亀山郁夫のレビュー一覧

  • 罪と罰 2

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    相変わらず好き。
    何が好きなのかわからないけど好きなんだ。
    ドストエフスキーは、このラスコリーニコフの犯した罪に罰を与えるのか、それとも救いを与えるのか。結末をどう描いているのか、それだけがとても気になる。

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    2023年03月08日
  • 罪と罰 2

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    みんみん激推しの『罪と罰を読まない』を読むにあたり、『罪と罰』を知らなくてもめっちゃ面白いとのことでしたが、みんみんと同じじゃつまらないじゃないかねワトソン君
    というわけで読まない言うてるのにあえて読むという天のジャッキーなスタンスで読み始めた『罪と罰』ですが思いのほか面白くてなんか得した気分
    たまたま寄ったスーパーが特売日だった気分(違う)
    久しぶりに着たコートのポケットに百円入ってた気分(違う)

    さて罪も罰も続くといった感の第二巻ですが、なんといっても罪を犯したラスコーリニコフと対決する予審判事ポルフィーリーに惹かれましたよ
    どこまで確信をもってラスコーリニコフと対峙しているかは伏せられ

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    2023年03月02日
  • 罪と罰 1

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    興奮した

    面白いのだ!遠い昔の少年時代に読んだときはちんぷんかんぷんだった記憶が薄らとある
    途中で投げ出してしまったような気もする
    国語のテストの問題文でしかない物語だった気がする

    しかし今回は分かる、分かるというかちゃんと面白い
    すばらしい新訳のおかげなのか、自分が人生経験を重ね渋みのある大人の男に成長を遂げたのか
    もちろん後者に決まっている
    ミルフィーユのように経験を重ねいやミルフィーユは甘いからこの例えは違う

    主人公ラスコーリニコフはとにかくいかれている
    最初からそうだったのか、なにかの罰としてそうなったのかとにかく支離滅裂だ
    その支離滅裂な心理描写がとんでもなく巧みだ
    とてつもい

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    2023年03月02日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    2巻と比べて話の展開が早く、分かりやすかった。ミーチャ視点の話が大半で、事件が起きた日のことが詳しく書かれており、彼の焦ってる様子がよく伝わった。

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    2023年02月28日
  • 万葉集の詩性 令和時代の心を読む

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    ネットでHeveneseのラストトークを見ていて、本書に言及があったので購入。令和の語源である万葉集をほとんど知らなかったので、とても興味深く読んだ。8人の著者の、改元をきっかけに書かれた万葉集に関するエッセイ集。

    鈴木大拙は「日本人の霊性」の中で万葉集を「稚拙」だとか「幼稚だ」とか、あまり良い評価をしていなかった。しかしながら本書から万葉集の他の歌集との違いがわかり、納得した。
    曰く、万葉集には中近東的な雰囲気がある、とか、万葉集は文字ではなく大和言葉の響きを口にうたうための歌集である、とかなどと言うように書かれていた。また万葉集には代作という表現があるとの事。これについては日本人が原作を

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    2023年02月28日
  • 未成年3

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    草稿段階でのタイトルが「混沌」だったというのが納得できるような大ドタバタ劇。

    娘が父親を禁治産者にしようとする企みを書いた手紙の行方が一貫して重要なのだが、その肝の手紙をコートに縫い付けた後、ちっとも現物確認をしない主人公が、案の定悪友に騙されすり替えに遭う。

    父親が女中に手を出し主人公を産ませ、従僕と結婚させ、その従僕が死ぬとその女中と結婚しようとして、やっぱり別の人にプロポーズしたり、その相手は息子(主人公)の想いびとだったり、とかなり精神分裂気味で、物語終盤で本当に分裂する。

    これでドストエフスキー五大長篇を読み終えた。




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    2023年01月23日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    イワンがアリョーシャに話をする内容が特に難解でした。この後に続くゾシマ長老の過去の話が簡単に感じられるほどです。

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    2023年01月15日
  • 罪と罰 1

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    『同志少女よ敵を撃て』を読んで、久々にロシアふに触れたくなり10年以上ぶりに再読
    光文社の新訳版は初めて
    訳が良いせいか、この作品はこんなに読みやすくて面白いストーリー展開だったかと認識を改めた

