池田真紀子のレビュー一覧

  • ソウル・コレクター 下

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    コワッ!これはゾッとするし頭おかしくもなる。
    メイン登場人物のラッキーぶりは笑える域に入ってきた。締まりが無くなりちょい残念。

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    2025年11月11日
  • 魔術師 下

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    どんでんどんでんが面白いのは良いが、今回はソレが後半くどい。二回ほど蛇足気味。メインの中に含ませられなかったのかな。

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    2025年11月06日
  • ゴースト・スナイパー 下

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    登場人物がどれも、いい人なんだか悪い人なんだか、最後の方は混乱( ´~`)
    無人機が出てきたなら、AI犯罪も近いだろうね。自分の頭がついて行けるかしら。
    次回作では、アメリアの足が良くなってるんだろう。若いのに膝痛持ちって設定が、あまりリアルに感じなかったから、治療して良かった。

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    2025年11月05日
  • デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する

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    スマホ依存を解消するために読みました。

    デジタルを手放すための具体的な方法と、デジタルから離れて「孤独」を得ることによるメリットが記載されています。

    個人的には、メリットの部分で過去の事例や人の体験談が書かれている部分でやや読みにくいと感じることがありました。

    ただ、この本を読んだことがきっかけで、外部からの刺激を浴び続けるのではなく、ひとりで考える時間を持ちたいと思えました。

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    2025年11月05日
  • 真夜中の密室

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    ネタバレ

    敵と思われた相手が実は味方だったり、でもやはり敵だったり、身内と思っていたら敵だったり、張り巡らされていた伏線が回収されていくエンディングはディーヴァーならでは。ライムの宿敵ウォッチメイカーの名前が度々言及されるのが少し鬱陶しく感じる。

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    2025年11月05日
  • 眠れるアンナ・O(新潮文庫)

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     タイトルを見た時、クセのある作品だろうと思ったら、やっぱりそうだった。
     ダラダラと長いと他の人が言っていたけど、そのとおりで、飛ばし飛ばしで読んだ。繰り返しも多い。最後の数ページは無理な設定の言い訳に費やしている感じを持ってしまう。
     登場人物も少ないので、犯人は途中でそうかも?と思った。

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    2025年11月01日
  • ブラック・スクリーム 下

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    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)ゴチャゴチャしすぎ。前作もアレだし、、、

    ⊂|⊃
    [ಠ⁠_⁠ಠ]もっとスカッとしたい。

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    2025年10月26日
  • ウォッチメイカーの罠

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    ネタバレ

    シリーズ16作目。どんでん返しの連続に毎回舌を巻いてきたが、さすがにマンネリなのではと思いつつ読み進めた。アメリアもルーキーも絶体絶命の危機に瀕するが決して失われないとファンは暗黙に了解している。しかし、今作も読者の想像のはるか上をゆくストーリー展開。ライムがウォッチメイカーの罠に屈してフェンタニルを自ら注射せざるを得なくなるなんて... 新たな敵、エンジニアも登場し、またまた目が離せない。

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    2025年10月25日
  • 幼年期の終わり

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    予想した結末ではなかったですが、読みやすい訳ですらすらと読めました。他とは違った切り口のSFで、やや哲学的な展開でしたが、最後まで楽しめました。

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    2025年10月12日
  • ウォッチメイカーの罠

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    リンカーンライムの宿敵、ウォッチ・メイカーがライムの復讐の為に帰ってくる。物語のつかみ、クレーン倒壊からの流れは面白い。が、ウォッチ・メイカーの攻め方が今ひとつ。ライム陣営を追い詰めた感が少ない。ヒリヒリした緊張感には欠ける。結末も今回は、ちょっとなあ。

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    2025年10月08日
  • クリスマス・プレゼント

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    ほぼどんでん返ししかない短編集
    大変レベルが高く、読後感は良かったのだけれど
    レベルが高すぎてパターン化してる気も
    とはいえ、来るぞ来るぞとわかっていてもしっかりバックドロップをかけられるのだから凄い

