亀山郁夫のレビュー一覧

  • ドストエフスキー 父殺しの文学 (下)

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    上巻と同じスタイルの講義である。当時の爆弾あるいはテロ事件、テキストの概要、筆者の説明、筆者のドストエフスキーの足跡をたどる旅行である。
     ドストエフスキーの文学を卒論にするのであれば必読書であろう。

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    2023年01月10日
  • ドストエフスキー 父殺しの文学 (上)

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    筆者のドストエフスキーを再体験する旅行の文章も入れている。スタイルは小説の要約とそれに対する筆者の意見及びドストエフスキーの履歴との関係で、父殺しというテーマを一貫して解説している。
     上では1~6つの講義である。大学のテキストに使えるようになっているのかもしれない。

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    2023年01月10日
  • カラマーゾフの兄弟〈4〉

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    登場人物がまた増える。それぞれが個性豊かで外見の描写も細かく面白い。この物語を傍らで見て語っている誰か…語り手が心情を織り込ませてくるたびにこちらもふと我に返って全体を見渡す。

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    2022年12月26日
  • カラマーゾフの兄弟〈3〉

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    人が人の話を聞くこと、聞かせることの難しさを想う。常に自分の思考に都合がいいように話を聞き、理解したつもりでいる、一方でまったく話が伝わらないと嘆いている。物語の登場人物が気性の激しい人ばかりだから?いや、結構実生活でも普通にある。サラサラと流れていかない、脱線したりつんのめったりするところが嫌にリアルで引き込まれる。

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    2022年12月22日
  • 未成年2

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    ロスチャイルドになる理想が、いつしか無為に贅沢な暮らしと賭博にはまる。一方父親への不信、恋に没我。未成年の内面はずたずたになっていく。物語が複雑でわかりづらい。ドストエフスキーの他の作品の多くのように再読しないと主題を掴めそうにない。2022.12.19

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    2022年12月19日
  • 罪と罰 1

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    全く何の話をしているのか分からないときと、わかる!!!みたいなときがあって、自分はこれを読み終えれるのか!?みたいになっていた 読み終わってから数ヶ月経ち、続きが読みたいと思うようになった

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    2022年12月09日
  • 白痴4

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    『罪と罰』『カラマーゾフ』に続いて五大長編に取り掛かったが、一番読むのがつらかった。途中何度も挫折しそうになったが何とか読破。
    結びの前の結末まで読み進めた時、ここまで読んできて良かったと思えた。
    主人公のムイシキンには全く感情移入ができなかった。[完全に美しい人?]自分の価値観では、空気の読めない八方美人としか…

    結婚式の際のナスターシャ、さぞ美しかったんだろうなぁ。

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    2022年11月29日
  • 未成年1

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    青年アルカージーが主人公。成人前の意識の無秩序いわゆる理想が、父親との確執をもたらす。経験、周囲の人たちの考えがどのように成長させていくのか。2022.11.12

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    2022年11月12日
  • カラマーゾフの兄弟〈2〉

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    1巻目よりかはスラスラ読めました 笑

    個々のストーリーが散りばめられており、
    アリョーシャとリーズの関係性が1番面白かった。

    ただ大審問官やロシア修道僧あたりの宗教色が強い場面は難しく感じました。

    いざ、3巻目へ

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    2022年11月05日
  • 人生百年の教養

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    ちょっと難解。
    ロシア文学者の著者が教養について書いた内容。
    特に通底にドストエフスキーがあり。
    あまりよくわからないことが多かったです。

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    2022年10月10日
  • 罪と罰 1

    A

    購入済み

    よくわからない

    ラスコーリニコフは何がしたいのだろうか。
    他の登場人物の感情の起伏にもついていけない。
    国も時代も違うのだから仕方ないことだが。
    きっと、人間に普遍なテーマがあるのだろう。
    それを期待して、次の巻を読もう。

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    2022年10月02日
  • 悪霊 2

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    面白いのか?
    登場人物が多く、どうも流れが掴みきれず楽しめていない。
    ワルワーラ夫人の愛する息子ニコライはだいぶ破滅的な性格。彼がちょっとキスをしたことで可哀想な14歳の女の子が自殺してしまい、その娘のことを考えているニコライが悪霊に取り憑かれてるみたいだなあ、と思った。
    でも巻末の解説では、ニコライとピョートルが悪霊だ、と書いてあった。

