池田真紀子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ゲームを作ることにスポットライトをあてた、ありそうでない小説。
ゲームが主題であり手段であり目的ではあるけれど、実際のところこの小説は拗れに拗れた2人の人間関係を追いかけた長編だった。
500ページを超える長い物語。刺激的な展開があるかというとそういうわけでもない。それでもサム、セイディ、マークスの人物描写、心情の描写が絶妙で読めてしまう。ただ、序盤の「これから成功する2人」のフェーズの高揚感を超える体験は中盤以降訪れず、ギスギスした人間関係とともに進行する物語に少し疲れを感じたりもした。
“年を取ったのなら、こんなにたくさんの間違いをするはずがない。まだ年老いてなどいないのに、自分を年 -
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Posted by ブクログ
所謂「キモくて金の無いオッサン」文学ではあるんだけど割とカタルシスがある。
「繋がれなさ」とか「分かり合えなさ」みたいな文学的なテーマを、卑近で猥雑な全然文学的じゃないモチーフで表現するのが上手な作家だよね。
『二十日鼠と人間』とか『地下室の手記』みたいな古典だと完成された「キモいオッサン」として登場するけど、このキモいオッサンがどうやって形成されて行ったのかを掘り下げる点と童貞に重点が置かれるのが現代的な気がする。
大人に成れずに歳だけとってしまったキモいオッサンが失われた成長期を取り戻す話としては、『こうしてお前は彼女にフラれる』もそうだな。 -
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