あらすじ
主人公のアルカージーは、とつぜん変身した姿を読者の前に現す。高級レストラン通い、超一流のテーラーによる最新モードの服装、お抱え御者、そして連日のルーレット賭博。ひたすら放蕩に身をゆだねる日々を送るアルカージーの身にいったい何が? 「ロスチャイルドになる夢」はどこに? かつて父を愛した謎の女性との虚々実々のかけひきが繰り広げられ、ついに彼はある企てを実行しようと決断する。
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Posted by ブクログ
ドストエフスキー五大長篇のひとつ。カラマーゾフの前の4番目の作品。
1巻を読んで間が7ヶ月空いているので、記憶を呼び起こすのが大変だったが、亀山郁夫さんによる「読書家ガイド」に1巻の振り返りがあったので助かった。
内容は、登場人物が全員一筋縄では行かない人たちばかりで、だれに感情移入したものやら、悩ましいが、主人公アルカージーの一人称形式なので、アルカージー目線で読むしかない。。
セルゲイ公爵が何でこんなにモテているのか全くもって謎。
原題は「無秩序」だったらしく、その名の通り、主題が見えないまま最終巻へ。