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    2022年09月08日
  • 人生百年の教養

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    ロシア文学者であり東京外大学長である著者における教養とは?何が語られるのか、興味を持って読み始めた。人生百年と銘打ったタイトルから、どんな提言が出てくるのか、教養について、一般論的に本質論が展開されるかと思ったが、そんな期待は肩透かしにあった。著者の人生を辿る形で、ドストエフスキーとの関係性を底流に、個人史的な歩みの中で教養というものを捉えている。教養は個人の中で閉じるものでなく、他者との関係性をもって初めて生きるものである、という論旨は納得できる。
    還暦を過ぎたあたりからの教養に基づく人生観が語られ暗い印象が落ちてくるが、最後の段になって、ロシアのウクライナ侵攻に触れる段落には警句とすべき文

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    2022年08月19日
  • 新訳 地下室の記録

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    トルストイ(1828〜1910)、ドストエフスキー1821〜1881)と時代が重なり合う同士であったが、若い頃のドストエフスキーは社会主義の運動で逮捕、死刑執行直前で保釈、小説家となりこの「地下室の記録」をあたかも病んだ、意地悪い男として表現、社会に間接的に抵抗していたのである。巨匠二人ともに時代の背景にある合理化一辺倒の社会主義国ロシアで「幸福、希望、夢」を追った作品は現代では理解できない厳しい規制社会だったに違いない。

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    2022年07月11日
  • 人生百年の教養

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    亀山郁夫先生が、若い頃、賭け事やアルコールに依存したこともあったとは。そんな過去の苦い経験も含めて、これからこの困難な時代を生きていく後輩たちに送った書。
    温かく真摯な書だと思った。

    神という絶対的な存在を持たない我々には、芸術がそれに置き換わることができること。
    目から鱗!

    大人であるには、「公共の嘘」を受け入れるしたたかさが必要であること。
    リアルな助言。

    村上春樹や大江健三郎を読むにあたって、ドストエフスキーの知識が基礎となること。
    ドストエフスキーはやはり避けては通れぬか…。わかってはいるのだ(笑)亀山先生が言うのなら読もうではないか。

    「桃李成蹊」
    なにはともあれ、これからも

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    2022年06月19日
  • 人生百年の教養

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    あるロシア文学者の半生と教養との向き合い。今の流行りの教養論。自分のコンプレックスとかも正直に吐露している。
    音楽と外国語推し。文学との付き合い。自分という書物。一元化を強いるグローバリズムへの対抗として日本の伝統文化への回帰。実学志向への批判。

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    2022年06月03日
  • 未成年1

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    ドストエフスキー五大長編小説を、カラマーゾフの兄弟、白痴、罪と罰、悪霊、の順番で読んできて、いよいよ最後の作品。続きの2と3がいつ出るのか分かってないが、このいつも通りに複雑な人間関係を覚えていられるかやや不安だ。

    四大長篇の時には選から漏れる作品、とのことで、おもしろいのかどうか心配だったが、十分面白い。
    ヴェルシーロフの複雑そうな人格が、庶子のアルカージーには鬱陶しかったり、魅力的だったり、面倒臭い奴感満載のリアクションとなっているよう。


    P35 第1部第1章7
    もしもできることなら、ぼくのことはすっぱり忘れてほしい(むろん、ぼくのことを少しでも覚えていてくれていると仮定してのことだ

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    2022年03月29日
  • 罪と罰 1

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    『『罪と罰』」を読まない』を読んでから、読もう読もうと思っていたが、ようやっと重い腰を上げた。

    ラスコにしろ、マメ父にしろ、クセが強すぎる。独り言を言いながら散歩しまくったり、やたら気絶したり。いきなり語り出したと思ったら、ドMだったり。

    まだ1冊目だから序盤でこんなもんじゃこれからどうなるんだろうという心配と、それと同時にこれからさらにクセの強いキャラが出るのか楽しみでもある。

    人気のあったスベが気になる。続きが楽しみ。

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    2021年09月23日
  • ドストエフスキー 黒い言葉

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    ドストエフスキーの人生から小説内の言葉を読み解き、それを現代に当て嵌める。
    このような内容だが纏まりに欠け、結論もない。箴言集でもなければ、ドストエフスキー解説でもない。中途半端な一冊。
    結果、亀山郁夫氏の言いたいことを聞かされたような感覚。

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    2021年09月16日
  • 白痴2

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    ネタバレ

    1巻と違って2巻はやや話が停滞気味でしたが、中二病みたいな集団の不毛なやり取りも、段々と彼らの言い分にも同意は出来ないけど共感は出来なくもないような不思議な感情が芽生えてきたりしたところが面白かったかな☆

    一見すると明らかに間違っているように思われるデタラメな主張も、言ってる本人からしてみたら正当な主張である可能性もあるので、まずはそれに対して最後まで耳を傾ける事の大事さみたいなのもちょっぴり感じました♪

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    2021年03月16日