    ディーヴァーの長編はどうも、残りのページ数で
    「あと◯回はあるな」とか弄り回しすぎて結局最初のいらなくないか?とかなっちゃうけれど
    短編は大体ワンパンチKOを狙いに来てるのでそういう意味では僕にとってディーヴァーは圧倒的に短編派なのです
    さくさく読めて驚けて良い読書でした

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    2025年09月23日
  • スティール・キス 下

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    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)なんかいつもの勢いほすい。

    ⊂|⊃
    [ಠ⁠_⁠ಠ]ライム引退エピソードいるの

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    2025年09月14日
  • 眠れるアンナ・O(新潮文庫)

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    不確かな記憶による自己同一性の揺らぎとか、自由意志の存在を前提とする法律の限界とか、精神疾患を治療することの難しさとか、物語そっちのけで考え事しながら読み終えた

    地の文が絶妙に入ってきづらかったからか、いまいち没入感がなかった。
    二転三転する感じは楽しかったけれど、なぜか初っ端から犯人と決めつけていた人物が結局当たっていたので驚きはうすめ。どこかで読み間違ったか思い込みがあったかなんだろうけれど、後から見直してみても思い当たる記述が見つからず。人間の記憶の不確かさよ……

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    2025年09月13日
  • フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ〔上〕

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    ハーレクインロマンスかと思ったのも前半まで、突然ギアが上がりハイテンションになる。後半は官能小説からの…残り2冊は怪しい団鬼六の世界が展開されそうだ。手元にあるのは上巻だけなので残念ながら読むことはできない。いい男に出会った女性は「... 膝は震え、お腹のなかはちょうちょの群れで超満員...」になるらしい、参考までに。

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    2025年09月07日
  • ソウル・コレクター 上

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    第8作。ライムの従兄弟が逮捕された。その事件を検証したライムは気づく。証拠が揃い過ぎていると。
    今回のキーワードは"データ"。物的証拠至上主義者のライムが、電脳世界に隠れる犯人を追う!

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    2025年09月05日
  • ウォッチメイカー 下

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    ハヤカワ ミステリマガジン
    21世紀翻訳ミステリベスト!第2位
    2007年国内ミステリ各賞を総なめにした
    ジェフリー・ディーヴァーの代表作。

    ジェフリー・ディーヴァーは
    アメリカを代表するミステリ作家。
    1950年イリノイ州シカゴ生まれ。
    ウォール・ストリートで弁護士として勤務。
    長い通勤時間にミステリ小説を書き始め、
    1990年、専業作家となる。

    本作はディーヴァーの代表シリーズである
    「リンカーン・ライムシリーズ」第7作。
    2006年、アメリカで出版され、
    2007年、日本刊行。

    このミス第1位、
    週間文春ミステリー第1位、
    日本冒険小説協会大賞〈海外部門〉第1位。
    国内ミステリ3冠を達成した
    現代アメリカミステリのひとつの頂点だ。

    四肢が麻痺した鑑識の天才リンカーン・ライムが
    活躍するリンカーン・ライムシリーズ。
    その最大のライバルとも言うべき
    稀代の殺人者ウォッチ・メイカーが登場する衝撃作。

    残忍な手口で殺人が行われ、
    どの現場にもアンティークの置時計が残されていた。
    やがて犯人が同じ時計を10個買っていることが判明する。

    つまり、被害者候補はあと8人いるのか?
    背筋が凍る展開。

    「人間嘘発見器」の異名をもつ、
    キネシクスと呼ばれる技術に長けた
    尋問の天才キャサリン・ダンス捜査官も初登場。
    公私ともにパートナーである
    ニューヨーク市警刑事アメリア・サックスとともに
    チームでウォッチメイカーを追う。

    2006年と言えば、
    イラク・フセイン元大統領の死刑が執行され、
    アメリカ国内では第一次湾岸戦争への
    反戦ムードが高まっていった年。
    911への怒りが失望へと変わっていった時代。