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    2022年12月19日
  • 人生百年の教養

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    亀山氏というと、ドストエフスキーの翻訳が有名だね。いくつか本を読んでいるし、佐藤優氏との対談も読んでいる。本書は、亀山氏の読書を中心とした知の変遷。興味は惹かれつつ、ドストエフスキーとかロシア文学から感じられるカタサのようなものから、退屈なんじゃないかなぁなんて思ったものだけど、予想よりも面白かった。学生運動が華やかだった亀山氏の学生時代から、研究に向かう懊悩、ソ連に行ってスパイと間違えられてほんとに殺されるんじゃないかと思ったような体験など、引き込まれて読んだな。俺自身は夏目漱石の『こころ』は教科書以外未読なんだけど、十代で読んだときと、大人になってから読んだ印象がまったく変わっていたという

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    2022年11月13日
  • カラマーゾフの兄弟〈5〉エピローグ別巻

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    暫く間が空いたが、今日5巻を読み終えた。感想は?と聞かれると少し躊躇する。あまりにも表現が、気持ちが、そして神とのつながりや断絶が強すぎ、理解できない部分が多い。作者の神経の繊細さと激しさ、愛への狂おしいほどの猛進。兎に角もう一度読まないと理解は半分かもしれない。ロシアの人名や地名の難しさ。特に人名は下を噛みそうだし、相性と正式な呼び名の違いに混乱する。また、いつか読み直してみようとは思う本だ。

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    2022年11月01日
  • 未成年2

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    ドストエフスキー五大長篇のひとつ。カラマーゾフの前の4番目の作品。

    1巻を読んで間が7ヶ月空いているので、記憶を呼び起こすのが大変だったが、亀山郁夫さんによる「読書家ガイド」に1巻の振り返りがあったので助かった。

    内容は、登場人物が全員一筋縄では行かない人たちばかりで、だれに感情移入したものやら、悩ましいが、主人公アルカージーの一人称形式なので、アルカージー目線で読むしかない。。

    セルゲイ公爵が何でこんなにモテているのか全くもって謎。

    原題は「無秩序」だったらしく、その名の通り、主題が見えないまま最終巻へ。

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    2022年10月11日
  • 罪と罰 2

    A

    購入済み

    話が動いてきた

    あい変わらず登場人物の感情や行動はよく解らないところがあるが、
    まぁ現実世界でも他人の考えてることは解らないのだから
    そういうものかもしれない。
    話が動きだして面白くなってきた。
    マルメラードフの件はなんとなく身につまされるものを感じる。
    それはともかく、ラスミーヒンはいい奴だ。

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    2022年10月02日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    第4巻は、かなり文学的な、じっくり読める内容。それにしても、よくずっーと高揚した物語が続くものだ。だが、アリューシャの影が薄い。12歳?のコーリャだってほとんど大人と変わらないぐらい心を顕にしてるのに。後半のイワンも凄い。でも、賢く理性的だったはずのイワンもミーチャと凄く似てきた。カラマゾフ家ののろわれているのか。
    すべてが繊細すぎ、すぐ傷つく。そして、この物語の背景に神キリストが居る。この世界を支配している。それが我々には分からない理由の大半を占めるのかもしれない。

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    2022年08月11日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    池田健太郎訳 中央公論社で検索したが、探せなかった。たぶん内容に違いはないと考えての感想。
    最初はアリューシャの話だが、性格がよくわからない。周りはアリューシャの純真さ、崇高な心を褒め称えるが、読んでいて、よくわからない人物。
    だが三巻は大半がミーチャの話。異常なほど真面目なのか、乱暴者なのか、金銭感覚がないのか、独りよがりなのか、精神異常者なのか、異常性のある人物。すべてが大袈裟だ。周りの人物も同じだ。とうとう裁判で父親殺しの有罪判決で、監獄へと護送されるところで終わる。
    ただ、不思議なのは、全部の場面がクライマックスのような作品。そこがドストエフスキーの凄いところか。ミーチャもアリューシャ

