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Posted by ブクログ
娘を探し探す男と叫び声専門の音響技師の女。危険すぎる絶叫の演舞 #インヴェンションオブサウンド
■きっと読みたくなるレビュー
この本は凄い、そして危険。
おそらく次世代以降の価値観や芸術観で、本を読む力がないと理解できない(おそらく私も十分に理解できていない)。起承転結もあるミステリーではあるけど、イメージとしてはもはや純文です。
本作のスゴイところは、狂気、暴力性がテーマになりつつも、直接的な描写は少ないところ。そして丁寧な説明やプロットで提示してくれず、ただ場面場面や1on1の会話を提示してくる。
怒りや激情を荒々しく表現するのではなく、もはや狂気は日常となってとり憑かれてしまう。しかも読者をほっとさせてくれる瞬間は一片もなく、クレイジーな世界観に閉じ込められる。
その理由は主役である二人がヤバすぎるんです。
フォスター:娘をさらった犯人を捜している、復讐のために文字通り命を懸けている男。
ミッツィ:人の悲鳴の音源を生業とする、薬物中毒の女。
彼らの常によくわからない行動や暴力行為によって、読み手の価値観が歪ませられる。もはや正しさの判断基準がわからなくなってしまう、狂気と絶望が極まる作品でしたね。
しかしこの独特の表現力は圧巻です、パンキッシュな読書体験をぜひ。
■ぜっさん推しポイント
私はどこにでもいる平凡な一般人で、もちろんドラッグ、暴力、殺人などといった犯罪に関わったことはありません。まわりの人を不幸にしたくないですし、そもそも犯罪を犯すような勇気なんてありませんしね。
これまで数多くのミステリーで、殺人シーンを読んできたのですが、所詮はフィクションなのは分かってますし、作家先生も心情描写を丁寧に描くことはあっても、エグくは描きません。そのためリアルさは感じないんですよね。
ただ本書は違うんです。犯罪を犯す、人を殺めるというのは、こういう感じなのか… という、現実味のある体験ができてしまうのです。
貴重な経験をさせてもらえるんですが、なんともなんとも、恐ろしい本でした。
Posted by ブクログ
チャック・パラニューク18年ぶりの邦訳は彼らしい怒りと狂気に満ちていました
すごいです
なにがすごいって私チャック・パラニューク初読ですからね
初読で冒頭から「彼らしい」とか言っちゃってますからね
さすが通
そうね〜
分かる、分かるんだけどね
おそらくこの文体と余白が魅力なんだろうなって
これはがっちりした固定ファンがつくだろうなと思うし
読み取れなくはないんですよ
私だってね
通ですから
ただやっぱりもう少し説明してくれないと読んでて疲れちゃいます
脳の体力がある人向けの世界観だなぁって
倍くらいのボリュームでやってくれた方が読みやすいだろうけど
たぶんそれをやっちゃうとパラニュークじゃなくなっちゃうんだろうなぁ
Posted by ブクログ
『ファイト・クラブ』の著者チャック・パラニュークの作品
『ファイト・クラブ』映画で観たかな?観てないかな…?
記憶がイマイチです…w
本物としか聞こえないリアルな悲鳴を作る音響効果技師のミッツィ・アイヴズ
行方不明になった娘を探す手がかりを求めてダークウェブをめぐり、児童ポルノへの憎悪をたぎらせているゲイツ・フォスター
本作はこの二人の描写を交互に描いている
私の語彙力では上手く伝えられないけれどスゴイ!
もしかするとあなたが観た映画のあの悲鳴も…!?
リアルに聞こえるのは…!?
何だかチャック・パラニューク気になります
ちょっと他も読んでみようかな
ほん3さん、お勧めありがとうございました♪
Posted by ブクログ
あ〜とか、う〜とか、思わず唸ってしまうほどの、陰鬱な描写や展開があり、精神的負荷がかかりすぎて、読み終わるのに時間がかかった。
その癖に、最後に謎の爽快感がある。
最悪なのに、最高。そんな変な小説。大好きです。
文は短く、テンポが良くて読みやすい。声に出して読みたい日本語。
フォスターとミッツィの運命が、段々と引き寄せられ、遂に交差する感じがたまらなかった。
途中で挟まる、謎の雑誌の内容に気づいた時や、見覚えのある描写が出てきた時、先の展開が予測された時、前のページに何度も戻り、確かめた。
待てよ、ロートンって…嘘だろ、そういうこと?
ん?真珠のネックレス…うわー。
え?シェローってもしかして…
フォスター、その先は地獄だぞ…
的な。
こんな身近で全部重なるわけないだろ、と思うかもしれないが、それは全部陰謀だから。
是非ハリウッドで映画化してください。
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小説・文芸
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