    そんな年に
    ウォッチメイカーは登場した。

    次々と殺人を犯し、
    現場にアンティークな時計を残す。
    独特の美意識と狂気。

    この作品の特長を一言で言うならば、
    「圧倒的などんでん返し」。

    ウォッチメイカーの仕掛ける罠に
    リンカーン・ライムは
    陥りそうになりながら、
    察知し、するりとかわしていく。

    ライム、ダンス、サックスを中心とした
    チームの能力の高さが、
    ウォッチメイカーを徐々に追いつめていく。

    恐るべき殺人事件を扱いながら、
    ある種の軽妙さも見せて、
    上下2巻の大冊をものともせず、
    どんどん読み進められた。

    複雑なプロットの連続。
    その果てに見えてくる真実は
    何とも奇妙な後味だ。

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    2025年08月29日
  • 眠れるアンナ・O(新潮文庫)

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     う~む…でした。

    約700ページ、すごく先が気になるでもなく、ただ、ここまで読んだからという意地で読み終えた感じでした。

     最後のどんでん返しは面白いとは思うのですが、やりとりや関係が複雑なのと専門的な内容が多すぎて(私的に)面白いというより、教科書を読んでいるような気持ちになる時もありました。

     もう少しわかりやすく、端的な内容であれば、もっと気持ち良く読み終えたのかな…と思います。

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    2025年08月22日
  • パチンコ 下

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    ネタバレ

    《あらすじ》
    第二部 母国 1939〜1962(承前)
    勤勉なノアとは対照的に喧嘩っぱやく学校が嫌いなモーザスは、靴下屋での警察沙汰をきっかけに後藤のパチンコ屋で働き出し、順調に出世していく。後藤懇意の仕立て屋はモーザスの学生時代唯一の友人春樹の実家であり、2人は後にモーザス退学以来の再会を果たす。また、モーザスは仕立て屋の従業員裕美と恋仲になり結婚する。
    ノアは浪人の末無事念願の早稲田大学に合格し、ハンスの金銭的援助の元大学生活を送る。そこで晶子という聡明で蓮っ葉な美人の恋人を得るが、ある日晶子がノアの了承を得ずハンスとの会合に顔を出したことがきっかけで喧嘩が勃発。ノアは彼女のうちに秘めた差別意識に気づき、別れを告げる。また、晶子から「ハンスに似てる」と言われたことで出生の秘密を知ったノアは、絶望から大学を退学して家族との縁を切る。
    そしてチャンホは帰国事業の波にのって北朝鮮へ渡り、音信不通となる。

    第三部 パチンコ 1962〜1989
    大学退学後、ノアは在日であることを隠して長野のパチンコ屋にて経理の職を得、そこで知り合った理佐と結婚。4人の子供を授かるも、ソンジャがハンスに連れられて会いに来た翌日に自ら命を断つ。
    春樹は仕立て屋の主任あやめと結婚するが、2人の間に子どもはできなかった。春樹の母の逝去をきっかけに、2人は障害を持つ春樹の弟大介を連れて横浜へと引っ越す。ある日、あやめは散歩の途中で同性愛者の性行為を目撃したことにより、自身の性的欲求を自覚する。そして発展場へ再び赴くことになるのだが、その際春樹が男性と性行為をしているところを目撃する。
    モーザスと裕美の間には、2回の流産の末1人息子のソロモンが誕生。しかしソロモンが3歳になった年、交通事故によって裕美は命を落とす。数年後、モーザスは悦子と交際を開始。悦子は自身の不倫によって過去に家庭を崩壊させており、子どもたちとは今も関係が良好とは言えない。唯一口を聞いてくれる娘は10代にして悦子と同じように妊娠し、中絶する。花は母とモーザスの縁で出会ったソロモンに関心を抱き、やがて2人は関係を持つようになるが、しばらくして花は家を飛び出し行方をくらます。
    数年後、モーザスと悦子は再婚。その頃花はホステスやソープで日銭を稼ぐ生活を送っており、後にエイズで若くして命を落とす。
    ソロモンはアメリカの一流大学から投資銀行就職と出世街道を歩み出し、ガールフレンドのフィービーと共に日本へ戻る。
    しかし、投資プロジェクト失敗の責任を負わされて会社をクビになり、フィービーとも別れる。ソロモンは花が死の床で放った「パチンコ屋になれば?」という言葉に導かれるようにして、父のあとを継ぎパチンコ屋になることを決意する。