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    2022年07月28日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    ゾシマ長老死後のアリーシャの動き、フョードルが殺されミーチェが護送されるところまでの3部。

    アリョーシャの人間的な変化(進化?)が、内面の動きに加えて実際のグルーシェニカに与えた「救済」という外部的な動き含めて、機微が非常に詳細に描かれており、冒頭から引き込まれ、そのままグルーシェニカが今度はミーチェに救済を与えたような流れにも見える。つまりは確実に死のうとしていたミーチェが生きているという状況は、アリョーシャの行動がもたらしたとも言えるのでは、と思った。

    殺人の犯人は三千ルーブルを論点に置くのであれば、状況証拠的にはミーチェになるが、決定的とは言えないが、血痕など調べられる?ないものなの

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    2022年07月07日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    大審問官とゾシマ長老の伝記的内容が「対」になっているようにも見えたが、訳者の解題の通り、イワン陣営VSアリョーシャ陣営で見るととても構造が理解しやすかった。

    キリスト教が15世紀間の間に前提とした条件などが変わることで、既に実用に耐えうることができなくなっているという投げかけや、キリスト教が課した要望の高さ(自由など)についていけない多数派と乗り越えうる少数派を対比させ、かつ、当時とは数が違うことも引き合いに出し、内在する選民的側面を炙り出したりするなど、イワンの持つ、神の創った世界=キリストが悪魔から退けた世界、への疑念が詰まっているパート。

    そこから始まるゾシマ長老の伝記的パートが、イ

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    2022年07月05日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    読書ガイドから抜粋

    僧侶は、妻帯を禁じられた黒僧、妻帯を許可された白僧の2種類に分かれ、19世紀半ばではだいたい2対5の割合で存在し、どちらの種類の僧侶も、僧衣の色はほぼ黒と定められていた。教会で地位を築くには黒僧になるのが必須だったため、アリョーシャが婚約したのはかなり攻めていだとも言える。

    第1部で父フョードルがイワンとアリョーシャを相手に投げかけた問い、つまり神の存在と不在をめぐる問いが第5編「プロとコントラ」と第6編「ロシアの修道僧」に結実する。

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    2022年06月13日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    1巻、2巻は難しい内容で、わからないまま読んでいましたが、この第3巻は怒涛の展開で、とても面白かったです。
    ミーチャの言葉や行動がようやく理解でき、応援したくなりました。真相はどこにあるのか?4巻が楽しみです。

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    2022年06月12日
  • 悪霊 1

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    ドストエフスキーの本、以前挑戦した時は名前の法則の難しさ、(リーザとエリザヴェータは同一人物か?)などが把握しづらく挫折したが、本書の巻末の「読書ガイド」にて解説が添えられている。

    ヴェルホヴェンスキー氏とワルワーラ夫人の関係がよくわからず、不思議だった。はじめは夫人の子供の家庭教師だったのか?とも思うけど、もう子供たちは大きくなり独立したりしているのに、未だに同じ屋敷に住んでいる。ハンサムなヴェルホヴェンスキーの服装にまで口出しして恋人のようにも見えるけど、姪との結婚を勧めたり。距離が近いパトロン?うーん。変な関係。

    夫人の息子スタヴローギンとヴェルホヴェンスキーの息子ペトルーシャが登場

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    2022年05月04日
  • 人生百年の教養

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    ドストエフスキーといえば亀山郁夫氏。
    東京外国語大学、名古屋外国語大学の学長を務められていたとは知らなかった。

    教養とは「共通知」とも言える。
    「知の取得は、おおむね探求型から選択型に代わり、それと同時に『共通知』の体系は根本から揺らぎはじめ」た。
    そこには、情報の点的な取得があって、継承という線的な流れが機能しなくなっている課題がある。

    一冊の本を読んでも、教養がなければ見過ごしてしまう、感じ取れない節がある。
    お互いにそうと分かっていて進むような、深い対話を実現するためには、母語でなければ困難を伴う。

    「教養知、すなわち教養人と呼ばれる人々における知は、『全人』的という表現に値する、

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    2022年05月03日