池田真紀子のレビュー一覧

  • 12番目のカード 下

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    リンカーン・ライムシリーズ第6作目下巻。

    上巻でイラついた、ヒロインが何がなんでも学校に行こうとする理由が明かされていた。なるほど。

    真に狙われていた理由はもう壮大過ぎて、理解の範疇を超えている。

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    2021年02月04日
  • 12番目のカード 上

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    リンカーン・ライムシリーズ第6作目上巻。

    コフィン・ダンサーに続き、ヒロインは命を狙われているというのに学校へ行って試験を受ける、飛行機を飛ばすと言ってきかない。
    他の人の命を危険にさらしてまで言うことを頑としてきかない。
    イラつく。

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    2021年01月31日
  • シャドウ・ストーカー 下

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    ネタバレ

    伏線の回収がちょっと強引な気がする。
    リンカーン・ライムがいくつかの証拠の意味付けをせずに捜査をやめているところも、らしくなくてイマイチ。

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    2021年01月31日
  • ゴースト・スナイパー 下

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    久しぶりのリンカーン・ライムシリーズ。後半、犯人候補が次々と移り変わっていくストーリーに気持ちよく振り回されたが、インパクトは若干弱めか。

    原題の「The Kill Room」は内容とリンクしてて、タイトルとして覚えやすいけど、邦題の「ゴースト・スナイパー」はなんかしっくりこない。原題と邦題が全然違うなんてよくあることだけど、特にこの本に関しては変える必要あったのか疑問。

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    2021年01月24日
  • スティール・キス 上

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    まだマジシャンがマジックの説明を
    し始めた感じ
    「まず、カードが何枚あるかここに並べます」の段階
    まだまだ序盤、感想は下巻で。

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    2021年01月24日
  • 石の猿 下

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    リンカーン・ライムシリーズ第4作目下巻。

    下巻の終盤はやはり面白かったが、そこまでの上巻と下巻の途中まで、読みながら気付くと何度も居眠りしてて、読み終わるのに時間がかかってしまった。
    つまり、眠くなる。

    最後の最後の逮捕劇もお粗末。

    好きなシリーズなだけに少し残念。

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    2021年01月16日
  • スリーピング・ドール 下

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    このミス海外編2009年版5位。リンカーンライムシリーズのスピンオフシリーズ。ウォッチメイカーで登場したダンス捜査官が主役の1作目。リンカーンとサックスも一瞬電話で登場する。ダンスは「キネシクス」の専門家なのです。日本語では「動作学」ってのか、相手のふるまいを見て興味の有無や嘘をついてるか等を分析する尋問のエキスパート。リンカーンの科学捜査と同様、こちらも細かく具体的に説明しながら尋問が進んでいく。緻密で分かりやすいんだけど分量が多い。ストーリー自体は展開が早く意外性もあって面白いし、暗示的な伏線が肩透かしされたりして飽きない作りになっているて、下巻からぐいぐい引き込まれて行くけどやっぱり長い

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    2021年01月15日
  • 石の猿 上

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    リンカーン・ライムシリーズ第4作目上巻、
    今回は今のところ、主役であるはずのリンカーン・ライムの影は薄め。
    どう展開していくのか下巻が楽しみ。

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    2021年01月14日
  • エンプティー・チェア 下

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    リンカーン・ライムシリーズ第3作目下巻。
    リンカーン・ライムのシリーズ前2作に比べて面白くないものの、最後の最後までハラハラさせられて読んだ。
    今回、無理のある展開も多く乱暴な印象を持ったが、作者の技量か、まあまあ楽しめた。

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    2021年01月09日
  • エンプティー・チェア 上

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    リンカーン・ライムシリーズ第3作目上巻。
    前リンカーン・ライム2作に比べて、犯人と思われる男の子が気持ち悪いな、と思うぐらいで、退屈である。
    続く下巻に期待。

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    2021年01月05日
  • 幼年期の終わり

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    みんなが平穏な日常を享受する、幸せ飽和状態な世の中では、新たな芸術は発展しないという視点が面白かった。よりよい(とされる)文明、圧倒的に高度な知性に対峙すると民族的文化的な多様性は失われ、人間の個性さえ均されていく。テクノロジーの進歩と共にますますグローバル化が進む現代社会においても、とんだ皮肉だなぁ

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    2020年12月26日
  • 幼年期の終わり

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    人類が迎えた結末は光栄なもの、みたいに書かれているけど、私はバッドエンドだと思いました。そもそも、子供達はもはや人類じゃないものに変貌してしまったし。進化の袋小路に閉ざされたオーヴァーロードの気持ち、人類最後の世代の気持ち、どちらを汲み取っても寂しい。ジェフリーが夢の中で宇宙の様々な部分を垣間見る描写は、想像力に溢れててわくわくした。 人類変貌の描写は、2012年に起こると言われていた「アセンション」に影響を与えたのかな?と思った。

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    2020年12月08日
  • 12番目のカード 下

