池田真紀子のレビュー一覧

  • ファイナル・ツイスト

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    ジェフリー・ディーヴァー。コルター・ショウ第三弾
    父をしに追いやったブラックブリッジとの駆け引きを中心に、合間に行方不明者を探すショウ。長年行方不明だった兄とも再開し、父が残したブラックブリッジの違法行為の証拠を探し、さらなる秘密を追い求める。
    また兄に対する負い目があるショウがそれに向き合うこととなる。
    安定のストーリー展開だが、もう少しハラハラさせてほしかった。ショウ側が有能すぎる。また行方不明者捜索の話は省いて、ブリッジとの戦いに集中してほしかった。

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    2022年09月20日
  • デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する

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    やはり異国の本は苦手だ。
    この人はこんなことをして、
    あの人はあんなことをして、
    と事例のオンパレードは自分にとっては読みにくい。
    感性が異なるから、ここで本当に理解したいことの軸がずれてしまう。
    自分的に大切だったのは、デジタルを利用するときの哲学を持つ、ということ。
    それははじめに、に書いてあり、中身はあまり読まなくてもよかったかも。
    どのようにするかよりも、まずは哲学がなければ、
    何をしても結局元に戻るなと。
    何もない時間に自分の価値や自分を見つめ直す。
    その時間がないから、薄っぺらな人間になってしまうんだなと。

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    2022年09月17日
  • ファイナル・ツイスト

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    実はこうでしたの大連続で安定してしまっているので、サスペンス感じなくなってきている。またも、やまびこ山!

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    2022年09月17日
  • 死亡告示 トラブル・イン・マインドII

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    5つの短編と1つの中編。その中の「死亡告示」はショートショートみたいで楽しかった。「永遠」は中編ながら犯人逮捕に至ってもまだまだ続く不穏な感じが凄く良かった。

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    2022年09月16日
  • 007 白紙委任状(上)

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    リンカーン・ライムシリーズの著者が描く新しい007の物語。
    今回のミッションは、1週間後に行われる、数千の死傷者を出す謎の計画の阻止。情報は“ノア”と名乗る人物?と、“アイルランド訛りの英語を話す男、アイリッシュマン”。
    現代のジェームズ・ボンドは、インターネットやメールも使う一方、(伝統の)カーチェイスやガンアクションもソツなくこなします。
    サクサクと読みやすく、良い意味でポンポン話が進むので、肩肘張らずに読めます。

    イアン・フレミング版は未読で、父親と一緒にテレビで映画を何本か見た程度の知識です。
    ショーン・コネリーでもなくダニエル・クレイグでもなく、ロジャー・ムーアをイメージしてしまい

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    2022年08月26日
  • 死亡告示 トラブル・イン・マインドII

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    ジェフリー・ディーバの短編集の下巻にあたる一冊。こちらは、ライム登場の短編が1編と短編が4編、中編的なボリュームがある1編という構成。短編はこれまでの作品とは一風変わった感じの作品もあり新鮮。どれもしっかりとオチが付いていてさすが。中編はライムとは違う意味での数学的な論理的思考で対応する主人公による展開は気持ちよく、最後のほのぼの感も良かった。

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    2022年07月28日
  • ファイナル・ツイスト

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    ネタバレ

    コルター・ショウシリーズの三作目。
    1冊目2冊目と、やっと最後のページにたどりついた~という感じがあったので、この本もさぞかし…案の定時間がかかってしまったけれど、どんでん返しのディーヴァーならではの展開で楽しいことは楽しい。
    どんでん返しに慣れすぎると、なんだかこの程度では~~と思えるほど。

    百年前の文章を巡る悪い奴らが手を替え品を替え次々と…はもう想定内。
    登場人物もそれぞれ味があってなるほど!
    ディーヴァーを読み続けていて良かった。

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    2022年07月23日
  • フルスロットル トラブル・イン・マインドI

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    CL 2022.7.15-2022.7.18
    短編集だけど、ジェフリー・ディーヴァーらしさが満載。
    ただ、ディーヴァーらしすぎて犯人やカラクリがわかってしまうものもいくつかあった。

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    2022年07月18日
  • シャドウ・ストーカー 下

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    アルバム聞きたい。ストーカーが最終的にストーカー、意外と予想できるディーヴァ作品。
    サックスの恋愛の続きが一番興味深い。

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    2022年07月01日
  • シャドウ・ストーカー 上

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    ダンスの友人のカントリー歌手のコンサートに出向く。ストーカーの存在により不気味な背景を維持しつつ、連続殺人が発生する展開。ライムと異なり、物証から迫るのではなく緻密に事実から推測するのがライムシリーズと差別化がなされていて面白い。かなり複雑な人間関係な印象。

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    2022年06月30日
  • ゴースト・スナイパー 下

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    無人機によるスナイパー、詳細の物的証拠によった推測の展開はさすがだわ。ターゲット人物の入れ代わりによる終盤の推理展開はさすが。ラストのテロ阻止もさすがだわ。サックスの関節炎治療も続編への継続と期待を持たせていていい。

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    2022年06月21日
  • ロードサイド・クロス 下

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    ブログについての社会的描写はいい。ストーリー展開は強引な印象。伏線回収は評価できるが、さすがに強引すぎないか?

