池田真紀子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ジェフリー・ディーヴァーの短編集です
本当はとんでもない傑作揃いの★5なんだけど中に我らがホームズを茶化した短編があるので大幅減点の★3です
読み終わった後に思わず「このクソヤンキーめ!(失礼、ご婦人方)」と声に出してしまうほどです
だいたいアメリカ人はホームズを軽く見すぎだ(思い込み)
もうディーヴァー嫌いになりそう(ならないけど)
他の短編についてはもうすごいとしか言いようがないです
最後の数行できれーいにひっくり返ります
ほんときれいに180°
これはもうミステリーのショートショートと言ってもいいのではないかと思います
星新一先生ばりの、文字数多いけど
最近そもそもミステリーとS -
-
-
Posted by ブクログ
映画で鑑賞したはずだが、内容をキレイに忘れ去ることができたので、手に取りました。
おそらく、ジェフェリー・ディーヴァーさん、初読み。
いや~、映画化もされてる超人気作家さんって、乗り遅れちゃうとなんか手を出しづらくって。
事故によって脊髄を損傷し、首から上と左手の薬指しか動かせなくなった元ニューヨーク市警科学捜査部長、リンカーン・ライムと、その手足となって捜査をする美貌のアメリア・サックス巡査が、残忍で狡猾な連続誘拐殺人犯を追いかける物語。
定型と言えば定型。
「羊たちの沈黙」を彷彿させます。
若くてきれいな刑事を前線に出してハラハラドキドキさせたーい。
そのためには知識が豊富で、自分 -
Posted by ブクログ
チャック・パラニューク『サバイバー』ハヤカワ文庫。
新装版となり、復刊。443ページから始まった物語は読み進むとカウントダウンするかのようにページが減っていくという変わった構成の小説。結末は最初に解っており、結末に至る理由が少しずつ明らかにされるという趣向なのだが、凡人には理解し難い内容だった。
主人公のテンダー・ブランソンはハイジャックした航空機にただ独り留まり、燃料が刻々と減り続ける中、ブラックボックスに自身の数奇な人生を語り始める。
カルト教団で過ごし、外の世界で奉仕活動をする最中、とある間違い電話から日常生活に狂いが生じた主人公のテンダー・ブランソン数奇な人生。やがて、教団が集団 -
Posted by ブクログ
【背景】
①なぜ読むか
デジタルデバイスとの関係について考え直す。
②何を得たいか
デジタルデバイスに利用されず、上手く利用するためのテクニックを得る。
③読後の目標
本当にやりたいことに注力できるようになる。
【著者】
カル・ニューポート(ジョージタウン大学准教授)
【出版社】
早川書房
【重要語句】
テック企業、依存性ビジネス、Facebook、Google、集中力、時間、孤独、つながり、ソーシャルメディア、いいね
【要約】
テック企業の多くは、私たちの“注意”を引くように商品を開発している。それゆえ、私達は無意識のうちにそれらの使用時間が増えてきてしまっている。そして、現在においては、デ -
Posted by ブクログ
自分はネットに依存していないと思っていたが、この本を読んでいる途中に頻繁にスマートフォンを閲覧している自分に気が付いた。今まで無意識にスマートフォンを観ていたが、この本を読んでいるときにその頻繁さに気づかされた。それだけでもこの本を読んだ値はあったと思う。
スマートフォンで目的を達成しようと開いて、その目的を達成することなくほかのことに関心が向き、結果もう一度開くという体験を今まで何度も経験している。本書でも紹介されていたが、スマホを観ないよう、腕時計を購入したという方法にとても納得した。アップルウォッチを持っている人はスマホのヘビーユーザーと思っていたが、逆にスマホから逃れるツールとして使っ -
Posted by ブクログ
デジタル依存気味なのでデトックスをしたくて読みました。
できそうにないと思ってしまうが、覚悟を決めてやった方がいいとは思いました。(できるかどうかは別として)
以下本書まとめ
30日と期間を決めて、かならずしも必要のないテクノロジーの利用を休止
その30日間に楽しくてやりがいのある活動や行動を探す、発見する。
休止期間が終ったらまっさらな状態の生活にし、休止していたテクノロジーを再導入する
1人ですごす時間(孤独)が必要
スマートフォンをおいて外出、長い散歩、自分に手紙を書く
ソーシャルメディアのいいねをしない
余暇の行動、趣味を取り戻す
受け身の消費より体を動かす活動を優先する
スキ -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
たくさんの賞を受賞し、
たくさんの国で翻訳され読まれている本。
とても波乱にとんだ内容だった。
イーライは、おしゃべりで、
お話を作るのが得意で、ちょっと泣き虫。
オーガストは、ひと言も話さない。空中に指で書く文字は、予言めいたものもあれば、意味不明な文字列のこともあるが、賢い兄で頼れるアドバイザー。
母の恋人ライルは、父親も同然。
麻薬密売組織に連れ去られ、なぜ消えてしまったのか?真実を探しに行く。
ベビーシッターで、年齢差60歳の親友スリムからたくさんのことを学ぶ。
みんなでハグ!
愛情や信頼を感じる家族。
けれど、世間から見たら悪人と呼ばれるのかもしれない。
本書の半分は著者が実際に体験 -
-
Posted by ブクログ
コフィン・ダンサーの読み味良かったー。
初っ端から事件が起きるまでの疾走感。
その後犯人像が不明瞭な下巻冒頭までよくわからない巻き込まれた傍観者みたいに読み進めるけれど、犯人とジョーディの下りになって初めて世界観に入り込めた気がした。
章題ごとにカウントダウンが為されるので、その差し迫った感覚。
そして相手の一歩先を読み合おうとする思考合戦。
主人公を支える多彩なサブキャラクター。
そして四肢麻痺と言うハンデを背負っているが上の意志と相反する現実の壁、仲間の危機、自分への憤りなど見るべきところが多かった。
ラストを文字で表してしまうとどうボヤかしても未読の人へネタバレになってしまうのだけれど、