    《感想》
    読み出してすぐ、「あ、これは苦手かもしれない」と悪い予感がした。主人公のソンジャはじめ、彼女の一族がまぁことごとく人間ができているかのように描かれているのだ。実際の言動を見れば「ん?」と思う箇所も散見されるのだが(もちろんその時代の朝鮮における倫理的価値観を現代に生きる私が受け入れ難く感じるのは当然のことではあるが)しかし、とにかく作者がこの一族をやけに持ちあげることには、やはりどうしても鼻白らんでしまった。

    例えば
    「フニは口唇裂と内反足を持って生まれたが、たくましい肩とがっちりした体つき、黄金色の肌に恵まれていた。優しく思慮深い性質は、おとなになっても変わらなかった」p9
    「国中のあらゆる家族がこれほど分別のある父母に恵まれたわけではなく」p11
    「嫁に与える食事や衣類を惜しんだりなど決してしない義父母だった。無事に育つ跡取りを産めない嫁に、暴力を振るったり非難を向けたりしたことも一度もなかった」p17
    「ヨセプはおおらかで心の広い人物だ」p93

    といった具合に、ちょっとパラパラページを捲っただけで、こうした褒め言葉にかなりの数遭遇する。もうおなかいっぱいですよ。。

    あと、おそらく作者は在日を題材に「抑圧や差別の歴史に翻弄された人々」を描きたかったのではないかと思うが、メインキャラたちの不幸話が「不倫からの妊娠」「事故死」、「自殺」などかなり個人的なもので、歴史の渦に巻き込まれたダイナミックさにいまいち欠けるところがある点にも「うーん…」となった。
    ヨセプの被曝や帰国事業の話などをもっと掘り下げてほしかったが、この2つはことの他あっさり流されてしまい、消化不良感が否めない。

    それから、日本人女性が皆やけに性に奔放というか、性的倒錯を抱えている点には気持ちの悪さを感じた。しかもこれが揃いも揃って美女ばかりで、ソンジャ一族の男たちをホイホイセックスに誘うのだが、この辺りはなんというかすごく村上春樹みを感じる。ノアは早稲田で英文学専攻してジャズ喫茶行ってるし。いや、もう春樹やん。
    というか、モーザスの親友の「春樹」とあやめの話、なんやったん…??
    あ、そして、ノアは結婚したのに在日って隠し通せているのはどういうこと…??あと父を自殺で亡くした妻と子ども4人を残して自殺するなよ。


    と、不平不満をタラタラ書きましたが、とはいえこの四世代に渡る壮大な物語をサクサク読み進めていかせるリーダビリティの高さには目をみはるものがあり、飽きずに楽しむことができました。

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    2025年08月23日
  • パチンコ 上

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    ネタバレ

    ⭐︎感想は下巻に

    《あらすじ》
    第一部 故郷 1910〜1933
    釜山の影島にて生まれたフニは、口唇裂と内反足という障害を抱えていたが、聡明な働き者であったため気立の良い娘ヤンジンとの良縁に恵まれる。
    2人の間には結婚後すぐ幾人かの子どもが生まれたが、元気に成長したのは女の子のソンジャだけだった。2人はソンジャに愛情をかけ、大切に育てる。
    彼女がこの物語の主人公である。
    ソンジャが13歳の時、フニは結核で命を落とし、その後母娘は2人で精一杯下宿屋を切り盛りして生計を立てていく。
    17歳になったソンジャは市場で一人の身なりのいい男と出会う。名はコ・ハンス。ある日、ソンジャが日本人の学生に陵辱されそうになっているところを助けられたことがきっかけで、二人の距離は急接近。やがてソンジャはハンスの子を身ごもる。しかし、実はハンスには大阪に妻子がいたため、ソンジャと結婚することはできないと打ち明ける。だから、朝鮮の愛人になってくれ、面倒は見る、と。ソンジャはその申し出を拒否し、結局二人は破局を迎える。
    ある日、ソンジャとヤンジンが切り盛りする下宿屋に平壌から一人の青年が訪れる。青年の名はイサク。フニと同じく結核を患った牧師であり、体調不良を2人に助けられたこともあって、父無し子を孕ったソンジャを妻として迎え入れる。
    影島にて婚礼をすませた夫婦は、イサクの兄ヨセプをたよって大阪の鶴橋へ渡る。
    ヨセプには美しく優しい妻キョンヒがいたが、2人は子どもに恵まれずにいた。彼らはイサクからソンジャの事情を聞かされてはいたが、もっともらしい理由をつけて自らを納得させ、イサクとソンジャをあたたかく迎え入れる。イサクは牧師のポストを得るがその給料はままならず、四人の生活はヨセプのビスケット工場での稼ぎにかかっていた。また、ヨセプ自身もそのことを誇りに思い、キョンヒが働きに出ることをよしとしなかった。
    ある日、ソンジャとキョンヒが家事をしているところに二人の男がやって来る。実はヨセプは弟夫婦の渡航費を借金でまかなっていたのだ。返済額は213円。ソンジャはハンスからもらった懐中時計を売ってこれを返すが、そのことがヨセプの逆鱗に触れ一悶着おこっている最中にソンジャは産気付き、そのまま無事男の子を出産。ヨセプによってこの子はノアと名付けられる。

