あらすじ
生誕200年!難解で長大な世界文学の金字塔をていねいに解説した読む集中講義。
世界中の作家のみならず、村上春樹や平野啓一郎など日本の現代作家にも影響を与えたロシアの大作家・ドストエフスキー。彼の生誕200年にあたるその年に、「100分de名著」で取り上げた『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』に『悪霊』『白痴』『未成年』の三作品の書き下ろし解説を加え、好評の「集中講義」シリーズとして刊行する。著者は、本書で取り上げる五大長編のうち、『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』『悪霊』『白痴』の新訳を手掛けており、集中講義の「講師」として最適・最強の存在。時代背景や登場人物に投影された作者の思いを詳説、人物相関図や物語の流れを示した表などを駆使しながら、難解な物語をクリアに腑分けする。
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Posted by ブクログ
難解な悪霊をどう解説されているのか興味があり手に取りました。ドストエフスキーの導入としてとてもわかりやすく解説されています。でも亀山氏の訳では読んだことがなく批判の多いところも気になり彼をこき下ろしている木下豊房氏の本も買いました。なんか深みにハマりつつありますが一般の読者に過ぎない私にその辺の問題が理解できるかどうか…