池田真紀子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
リンカーンシリーズの8作目。このシリーズを読むのは1年に1作と決めている。すぐに全部読むのはもったいないのと、読み始めると他のことに手が付けられなくなるから。
1作目の「ボーンコレクター」から、このシリーズ外れがない。ジェットコースター的なストーリー展開、探偵対悪者の息を飲む頭脳勝負、地味な証拠の積み上げからあっと驚く事実の発見。また、ストーンと音のするようなラストのすわりの良さも魅力的。
今回はリンカーンのいとこのアーサーが強盗殺人で逮捕されることから始まる。証拠が揃いすぎていることに疑問を感じたリンカーンは、何者かにアーサーの行動がすべて監視されていることを突き止める。
犯人像がボンヤリしている前半はシリーズ屈指の面白さと思うが、ビッグデータを利用した犯人像が判ってからの展開が少々だれるような気もする。しかし、シリーズならではの「仕掛け」も前作ほどの派手さはないが存在。また、リンカーンの青春時代の回想もあり、ファンとしてはうれしい。
結論を言えば、やっぱり8作目も面白かった。このシリーズを未読の人は幸せと思う。もちろん、未読の人は映画化された「ボーンコレクター」からお読みくださいませ。 -
Posted by ブクログ
「クリスマス・プレゼント」に続くジェフリー・ディヴァーの第二短編集。
どんでん返し16連発!
一つ一つ違う世界にすぐ引っぱり込み、捻った結末へ持っていく腕前はさすが。
レベルが高いです。
ただ、短編だとブラック・ユーモアになりがちだし、違う犯罪が次々に出てくるわけで、続けて読むには~こんな酷い目にあわなくてもという気がしてきて、ちょっと‥
少しずつ読んでいたら、日数がかかりましたね。
車内で携帯電話をかけていた男に起きる、思いがけない災難。
ポーカーゲームで儲けようと企んだ少年の勝負は‥
猛暑の日に、不穏な家を訪れた男は‥?
19世紀末、宝石が盗まれた事件をめぐって、推理合戦となったのは、なんとホームズ?!
とバラエティに富んでいます。
お馴染みリンカーン・ライムらが登場する「ロカールの定理」も。
短編だけに、いつもより軽快なタッチで、頼りになる証拠が最初はまったく見つからない難事件に挑むことに。
「生まれついての悪人」が一番印象深かったです。
一家の教育に馴染まなかったわが子を思う親の回想からしっとり入るのですが‥
ディーヴァーの恐怖論というか、作品の書き方についての文章のおまけ付き。これ、面白く読めました。
読者をジェットコースターに乗せて、最後は無事に降ろしてあげなければならない、とのこと。
長編のほうがそういう安心できる読後感は強いかな、と思います☆ -
Posted by ブクログ
リアルに限りなく近いバーチャルリアリティゲーム「オアシス」の中で、制作者ジェームスハリデーの死とオアシス内に隠したイースターエッグを見つけた者に遺産全てを譲るというメッセージが現れた。世界中がエッグを目指してオアシス内を探索するが、見つからない。少年はその大事な鍵を見つけ、一躍時の人となるが、命を狙われることに。という破天荒且つオタクなストーリー。2041年を物語の始まりに設定しているが、映画や音楽などは昔懐かしい内容。
オタクの世界で起こるドラマと冒険を描いた作品でありながら、冒険と日常の間のギャップを見せながら進むストーリーと世界観は秀逸。こういう時代がいつかくる。そんな小学校時代の予感をそのまま小説にしたような感じだ。バーチャルが日常を超える瞬間とは、きっとこういうことなんだと思った。 -
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相変わらずの面白さ
相変わらずおもしろく、読み始めたら止まらりませんでした。しかし、今作はなんかフワフワしたような、キレが無いような気がしました。意外性(驚き)を無理矢理作り出したために散漫になってしまったような。ですが書き方がうまいので読み始めたら夢中になります。次作があるなら早く電子書籍化してください!