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    このミス海外編2007年版6位。リンカーン・ライムシリーズ第六作。文庫だと上下2分作の大作。黒人少女が複数の殺し屋から狙われるパタン。凄腕殺し屋を捕まえたと思ったら別の殺し屋が出てくるし、殺しの目的を偽装して本当の目的を隠して捜査を混乱させるというシリーズで前にも出てきたパタン。今回は現在の殺人の動機に140年前の先祖の事件が関連しておりその謎解きも同時に進めていく趣向。いつもながらドンデン返しのために、複雑な偽装などを繰り返すんだけど、小娘一人ぐらいもっと簡単に一発で殺しときゃ偽装とか何人も殺し屋用意したりする必要ないじゃんと思ったりしてしまう。殺人の動機もちょっと変。本筋の周りに刑事がトラ

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    2020年12月06日
  • スリーピング・ドール 下

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    下巻に突入してもダンスとペルの一進一退の攻防は続き、物語は未だ山場を見せないが、中盤を過ぎて一気にギアが入る。ペルの真の共犯者が判明し、肝心の【スリーピング・ドール】ことテレサも満を持して登場。そこからはどんでん返しの連続による怒涛のノンストップサスペンス。成る程、後半で畳み掛けてくる作家なんだ。しかし、こう二転三転すると作品の色合いは大分変わってくる。後半は【人間嘘発見器】と評されるダンスの本領発揮だが、折角の心理戦も割と駆け足。目一杯詰め込んでいる分、読者が入り込む隙を与えて貰えないのも良し悪しかな。

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    2020年11月27日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    アメリカのホッパーの17枚の絵画にインスパイアされた物語を17人の作家が其々紡ぐと言うアンソロジー。一編が短いので、どこからでもすぐ読めるし、絵を見ながらどのように物語を膨らませるか、どんなストーリーになるか想像するのもワクワクする。一石三鳥くらいに楽しめた。

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    2020年11月12日
  • 魔術師 下

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    このミス海外編2005年版2位。リンカーン・ライムシリーズ5作目。ドラマの24みたいに凄い勢いで事件が起こって片っ端から現場の遺留品分析して、次の事件の発生現場を推測して事件発生の邪魔をしていく。スピード感あふれる活劇と登場人物の家族がらみのエピソードなどが時々挿入されるTVドラマのような雰囲気。シリーズものの性か、このシリーズを特徴づけるどんでん返しがエスカレートしてきて、犯人と探偵が超人すぎてちょっと興ざめしてしまうこともあるし、犯人の目的達成のための手段が複雑すぎてそんなんできるねやったら、もっと簡単に目的達成できるやんって思ってしまう。あと分量があって前半はちょっと退屈でした。

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    2020年10月11日
  • 幼年期の終わり

    ネタバレ 購入済み

    進化の誤解釈では?

    人類が世代を重ねれば自ずと人類はより高度な形質に進化するという考えがこの小説の根幹にあります。
    この考えに同意する読者にはなるほどこの小説は名作です。
    一方で進化とは単に「多様な形質の淘汰の結果」であると考える私のような読者にはオーバーロードの種明かしの演説内容にはかなり不満があるのではw正直ズッコケました

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    2020年05月18日
  • 蜜蜂

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    リアル世界で蜜蜂の失踪が問題になっている事などから興味を持ち、読みたいと思い読んでみました。

    無知な私にはどこまでがノンフィクションなのかわからない部分があって読み終わってもいまいちすっきりしなかった。
    物語としては世界で評価されている事もありすばらしいのだと思う。

    読み終わったあと、じゃあ私達は今後どういう風に生きるべきなんだろう?
    ??が残ってしまった。解説書じゃなくて物語だからそれは読み手が好きに考えればいいんだと思う。
    蜜蜂についてもう少し勉強してみようと思う本でした。

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    2020年04月24日
  • 蜜蜂

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    CCDと呼ばれる蜜蜂の大量失踪事件について書かれた『ハチはなぜ大量死したのか』というノンフィクションがすごく面白かったのを今も覚えている。本作はそのCCDを題材にした小説で、蜜蜂を軸に3つの異なる時代と国で物語が展開していき最後には1つの壮大な話につながる。このアイディア自体には賛同するんだけど、ストーリーテリングの力が足りないのか?それぞれのパートが細かく途切れすぎだし、どれにもあまり入り込めず…強いて言うなら未来のパートが良かったかも。これよりもまずは『ハチはなぜ~』を読むのが個人的にはおすすめです

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    2020年04月07日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    作家17人による「画家エドワード・ホッパーの作品を主題にした短編」アンソロジーなので、さまざまな文体・内容の作品がおさめられているのだが、全体として強烈に【アメリカ】を感じた。
    行ったことのない国だが、長く暮らして骨を埋めるのはつらいかもしれないな・・

    それぞれに印象的でしたが、なかでも『海辺の部屋』『夜のオフィスで』が好きです。どちらも本質として慈愛をかんじる美しい話でした。
    好き、とは違うのですが『音楽室』はぎゅっとつまって短く、きりりと怖く、よかった。

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    2020年02月28日