池田真紀子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレリンカーン・ライムシリーズ長編は全部読んだが、短編は今回が初めて。
読んでみるとやっぱり長編のほうがいいな。でも短編は短編で、先入観と期待をもって読み、それは裏切られなかったのでよし。ディーヴァーの作品なんだから面白いはずだといういい意味での先入観と、必ずあるに違いない定番のどんでん返しへの期待。
ライム&アメリアコンビが出てくる「ロカールの原理」が一番気に入った。
まあライムの完璧な根回しが行き届いた展開がちょっと都合よすぎるかなと思わないでもなかったけど、そこは長編でも同じかw
犯人と思われていた人物が長編でも登場してたかどうか覚えてないんだが、未登場だったら今後の長編にも出てきてほしい! まだライム周辺にはいないタイプのキャラクターなので是非!
既存のレビューでも好評の「生まれついての悪人」。これもいい。
確かにどんでん返しだけど、複雑なトリックではなく視点・立ち位置の違いをうまく利用したミスリード。冒頭から終幕まで静かに淡々と進むストーリー。少し物悲しい読後感とアメリアを連想させるヒロインはこの先もずっと記憶に残りそう。
「コピーキャット」もよかった。逆に「えええええ(;´Д`)」という読後感を味わったのが「ウェストファーレンの指輪」。
現代物ではなく舞台が19世紀ロンドン……とくれば、あの人のファンには喜ばれそうな設定だけど、熱狂的なファンにはむしろ勧められないオチですねw