞれの個性が出て面白い展開になったので読むペースが上がりました。
    久々に手こずって読むのに時間がかかったので2巻目はスラスラ読めるといいなっ!

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    2022年10月25日
  • 人生百年の教養

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    ちょっと難解。
    ロシア文学者の著者が教養について書いた内容。
    特に通底にドストエフスキーがあり。
    あまりよくわからないことが多かったです。

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    2022年10月10日
  • 罪と罰 1

    A

    購入済み

    よくわからない

    ラスコーリニコフは何がしたいのだろうか。
    他の登場人物の感情の起伏にもついていけない。
    国も時代も違うのだから仕方ないことだが。
    きっと、人間に普遍なテーマがあるのだろう。
    それを期待して、次の巻を読もう。

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    2022年10月02日
  • 悪霊 2

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    面白いのか?
    登場人物が多く、どうも流れが掴みきれず楽しめていない。
    ワルワーラ夫人の愛する息子ニコライはだいぶ破滅的な性格。彼がちょっとキスをしたことで可哀想な14歳の女の子が自殺してしまい、その娘のことを考えているニコライが悪霊に取り憑かれてるみたいだなあ、と思った。
    でも巻末の解説では、ニコライとピョートルが悪霊だ、と書いてあった。

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    2022年09月08日