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    2022年06月17日
  • 死亡告示 トラブル・イン・マインドII

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    手練れだなー。安心して読めるなー。間違いないなー。
    短編集だが最後の1作は中編と呼べるくらいの量があって読み応え。そりゃあツイストも運びもすごいけど、ディーヴァーの真骨頂は共感できるキャラ作りにあるように思うよな、やや類型的とはいえ、細部が凝ってて深みがあり、好きになってしまうのよ。

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    2022年06月16日
  • 煽動者 下

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     前作を引き継ぐかのように音楽テーマでスタートする本作だが、なんとコンサート会場が火災を装ったパニック騒動となり、死傷者が出る騒ぎに。それを仕掛けて喜ぶ陰湿な犯罪者というのが幕開けの単純な構図。

     もちろんかと言ってディーヴァー作品がそんな単純構造であるわけがない。その裏には、人種間のヘイトクライム、またはそれを装った犯罪組織の影、またはそれを利用して殺しを楽しむゲーマーの世界。単独犯なのか、組織犯罪なのか? 視点が入れ替わることで、次々と見え方が変わってくる第一の事件に続いて、第二第三の仕掛けが重なってゆく。

     今そこに見えているものがすべて疑わしく思えてゆく中で、ヒロイン、キャサリン・

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    2022年05月23日
  • 煽動者 上

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     前作を引き継ぐかのように音楽テーマでスタートする本作だが、なんとコンサート会場が火災を装ったパニック騒動となり、死傷者が出る騒ぎに。それを仕掛けて喜ぶ陰湿な犯罪者というのが幕開けの単純な構図。

     もちろんかと言ってディーヴァー作品がそんな単純構造であるわけがない。その裏には、人種間のヘイトクライム、またはそれを装った犯罪組織の影、またはそれを利用して殺しを楽しむゲーマーの世界。単独犯なのか、組織犯罪なのか? 視点が入れ替わることで、次々と見え方が変わってくる第一の事件に続いて、第二第三の仕掛けが重なってゆく。

     今そこに見えているものがすべて疑わしく思えてゆく中で、ヒロイン、キャサリン・

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    2022年05月23日
  • サバイバー〔新版〕

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    すごく難解だけど果てしない狂気を感じることができる作品だった。
    やはり日本人にはキリスト教的価値観や1990年代後半のアメリカ社会がよくわからないので、読者側の知識もかなり求められるなと思った。

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    2022年05月23日
  • サバイバー〔新版〕

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    著者は、『ファイト・クラブ』で有名なチャック・パラニューク。『ファイト・クラブ』(1996年)の次(1999年)に発表された作品。長らく絶版となっていたが、『ファイト・クラブ』に続いてようやく新訳版が発売されたので、この機会に手に取ってみた。

    「ハイジャック犯の男が、墜落間近の機内でブラックボックスレコーダーに向けて語る、"社会"に翻弄され続けた半生。」

    カルト教団の一員として生を受けてから教団に貢ぐためだけに働き続け、教団の崩壊後はその生き残りとしてメディアの"商品"として持て囃される。自分の意思などなく、ただただ"社会"に流さ

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    2022年04月30日
  • フルスロットル トラブル・イン・マインドI

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    これだけずっと読んでると、短編なら冒頭で「あ、これは死んでない」とか「犯人これか?」とかわかってくることがあるのだが、そんでもどうやって解決にたどり着くかは見当もつかないんだな。さすがディーヴァー。
    そして、シリーズもののなじみぷかいキャラたちはもちろん、初めて会う登場人物もなぜかリアルに感じる。日本のミステリってそこが弱いような気がして。
    思えば、車の免許とりたいって思ったのは、アメリアへの憧れからかもな。

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    2022年04月26日
  • フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ〔上〕

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    バージン女子大生アナと完全無欠の会社社長グレイの恋愛物語。付き合う前特有の不思議な駆け引きと性交までがこの本の内容。本の1/3が性交シーンでやたら描写に力が入っていたと思う。

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    2022年04月14日
  • サバイバー〔新版〕

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    ネタバレ

    世間への風刺や自分を縛り付けていたものからの解放みたいなものをテーマにした話なのかな。自分みたいに物語としてラストに爽快感を求める人には少し面白さを理解するのは難しいのかもしれない。でも冒頭に主人公が自分を「さまよえるオランダ人」に例えたのがすごく気になる。ファーティリティが主人公を愛してあげられたら何か変わったんだろうか。

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    2022年04月10日