    第二部 母国 1939〜1962
    ノアが6歳になった頃、ソンジャはイサクとの子モーゼスを出産。しかし、モーゼスが生まれてすぐ、教会の同僚が神社参拝を拒否したことにより、イサクは彼らとともに警察に捕まってしまう。ソンジャは毎朝差し入れを持って警察署にむかうが、決して面会は許されなかった。
    ソンジャは生活のためキムチを路上で売ることを決意。キョンヒにも話を持ちかける。ヨセプは当然これに反対するが、キョンヒが売りに出ないことを条件にしぶしぶ承諾する。やがてキムチは評判を呼び、焼肉店からスカウトされてソンジャとキョンヒは調理の働き口を得る。
    それから2年ほど経過したある日、イサクが釈放され家に戻ってくる。しかしイサクは衰弱しきっており、帰宅した翌日に息をひきとる。
    その後、戦況はどんどん悪化していき、日本は慢性的な物資食糧不足に陥る。焼肉店も閉店を余儀なくされるが、そこにハンスが登場する。実はこの焼肉店はハンスのもので、ハンスは売りに出された懐中時計をきっかけにソンジャの消息を知り、彼女たちの生活を支えるため焼肉店での職を与えたのだった。
    ハンスはさまざまな情勢に通じており、やがて大阪も空襲に見舞われるから疎開するようソンジャを諭す。ちょうどヨセプが長崎にて高収入の働き口を見つけたこともあり、一家は大阪の家を売り、ソンジャたちはハンスのつてで日本人農家のもとへ、ヨセプは一人長崎へと旅立つ。また、ハンスはソンジャの母ヤンジンもソンジャの元へ招き入れ、二人は久方ぶりの再会を果たす。
    やがて日本は終戦を迎える。長崎にいたヨセプは被曝して大怪我を負い、一家は大阪へと舞い戻る。

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    2025年08月22日
  • デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する

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    するべきことがあると分かりながら、幾度となくスマホを手に取りSNSを見てしまう自分に危機感を持ったことから手に取った一冊。

    SNSを代表する現代のインターネット環境により、各人がセルフコントロールを失い、主体性をなくすことに警鐘を鳴らす。それを「魂を抜かれる」と表現する。

    本書では、インターネットから離れるための具体的な方策を提示しているが、個人的にはドラスティックであり若干非現実的と感じた。(世論でそこまでSNSのデメリットが共有されていないためとも思う。社会全体として、懸念が顕在化してくれば、そう思わないかも。)

    むしろ本書での気づきは、SNSを辞めた時に生まれた時間を、いかに有意義に使うかを合わせて考える必要性を問うていること。それがなければ、結局最高の暇つぶしであるSNS、ネットサーフィンに戻ってしまう。

    インターネットという、受動的な娯楽に慣れ切ってしまった中で、なかなかの難問であるが、心に留めながら生活していきたい。

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    2025年08月18日